俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

花菫

2007年02月19日 | 俳句

『野に山に 春はやさしく 我包む』
(のにやまに はるはやさしく われつつむ)

『春の陽に 雲移ろいて 影落とす』
(はるのひに くもうつろいて かげおとす)

『夢だから 想いは続く 春の花』
(ゆめだから おもいはつづく はるのはな)

『花菫 君にはこの花 よく似合う』
(はなすみれ きみにはこのはな よくにあう)

『ふと想う 傍にいた君 花菫』
(ふとおもう そばにいたきみ はなすみれ)

『花はみな 春の花見て 華となる』
(はなはみな はるのはなみて はなとなる)

『紅梅は 雨に濡れつつ 天に伸び』
(こうばいは あめにぬれつつ てんにのび)

『枯れつつも 凛々として 花水仙』
(かれつつも りんりんとして はなすいせん)

『飲みたやな 黄の盃で 花水仙』
(のみたやな きのさかずきで はなすいせん)

『光浴び 葉陰に浮きし 白椿』
(ひかりあび はかげにうきし しろつばき)

『道端に 根性と言わず タンポポ咲く』
(みちばたに こんじょうといわず たんぽぽさく)

『雨空を 鳶低く飛ぶ 城の春』
(あまぞらを とびひくくとぶ しろのはる)

『春の水 跳ねを気にせず 妹走る』
(はるのみず はねをきにせず いもはしる)
コメント
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