酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

我流菜

2012-10-08 | 酒風景
さて、これが良いか良くないかはさておき、あくまでも我流ということで。


昔のブログでも書いたような気もするが、結論から言えば、気に入っていてこうしてしばしば食べているこの炒り卵。小さく刻んだ安い魚肉ハム、プロセスチーズ(フツーのが良い。溶けるタイプや粉チーズは味気ない)、溶き卵と共に火にかける。塩コショウ、そして隠し味に酒。仕上げに鰹節を混ぜ込み出来上がり。時には煎りゴマを足したり。食べる時には醤油あるいはめんつゆを少々。

この奇天烈な、チーズオムレツの失敗作を無理矢理に和風仕立てにしたような炒り卵。ハマると意外にクセになる。

そもそもはチーズ入りスクランブルエッグに鰹節を振って醤油をちょちょっとかけると美味しいでしょと、昔の彼女が何もないときの即席といって作ってくれた肴を、自分なりに味濃く、ハイカロリーに進化させたもの。
で、これを食べるとやはり思い出す、自分にとってほろにがい恋の味ということになるのだが。

我流につき味については「ぜひお試しあれ」とは言わないが、構造上、酒には合うような気はする。仮に誰かが拵えるとするなら、味はどうかほろ苦くならないよう祈念申し上げる。

申し上げついでに、


よく見ると、ハムに卵がからまって出来はなかなかではないか。
と自画自賛な我流菜なのだった。

あ、これを拵えると彼女を思い出してしまうというだけで、彼女を思い出したくて拵えているという訳ではないからね。