俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

向日葵

2007年07月02日 | 俳句

『両の手に 風を感じて 夏散歩』
(りょうのてに かぜをかんじて なつさんぽ)

『半夏生 小学校の田 植えられて』
(はんげしょう しょうがっこうのた うえられて)

『始まりし 博多山笠 夏祭り』
(はじまりし はかたやまかさ なつまつり)

『夏草を 抜きし跡にも 夏草が』
(なつくさを ぬきしあとにも なつくさが)

『向日葵の 我を見ている 気配して』
(ひまわりの われをみている けはいして)

『想い出す 団扇で遊ぶ 妹の顔』
(おもいだす うちわであそぶ いものかお)

『汗まみれ 長い睫毛の 妹なりし』
(あせまみれ ながいまつげの いもなりし)

『口軽き 総理の弁に 汗も止む』
(くちかるき そうりのべんに あせもやむ)

『紫陽花は 枯れることなく 色褪せて』
(あじさいは かれることなく いろあせて)

『昼顔の 昼を過ぎれば しな垂れて』
(ひるがおの ひるをすぎれば しなだれて)
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七月

2007年07月01日 | 俳句

『七月や もう半年も 過ぎにけり』
(しちがつや もうはんとしも すぎにけり)

『花南瓜 身をも忘れて 咲きにけり』
(はなかぼちゃ みをもわすれて さきにけり)

『梅雨盛り 雨の匂いの するという』
(つゆさかり あめのにおいの するという)

『天花粉 今もお世話に なりにけり』
(てんかふん いまもおせわに なりにけり)

『帰るなり 汗シャツ脱いで シャワーして』
(かえるなり あせしゃつぬいで しゃわーして)

『枇杷食えば 孫生まれけり 我が友よ』
(びわくえば まごうまれけり わがともよ)

『幼頃 枇杷の花摘み 実の成らず』
(おさなころ びわのはなつみ みのならず)

『枇杷の実は 美味しくも種を 持て余し』
(びわのみは おいしくもたねを もてあまし)

『冷麦の 赤と緑を 好むなり』
(ひやむぎの あかとみどりを このむなり)

『雄叫びの 如き寝言に 昼寝覚む』
(おたけびの ごときねごとに ひるねさむ)

『手枕を 真似して妹の 昼寝せり』
(てまくらを まねしていもの ひるねせり)

『虹消えて 夢も消えたと 言うまいぞ』
(にじきえて ゆめもきえたと いうまいぞ)
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