平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

あまりの暑さに開花にも異常が表れています。

2013-09-11 | 野草の観察

酷暑も何とかおさまり朝夕は涼しさを感じられるようになりました。





青空の中初めてのコースを歩きます。

下見では
9/3日はスズメウリのコースを検討してみました。



スズメウリ (雀瓜)ウリ科スズメウリ属
学名は、Melothria japonica

水辺や平地のやや湿ったところに生える。時につるの先が地下に潜って越冬する。
雌雄同株。雌花、雄花ともに葉腋に単生するが、枝先では時に雄花が総状につくこともある。
花色は白。果実は直径1~2cmの球形または卵形。


9/5日はサネカズラの雌花の見れるコースを考えて歩きました。



サネカズラ「実葛」(美しい実のかずらの意)「マツブサ科サネカズラ属」

学名:Kadsura japonica)別名、ビナンカズラ(美男葛)。

いろいろ見て回りますがそれ以外に見れるものが無く思案中
9/6日毎月ボランティアで野草調査に参加の コースを歩いて決める事に

    
アキノウナギツカミ      葉   ヒメガンクビソウ  根生葉

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)タデ科イヌタデ属
学名は、Persicaria sagittata var. sibirica
低地に広く分布し、普通。茎は下部が地をはい、逆刺がある。
葉は披針形で基部は矢じり形。紅色の花をつける。
稀に茎の逆刺がないものがある。

ヒメガンクビソウキク科ガンクビソウ属」
学名は、Carpesium rosulatum
根生葉は、花期にも残り、ロゼット状、ヘラ状披針形で、不ぞろいの鋸歯がある。
全体として弱々しい。

   
カラカサダケ            ハダカホウズキ

カラカサダケ- ハラタケ科 -
カサの形は最初は卵形で球形になり、やがて開いて
名前の通り、カラカサに似た形に成長していきます。

ハダカホウズキ(裸酸漿) ナス科ハダカホオズキ属
学名は、Tubocapsicum anomalum
学名(属名+種小名)種小名のanomalumは変則のとか異常のという意味で
液果が萼に覆われていない事からなのでしょうか

 

また勉強会当日珍しいきのこに出会いました。



ソライロタケ(空色茸)イッポンシメジ科
学名:Entoloma virescens)
食べた人は居ないそうで有毒かそうでないかは不明

撮影:森



一番の理由はこの植物。帰って調べると




エダウチスズメノトウガラシ(枝打ち雀の唐辛子)ゴマノハグサ科アゼトウガラシ属
近年までヒロハスズメノトウガラシとともに、スズメノトウガラシとして扱われてきたが、
形態的に異なる2型があり分離された。

初めて見る花でした。桃坂氏にバッチリに写してとお願いして
撮影して頂きました。


まだ病み上がりの状態で心配しましたが、お陰でこの花を、



アマチャズル (甘茶蔓)とは、ウリ科アマチャヅル属
、雌雄異株の植物。葉は通常5枚の小葉に分かれ、3枚から7枚に分かれることもあり、
葉には毛と凹凸がある。星状の小さな花が咲く。


蝶を三頭

  
イチモンジチョウ     アカタテハの裏羽

イチモンジチョウ(一文字蝶)
アゲハチョウ上科タテハチョウ科に属する

アカタテハ
タテハの意味は「立て羽」で羽を立てて止まるという習性を表していますが、
実際にはタテハチョウ科の蝶は羽を開いて止まるものも多いようです。

(撮影:桃坂)



また今回は木の花を沢山観察する事が出来ました。

    
ヌルデ       葉            コシアブラ

ヌルデ(白膠木)ウルシ科(学名:Rhus javanica)

コシアブラ(ウコギ科 ウコギ属)
学名:Acanthopanax sciadophylloides Franch. et Savat.
花を見れたのは幸いでした。



ハシカグサ(麻疹草)「アカネ科」
学名:Neanotis hirsuta var. hirsuta
葉が大きめで萼に毛がないものをオオハシカグサという。





ミズヒキ(水引)「タデ科」

撮影:重籐




帰りの車中から撮影

  
アナグマ       ウスバキトンボ



フジカンゾウ(藤甘草)マメ科ヌスビトハギ属
学名:Desmodium oldhamii
葉は5~7枚の小葉からなる「奇数羽状複葉」

撮影:松嶋






キクイモ(菊芋) キク科ヒマワリ属の多年草。
(学名:Helianthus tuberosus)
北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布している。
日本には1850年代から1860年代に初めて導入され、全国に定着が拡大している。
河川敷や草地に生育する在来種の植物と競争し、駆逐する危険性がある。
外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。




ツルリンドウ(蔓竜胆)
日本のリンドウ科植物中,唯一の液果をつける種
(学名:Tripterospermum japonicum)

撮影:釘宮



まだまだ沢山の花を観察出来ました。
調査では下から歩きでしたが、大変だったし、撮影に時間がかかる
事を考え半分まで車にしたのですが歩いた時は気付かなかった道路の悪さに
車を出して頂いたみなさんへ迷惑をおかけしました。
男性軍には助けて頂き感謝です。

暑さも一息、沢山の方に参加頂き その逞しさと健康の
ありがたさに感謝感謝の一日でした。





次回勉強会は9/27日(第4金曜日)
元気で参加できますように、
9:30分自然の郷 出発です。


コメント
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