駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

カノウプス/シンバル・スタンド

2007年11月25日 | ドラム&パーカッション
ドラマーにとって、機材の運搬は苦痛以外の何物でもありません。
屋外のライブや、機材持込のパーティ等のライブには、運搬車に積んだり降ろしたりという、どうにもならない苦痛な体力仕事があります。
とにかく、機材の数が多くて重たいということは、演奏する以前に体力を無駄に消耗させ、肝心のライブを迎える前の「ああしようこうしよう」という繊細なミュージシャンの心意気を、根底からなしくずしに「くたびれたからテキトウにやるか~」とネガティブに変化させてしまう恐れすらあるという、恐るべき鬼門である。
ドラマーとして、運んだ際のドラム本体の重みというのは、実は可愛いわが子を抱っこした瞬間のような愛着もあります。
しかし、ドラム本体は図体はでかくても空洞の大きな物体ですから、思ったほどの重量ではありません。
それに比べ、格納枚数の多いシンバルケースや金属のスタンド類の詰まったスタンドケースは、不意に持ったら腰をやられるほどの重量があります。
もっとも、体力勝負のドラマーのことですから、少々のヘヴィー・ウェイトにもへこたれないのは当然ではありますが、そこはそれ、寄る年波ちゅう厳しい現実の中、ドラマー諸氏は苦戦を強いられるのであります。

さて、そこで現れましたのが、今回紹介いたします中高年ドラマーの強い味方、超軽量で、アンチークなルックスで古き良き時代のドラムをホウフツとさせる、このシンバルスタンドであります。
カノウプスから発売し、世の中のオールド・モデルファンが大喜びして大絶賛のこのスタンド、小さくて軽くて、そして安く、さらに見た目がチープでカッチョイイ!
自分も、思わず買ってしまいました。
世の中のシンバル・スタンド、ヘヴィー・デューティーだか何だか知りませんが、ここ20年ぐらい、ネコも杓子もという感じでどこのメーカーも足はダブルレッグで重たいの何の。
突風が吹き荒れる野外のライブならいざ知らず、屋内のライブなら「そんな重たいスタンドいらんやろ~!」って感じで大木こだま風に叫びそうな心持でありましたが、さすがオヤジドラマーの気持ちを一番心得ておられる「カノウプス」さん。
作ってくれました。
と言っても、去年だったか一昨年だったかの製品なんですけどね。

畳んでみるとこのとおり。

今までのスタンドの半分以下の大きさと重量です。
これを2~3本取り替えることにしたら、随分とスタンドバッグが軽くなるでしょう。
うっしっし。
まだ、他にも優れもんのハードウェアーがありますぜ。順次手に入れるつもり。
次のドラム持込のライブが楽しみじゃのう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする