駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

力を抜いて、気持ちを込める

2010年04月10日 | ドラム&パーカッション
4月10日(土)
この一週間は、めちゃ忙しかった。
先週(2日)の金曜日のパーティでの演奏を筆頭に、7日(水)のダブキン、9日(金)サイモンとライブ演奏が続き、その間に別の打ち合わせがあったり、今夜はドラム教室があったし、また昼間は普段の仕事の同窓会的集いに参加したりと、毎日のように出掛けてました。
もちろん仕事も行きながらってわけで、体はクタクタにくたびれてます。。。
疲労と睡眠不足のおかげで口内炎ができて、食事に支障が。。。
味がよくわからん(涙)
でも、こうして大好きな音楽活動をやらせてもらえる環境には大感謝です。
仕事も休みづらいんだけど、時間休を取らせてもらったりして職場の皆さんに迷惑をおかけしつつ、何とか平日のライブに間に合わせてもらえるってことが有り難く、ひたすら感謝するのみであります。

今回、音楽の現場では、お客様やスタッフの皆さんから概ね好評をいただいて満足しています。
ただし、気を抜かないように、さらに向上していきたいと思います。
ライブを行うたび、何かしら新たな発見をしていくような気がする自分なんですが、またもや、教えられたことを書こうと思います。
ドラムやパーカッションという鳴り物に魅了され続けて、はや40年ぐらい(!自分でも驚き)なんですが、自分の演奏スタイルでもあるガツンと強力に突っ込むロッキンロール・グルーヴはたまんなく気持ちがいい。

「SOUL・FINGER」や「CHIPS」の演奏では、そんなスタイルを貫き通してやってます。
前へ前へと機関車は進む。
そんなイメージで、ボトムであるドラムが走ります。
そして、それに引っ張られてメンバーの華やかな客車が彩りを添えるんですね。
お互いを煽りつつ、刺激しあいながらビュンビュン走る。
これがオレの愛するロッキンロールなんですよ。
もうちょっと具体的にドラムセットで表現すると、バスドラが推進力です。
ドカンドカンと強力に突っ込み、スネアの2拍4拍のバック・ビートでビシビシッと引き締める。
これが気持ちよさの秘訣なんだって、いつも言ってます(笑)
しかし、これって単純過ぎて、へたをすると喧しいだけになる恐れもあります。
何事も強弱が肝心。
ダイナミクスこそ、ドラマーの腕の見せ所。
これが上手いのがプロの演奏ですね。
先日の、クリス・デュアーテ・トリオのドラマー「クリス・バローズ」さんのドラミングは圧巻でした。

年齢はずいぶんと若く見えたんですが、ドラミングが老獪とも言えるような素晴らしいテクニック。
実にワンダホーであります。
ドラムセットのタムを取っ払って、スネアとベードラとフロアタムだけの超シンプルセット。
しかも、シンバルもスネアもペダルも持ち込まず自前はスティックのみ、お店の常備品だけで演奏するという潔さ。
ズージャ関係のドラマーにはよくいますが、ライブハウスの常備品は外れることの多いこの業界。
オレにはなかなか真似できません。
腕に自信がないからストレスになってしまうんで。。。(涙)
しかし、彼はその超シンプルセットで2時間強、淡々と強力グルーヴを叩き続けました。
時には怒涛のごとく、時には優しく静かに、時にはスカスカのレゲエで。
一流のドラミングは、力を抜いて、気持ちを込めたときにこそ、違いが判るんだなって改めて感じました。
う~む、マンダム!

4月~のライブ予定です
4月23日(金)バークレー(豊橋)/GGバンド
4月24日(土)住吉Dream Cube (名古屋市中区栄3-1-19ソフランビル4F 052-242-0177)19:00~/パンチアウト(ヘルプ)
5月2日(日)ハウスオブクレイジー(豊橋)/ドラマーズナイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする