無口の弊害

4月24日（水）
自分は人見知りで無口で無愛想。家でも殆ど口きかないし、仕事場でも一般的な挨拶と仕事の電話ぐらいだ。
気持ちとは裏腹に、誤解されて嫌われるタイプですな。でも仕方がない。今さら直せん。
人には得手不得手がある。3分黙らせたら死ぬという人もいれば、こっちは3分しゃべり続けないと殺すぞと言われたらあっさり死ぬタイプだ。
人前でスピーチなんてものは大嫌いで罰ゲーム以外の何物でもない。

ただ、当然ながら普段から話さないといざという時に上手くしゃべれない。何事も訓練なのだ。話すという訓練を普段から怠っているので、思った言葉が出ない。失語症である。
例えば、バンドでミーティングをする。
立て板に水で話すギタリストがいるとしよう。壊れた蛇口のように延々と言葉を発しているが、こっちは口を挿めない。思ったことを頭で整理して言葉に変換するうちに、すでに話題は次に飛んでいってしまっているからだ。
また、エロ話が得意なボーカリストがいるとする。下ネタで盛り上がっているので、こっちもとっておきの下ネタを話そうと頭で言葉に変換して口にしようとした瞬間、話題は真面目な時事ネタに変わっていたりするのでもはや口に出せない。
さらに、ダジャレの好きなベーシストがいるとして、飛び出すダジャレを皆がスルーしているので、こっちもスルーしたりでやっぱり話せない。。。

いろんな新語や用語も忘れやすい。
普段から口にしないと、やはり覚えられないのだ。
昨日、「色の濃淡」を何と言うか、という事で悩んだ。思い出せない。
淡い色から濃い色に変化する。しゃれた言い方があったよな、でも出てこないんだな～。
ネットで調べればすぐ出てくるけど、脳の活性化のために思い出すことにした。
すぐに出てくると思ったんだけれど、思いのほか丸一日かかった。しばらく悩んで出てこず、あきらめて翌日になって全然関係ないときにフッと出てきた。
「グラデーション」だ。
出てきたときの脳内はドーパミンのお祭りだ。
これからはお話ししようと思った。独り言で。。。アブナイ