故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

でかい声

2024-06-15 21:38:46 | よもやま話

絵のタイトルは、「この男只者ならず」です。
忙しはずなのに、訪ねていくと、
「どうしました」と話しかけてくれる。


今日のタイトルは、「でかい声」です。
でかい声で話す広島弁を聞くと、喧嘩が始まったと勘違いされてしまう。
菅原文太主演の「仁義なき戦い」を想起する。
小さな声の広島弁にしたところで、東北弁のように可愛がってはもらえない。
韓国の釜山空港で、広島弁の男が女の人を連れていた。
いかにもキーセンパーティーの流れだった。
キーセンは好きにすればよいが、広島弁を使わないでくれと思った。

お酒を飲んだり、持論を展開するとき、あるいは怖さを払しょくするときに、
でかい声となる。
年寄り夫婦の喧嘩は、近所に筒抜けです。
興奮を抑えることもできず、互いに聞こえない耳に怒鳴り声を流し込む。
きっと、半分も伝わっていないだろう。
その証拠に、疲れ果てるまで延々と続く。
しかも、さっきと同じ議論の繰り返しです。

でかい声の人ほど、上司に向いている。
中身がなくてもよいから、号令だけをかけていればよい。
小さな声の真理は消されてしまう。

でかい態度とでかい声は交じり合わない。
共に相手に威圧感は与えるが、けっして屈服させることはできない。
琴線に触れるまでもなく、でかい声は頭の上を通り過ぎていく。
でかい態度は、自信から来るのであろうがその場にとどまるしかない。

中学生の時、校庭の端からもう一方の端にいる先輩に声をあげた。
風が強い時で、下流から上流に語りかけよと先輩は命じた。
でかい声の後輩を作っても、先輩にメリットはないはずでした。

でかい声のよさは、陰口が言えないことです。
でかい声の人は裏がない。
いつも、明瞭正直を通すしかない。
馬鹿正直だが、好かれるのである。
中身がないと思われることも、知っておいたほうが良い。

2024年6月15日
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