故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

気持ち

2023-04-05 16:51:21 | よもやま話

絵のタイトルは、「こんな日が来るんだね」です。
ごちゃごちゃ言わない。


木蓮の 花びら履くの 今年もか
 
今日のタイトルは、「気持ち」です。
ドイツに出張し、独りで週末を過ごした。
ターキーレストランに入り、シシカバブーを英語で注文した。
ここはドイツなんだからドイツ語で注文しろと、トルコ人の店員に言われた。
旅の途中のイタリア人が、私から英語で聞き取りドイツ語で注文してくれた。
トルコ人は、初めは移民としてドイツに棲みついたのにと思った。
三者とも、笑った。

旅に出て困ることは常にあることです。
今日も、私は妻と一緒に空き家の草刈をした。
雨が降ってきたので、やめて帰ってきた。

どうして、空き家や耕作放棄地の草刈をするのですか?
あなたは、あんな不細工な女性を好きになったんですか?
よくわからないな、パンクロックが好きなんて。
こんなことかな。

空き家の草刈は、ただ大変で無駄なことのように見える。
間伐さえできぬ林や森がある。
チェーンソーの扱いの練習がしたくて、思う存分木を伐りたい人がいる。
マッチングアプリではないが、双方ハッピーである。

両親が死ぬまで住んで、相続した息子も病気もちとなり思うように草刈ができません。
廃れていくと、過疎の部落に残るものが嘆く。
だからと言って、自ら持ち主の許可を取ってまで草を刈る勇気はありません。
私たちのように、草刈が好きなものがいる。

好きと言っても、私の内心も複雑です。
なにしろ疲れます。
故郷へ恩返しと言っても、なんか釈然としません。
空き家なんだから、元通りにしても束の間のことです。

こんな辺鄙なところに棲んで、畑を耕さなくてもよいでしょう。
待ってください。
ここで採れる野菜を美味しいと言って食べる人がいる。
産まれて育ち、この風景が好きな人がいる。
どうしようもない、「気持ち」としか言いようがありません。

草刈の醍醐味は、使用前使用後がくっきりはっきりすることです。
私にもできますね。人それぞれの力量でできることの一つです。
なにより、「昔からこうだった」と思えることです。
昔とは、何時のことを差すのか。
人それぞれの胸の内です。
それだけのことです。

2023年4月5日

気持ちとは、
物事に対して感ずる心のあり方。感情。
心の置かれている状態。気分。
対象に対してそなえる心のもちかた。きがまえ。
体の状態についての感じ。気分。
(多く、「だけ」「ばかり」を伴って自分の心遣いを謙遜していう語。
(副詞的に)そうだと思えばそう感ぜられるほどわずかに。ほんちょっと。幾分。
(広辞苑より)
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