酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

しょうがない唐揚げ。

2012-09-24 | こしらえた話。
昨夜は鶏の唐揚げ。

って、これは毎度のことで別に特別なことという訳ではないのだが。

いつものように(いつものつもりで)肉に味をつけ、いつもの二度揚げ。
ふんふんと鼻歌なんぞで気分よくやっていたが、

ふと

あれ?もしかしたらおろし生姜を入れ忘れている?

ことに気づいた、まさに、しょうがない話。


いい感じに揚がったが、さて、しょうがない唐揚げはどんなもんかいな。

普段から味濃い目なので、意外に問題なし。オトナ味にするためタイムを使ったりもしているので、臭み消しも効いているようだ。案外、しょうがなくもない。

が、

やっぱり物足りない(やっぱから揚げは生姜が効いてなきゃ)ってんで、生姜醤油の登場。それにちまちまとつけながら、それはそれで美味しく食べることができましたとさ。


実は、最近おかしい。

こないだは片栗粉をいれずに揚げようとしたし(実際、1個揚げてから気づいた)。

気がゆるんでおるのか。女性にも唐揚げにも、愛しいものにこそ緊張感は必要である。

何をしに行ったやら

2012-09-23 | 旨かった話
昨日、春分の日。
旭川を代表する景勝地、神居古潭の恒例行事、コタン祭り。

何が楽しいか、毎年顔を出している。


あ、吊り橋を渡ろうとしているYちゃんとMちゃんが写り込んでる。Tはいずこに。


お目当てはコタン汁。


サケ汁にカボチャ団子が入って、なかなか美味。

であるが、

イベントの雰囲気を伝える画像がないこの記事。気がきかないねえ。

他にもいろいろ食べたり、抽選会ではブドウが当たったりで、楽しい秋の一日を満喫したのであったが、画像がないとほんと、説得力に欠ける。


たまに既製品

2012-09-21 | 旨かった話
酒の肴にも良いので、しばしば仕込んでは楽しんでいる味付け卵。

たまに溺愛、じゃなかった、出来合いを買ってみた。


とある縁により購入したコレ、卵屋さんの卵である。卵屋とは生産者ではなく鶏卵商社のこと。卵の卸をしながら自社でこうした商品を開発しているようだ。

さすがに良くできている。茹で加減も絶妙で味も中まで浸透。味付けは、さすが卵をよく知っている、と褒めておこうか。
自分は黄身に練り辛子をつけ、冷やを呑るのが好きだ。卵の、実は極めて深い味わいに酒が引き立つのが楽しい。

ところで、なにげに思ったのだが


あまたある生鮮にあって、卵は価格が安定し比較的安価でもあるので家計の優等生などと言われているが、その正体は馳走である。

特にゆで卵。

ゆでてしまえば持ち運びにもラクだからという理由と思うが、昔、遠足の弁当には必ずゆで卵がつきものだった。今のように冷凍食品もない頃、そんな弁当は特別な美味しさと楽しさだった。また、家庭的な安価なオードブルを飾るにも、ゆで卵は必需品。そんな印象もあってか、ゆで卵という存在には、ちょっとテンションが上がる。

ゆで卵の美味しさはそんな記憶の刷り込みとかノスタルジーだ。
これからも、食べるときは一個一個、大事に味わいたいものだ。

とか言いながら

一度、マヨネーズのCMで見た、熱々のゆで卵を二つに割り、その断面にマヨネーズをもりもりと盛りパクリと食べるというアレをやってみたところ、何やらひどく贅沢なことをしているかのような、バチが当たりそうと思うくらい衝撃的だった。あれはあれでゆで卵の醍醐味。

酒日和。

2012-09-19 | 酒風景
8月より暑いじゃないかという昨日は、夜になっても蒸し蒸し。

そんな日に限って、なぜか炭が赤々とした熱いに席を取る(そうか、熱いから店が空いてたのだろうか)。

いつもの炉端にて、女将が開口一番に勧める酒はこれ。


桃川(青森)のにごり原酒。20度という代物だ。
飲み口はもちろんとろりとしていて、まろやか。だか喉元では予想以上のキレを発揮。うむ、面白い酒だ。

そんな酒には甘味のある刺身を。イカか貝かってところに


活ホッキ。
しこしこと旨い~。ベストチョイスかも。

ふと酒棚を見ると、見慣れた酒の見慣れぬラベル。


薩摩の芋焼酎、島美人の黒麹版、黒島美人だ。

なんと、うかつであった。島美人は自分が旭川で流行らせたと自負するほど(何軒かのお店に教えたら、美味しいってんでその店の定番になった程度だけど)の、推しの一品。
それに黒があったとは。近頃の、九州地酒の旅(お店での机上の話)は、どうも大分辺りで長逗留していたものだから、見過ごしていたのだった。

ふくよか、深いといった熟成感は期待通り。ショットで確認後、ボトルを押えたのだった。後日も楽しめる幸せ。


ブログでは、普段は酒そのものよりも、呑むことに言及したい自分だが、昨日は何と二つものニュースを得て大満足なもので、こんな展開に。