故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

盛りだくさんのスケジュール

2024-10-07 07:41:50 | よもやま話

絵のタイトル「ぴょんぴょん」とばかりはいかんめえ。
疲れたら、休む。
休んだら、またぴょんぴょんできるかな。


昨日は、3つのスケジュールが入っていました。
晴耕雨読の毎日にとっては、少しプレッシャーです。
一人だけのための草刈りが続きます。
・毎朝、一人の老婆がキャスター付きのバッグを引いて畑に通われます。
 若夫婦が休日仕事で作る野菜の世話と収穫をされて、一時間くらいで元来た道を帰られます。
 草が生えていては通りにくいだろうと草を刈ります。
・90歳超の女性から管理を依頼された畑の草を刈ります。
 種がついたので、落ちないうちに刈ります。
・独居老人の裏庭に続くかつての里道の草を刈ります。
 庭の前が草だらけではうっとうしいでしょう。

昼に帰ってシャワーを浴びたら、今度は日本語クラスに向かいました。
いつも教えるフィリピン人の少年は部活(ブラスバンド)で休みでした。
代わりに中国の方と正しい日本語の使い方を一緒に学びました。
ニュアンス的には理解できても正しく使うには簡単ではない。
例えば「わかった」と言うのに、状況(相手が目上、顧客、友人)が異なる場合です。
「わかりました」、「承知しました」、「承知いたしました」などです。
妻に、「承知いたしました」は具合が悪かろうと説明し、理解してもらいました。

日本語教室が終わって帰ってきて、即席ラーメンを食べ、少し寝て夜に備えました。
評議委員(地域の世話役)として、今月末に神社で行われる祭りの準備に行きました。
子供たちや若い人が来て、和太鼓、獅子&天狗、踊りの練習をしました。
若いお母ちゃんが吹かれる横笛に合わせます。
私たちの仕事は、太鼓を出して、納める仕事です。
合間に、バチや小道具に飾りをつけます。
縄に結ぶひらひら(シダという)を折ります。
手伝いの合間に、演技を応援する「にぎやかし」です。

帰ってきたら、夜の9時でした。
私も妻も疲れています。
疲れた人には、かまいません。
そして、かまって(話しかけるなど)欲しくない。
一杯飲んだら、おねむでした。

スケジュールが埋まらないのも寂しいけど、埋まるのも大変です。
疲れたら寝る。
それだけです。

2024年10月7日
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ああ、そうですか

2024-10-01 05:39:15 | よもやま話

絵のタイトルは、「浜辺の公園」です。
海水浴客がいっぱい来る夏は、落ち葉も落ちないが草もきれいに刈られています。
旅人には、冬の景色も心に沁みます。
松の落ち葉を掃くものはいない。


かつて、住宅ローンが払えないのではないかと心配になったことがあった。
ボーナス分数十万円です。
銀行に行き、待ってほしい、何か手だてはないかと相談した。
すがるような思いでした。
銀行の融資担当者は、若い女性でした。
金利の見直しができてなかったので、安くなった金利に戻します。
見直し分で、今回の支払い(ボーナス分)は必要ありません。

今日のタイトルは、「ああ、そうですか」です。
助かりました。
不安になりました。

テレビで、銅線が盗まれる被害が相次いでいると放映されていました。
少し前までは、ステンレスでした。
その前は、鉄。
公園の車止めであったり、橋の欄干などでした。
酷いものになると、家の表札や消防団のホース(先端部1m;ステンレス製)がありました。
古物商や警察で防止策を検討した。
獲る売る。
「ああ、そうですか」と安く引き取り、まっとうな品物に紛れて流通する。
どこかの国に輸出される。

やってろよ。
馬鹿らしくて、正業なんかできなくなる。

そうかと思えば、700年続く秋田の盆踊り。
踊り手の汗も端切れに取り込みました。
額縁手法で、その家の家宝の着物を縫い込んでいく。
踊り手は顔を隠し、自慢の縫い合わせの着物で舞い踊る。
時をまとう。
取材したデザイナーがおっしゃっていました。
ずいぶんと違う、「ああ、そうですか」でした。

2024年10月1日

(あとがき)
赤字になったプロジェクトの責任をとって辞職されたプロジェクトマネージャーの奥様から聞きました。
退職金が出たので、高級中古車を買ったそうです。
1週間で、その車は盗難にあった。
鍵を変えてなかったそうです。
元の持ち主かディーラーか、真実は闇の中です。
「ああ、そうですか」と言うしかなかった。
(筆者)
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とにかく楽になりたい

2024-09-28 04:11:27 | よもやま話

絵のタイトルは、「菰の雪囲い」です。
来年も見たいから、せっかく植えたのだから大事にしよう。
最初は、雪にやられないよう藁をかけただけだったかもしれない。、
だんだんと、工夫を重ねた。
冬の風物詩。
アートに見えるから不思議です。


6時半の説教(法要)に間に合うように、4時に起き朝ご飯を作る。
7時には、あさじ(適当な漢字を思いつかない)が終わり、しばし休む。
お寺から遠くないところに、借りた畑(1反3畝)がある。
夏の間、刈れなかった草が自重で倒れ、茎は地を這い、そしてもう一度頭をもたげる。
やめとけばよいのに、上に伸び50cmの高さになっている。
茎が地を這うと、刈るのに2倍の労力を要する。
茎が倒れたのを掬うように切ると、力がいる。
茎が倒れた反対方向から刈ると、仕上がりはきれいだが時間がかかる。
今日のタイトルは、「とにかく楽になりたい」です。

草刈りは修行のようなもの。
剣道の朝稽古と同じです。
仕事も同じ。
「楽になりたい」が正直な気持ちです。
0.7リットルの草刈り機のタンクに3回補充する。
一回にしておきなさいとタンクの容量は決まっている。
1回の補充で、約一時間の草刈りができます。
3回戦は、きちがい沙汰です。
3回戦を二日続けても、目標の1/3です。
夜には、筋肉痛で眠れないので、サロンパスで消炎する。
サロンパスの消費量が多いので、痛みだけを緩和する徳用にしている。
上の草を刈ったら、地面には他の草が芽を出している。

一年刈り続けたら、植生が変化しました。
背が高いセイタカアワダチソウは消え、くっつきもちの草も消えました。
地を這っても生き延びる草ばかりになりました。

刈るだけじゃつまならないと、ハト麦をうえました。
一緒に植えた8種の和ハーブ類は、草と共に消えました。
残ったのは、えごまとハト麦です。
選んだ黒エゴマは、背が低く10月になろうと言うのに種を付けません。
ハト麦茶が高いので、自家栽培しようと植えました。
順調に育ちましたが、整粒(実が入っている)の歩合は、2%程度です。
花はたくさんつけたが、実がならない空さやばかりです。
これは、押切で刻んで有機肥料にするしかありません。
水分が不足したのでしょうか、肥料不足でしょうか。
リベンジは来年です。
妻は収穫量にはがっかりしたが、手間が省けた分安堵の様子です。

あと2/3の草刈りが残っています。
三日連続の草刈りはやめておきます。
今日は、早朝にお寺に参るだけにします。
楽になることはありません。
楽になりたいと草刈りを続ける。
仕事は、対価がありました。
草刈りは、次の仕事をしやすくするための作業です。
仕事も草刈りも地獄です。
けっして楽になることはない。
この地獄を選んだのは自分です。
刈った草が枯れ、さて何を植えようか。
湯治場の温泉に入るのを楽しみに農作業をする。
こんな気持ちでしょうか。

2024年9月28日

「とにかくーに」とは、
あれこれと。何やかやと。
それはさておき。何にせよ。
ともかく。
(広辞苑より)
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落雁

2024-09-27 04:45:59 | よもやま話

写真のタイトルは、’’Dom’’です。
ザルツブルグの教会の地下に眠る司教の墓をしめやかに、おどろおどろと照らしていました。


写真のタイトルは、「お盆祭り」です。
先祖を弔うのに、にぎにぎしく躍動していました。


義父の11回忌で、坊主の説教を聞いた。
100歳を超える人は、現在9万人という。
昭和38年(うろ覚え)の153人に比べ、なんと600倍だそうだ。
和尚が言う。
長生きの秘訣と聞かれ、「わかりません」と答えた老人がいた。
これこそ、素晴らしい答えだと和尚は感銘した。
病気を受け入れ、苦難(地獄のような)と共に生きてきた。
一日を大切に生きていたら、周りより一人だけ長生きしていた。
そういうことらしい。

さすが、説教上手である。
分かりやすい例え話から、法話の話に導く。

和尚が仏間から廊下に行き、廊下から段に降り、外に出た。
この辺りでは、廊下の外に石や木でできた段がしつらえている。
和尚は、玄関から入室することはなく、この段から出入りする。

皆で、食事をしたあと、お供え物を姉妹で分けた。
中に、ハスの花の落雁(今日のタイトル)があった。
子供の頃、お菓子に飢えていた。
落雁は、慌てて口に入れ、上あごにくっつくものだと覚えている。

なんで、お供え物に落雁なの?
砂糖は貴重なもので、美味しいものの代表格であった。
お供え物にして、先祖に敬意を表したものであろう。

落雁の原料に、糒(ほしい)が用いられた。
戦時において、糒は貴重な食料であった。
戦(いくさ)がなければ、備蓄した糒も持ち腐れである。
古くなった糒の再利用にもなった。
落雁の乾燥に、焙炉(ほいろ)を使った。
原料を型にはめ(打物)、蒸した後、焙炉(パンであれば、35℃ー40℃、湿度70%)で
乾かすのは理にかなっている。
水分が抜けきるには、どのくらいの時間がかかるのであろう。

最近では、落雁の代わりに砂糖そのものをお供えすることもあるとか。
遺族の供物の使いやすさを考えた結果であろうか。

仏事は、普段会わぬものが一堂に会する。
ご馳走をいただき、談笑する。
近く(呉)に帰ってきた義娘もやってきた。

2024年9月27日

落雁とは、
空から舞い降りる雁。
打物の一種。米・麦・大豆・小豆などの粉を主原料とし、砂糖・水飴・微塵粉(みじんこ)でねり、
型に押し込んで焙炉(ほいろ)で、また自然に乾かしたもの。
(広辞苑より)
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焦らずとも生きていける

2024-09-25 05:36:25 | よもやま話

絵のタイトルは、「山国川魚昇る」です。
いつも魚道を昇ってきました。
自然の流れをエイやと昇り、戻され一瞬流れに身をまかす。
なんと気持ちのよいこと。


朝晩涼しくなりました。
秋到来と喜んでいたら、まだまだ暑い日が続くようです。
野菜の水やりの手が抜けない。

畑の草たちは、種を付け始めました。
落とされては大変と、刈り続けています。
刈ると虫が出るのか、赤とんぼが群れ飛んでいます。
赤とんぼの羽は朱色ばかりです。
中から赤色のものが出てきたら、恋の季節の始まりです。

今日のタイトルは、「焦らずとも生きていける」です。
私は歩く報道が嫌いでした。
エスカレーターも同様で、空けている右側(大阪は左側)を人々がどんどん追い越していきました。
急いでも休んでも、やることに変わりはありませんでした。
目的地に早くついても、能率は上がりませんでした。
人込みから早く抜けたかった。

今は、誰も通らぬ里道の草刈りをしています。
なにも植えぬ畑の草刈りをし、耕しています。
能率や効率からは、およそかけ離れた暮らしです。
草を刈るものには、もう新芽が生えてきたと見えます。

刈らぬものには、枯草の下から出た新芽は見えません。
私の生活がそうでした。
汚れてもまとめて掃除すればと、少々のごみは気になりませんでした。
性分なのか、落ちているごみを拾ってしまいます。
いつかは、誰かが拾うであろう。

誰からもやれとは言われません。
草の新芽が、どんどん成長します。
伸びすぎて、刈りにくくなるのが嫌で、適当な時期に刈っています。
雨が降って、草が立った時を狙って切っています。
やはり、効率なのでしょうか。
畑にテントを張って、暑さをしのぎながらお茶をしています。
かつては見えた海や多島美が、雑木に遮られるのが嫌で伐っています。
それだけのことです。

汗をかくのが日課です。
勤めていたころは冷や汗も混じりました。
今は、疲れを誘(いざな)ってくれる汗になりました。
糖尿病予防のためです。
二の次にしていた暮らしがとても大切なことだと気づき始めました。
勤めているとき気づいていればと思います。

2024年9月25日
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