2012年1月28日(土)、新潟市万代市民会館で新潟市市街地整備課が主催する「まちづくり講座」が始まった。 講座は3回で今日から毎週土曜日の午後に行われる。 わが社でこの講座の運営を業務として受けているが、担当者から「時期も悪いし雪が多くて来場者が少なくなりそうなので、社員も可能な人は参加してほしい」と数日前に社内メールが回っていた。 私は別の会議が予定されていたので参加できないはずだった。 しかし、大雪のため上越市からの人が来れなくなったため、こちらの会議が中止になた。 そのため急きょまちづくり講座の方に参加することにした。 今日は雪こそ降ってはいなかったが、寒くて道路はテカテカに凍りついている。 きっと参加者は少ないだろうと思って会場に行った。 しかし、大盛況とはいかなかったが、この天気と道路状況を考えると、思ったより多くの人たちが入っていてほっとした。
今日の講座は、新潟国際情報大学の越智教授で、シカゴ大やニューヨーク大で過ごした経験から、アメリカの都市を中心に政治と市民と都市の歴史とのかかわりを軽快な口調で講演された。彼はラジオ番組も持っていて、時々車に乗っている時に聞いたことはあるが、大学教授にしてはずいぶん軽いノリで話す人だと思っていた。 アメリカの話しを聞いてなるほどと思った。 彼の話しっぷりにはジャズを流しながらしゃべるDJのようなノリが感じられたのだ。 後半は新潟市のまちづくりに関する話しになったが、その具体的な批判はなかなか鋭く、同感する部分も多かった。
来週は、「災害に強いまちづくり」をテーマに、新潟大学の卜部准教授の担当である。 彼は地震災害の中で大きな問題となっている「液状化現象」について、多分実験道具を持参して、参加者に体験させてくれると思う。 一昨年実施した大学サイエンスフェスタのために作成した液状化実験装置が何台かあるはずだからである。 もう47、8年前になるが、新潟地震の時もアパートがひっくりかえるような液状化による大きな被害が出た。 いつ起こるかわからない大震災に備えて有益な講座だと思う。 ぜひご参加を! 参加費は無料(事前申込も不要)!http://www.city.niigata.jp/info/shigaichi/machikouza.html
〈まちづくり講座の第1回は新潟国際情報大の越智教授の「魅力ある場所とはどういう場所か」である〉