2010年6月3日(木)、新規受託物件の打合せと、大学サイエンスフェスタ巡回展佐渡会場の下見のため約3ヶ月ぶりに佐渡を訪れた。前回は、トキがテンに襲われて大量に殺された直後に、赤外線カメラを設置しに行って以来である。あの時は厳しい寒さで参ったが、今日は快晴のすがすがしい天気である。午前中に相川の地域振興局で打合せを行った後、調査地の一つで比較的近い真野湾に面した海岸保安林に行ってみた。かつてはそれなりの防風保安林だったと思われるが、ほとんどが松食い虫にやられてしまい、当時のクロマツはまばらにしか残っていない。現在、松食い虫対策として、マツノザイセンチュウに抵抗性のある品種が開発されつつあるが、今のところアカマツでは苗木生産が始まっているが、クロマツではまだ確実性のあるものは見つかっていない。今県内の海岸林はどんどん被害が拡大して、白砂青松の松林は昔話になり始めている。
〈海岸林は昔の面影はなくなってしまっていおる〉
〈林縁のところどころにハマナスが咲いている〉
〈両津港から出港するカーフェリー、手前がジェットフォイル〉
〈海岸林は昔の面影はなくなってしまっていおる〉
〈林縁のところどころにハマナスが咲いている〉
〈両津港から出港するカーフェリー、手前がジェットフォイル〉