酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

出合いの器

2012-10-01 | 酒風景
あれこれ美味しく食べたライナー感謝祭の翌日は、陶芸フェスティバルに。

なんとなく人混みを避けたい気分であったが、道内の作家が多く集まっての展示即売会はやはり見逃せない。


多分同じようなことを考えている人で会場は大賑わい。

ちなみに、画像上の赤や青の垂れ幕は、通路の丁度上にある。目を付けた店の場所が赤の通路の入り口側というように、場所を覚えやすいようになっていて便利。

全道から集結した窯は130余。いいものを見つけるためには、まず売り手との対話がカンジンであるが、話しかけてもそれがただの店番のオッチャンだったりするとがっかり。そんな苦労もイベントではつきものだが、巡り合わせに恵まれれば、作り手本人から制作意図や楽しく使うコツを聞くことが出来る、これもまたイベントの良いところ。

今回は、旨い酒を呑むための小型の片口と、柄のシンプルな皿に的を絞り会場を物色。

手に入れたもの一例


小振でちょっと面白いデザインの片口。本来はこれらがまな板みたいな台(それも陶器)とセットで売られていたのだが、単品で片口を買いたいと願い出たところ、こういう状態でならと譲ってくれた。ちょっと値切ったみたいだけど、まあアリだろう。

この他、同じく小振りな片口、皿を数枚購入。

さて、問題はこの先だ。それらの器が本当に出合いの逸品となるか。正直、こんな風に器を買って使ってみても、案外しっくりといかず、使っていないものが時々あるのだ。

どうか良い出合いでありますように。

三日目カレー。

2012-10-01 | こしらえた話。

お芋ごろごろ~、ではない。
今回は大根カレー。
そんなものがカレーになるのかねと、一抹の不安とともに食べたお江戸は谷中の大根カレーが初体験。意外に美味しいと自分でも時々拵えるようになったというもの。

実はコレ、拵えてから三日目。買った大根は、秋の気配もある中、まるで夏大根な辛さ。カレールウは辛口であるが、それよりも大根がやたらと辛い出来となった。良く言えばそれは鮮烈。そんなカレーもありかなと思いきや…


二日経ち、三日経つと激辛大根はまろやかに。
カレーは寝かせることで旨さが増すというが、まさにそれを実証した。というか、大根は辛さが取れて気が抜けたよう。

大根を楽しむなら、このカレーにあっては作りたてが旨いのかも。

ところで、そのお江戸で食べた大根カレー。谷中の商店街にあった喫茶店でのことだったが、こんな家庭用のルウを使ったこってりしたものではなく、もうちょっとあっさりとした出来あがり。たっぷりと煮込んだ野菜の風味が香る個性的な味だった。

お江戸に行かなきゃ、知らなかっただろうな。うむ、旅は楽し。