平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

野草勉強会~台風の進路に一喜一憂

2013-10-09 | 野草の観察

台風のため自然郷が、開園か閉園が当日午前8時まで不明と言う中で台風の進路に眠れない前夜でした。
16名の参加者が12名に、当日は10名の参加になってしましましたが、これでは仕方ないですね
雨傘も不要予報とは裏腹何時もの和やかさでゆったりと観察が出来ました。



今年の台上はススキが以前の賑やかさを取り戻しキラキラと
風に揺らいでいます。もう少しで見ごろを迎える事でしょう。

10/01日下見を兼ねて台上へもう遅くなって夕陽の時間と成っていました。
茶が床前の岩場へと向かいました。
なんと其処には



笹の中にヒガンバナ~えーっと思い持って見ると
刈り取った花が岩に回りに50~60本位挿してありました。
写真を撮られたのでしょうが後片付けをシッカリして頂きたいものです
写真家のマナーの悪さが至る所で耳にします。



10/04何時ものメンバーで下見M氏が体調不良との事
3人で昨年素晴らしかった尾根側の散策路へ
マァ昨年良かったから今年もと言うのは虫の良い話でしたが、
花の数は少ないものの種類は多かったのです。



ボントクタデ「タデ科」の1年草。
ヤナギタデに似ているが、辛味がないので薬味として使えないのでこの名がある。
役に立たないのに
なぜか風情を誘う優しがあります。





アカネアカネ(茜)アカネ科のつる性多年生植物。
学名:Rubia argyi
果実は1つ、たまに2つくっついてできる。
中には軟らかい果肉とやや硬い種子が一つ入っている。
こんなにしっかり種が見えたのは初めてでした。

  
オオユウガギク   ツルニンジン


10/05翌日雨の中他の下見で台上へ



ヒメヒゴタイ(姫平帯)キク科 トウヒレン属 
学名:Saussurea pulchella

いくつもの小さな花(小花)が集まったもので、頭花と呼ばれます。
開花すると紫色の花冠をもった多数の小花(筒状花)がポンポンのように散開して
とても美しく、さらに、総苞片(頭花の下部にある萼片状のも)の先端に淡紅色を
した半円形の付属片があり、つぼみの時からすでに美しく目立ちます。
ようやく開花していました。


     
       コシオガマ    ナガバノヤノネグサ ヒメヒゴタイ フタバムグラ

コシオガマ(小塩竈)ゴマノハグサ科コシオガマ属の一年草。
学名:Phtheirospermum japonicum
新しいAPG植物分類体系では、コシオガマ属はハマウツボ科に分類される
和名の由来は、同科シオガマギク属のシオガマギク(塩竈菊)に似るが、
比べると全体に小さく、花も小型であるため、コシオガマ(小塩竈)。


ナガバノヤノネグサ(長葉矢の根草)  タデ科 タデ属 1年草 
葉の形を矢の根(矢じり)に見立てたもの。
 水辺や湿地に生える高さ約50㎝の多年草。
花穂が他の蓼果の花とは違っててもっと小さな花です。


フタバムグラ(双葉葎)アカネ科フタバムグラ属
学名:Hedyotis diffusa
茎は細い円柱形で、基部から枝分かれして斜上するか、横に広がる。
葉は対生し、長さ1~3.5cmの線形~広線形で、ふちにざらつく短毛がある。
葉の基部の托葉は膜質で先が数裂する。花はわずかに紅色を帯びた白色で葉腋に1~2個つく。

午後からは周辺の池巡りへ此処も楽しいところです。
何時か皆さんと回ってみると楽しいと思いました。


本日台上は雨雲と霧で真っ白。台風明けの山は
何時雨が降り出すのか不安なので里山を歩く事にしました。



マルバツユクサ
学名:(Commelina benghalensis)
ツユクサ科ツユクサ属のマルバツユクサは
 その名のように葉は広い卵形をしていて、
 小さなかわいい花を咲かせるツユクサの仲間です。

またこの様に突然変異のツユクサにも合いました。



ツユクサ



ルコウソウ

縷紅草 ヒルガオ科サツマイモ属
つる性の一年草
強烈の紅色の花です。


今月の蝶

    
イシガケチョウ      ヒメアカタテハ     ルリタテハ

イシガケチョウ(石崖蝶・石垣蝶)
学名: Cyrestis thyodamas)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。

ヒメアカタテハ
チョウ目 タテハチョウ科
夏から秋にかけて、温暖地から寒冷地に向かってどんどん分布を広げる。
寒さに弱いので寒冷地では冬越しできない。

ルリタテハ(瑠璃立羽)チョウ目・タテハチョウ科
学名 Kaniska canace)ルリタテハ属唯一の現存種だそうです。

撮影:森


此処に掲載の写真は当日写したままを借用した写真です。



サクラタデ(桜蓼)タデ科イヌタデ属
学名:Polygonum Conspicuum
上部は垂れ下がる。花被は深く5裂し、長さ5~6mmで淡紅色を帯びる。
花は直径約8mm。花には長花柱花と短花柱花との2型がある。雄しべは通常8個、
雌しべは1個で柱頭は3岐する。タデ科の中でも最も美しい言われています。




コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱、)、ミズアオイ科に分類される一年性の水田雑草。
学名:Monochoria vaginalis var. plantaginea
農家の方には迷惑な雑草ですがミズアオイ科だけあって
素敵な花を咲かせています。


撮影:吉松






ホソバアキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟、)キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。
学名: Lactuca indica
和名:春に咲くノゲシに似て、秋に咲くことから付けられた。


  
クサギ       ヤマハッカ

クサギ(臭木)シソ科の落葉小高木。
学名:Clerodendrum trichotomum)
葉に悪臭がある事からこの名がある。
従来はクマツヅラ科に入れられてきたが、現在はシソ科に移されている。

ヤマハッカ(山薄荷)シソ科
まれに輪生し、縁には鋸歯がある。花は6個内外が仮輪をつくり、
まばらな総状花序または円錐花序をつくる。


撮影:下猶


 

心配していました勉強会
何とか実施できてホッとしています。
先月から車とグループの面倒を交代制でする事にして
みました。それぞれの方に観察会のマナー・意識を体感して頂く為です
 戸惑いも感じてる様ですが
誰が居なくても戸惑うこと無く観察会が出来るよう頑張って行きましょう。


次回 野草勉強会
2013年10月25日(金曜日)
平尾台自然の郷花工房発  9:30分です。
余裕を持っておいで下さいますようお願いいたします。






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