駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

「ホビー」に思う

2011年04月12日 | ホビー
「ホビー」って言葉には、何ともいえない魅力がある。
プラモやNゲージなどの乗り物。
戦車や戦艦やゼロ戦やジェット戦闘機。
名古屋駅にある高島屋(東急ハンズ)の10階において、今『ロボット&ラジコン展』という催しをやっているのはご存知?
先日、帰り際にそのポスターに目が止まり、普段はあまり寄り道をしないオレなんだけど、つい引き寄せられるようにフラフラとエスカレーターを上ってしまった。
行ってみると、デモンストレーションの時間ではなかったらしく、人はまばらで係員は使用するバッテリーの充電に忙しいって感じで、期待しすぎて膝カックンだった。
でも、動いてはいなかったけれどドアラのロボットや、戦車や超小型プレーン機のラジコンなどの商品が置いてあり、こんなオジサンになっても、それなりの少年ココロをくすぐるのであった。
オレ、なにを隠そうラジコンが大好きなのだ。(別に隠さんでもいいんだけど)
中学の頃、何に憧れたって「ラジコン」以上に憧れたもんはない。
つか、天地真理と南沙織とアグネスチャンの次ぐらいに憧れたんだ。。。へへへ。
でもホントに「ラジコン」っていう言葉を聞くだけで、狂おしいばかりの憧れを感じていたのですのだ。
それは当時、実家が浜名湖の近くなので、その浜名湖で近所の同級生のお兄ちゃんが、大きなエンジン付きラジコンボートを走らせているのを見て、ハートを鷲掴みにされてしまったのであります。
あの迫力あるエンジン音と、ヒマシ油とアルコールの混合燃料の匂い、エンジン始動のバッテリー(大きな電池)と、始動に使うロープ。
全てのものが、少年の目と心を奪う魅力に満ちたものでした。
自分もやってみたい。
でも、貧乏家で親にねだることも自分で買うこともできないし、見るだけだった。
そこで、オレは親戚の新聞屋に頼みこんで『新聞少年』になった。
自分で稼いでラジコンを買うためだった。
それが、自分が社会に対して、「働く対価」と、「社会で生きる厳しさ」を知るきっかけとなったわけであります。
眠たい早朝に起きて、新聞配達をして、1か月3~4,000円ぐらいだったと思う。
半年ぐらい経って、小ぶりのエンジン付きラジコンボートが買えた。
でも、プロポが買えないので、父親が見かねてそれを買ってくれた。
フタバの2CHプロポ、32,000円也。
今思うとめちゃ高い。
よく買ってくれたなあ。金もないのにうちの親父、神に思えた。
オレ、ラジコンに夢中になっていて成績が下がってしまった。
全然勉強に興味なかった。英語も数学も地理も歴史もどうでもよくて、エンジンをいじっていたかったんだ。
自作でプロペラ自動車を作り、めちゃくちゃスピードが出て、模型屋の親父に「スゴイ!」と褒められた。
でも学校の先生にラジコンを取り上げられてしまって、何にもやることがなくなって、何にも興味がなくなってしまった。
ますます成績が下がった。
じゃあ、工業高校へ行ったら?ということで、素直に工業高校へ行ったが、その頃にはエンジンにも興味がなくなってしまい、キャロルを見てロックンロールに興味を持った。
10歳ぐらいのころに興味を持ったドラムに、火がついた。
それから、今までず~っとドラムがホビーであります。

続く
コメント (2)
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