大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

二十歳の娘とふたりモノポリーをする

2016年02月12日 | 日記
私も年齢50をとうに越えた。

子どもたちは二人とも20歳を越えた。

いよいよ、ついに、大人ばかりの世帯となっている。

いずれ彼、彼女は社会人となりこの家を出ていく。

30年前の自分がそうであったように。

ちびすけどもが大人になるまでのおよそ20年。

当時30歳くらいの自分が、いま50歳(オーバーしている)で。

子どもが30になったら自分は60、子ども40で自分70だ。

自分が若くて、いま何歳かななんて関係なくて、子どもの成長に一喜一憂、

な~んて時代は、はるか遠くなりにけり。

自分の子どもが、ほんとに子どもで、そいつらに一生懸命かかわっていられた時間は、

いま思えば、とても短く、とても貴重だった。

しかも、その極めて短い時間が、子どもら自身の人間形成に、取り返しのつかない、多大な影響を及ぼしている。

もっと、こうしていれば、ああしていれば、なんて、言い出せばキリがない。

でもこれは同世代のみんなに言えるのではないかなあ。。

昨夜、仕事から帰ったとき、同時に嫁が風呂に入り(彼女は入浴時間が非常に非常に長い)、家には娘がいて、

めずらしく「父ちゃん、何かして遊ぼ。」 と言った。

いつもスマホと首っぴきの娘からのいきなりの投げかけに戸惑うオヤジ。。

「う~ん。トランプでもすっか。」

二十歳の娘と七並べ、スピード、をやった。対戦成績は五分だった。

娘が 「モノポリーやろっ」 と言い出した。

このゲームは時間が長くかかり、なかなか決着がつかない。

でもやることにした。


かつて子どもたちが小学生だったころ、当時流行っていたテレビゲームは、あえて購入しなかった。

子ども同士のコミュニケーション能力の向上に悪影響があると思ったからだ。

だから、うちには今でもボードゲーム、カードゲームがたくさんある。

人生ゲーム・サッカー盤・オセロ・チェス・将棋・宇野・水道管ゲーム・かるた・花札・麻雀・
スコアフォー・バックギャモン・・・

(しかし息子が6年か中坊になり、ついに「ゲームキューブ」を買ったっけ・・)忘れた。


「ふたりモノポリー」が始まった。

チャンスカードには手書きの自分ちルールが記載されている。

「止まるだけ。家賃は払わなくてよい。」とか

「200ドルを消して『300ドル』もらう」とか

手製の「弱者救済カード」「免税符」「出所手数料カード」なるものが存在したり。

「なつかしい~!」という娘に、自分も同じ感覚をもった。

当時は真剣に遊んでいたなあ。。


結局ゲームは、堅実な戦術を通した自分が勝った。

自分の所持金と将来を考えず、ただ家賃収入欲にかられ貪欲に住宅建築に突っ走った娘の敗北だ。

まあそんなことはどうでもいい。(若干、彼女の性格が垣間見えて不安にはなったが。。)

超久しぶりに、超いい時間だった。

「今度、お兄ちゃんも入れて一緒にやろっ!」

と娘が言ってくれたことに純粋に喜びを感じた。が、

(勝負ごとにシビアな兄とまたケンカにならなければいいがなあ・・)

(うちは瞬間湯沸かし器家族だからなあ・・)

と、ふと昔を思い出したりした。。


嫁は長い風呂から上がり、しばらくテレビを見ながらひとりで爆笑する幸せなひとときを過ごしていたが、

やがて「寒い~!」「眠い~!」と言い出し、娘が「じゃあ、あと10周ね!」と解決策を提示。

(10週!??)

ゲーム終了後は 「先にお風呂入っていいよ」 とやさしいことを言ってくれた。

前日は 「いびきうるさいっっ!!」 とバーン!!と乱暴にドアを閉めたのに。。

起きてしまったではないか。。

同じ人物とは思えない。。


ずいぶん長くなってしまったが、今日の結論は、

・子どもと接する時間は実はたいへん短い

・その短い時間、父親は父親として出来る限り子どもと接するべき

・子どもがちびすけなら自分も童心に帰りめいっぱい遊ぶべき

である。。













コメント (3)
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