私たちスポーツ少年団指導者に毎月、日体協(公益財団法人 日本体育協会)から
情報誌「スポーツ ジャパン」が届く。
1・2月号に出ていた、福岡大サッカー部の乾監督の言葉がよかった。
以下、一部抜粋。
『輝く個性の原石を見つけたとしても磨き上げなければただの石ころ。』
『日本の指導者にありがちなのは選手の欠点を修正するのが仕事だと思っているところ。』
『私は逆に選手の特長をほめ、伸ばすところから始める。』
『認め、ほめることで選手に自己有能感が生まれ、さらにやる気が出る。』
『指導者の言葉掛け次第で選手の成長のスイッチはオンにもオフにもなりうる。』
なるほどその通りだと思う。自分の基本的な考え方も「ほめ伸ばし」だ。
家庭においても少年団においても職場においても、だ。
と、自然ここでオリンピック女子柔道選手のことを思い浮かべる。
どうしてオリンピック代表に選ばれるような一流のアスリートを
暴力で従わせなければならないのだろうか?
指導者が「自分も叩かれて育ったのだから叩くのが当たり前」になっているのだろう。
間違っている。
彼女たちは日本を代表するにふさわしい心・技・体をもっているだろうから、
ふてくされたり、へこたれてはしていないはずだ。
しかし一般の子供たちや学生たちにとってはどうだろう。
練習や稽古で暴言・暴力を受ける選手は果たして前向きになれるだろうか?
いやいやながら練習に出る、やらされている感覚、これでは伸びないのは当たり前だろう。
本人の「やる気スイッチ」がオンになってこそ、めざましい上達があるのではないか。
「伸びしろ」の違いはそこにあると思う。
その背中を上手に押してやるのが指導者の力量なのではないか。
これは学生の部活やスポーツ少年団レベルに限ったことではなく、
学習塾においていかに生徒の成績を伸ばすかということや、
会社における新人教育やOJTにおいても同じことが言えると思う。
仕事に置き換えれば、ソリューションとイノベーションの違いにもつながる。
かの、連合艦隊司令長官 山本五十六の言葉にもある。
『行って聞かせて、やってみせ、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ』
これは未来永劫不動の定理だと思う。
教育の基本であり、同時にリーダーシップ養成の「訓」であると思う。
頑張ろうニッポン。
頑張ろう自分。
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