故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

二人で一人

2024-07-24 05:45:43 | よもやま話

絵のタイトルは、「無言で語るおんな」です。
ばーか。
なのか、気づきませんでした。


ワンオペを 歳をとる前 ペアオペに 

「俺様が、」はもう古い。
いじめっ子だった爺さまも、縁側で洟を垂れる。
永年仕えた内縁の妻に拭いてもらっている。

今日のタイトルは、「二人で一人」です。
90歳超の先輩が、「一人じゃあつまらん」と言われる。
今年は植えるなと言ったのに、こんなにトマトの苗を作りおってと奥様が言っていた。
そういう奥様が、少し残念な苗を拾い集めて植えていた。
喧嘩しながらも、二人で農業をされていました。

奥様が、脚を悪くされ畑に出られなくなりました。
曲がり角でブレーキとアクセルを間違えて、崖下まで二人でダイブして以来です。
レッカーで車を引き揚げてもらい、九死に一生を得た二人です。
奥様は、数年後すべてにやる気がなくなり、ご飯を作るのも面倒くさくなりました。
ガスの付け方も、炊飯器のスイッチも、電子レンジの操作方法だって知らぬ旦那の出番です。
野菜作りは、長年のプロ故上手です。
自作の野菜たっぷりのおかずが食べたい。
仕方なく、野菜たっぷりの総菜を、息子が毎週冷蔵庫に入れてくれる。

仲が良かった夫婦のどちらかが不具合を生じる。
後を追うように、残されたものが続く。
よく聞く話です。

男やもめに蛆が湧く。
女やもめに花が咲く。

早く、「二人で一人」に気づく。
味噌汁の鍋を食卓に持ってきて、しばらくするとガス台がブザーを鳴らす。
じゃが芋が青く(毒)ならぬよう、新聞紙で光を遮断する。
納屋に補充しに行き、新聞紙で覆うのを忘れてしまう。
暑いからと台所のミニ扇風機を回す。
夜中に気づきスイッチを切る。
この時、「俺様が、」と言っちゃだめです。
仕返しされること、必須です。
気づいてよかったな。

若い時は、「一人で何役」もこなしてきました。
歳をとったら、「二人で一人」が普通のことなのです。
若い時から、ワンオペを二人でこなす練習をしておけばよかった。

2024年7月24日
コメント
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