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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

嬉し虚しな旬の味

2014-12-24 | 酒風景
いつもの炉端での晩酌。ひょっとして女将の顔を見るのは今年はこれで最後かな。

以前女将に勧められ何となく気に入った龍勢(広島)純米を呑る。
肴は松川ガレイ。


冬本番になり脂がのったか、甘味と歯応えが良い。
手応えある龍勢と良い勝負だが、エンガワは別格だ。
カレイに何かの事情があって旨みをここに蓄えてある、そんな凝縮された旨みには
さすがの銘酒もちょっと力不足を否めないか。

なんて具合に楽しんでいると女将から差し入れ。


カジカの子。うっすらと醤油漬けになっている。

こちらも旬を迎える魚で、この時期に食べるカジカは最高だ。
これさえあればキンキには用はない、とまでは言わないが
何しろうまいのである。
かつ、裁くのは大変なので店で食うに限る。

そういや昨年末、この店でキンキ鍋を食べたんだっけ。
早いもんだ。
いかにも年末的な発言がはばかられるが、時の流れが早すぎる。
美味しいものを食べる暇がないではないか。

あがいても、来週には年が代わる。