酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

食べ疲れを癒す。

2012-09-17 | こしらえた話。
三日間に渡って開催された旭川食べマルシェは、本日夕刻をもって無事閉幕。二日目、三日目に降るはずだった雨は旭川を外れるという幸運もあり、街はずいぶんと賑わったと思われる。
自分もご多分に漏れず、三日間とも足を運び、あれこれと楽しむことが出来たのだった。

というより、食べ過ぎた~という感じが否めないそんな夜。食べ過ぎによる膨満感ではなく、食べ疲れたというのが正確なところ。

そんな時の晩飯に


ネギ味噌。

長ネギを青いところごとザクザク切って、鰹節とともに酒、味噌(味噌1:水2)で煮込んだだけ。長ネギの値段が手頃で、かつ青いところもしゃんとしているのを見つけたら、よくこうして常備菜(といっても、すぐに食べ尽くしてしまうが)にしている。
くたくたになるまで煮るのが旨い。ネギのエキスに身体が癒される気もする。

とにかく、このネギ味噌。飯進む、酒も呑めるという、いい奴なのだ。

言い換えれば、塩分、炭水化物の摂りすぎに注意、ともなるのが玉にキズだがとにかく食欲が湧く。今日の夕刻はハッシュドビーフまで食べたのに、まだご飯が食べられるのだから。

味噌と鰹節を使えば、別腹が出来るようだ。

食べマルシェ

2012-09-16 | 旨かった話
が、今年も開催となった。


1キロ以上に渡って続く飲食ブース。道内各地からの出店が並ぶ。南九州からの出店も多数。ズラリと並ぶ各地の名物や旨いものには目移りするばかりだ。


一例。

それにしても暑い。
いつもの年なら秋の雰囲気に包まれている頃なので、どうも調子が狂う。

でも、秋は秋。5時を過ぎるとくらくらっと暗くなる。
出店のあちこちでは「完売」の張り紙。盛況だったようで何よりだ。

そして、初日が終わる頃、友人デザイナーTと誘い合わせ、

まだ食べたりない秋を求め


またイクラ丼を食べに行ったのだった。

さあ、今日は二日目。どんな美味しいものに出合えるか。出動だ。

麺事情 9/14 新種登場?

2012-09-14 | 麺好き
どうしても、いつも同じ店に行ってしまうので、一向に伸びないこのカテゴリー。少しネタが出来たので久々のアップ。


by 山頭火 美瑛店


山頭火のラーメンについては未だ、旭川でも支持派とそうでないのに別れるが、それだけ人の心に残ったラーメンということ。会長とは創業の頃からの付き合いなので、自分はこれを嫌う理由が無いのでこうして、思い出しては足を運ぶ。観光客にもよく、山頭火はどうかと訪ねられるのできちんと知っておかねば、というのもある。
盛り付けを見る限りは、マニュアルも徹底している模様。丁寧に仕事をしている。

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by は満長 本店


蕎麦屋のラーメン。穴場中の穴場だ。ラーメンとは本来こういうものだという、極めて見事な手作り感。知る人ぞ知る一品である。
食堂という訳でもないのに何故ラーメンに手を出すか分からないが、食べてしまうとそんなことはどうでもよい気高さだ(これは言いすぎか)。
お昼は小ライス無料。(そこまで言うか)

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by 大吉 本店


塩麹ラーメン。近頃気に入って、時々行く店であるが、旭川の歩く食辞典と異名を持つとらきち氏のブログが紹介していたメニューにその名を見つけ(普段はぜんぜんメニューも見ずに醤油!という私なもので)、心惹かれ食べに行ったという次第。
塩麹のコクが効いて、なかなか面白い味。自分は醤油派なので、一興である、とでも言っておこうか。塩気が口に残るのか、食べ進むと少ししょっぱい気がしたが、それは欠点ではない。

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by かに紅船

カニ料理屋のランチ。噂には聞いていたが行く機会がなく、先日の昼時、たまたま近くを通ったので実現とあいなった。ラーメン自体は特にカニとは関係ない。
人柄穏やかな、高齢のご主人が手作り。ラーメンの一品たる質感量感、供し方に見る丁寧な仕事はなんと気持ちの良いこと。
麺はもちもちとして、料理屋の頑固さのようなものがある。それを雑味のないおつゆが、脇役として控えめに引き立てる、という具合だ。
器の下にあるそれ、何と言うんだったか。専用の台に乗っかっての登場。見た目、あら小さく可愛いラーメンと思ったが、見た目以上に器は底が深い。そのおかげで冷めにくいのようだ。
リピート決定。

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で、タイトルの新種であるが…


具は某メーカーの開発商品。試作品ラーメンの調理は加藤屋さんだ。
名づけて「旭川しょうゆホルめん」。
地元フリーペーパー「ライナー」が実施した試食モニターイベントに参加の機会を得て、実食。

ホルはホルモンのこと。このラーメンの生まれについて開発側は、旭川は昔、養豚業が盛んだったので、ホルモンとは縁が深いと位置づけている。また、醤油は旭川の食文化を語るとしているが、今現在の街の実態としてはちょっとピンとこない。
しかし、ホルモン屋は多いし、旭川はラーメンの街としては市民も認知しているところなので、ホルモン+ラーメンは簡単に捉えるうちはB級グルメとしてはありと思うし歓迎もする。

ただ、

ホルモンをのっけたラーメンは既に…

という話はここでしても仕方ないので、率直に商品に対するモニターを。

まずは、美味しかった。普通に。
母体のラーメンは、もともと好きな加藤屋。もともと美味しいラーメンは、どんなものをトッピングしても、大概、美味しいものだ。


醤油を使って煮込んだホルモンは極めて柔らかいが、こうまで柔らかいと何か違うもののような気さえする。
甘みがあって美味しく、柔らかいというのは悪いことではないが、勝負すべきは、これが旭川のホルモンだ!的なオリジナリティかと思う。また、コラーゲンを足していますということだが、何が不安なのか、そこまで何かに、誰かに迎合する必要があるのだろうか。
コラーゲンを云々するなら、鳥軟骨ラーメンとか豚足ラーメンの方が訴求力がある。

おっと、それてしまったか。

そして、見た目のイメージについて。開発中なのでどこまでの意見が求められているか分からないが、最初の画像のように、メイン具材があの程度の量では少ない。
ホルモン=栄養、スタミナ、ボリウム感、 というのが一般的な捕らえ方だろうから、もっと見た目にこってり感があってもよいのでは。
いえいえ、ホルモンのイメージに反して、ローカロリー、柔らかく食べやすい、しかもコラーゲンまでプラスしてるんですよ、と開発側はそれを売りにしたいのかもしれないが、自分はラーメンにそれは求めない。

どうせなら、このくらいに。


大サービスで画像を自作した(笑)

されど、旭川のラーメン文化に新しい風。健闘を心から祈る。

※さっき、とらきち氏のURLを確認すべく先様のブログを見たら、偶然にも今日、このことが書いてあったとさ。さすが、シビアに評価してる。

イカ天。

2012-09-14 | こしらえた話。
前からやろう、やろうと思っていたラジオ体操を、今朝実行(ほんとにラジオを聴きながら)。最初の「腕を前から上げて背伸びの運動ぉ~」で肩がコキコキ(ちょっと痛い)。ひょっとして四十肩の前兆(いや五十肩とも)か。
コキッと鳴るってのは、あまり動かすなってサインなんだろうか。治せるのかな。

と、健康を謳歌するはずが、気が重い朝なのだった。

で、昨日、拵えると言っていたイカ天はこんなふうに。

うーむ、見栄えがダメ。いざとなると天ぷらの盛り付けって、全然分かってないのだった。

そうそう。問題はきちんと捌くと丸まらない、って話だが、くるんとなってしまったのと、そうでないものに。これは切り込みの入れ方の違いのような(ちょっとしか入れないのと、けっこうしっかりと包丁をいれたのが混在)。

しかし、味はバツグン。

そりゃそうだ、イカ天はイカが美味しけりゃ誰が作っても美味しい。
ともかく、昨夜はこれをワサビ塩で堪能し、実に満足。ピーマンは、パプリカの間違いじゃないのと思うほど肉厚で甘く、これまた美味。

よし、次には、切り込みに気をつけ、すっとまっすぐなイカ天を目指すべし。(丸まったのは愛嬌あっていいけどね)


ところで、ラジオ体操第二は、ほとんど忘れてた。
音楽さえ始まってしまえば、体が覚えていると思っていたんだが。
肩も老化、記憶も老化ってか? ショック。

サンマを食べに

2012-09-13 | 酒風景
出かけたのだった。

昨日はどうにもサンマが食べたくて、「川わき」に。


型は中くらいであったが、それで十分だ。
新鮮なので丸焼きに。

旨かった。やっぱサンマは目黒に、じゃなくて、サンマは人に焼いてもらうのが旨い。プロならば、外側ぱりっと、中はほっこり。ハラワタはやんわりとあたたかに。

その後の酒は、マスター肝いりの、〆張鶴のちょっといいやつ。
まるで旨い酒の見本のような酒。旨かった。


ときに、サンマが食べたいと同時に、イカも食べたい腹塩梅だった昨日。
実は天ぷらでも揚げようかと思っていると、マスターに話してみた。で、図々しくも、揚げ方のコツを聞いてみたら、水分で油がはねないよう、粉を打つこと。何よりもまず、捌き方にあるという。

マスターが、おしぼりを開いたイカに見立てて、こうやって、こうやってと身振り手振りで教えてくれる。
そうすれば、丸まらないんだと言うが、よく分からん。

で、


書いてもらった(笑)

リングでなく、短冊にしたいときは、イカの胴体を横に切るのではなく、タテ目に切るといいそうな。

ほう、聞いてみるもんだ。知ってる人は知ってるんだろうが、自分は初耳。粉を打つというのは知っているが、これはためになった。

さて、その妙技は今夜。
食卓で試される。