酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

続 アンチョビを肴に

2015-09-07 | 酒風景
先日のアンチョビ話のその後である。

KING OSCARのオイルサーディンの缶に添付されていた刷物に載っていた、アンチョビと酒の楽しみ方。日本酒には・・・という例がこれだ。


塩麹。ありがちな気もするが食べてみたことはない。斬新な提案だ。

うん、塩麹の味だ(笑)

と思ったが5分もして味が馴染んできたとき、大化けした。
ほら、あの味。知っている人は知っている「ニシンの切り込み」。生にしんを麹に漬け込み発酵させたものである。腐敗臭にもにた独特の臭みがあるのだが病みつきになる。
あの風味に似ている。青魚と麹だからして、ない話しではない。
早い話が「意外に美味」なのである。

取り置きの吟醸を合わせてみたが、急遽、低精白の純米(安価品だがけっこうやれる)に切り替え。アンチョビをちょびちょびつまみながら酒をちびちび。そんな貧乏ったらしい(笑)呑み方になるが、まったりとした味覚はこんなテンポがいい。

発酵モノで呑むのが好きというお方にはオススメかも。