故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

詩を書く

2019-02-07 06:46:34 | よもやま話

短編小説「さなさん」で、さなが未来に向かって坂を走り下るシーンです。
絵のタイトルは、「はばたき」です。


今日のテーマは、「詩を書く」です。
詩とは、
中国の韻文の1体。「漢詩・詩吟」
文学の一部門。風景・人事などの一切の事物について起こった感興や想像などを
一種のリズムをもつ形式によって叙述したもの。押韻・韻律・字数などの律格あるものと、
散文的なものとがあり、また、叙事詩・抒情詩・劇詩などに分ける。ポエトリー。ポエム。
詩経の略。
(広辞苑より)
あれ、困ったことになりました。
確かに、流行歌や念仏にはリズムがあり、字数が極端に限られています。
俳句よりは、緩やかな程度です。
少ない字数のなかで、感興を著し伝えています。
そんなことを踏まえても、「詩を書く」ことをしたい。

小説を書き、挿絵を描く。
詩を書き、絵本にする。
ポエムの印象が強い。
そんなことがしてみたい。
流行歌のように情景が目に浮かぶ詩を書いてみたい。
津軽海峡・冬景色のように五感で感じる詩を書いてみたい。

頭でひねくり回すのではない、
ゴルフで捻転を使ってボールを飛ばすような詩を書いてみたい。
思い切り振り抜くような詩です。

日常を切り取ることができたらよい。
どんな仕草にも意味がある。
女が髪をかき上げる。おでこが出るのか、うなじが出るのか。
前後の詩が補完する。
男が髪に手を当てる。なにげない仕草に意味がある。
もう少し、考えようか。結論を前送りする儀式のようなもの。
そんな仕草を追いかけたい。

うつむくのだって、それぞれです。
素敵なひとを目の前にして、ハッとして、狼狽を隠せずうつむいてしまう。
頭の先に相手の視線を感じながら、顔を上げることができない緊張感を詩にしてみたい。
うなだれて、うつむく。早く小言が終わらないかな。
うつむくことは、視線を外し「無視」の意思表示なのに、わからぬ唐変木め。

一つの言葉が、たくさんの情景を思い出させてくれる。
苦労の汗、感動の涙、歯ぎしりするような悔しさを、一瞬で彷彿させる。
そんな詩を書いてみたい。

ほっこりと、はんなりと、浮き立つような抒情を文字に落としてみたい。
生きてきた感情を、滝のしぶきのように岩を砕き、苔を蒸す静かな鼓動にしてみたい。
そして絵本にしたい。

飛ぶなんて ありえないこと でもあると

2019年2月7日
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もう少し | トップ | いつものように、6時になった »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よもやま話」カテゴリの最新記事