俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

シャボン玉

2007年02月27日 | 俳句

『雛飾り 豪奢になりて 溜め息す』
(ひなかざり ごうしゃになりて ためいきす)

『見たきやな 桃源郷の 桃の花』
(みたきやな とうげんきょうの もものはな)

『めでたさは 桃の節句ぞ 三重なりし』
(めでたさは もものせっくぞ みえなりし)

『手をかざし 春の息吹を 空に見る』
(てをかざし はるのいぶきを そらにみる)

『春泥を 求めて遊ぶ 妹の居て』
(しゅんでいを もとめてあそぶ いものいて)

『春泥の 靴の乱れし 玄関先』
(しゅんでいの くつのみだれし げんかんさき)

『紅梅と 言えばふるさと 大宰府よ』
(こうばいと いえばふるさと だざいふよ)

『トンネルを 抜ければそこは 梅の園』
(とんねるを ぬければそこは うめのその)

『春うらら 漕ぎしペダルの 軽やかさ』
(はるうらら こぎしぺだるの かろやかさ)

『春うらら 鳶のごとく 飛びたくて』
(はるうらら とんびのごとく とびたくて)

『菜の花や 放り出されし ランドセル』
(なのはなや ほうりだされし らんどせる)

『シャボン玉 虹色の渦 宇宙なり』
(しゃぼんだま にじいろのうず うちゅうなり)
コメント
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