俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

観梅

2007年02月22日 | 俳句

『雪柳 その優しさに 包まれて』
(ゆきやなぎ そのやさしさに つつまれて)

『雪柳 風に枝垂れて お辞儀して』
(ゆきやなぎ かぜにしだれて おじぎして)

『藪椿 散るに順あり 次はどれ』
(やぶつばき ちるにじゅんあり つぎはどれ)

『猫柳 かわゆき花と 誰か知ろ』
(ねこやなぎ かわゆきはなと だれかしろ)

『春の雨 敵か味方か 聞く女』
(はるのあめ てきかみかたか きくおんな)

『シャボン玉 残りし一個に 永遠祈る』
(しゃぼんだま のこりしいっこに とわいのる)

『卒論の 進みはのろく 梅日和』
(そつろんの すすみはのろく うめびより)

『白梅は お庭自慢の 見せ所』
(しらうめは おにわじまんの みせどころ)

『春霞 空の青さを 確かめて』
(はるがすみ そらのあおさを たしかめて)

『観梅や 梅粥さらり 喉熱く』
(かんばいや うめがゆさらり のどあつく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする