大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

ふすまのアクセント 細工貼り(1)

2012年06月20日 | ふすま・表具
無地系のふすま紙を張る場合、色や質感の違う和紙を貼り分けることで、
より個性的なふすまにすることができます。

たてに帯状に、よこに帯状に、曲線で、いろいろな表現が可能です。
これらの技法を総称して「細工貼り」ともいわれます。

今回ご紹介するのは「引き手さわり」と呼ばれるものです。
(手ざわり、手当たりとも呼ばれます)



引き手のまわりに色鳥の子紙を貼ります。
大きさに決まりはありませんが、引き手を中心にバランスよく配置します。
今回はたて六寸、よこ七寸です。
すみが切り落としてあるのは「デザイン」です。

お好みの色鳥の子紙をふすまのアクセントカラーとすることができます。
下の写真はほんの一例です。たくさんの色があります。



また、頻繁に開け閉めをする出入口などのふすまの場合、
どうしても引き手まわりから汚れたりこすれたりしてしまいます。

全体にはまだきれいなのに、引き手のまわりだけが・・というような場合は、
「引き手さわり」を貼ることで全体の張り替えをせずにすみ、
引き手のまわりの汚れが隠れ、補強とデザインにもなります。

先日、障子の張り替えでお伺いしたお客様宅は新築まもないのに、
かわいい飼い猫ちゃんが障子をバリッ。ふすまも1本だけ下のほうをバリッ。

「このふすま紙、気に入っているのに・・」「全部張り替えるのはもったいないし・・」
と猫を怒れないやさしい奥様。
たてに帯状に貼る「貼り帯」をご提案しました。爪あとの破れがうまく隠れます。

近い将来、うちの事務所の電話が鳴ると思います。


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