俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

入道雲

2007年07月19日 | 俳句

『久々に 夏の陽射しを 受け止めて』
(ひさびさに なつのひざしを うけとめて)

『アラジンの 魔人の如き 夏の雲』
(あらじんの まじんのごとき なつのくも)

『入道雲 見ている内に 目が痛く』
(にゅうどうぐも みているうちに めがいたく)

『太陽に 向かって夏の 行き帰り』
(たいように むかってなつの いきかえり)

『学び舎に ミンミン鳴きて 世は盛り』
(まなびやに みんみんなきて よはさかり)

『鉄塔の 電線の先に 夏があり』
(てっとうの でんせんのさきに なつがあり)

『入道雲 幾重も重なり 憂さ晴らし』
(にゅうどうぐも いくえもかさなり うさばらし)

『空蝉の 残り香さえも 軽やかに』
(うつせみの のこりがさえも かろやかに)

『すいすいと 軽く泳ぐよ あめんぼう』
(すいすいと かるくおよぐよ あめんぼう)

『雨蛙 遠慮は要らぬ 顔を出せ』
(あまがえる えんりょはいらぬ かおをだせ)

『ぽつぽつと 夕菅の花 灯りけり』
(ぽつぽつと ゆうすげのはな ともりけり)
コメント
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