1年に1回あるグループ会社含めた社内の優秀成績者を認定する式典が開催された。(ちなみに昨年は残念ながら中止)「課長島耕作」の初芝電産が優良販売代理店を招いて表彰するようなものだ。
販売や故障修理などで優秀な成績を収めた人を「クラブ会員」として認定するのだ。毎年厳しい認定審査が行われ、一度会員になったからと言って、翌年もその座が保証されるわけでもない厳しい世界である。その認定回数によって、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてダイヤモンド会員と種別がある。プラチナは10回、ダイヤモンドに至っては20回!入社早々から連続で認定されても20年かかることになる。転勤もあるのに「そんなのありえねえ」と思っていたら、驚くべきことに3人目が誕生したというのだ。私のセクションからも一人認定者が出たので「後援者」としてついていくことになったのだ。会場は「お台場」のとあるホテル、ゆりかもめで通過することは何度もあったが、降り立ったのはわずか1回しかないかなりの観光名所である。
式典は午後からの予定だったので、午前中東京ビッグサイトで開催されている「ワイヤレスジャパン」というイベントを見てくることにした。スマホやwifiなどの先端商品が紹介されているという。私の指先は微妙に帯電しているのか、タッチパネルだと画面が意図しない動きをしたりしてイラつくので、ずーっと昔からの携帯を使っているのだが、もう5年以上にもなるからポイントも溜まっているし一度見ておくのもよいだろう。はっきり言って最近の高機能スマホにはついて行けなくなってきてるからなー。
行きは普段とルートを変えて「ゆりかもめ」は使わずに湘南新宿ライン-りんかい線でビッグサイトに向かうことにした。いつもと違う景色だった。
この手のイベントは出典者がスポンサーにもなっている商品の見本市だから大抵入場は無料だ。最終日だったその日はそこそこ人が入っていて、有名企業のブースには結構人だかりがしていた。
ドコモのブースでは3Dライブコミュニケーションを展示していた。会場とリサーチパークの間で通信を行い、その場にいるような臨場感をもってテレビ画像でコミュニケーションするのである。ビジネス系だからコンパニオンのコスチュームは大人しめだと思っていたら、AKB48風の人が・・・関係会社のブースも奥の方にあったが、コンパニオンには何と背中から羽根が・・・!掲載は止めておこう。(彼女たちはあの仕事、断れなかったのだろうか?)
テクノロジーを感じたのは「スマートソニックレシーバー」という出たばかりの商品だ。簡単に言うと画面そのものが振動して音を出し、スピーカー不要なのでどこに耳をあてても明瞭に相手の声が聞こえる、というものだ。試し聞きに長蛇の列が出ていたが、裏で詳しくそのしくみを聞いていたら、いかにも興味深々の私のために内緒で奥に連れて行って聞かせてくれた。なるほど、こりゃーすげえ。
名前はイマイチだが「画像認識サービス」というのも面白い。スマホをかざすだけで世界一の画像認識エンジンにより瞬時に対象物の情報がわかるというものだ。海で釣れた妙な形をした魚、散歩の途中に見かけた変な虫、名前の知らない綺麗な花、見慣れない小さな鳥・・・超兵器の対象となる「得体の知れないモノ」を調べるのに役に立つぞ。(ってか、そのぐらいしか用途がない?!)
ちょっと仕事関係のブースでいくつか情報収集して昼休み時間となりビッグサイトを後にした。イマイチのろのろ遅いゆりかもめで台場までは15分くらいだ。あんまり魚がいそうもない海側を何気なく眺めていたら、はるか向こう側に独特な形をした橋が・・・あれがテレビでレポートしていた「東京ゲートブリッジ」か。羽田空港からの旅客機の飛行ルートによる高さ制限をクリアしつつ東京港へ出入りする大型船を通過させるためあの形になったそうだ。歩いて渡ることもできるし、夜はライトアップされると聞くので新しい東京の名所になるだろう。お台場駅に着くと、すぐ正面にフジテレビの建物が目に入った。その日は時間がなくて見学もできないが、妻は以前遊びに行って「明石家さんま」さんを見かけたという。お笑い芸能人とは言っても今やかなりの大御所だから、やはり近づきがたい大物オーラがあったことだろう。このあたりは修学旅行のコースになっているんだな。私も完全な「お上りさん」(もしかして死語?!)と化して彼らに混ざってレインボーブリッジやその向こうにある東京タワーなどを撮りまくった。
アクアシティという建物の中に入って一通りお店を見て回った。建物内もやたらに修学旅行生が多く、エスカレーターの行列が切れるのを待つのが大変だった。天気は良く気温も上がって外はほとんど炎天下だから建物から出てすぐのところにあるレインボーブリッジ側を一望できるベンチに座り、妻が子供の弁当用に大量に焚いて余った米で作ったおにぎりを頬張った。正面は何やら近所ではあまり見かけないハンバーガー屋のようだ。サーフボードにメニューが書いてあるからハワイから来た店かな。「クア・・・ア・イ・ナ。。。」どこかで聞いたことある店だなー。そうだ、久々にヘウレーカ!以前「鎌倉ルート」編で小夏師匠が教えてくれた鎌倉のお店じゃないか?!(もしかして違うかも・・・)こんなところにもあったのか!
昼食のおにぎりを景色を見ながら食べ終わり、せり出した公園のようなところへ歩いて行って女神の像やら写真を撮った。「何でもあり」なのはいいけど、どうにも人工的な感じが強いエリアだ。女神像の右側はるか向こうには東京スカイツリーが見える。
ここお台場で私は一つの使命を自分に課していた。妻が言うにはテレビの取材で「お菓子メーカーが出している専門ショップがある」ということである。日曜日から修学旅行の息子甘辛に何か面白いおやつを買って帰ってやろうと思っていた。しかし一回りしたアクアシティのビルにはそう言った店は見当たらなかった。私は情報案内で「あのーう、この建物じゃないかもしれないんですが、カルビーとかお菓子メーカーが直接出しているアンテナショップみたいなのがあると聞きました。ご存知ないですか?」
さすが東京の観光名所、お姉さんはにっこり笑って英語、中国語、ハングル版もある地図を取り出して「それでしたら、こちらにある「ダイバーシティ」さんの2階にありますよ。その出口を出て左へ真っすぐ首都高速を渡った左側の建物です」はきはきと答えてくれた。「お台場」のシティで多種多様なものがあり、人が集まるから「ダイバーシティ」とは見事なネーミングと感心した。
カルビーにグリコ、キョロちゃんに謎の中華店・・・他にもあったかもしれないが残念ながら認定式典の時間が迫っていた。お土産用の大きなお菓子ばかりで多少閉口しつつ、珍しいジャガリコとチョコボール5個セット(こんなに種類あったっけ?)を購入した。
別に観光に来たわけではないのだが、その他にもハンカチ、サーフワックスなどを購入、イベントのチラシ、ノベルティもあってリュックの中はパンパンになった。「クロークに預けるとき係の人に変な顔されるかなー?」などと苦笑いしつつ会場に向かったのだった。
販売や故障修理などで優秀な成績を収めた人を「クラブ会員」として認定するのだ。毎年厳しい認定審査が行われ、一度会員になったからと言って、翌年もその座が保証されるわけでもない厳しい世界である。その認定回数によって、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてダイヤモンド会員と種別がある。プラチナは10回、ダイヤモンドに至っては20回!入社早々から連続で認定されても20年かかることになる。転勤もあるのに「そんなのありえねえ」と思っていたら、驚くべきことに3人目が誕生したというのだ。私のセクションからも一人認定者が出たので「後援者」としてついていくことになったのだ。会場は「お台場」のとあるホテル、ゆりかもめで通過することは何度もあったが、降り立ったのはわずか1回しかないかなりの観光名所である。
式典は午後からの予定だったので、午前中東京ビッグサイトで開催されている「ワイヤレスジャパン」というイベントを見てくることにした。スマホやwifiなどの先端商品が紹介されているという。私の指先は微妙に帯電しているのか、タッチパネルだと画面が意図しない動きをしたりしてイラつくので、ずーっと昔からの携帯を使っているのだが、もう5年以上にもなるからポイントも溜まっているし一度見ておくのもよいだろう。はっきり言って最近の高機能スマホにはついて行けなくなってきてるからなー。
行きは普段とルートを変えて「ゆりかもめ」は使わずに湘南新宿ライン-りんかい線でビッグサイトに向かうことにした。いつもと違う景色だった。
この手のイベントは出典者がスポンサーにもなっている商品の見本市だから大抵入場は無料だ。最終日だったその日はそこそこ人が入っていて、有名企業のブースには結構人だかりがしていた。
ドコモのブースでは3Dライブコミュニケーションを展示していた。会場とリサーチパークの間で通信を行い、その場にいるような臨場感をもってテレビ画像でコミュニケーションするのである。ビジネス系だからコンパニオンのコスチュームは大人しめだと思っていたら、AKB48風の人が・・・関係会社のブースも奥の方にあったが、コンパニオンには何と背中から羽根が・・・!掲載は止めておこう。(彼女たちはあの仕事、断れなかったのだろうか?)
テクノロジーを感じたのは「スマートソニックレシーバー」という出たばかりの商品だ。簡単に言うと画面そのものが振動して音を出し、スピーカー不要なのでどこに耳をあてても明瞭に相手の声が聞こえる、というものだ。試し聞きに長蛇の列が出ていたが、裏で詳しくそのしくみを聞いていたら、いかにも興味深々の私のために内緒で奥に連れて行って聞かせてくれた。なるほど、こりゃーすげえ。
名前はイマイチだが「画像認識サービス」というのも面白い。スマホをかざすだけで世界一の画像認識エンジンにより瞬時に対象物の情報がわかるというものだ。海で釣れた妙な形をした魚、散歩の途中に見かけた変な虫、名前の知らない綺麗な花、見慣れない小さな鳥・・・超兵器の対象となる「得体の知れないモノ」を調べるのに役に立つぞ。(ってか、そのぐらいしか用途がない?!)
ちょっと仕事関係のブースでいくつか情報収集して昼休み時間となりビッグサイトを後にした。イマイチのろのろ遅いゆりかもめで台場までは15分くらいだ。あんまり魚がいそうもない海側を何気なく眺めていたら、はるか向こう側に独特な形をした橋が・・・あれがテレビでレポートしていた「東京ゲートブリッジ」か。羽田空港からの旅客機の飛行ルートによる高さ制限をクリアしつつ東京港へ出入りする大型船を通過させるためあの形になったそうだ。歩いて渡ることもできるし、夜はライトアップされると聞くので新しい東京の名所になるだろう。お台場駅に着くと、すぐ正面にフジテレビの建物が目に入った。その日は時間がなくて見学もできないが、妻は以前遊びに行って「明石家さんま」さんを見かけたという。お笑い芸能人とは言っても今やかなりの大御所だから、やはり近づきがたい大物オーラがあったことだろう。このあたりは修学旅行のコースになっているんだな。私も完全な「お上りさん」(もしかして死語?!)と化して彼らに混ざってレインボーブリッジやその向こうにある東京タワーなどを撮りまくった。
アクアシティという建物の中に入って一通りお店を見て回った。建物内もやたらに修学旅行生が多く、エスカレーターの行列が切れるのを待つのが大変だった。天気は良く気温も上がって外はほとんど炎天下だから建物から出てすぐのところにあるレインボーブリッジ側を一望できるベンチに座り、妻が子供の弁当用に大量に焚いて余った米で作ったおにぎりを頬張った。正面は何やら近所ではあまり見かけないハンバーガー屋のようだ。サーフボードにメニューが書いてあるからハワイから来た店かな。「クア・・・ア・イ・ナ。。。」どこかで聞いたことある店だなー。そうだ、久々にヘウレーカ!以前「鎌倉ルート」編で小夏師匠が教えてくれた鎌倉のお店じゃないか?!(もしかして違うかも・・・)こんなところにもあったのか!
昼食のおにぎりを景色を見ながら食べ終わり、せり出した公園のようなところへ歩いて行って女神の像やら写真を撮った。「何でもあり」なのはいいけど、どうにも人工的な感じが強いエリアだ。女神像の右側はるか向こうには東京スカイツリーが見える。
ここお台場で私は一つの使命を自分に課していた。妻が言うにはテレビの取材で「お菓子メーカーが出している専門ショップがある」ということである。日曜日から修学旅行の息子甘辛に何か面白いおやつを買って帰ってやろうと思っていた。しかし一回りしたアクアシティのビルにはそう言った店は見当たらなかった。私は情報案内で「あのーう、この建物じゃないかもしれないんですが、カルビーとかお菓子メーカーが直接出しているアンテナショップみたいなのがあると聞きました。ご存知ないですか?」
さすが東京の観光名所、お姉さんはにっこり笑って英語、中国語、ハングル版もある地図を取り出して「それでしたら、こちらにある「ダイバーシティ」さんの2階にありますよ。その出口を出て左へ真っすぐ首都高速を渡った左側の建物です」はきはきと答えてくれた。「お台場」のシティで多種多様なものがあり、人が集まるから「ダイバーシティ」とは見事なネーミングと感心した。
カルビーにグリコ、キョロちゃんに謎の中華店・・・他にもあったかもしれないが残念ながら認定式典の時間が迫っていた。お土産用の大きなお菓子ばかりで多少閉口しつつ、珍しいジャガリコとチョコボール5個セット(こんなに種類あったっけ?)を購入した。
別に観光に来たわけではないのだが、その他にもハンカチ、サーフワックスなどを購入、イベントのチラシ、ノベルティもあってリュックの中はパンパンになった。「クロークに預けるとき係の人に変な顔されるかなー?」などと苦笑いしつつ会場に向かったのだった。