酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

吟醸鶏 酒も粕も男山

2019-03-21 | こしらえた話。
近年こってる塩酒粕。それで漬けた鶏が結構旨い。
粕鶏なんて呼んでたがどうも語呂がよくない気がして、近頃では吟醸鶏。なんか素敵でしょ。

で、塩酒粕に漬けた胸肉を鶏ハムを作る要領でゆっくり湯煎加熱した。
火を止めて半日放置すればなお美味しい。


先日はこれをスライスし、酒の肴に。
言ってしまえば鶏ハムなんだが(笑)、粕の香りがほんのりとして、肉質は酵素パワーでしっとり。白髪(塩とごま油を軽く和える)が良い薬味になり、すこぶる旨い。

これには吟醸酒が合うだろうと、とっておきの純米大吟醸のお出ましと相成った。
酒は男山(北海道)。実は塩酒粕も同蔵の板粕を使って作ったもの。
そう、この晩酌の狙いはちょいとした同蔵演出。酒も肴もしみじみと美味しい。

時にはそんな呑み方も面白いのである。

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塩酒粕についてはコチラをご参考に

急場をしのぐピーマン。

2019-03-20 | こしらえた話。
すぐにビール飲みたい。で、なにか摘まみたい。

飲みたい食べたいわの、せっかちなニーズに対応するツマミを一品ご紹介。


さっと作って、さっと出せるので、名付けて「さっと出しピーマン」。

ネーミングのセンスないなぁ~

世話になってる料理人さんから教えてもらったものだが、やってみると思いのほか旨い。
さっと素揚げして、さっと味を絡めるだけ。世に無限ピーマンなるものが存在するが、それとは別次元ながら、けっこうな無限率。

難があるとすれば、ピーマンの後引くおいしさに箸が止まらず、ビールを飲む暇がないことだ(笑)

※レシピはこちら

楽しきかなウインナー串。

2019-03-18 | こしらえた話。
ヒマなもんだから、という訳じゃないんだが、いや、ぜんぜんヒマじゃないんだけど(笑)、美味しい、実に美味しいウインナーが手に入ったものだから、ちょっと遊び心を添えて。


豚の加工品なんかを造ってる社長さんが、新しいウインナーを試作したってんで、それを分けてもらった(相応のお金は払ってるけど)。
ニンニクと醤油の効いた、ちょっと味濃い目のソーセージ。こりゃ甘い玉ねぎと一緒に食べたら美味しいだろうなと、焼き鳥を参考にしてやってみたのが画像の状態。
酒のツマミに何とも楽し気である。

かりっと炙ったソーセージは実に旨い。で、玉ねぎが寄り添ってさらなる旨さは期待通り。
というか、本当に美味しいソーセージなんだ。試食して、その味の濃厚さゆえに思いついたこの焼き鳥風ウインナー。

私もやってみようかしら、なんて奇特なお方がいらっしゃったなら、ちょいとアドバイス。
魚焼きグリルとかオーブントースターを使って焼くわけだが、その場合ソーセージの方が断然に焦げるのが早いと思う。ので、玉ねぎは予め電子レンジで軽く熱を通しておくと良いかも。

「みをつくし料理帖」のまかない飯

2019-03-17 | こしらえた話。
作中、ときどき登場するのがこれ。


冷やご飯にあつあつの煮やっこ(冷奴じゃなく温かい豆腐のこと)をのせ、ネギやおかかをかけ醤油をかけ回したもの。
奉公人の老婆がこれを好んで食べるのが印象的。
写真を撮る前提で状況が分かりやすいよう盛りつけてるが、作品を読み取る限りもっとたっぷりと煮やっこや薬味がのっかってると思う。

とにかくウマイ。ハマる。〆のはずのご飯で、また酒が進んでしまうという問題が残るが(笑)、これだと豆腐の一丁くらいペロリなのである。
何しろ、冷やご飯というのがミソだと思う。冷やご飯は余分な水分が飛び炊き立てよりも旨みがあるからだ(という説がある)。自分など、これを食べるためにご飯を炊いてわざわざ冷ますくらいだ。

昔(作品は江戸時代)のゴハンって美味しかったろうね。米の質や精米技術は現在の方が優れていると思うが、薪で炊き、おひつで保存したものが不味いはずがないと思うのだ。

冷やご飯といえば、それに熱いシチューをかけるのも美味しいよね、とか話をそらしてる場合じゃないか(笑)
あら、ご飯と豆腐だなんてローカロリーじゃない。これなら太らないかもと、ダイエット中のは思うかも知れないが、大間違い。
どんぶりで米を食べれば、糖質の摂りすぎは免れないので要注意(^^;

ちなみに煮やっこは、豆腐を湯煎するだけのことだが、この時に塩を。豆腐の水抜きをするのと同じ要領。

泡盛を愛でる

2019-03-15 | 酒風景
沖縄の観光イベントでなく、ほんと、泡盛のためのイベントがありまして。

今年も行ってきましたさ。


開場はホテルの大広間。来場者のテーブルや、沖縄からやってきた酒蔵のブースやらで、あちころ泡盛だらけどいう、まさに泡盛イベント。


泡盛はちょっと苦手でねえ、なんて人はどうぞご遠慮ください。
こういうのは好きな人だけが集まれるからいい。

勿論、沖縄の味覚も・・・

沖縄の料理も・・・

ありゃ、あんなにたくさんあったのにコレしか撮ってない(笑)


ちなみにコレは中身汁。中身とは豚の臓モツのこと。
だけど、ダシはこっちの口に合うよう調味され、妙に口に合う(笑)
なんて講釈をたれてると・・・

おや、沖縄に詳しいんですか。

いえいえ、ボクなんかまだ7回しか行ったことがないので、全然詳しくないですよ(自慢か)。

なんで話をしながら、会は次第に盛り上がる。
最後はみんなでカチャーシー(腕をあげて踊るあれね)を踊ったりしてお開き。

この記事、ぜんぜん臨場感ないけど(笑)、まあ、行った本人はごく楽しかったってことで。

その後は2軒ほど飲みなおしてお開き。