『両の手に 風を感じて 夏散歩』
(りょうのてに かぜをかんじて なつさんぽ)
『半夏生 小学校の田 植えられて』
(はんげしょう しょうがっこうのた うえられて)
『始まりし 博多山笠 夏祭り』
(はじまりし はかたやまかさ なつまつり)
『夏草を 抜きし跡にも 夏草が』
(なつくさを ぬきしあとにも なつくさが)
『向日葵の 我を見ている 気配して』
(ひまわりの われをみている けはいして)
『想い出す 団扇で遊ぶ 妹の顔』
(おもいだす うちわであそぶ いものかお)
『汗まみれ 長い睫毛の 妹なりし』
(あせまみれ ながいまつげの いもなりし)
『口軽き 総理の弁に 汗も止む』
(くちかるき そうりのべんに あせもやむ)
『紫陽花は 枯れることなく 色褪せて』
(あじさいは かれることなく いろあせて)
『昼顔の 昼を過ぎれば しな垂れて』
(ひるがおの ひるをすぎれば しなだれて)