俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

台風一過

2007年07月16日 | 俳句

『久し振り 青空覗く 台風一過』
(ひさしぶり あおぞらのぞく たいふういっか)

『空青く 雲は白くと 夏盛り』
(そらあおく くもはしろくと なつさかり)

『早過ぎる 夏の陽射しの 戻りしは』
(はやすぎる なつのひざしの もどりしは)

『台風は いとも静かに 通り過ぎ』
(たいふうは いともしずかに とおりすぎ)

『向日葵は 一首高く こちら見る』
(ひまわりは ひとくびたかく こちらみる)

『夕顔の 芯の黄色の 寂しさよ』
(ゆうがおの しんのきいろの さびしさよ)

『夏木立 風もひんやり 閑なり』
(なつこだち かぜもひんやり しずかなり)

『片蔭に 身の置き所 見つけたり』
(かたかげに みのおきどころ みつけたり)

『輪が四つ あめんぼスイスイ 泳いでる』
(わがよっつ あめんぼすいすい およいでる)

『似合いしは 贈りし甚平 親子して』
(にあいしは おくりしじんべい おやこして)