俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

飛梅

2007年02月17日 | 俳句

『蜜求め 花から花へ 蝶の飛ぶ』
(みつもとめ はなからはなへ ちょうのとぶ)

『春の陽の 眩しくありて あたたかき』
(はるのひの まぶしくありて あたたかき)

『ひそやかに 咲きし一輪 梅の花』
(ひそやかに さきしいちりん うめのはな)

『はらほろり 梅の花びら 風に舞う』
(はらほろり うめのはなびら かぜにまう)

『散り行きし 梅の花びら 飾りなん』
(ちりゆきし うめのはなびら かざりなん)

『啼いている 春告げ鳥が 飛梅で』
(ないている はるつげどりが とびうめで)

『春は花 妹はなの花 花菫』
(はるははな いもはなのはな はなすみれ)

『花椿 つんつんしてる 空見てる』
(はなつばき つんつんしてる そらみてる)

『春の花 嫁は鉢ごと 抱え来る』
(はるのはな よめははちごと かかえくる)

『すべり台 立ちたる妹に 春一番』
(すべりだい たちたるいもに はるいちばん)