前日の、TVの天気予報を何度も何度も頭の隅に置きながら
猛暑、あ~々とため息が止まらない「何処にしよう皆さんの体調は等と、悩みは尽きません」
当日、案ずるより何とかで台上へ上がると意外と涼しい 嬉しい取り越し苦労でした。
下見は暑さを避けて7月末より6時発の下見をしています。
早朝の台上は朝露に濡れた野草が朝日に輝き美しい姿を見せてくれ
早起きのご褒美でしょうか?
それでも午前が終わる頃には汗びっしょり腰、足取りもフラフラです。
イセハナビ「キツネノゴマ科」
伊勢花火(イセハナビ)はキツネノマゴ科 イセハナビ属の多年草である。
原産地は中国だが、学名はStrobilanthes japonicaでjaponica(ジャポニカ)の
文字が入っている。 日本の丸い花というような意味らしい。
園芸用として輸入されたものが野生化したものだそうです。
今日は開花調査の日
涼しいうちに広谷湿原の調査を全員で始める事にしました。
草果がすべて3個づつなのです
今まで見たアメリカイヌホウズキとは違うのではと言う意見です。
アメリカイヌホウズキ「ナス科」
茎は細く数多く分枝して横に広がり伏毛が生える。
葉は長さ4㌢~8㌢の狭卵形で先は尖り浅い鋸歯があり細かく波打つ。
枝の先端に1ヶ所から複数の花柄を伸ばし、花冠の直径5㍉~7㍉の淡紫色の花をつけ、
花弁の先が反り返る。液果も果軸の先端に集まってつき、直径7㍉ほどの球形で
、緑色から光沢のある黒色に熟す。
*同属のイヌホウズキは液果に光沢はなく、 果柄が少しずれてつく。
みなさんはどう思われますか?
もう少し観察をしてみる事にしました。
キセワタ「シソ科」
昔、宮中で菊の花に綿を着せる儀式が行われこれを被綿と言い
ピンクの菊の花に綿を被せたような花の集団花序から付いた名の様です。
そう云えば花嫁は綿帽子を被って嫁に行くのもそうした
習慣から来たものでしょうか?
そう思ってみると昔の人の奥ゆかしさを感じます。
ヤマガシュウ シンジュガヤ ホオジロ
ヤマガシュウ「ユリ科」
牧野辞書では
その葉が「何首鳥=タデ科のツルドクダミの漢名」の葉に似ているためか、
又はヤマイモ科のカシュウイモの葉に似ているので付いたなであろうと推測しています。
シンジュガヤ 「カヤツリグサ科」
高さ60-80cmになる多年草で、全体にざらつく。
茎を抱く葉鞘にはっきりしたヒレが出る。湿った草原に出現、
本州南端部から琉球列島、中国からオーストラリアまで広範囲に分布。
名前は果実が丸くて白いことから。
ホオジロ
人を恐れない小鳥たち歩くとその2m先位をよちよち進む
成鳥になっても恐れないで懐いてほしいと思ってしまいます。
撮影:釘宮
ハグロソウ「キツネノマゴ科」
葉黒草の意味で暗緑色の葉の色から来ているようです。
ネコハギ「マメ科」
白色で旗弁の中央下部に紅紫色の斑点が2個ある。
閉鎖花は1-3個が上部の葉腋につく。節果は広卵形。
撮影:渡辺
ヤブツルアズキ(撮影:渡辺) ノアズキ(撮影:森)
ヤブツルアズキ「マメ科」
中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁がかぶさり、
右の翼弁は竜骨弁を抱くようにつきでる。
ノアズキ「マメ科」
中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁と一緒に上をむく。
右の翼弁は竜骨弁の基部をとり巻く。
竜骨弁の違いがお分かりでしょうか?
恐ろしい変わったハチの巣です。
長さ30~40cmのハチの巣何蜂の巣なのでしょう
人が近づくと一斉に羽音を発てて威嚇してくるそうです
千仏の階段付近ご用心下さい。
ムラサキミミカキグサ ホザキノミミカキグサ
ムラサキミミカキグサ
ムラサキミミカキグサは、環境庁のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類
(絶滅の危険が増大している種)に区分されています。湿地の減少とともに数を
減らしています。
ホザキノミミカキグサ「タヌキモ科」
泥の中に1mmほどの小さな袋状の罠を持っており、
これで小型の動物プランクトンを捕まえて消化・吸収するが、
基本的には葉を持っており、光合成を行って生活する。
6月から9月にかけて1つの花茎にたくさんの花を次々と咲かせ、
長いものでは花茎は30cm近くになる。果実は丸くて耳かき状にはならない。
どちらも食虫植物とは思えないほど可愛い姿をしています。
撮影:桃坂
エノキグサ 榎草「トウダイグサ科」
樹木のエノキに似た葉をつけるところから榎草とよばれる。
茎は直立し、 花は単性花で、
小さな褐色の雄花が多数集まって穂状の花序をつくり、
その基部に緑色の苞葉に包まれた雌花が通常1個つく。
この苞葉が編笠に似るところから「アミガサソウ」ともよばれる。
属の学名Acalyphaは、という意味で,
雌花も雄花も美しい花弁などをもたない風媒花である。
会の方が、庭のこの草だけは残しておく
と言ってましたなんだかわかる気がします。
キツネノマゴ マメグンバイナズナ
キツネノマゴ「キツネノマゴ科」
和名は花房の形をキツネノマゴと称したものの様です。
狐の孫を見たことないので不明ですが、
子供の狐よりもっと小さいと言いたかったのでしょう。
マメグンバイナズナ「アブラナ科」
北アメリカ地方原産だが、とっても外国産とは思えない可愛い姿です。
6~8月頃、ナズナによく似た花が咲く。
花のあとでつける実の形が、相撲の行司が使う「軍配」に似ている。
グンバイナズナに比べ小型なのでマメが付く様です。
撮影:森
写真は撮影者に著作権があります。
転用の際は、ご一報ください。
ラン科の植物は一切掲載しておりません
残念ですが踏み荒らし、持ち去りなど心配してのためです。
その様な事の事のなくなる日が来る事を祈っています。
午後からはさすがに暑くなりましたが、ゆっくりとフィールド観察が
出来、酷暑に負けてない会の面々の力強さを感じます。
なんと言っても野草好き何があっても野草好き
この精神がこの会を支えているのでしょう
体調を壊してお休みの方 ご不幸に見舞われてる方
心よりお見舞い申し上げます。
この週で暑さも峠かな~次回は心地よい秋風の中
観察会が出来皆さんの元気な姿に会える事を祈っています。
次回9/12日(第2水曜日)
午前9:30分自然の郷花工房発
お気を付けておいで下さい。