大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

太鼓張り襖

2012年02月07日 | ふすま・表具
太鼓張り襖は、茶室の茶道口などに使われるふち(框・桟)なしのふすまです。
坊主襖とも呼ばれます。

今回は張り替えのお仕事でした。
茶室におさめた状態の写真でなくて申し訳ありません。
(作業場ではまったく雰囲気がないですね。涙。)

今回、特徴的なのは、上張りに鳥の子紙を使用せず「越前奉書紙」を用いたこと。
「透かし太鼓」とも呼ばれる技法で組子下地が透けて見えます。
これは、茶会が夜に行なわれるときなどに手燭(てしょく)の明かりがうっすらと
浮かび、亭主が茶道口の前に来たことの合図となるのです。

もうひとつの特徴は「切り引き手」。
下地のます目を切り込んで斜めに紙を貼ったものです。
「塵落し」か「塵受け」かは流派によって異なります。

千利休以来、日本の伝統となっている「侘び」の世界。

ふすまひとつとってもシンプルな中にものすごい奥深さを感じます。


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(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
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