俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

いまだ梅雨

2007年07月21日 | 俳句

『みんみんの 合唱聞きて 出勤す』
(みんみんの がっしょうききて しゅっきんす)

『山を越え 鉄塔竹の子 西東』
(やまをこえ てっとうたけのこ にしひがし)

『サービスの クーラー効き過ぎ 膝の毒』
(さーびすの くーらーききすぎ ひざのどく)

『幾重にも 重なり霞む 夏生駒』
(いくえにも かさなりかすむ なついこま)

『ついに出た 乗り過ぎちゃった 夏電車』
(ついにでた のりすぎちゃった なつでんしゃ)

『窓越しに 柳花、ヨミウル 夏化粧』
(まどごしに ゆうふぁ、よみうる なつげしょう)
     注)柳花:韓国ドラマ 「朱蒙」[高句麗建国の王]の主人公の母
       ヨミウル:        神宮の女官

       
『車窓より 見えし夏女 異邦人』
(しゃそうより みえしなつおんな いほうじん)

『窓走る 雨筋数本 嫌な梅雨』
(まどはしる あますじすうほん いやなつゆ)

『大阪を 暗黒とする 梅雨の雲』
(おおさかを あんこくとする つゆのくも)

『梅雨の雨 本降り前に 我が家まで』
(つゆのあめ ほんぶりまえに わがやまで)
コメント
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