絵のタイトルは、「なんでこうなるの」です。
腑抜けの草です。
この草の名誉のため、初めからこういう草なんです。
そうではなくて、私たちのことです。
いばら道 毎年切れば 済むものを
元の元気な自分に戻りました。
筋トレし過ぎでとどまらず、苗床(4mx2m)をこさえた。
切った竹で枠を作り、切り集めた萱で囲んだ。
風邪をひき、「ネガティブ大王」になりすまし、ごねました。
ゴルフに連れ出され、風邪が治ったら、元の木阿弥でした。
嫌味が功を奏したのは、わずか一日だけでした。
病気になると、自分が大変と思ったか、妻は少しだけ優しかった。
今日のタイトルは、「いばらの道」です。
本日は晴天なり。
布団を干しました。
陽ざしが伸びて、畳の上に広げ日にさらします。
寝ていた間にたまった洗濯物をたたんで、多めの洗濯物を干しました。
朝ご飯だって作りました。
洗い物もしました。
掃除もしました。
どれも5分の作業ですが、続くと息絶え絶えです。
面倒な5分の積み重ねから開放された妻は、喜んだ。
こうして、歳を重ねるわけです。
友人が、子供の新築祝いで横浜に行った。
なんでも食ってええよと、子供2人の家族に焼き肉屋で大盤振る舞いをしたらしい。
特上を5人前、遠慮など知らぬ大食らい。
新築の家に泊まった翌日の朝ご飯は、どんなに美味いものを食べさせてもらえるかと期待した。
テーブルの上に、菓子パンが4つあったとのこと。
大きな荷物を持たされ、土産物を買いに行った奥様を待つこと数十分。
人工関節の足が疲れ、改札の中にあるベンチに行こうとしたが、切符は奥様が持っている。
ぶんむくれになったころ、土産物の束を持って奥様が返ってこられた。
帰る道中は無言旅。
友人もいばら道。
妻が、メモ帳を頂戴という。
あら、新しいペンを出したの。
書こうとしたら、なんだっけ。
炊事仕事をしながら、とうとう思い出せなかった。
こちらも、いばら道。
みんな仲良く逝ってます。
思い出せなかったくせに、書いていました。
台所のたわし、と。
2023年12月8日