正月三が日は病室で過ごし、図ったように正月明け四日に退院してきた。
息子甘辛はその日から伊豆へ合宿に出掛けてしまい、家族で新年を祝うこともままならぬ。
退院日は竜泉寺でゆっくりと闘病疲れ?を癒し二人でレッドロブスターで乾杯だ。「次回の外来受診までは控えて・・・」と言われていたのだが、どうしてもシーフードとワインが飲みたくて、夕方チャリを走らせて江の島店へ。。。(早速飲み過ぎた・・・)
翌日は最近、茅ヶ崎の母との習慣となっている早朝竜泉寺と海辺の朝食だ。
母も一人住まいだから外食することも少なく、週一のこのお出掛けが楽しみらしい。それなりに年寄りと「にわとりより早く起きる」私のコンビなので、まだ暗いうちから天然温泉へ。朝、早起きして露天風呂から見る富士山は最高だぜ。
天気は素晴らしくよい。一日しかない私の自由休みなので、妻とドライブに三崎港に行くことになった。
病院ではさすがに刺身のような「生モノ」が出ないからどうも身体が魚介を欲しているのだ。
仕事始め二日目だからか、休日は絶望的に混んでいる海岸線もスムーズに流れている。
江の島を過ぎて、長いこと工事中だった腰越港を横切る。よく釣りに来たところだが、新堤防が完成したのに未だ立ち入り禁止。。。土休日の朝、販売していた(今は禁漁期間)生しらすは大きくてすごい量だ。
江ノ電鎌高前を過ぎて、昔持ち込んだ妻の牛丼が背後から「とんび」の滑空攻撃にあって「汁丼」にされてしまったい稲村ケ崎、そして水中花火大会で有名な由比ヶ浜海岸である。
その日はいい「うねり」が入っており、サーフィンにはお勧めの波加減だったが、さすがにこの季節になると浮かんでいる者も少ない。。。
逗子の手前に絶好の風景を楽しめる「デニーズ」があったのだが、つぶれてコメダのような大きなコーヒー屋になってしまった。
さらに134号を一旦離れて海岸沿いを進むと葉山御用邸だ。天皇家の御用邸がある場所はその昔から強力な「パワースポット」なのだと記事で読んだことがある。さすが皇室、うまくしたものだ・・・
ラ・マレード茶屋、音羽の森などデートスポットとしてその昔何度か足を運んだが、結構有名だったレストランも今はつぶれてしまって廃墟になっているところもあるぞ。
佐島、秋谷のマリーナを過ぎて横須賀へ。海岸線は見事な風景だ。いつもとは反対側から見る江の島の姿とその後ろの富士山が。。。
(運転していたので、画像がなくてすいません。ご想像ください)
自衛隊駐屯地を過ぎて一旦、内陸コースをしばらく走ると三浦市に入り、その先端が三崎港だ。
「うらり産直センター」へ。観光バスも結構訪れる三崎港の魚センターである。
昨年12月、スティーブの束ねる部門のOB会でここを日帰りバス旅行で訪れたそうだ。
どちらかというと、行き帰りのバスで「たらふく飲む」のが目当てで、目的地はどうでもよいらしいがな。。。何時間もかけて到着したのに、何人かはバスから降りずに飲み続けていたらしいぞ。
私も妻も「市場」を歩き回るのが大好きだ。似たような店で品揃いも同様だから実際に買うとなるとかなり目移りして困ることもある。
また、あの魚屋特有の威勢のよい呼び込みが私は少し苦手なところだ。つられてつい買わされてしまうし、「ネギる」ことがなかなかできないのである。
昼少し過ぎて到着したので少しお腹がすいている。ふと目に着いたマグロコロッケをほおばると実にジューシーで旨かった。
とれたて朝採りの様々な魚が並んでいる。アジやサバなんか300円とか・・・あまりに安過ぎて釣り上げるのにいかに苦労するか考えると多少虚しくなるほどだ。
年末は正月の準備で、年が明けると年賀もので、たくさんの人で賑わうはずだが、5日にもなると人はいるもののまばらになる。
そして正月用の売れ残り?が、俄然安くなるようだ。
金目鯛の干物なんて、いつも行く熱海の干物屋で一枚2000円とかするのに、何と3枚で1000円!干物好きの我が家は迷わず「買い」だな。
その他、「ずわいがに」の足の束が半額になっていた。このボリュームで3000円というのも安い気がするが、さらに半額というのはすごい。
我が家の人間はあれほど魚介好きなのに、どういう訳か「かに」にはあまり興味を示さない。
簡単にいうと「剥くのが面倒くさい」のである。「かに」が料理に出ると、よく皆が黙りこくってしまう、と言われるがそもそも私も息子も手を出さないのである。
太い蟹の足をパキっと割って中のジューシーな身を頬張る、ということができない。
私も息子も「剥いてあれば食う」し、妻は性格的なものなのか全部剥いてから食う。
以前、職場の忘年会が「蟹尽くし」であったときに、私の目の前だけまったく手付かずの蟹の山が放置されていたので、黙って女性社員が親切にも剥いてくれたことがある。
せっかく1日しかない正月休みだし、ここは珍しく蟹でも食ってみようと半額に釣られて購入。。。
その他、大粒のハマグリ(焼蛤用)と冷凍のマグロブツ(お徳用)を購入して一通りの買いものは完了だ。晩御飯は魚介尽くしだなー。浦霞も忘れずに買っていかねば。
昼飯は色々並んでいる店で、「とん汁サービス」のあるところを選び、私名物鉄火丼、妻は名物ネギとろ丼にし(何でも「名物」が付いてるだけ?!)、半分ずつにして味わった。
203号を片手にしていたが、店内で料理を撮影する気にどうしてもなれなかったのでこれまたご想像してください。
どちらも1000円そこそこだったが、さすがに美味しかったぞ。
もう一度「うらりセンター」を一回りする。テレビでも紹介されたらしいが、「あほうどり」という民宿では地元で採れた野菜をプリンにして打っている。屋台に小さな試食品が並んでいたから片っ端から口に放り込んだ。
昔朝ご飯のときジューサーミキサーで死ぬほど不味い野菜ジュースを流し込んだトラウマもあり、名前からするといちご以外はすべて抵抗があるのだが、どれも「プリン」っぽくてそこそこたべられた。
「にんじん」は予想通り甘かったし、心配であった「こまつな」もいけた。。。意外に一番美味しかったのは「大根」、あっさりとした風味がよかった。逆に一番不味かったのはキャベツ・・・昔の野菜ジュースを思い出してしまったぞ。。。
出口におみやげ屋はまさしく「まぐろのキワ物尽くし」だ。カレーにラーメン(まぐろラーメンはB級グルメ大会で5位になったらしい)、卵にチャーシューにかぶと煮。。。
面白そうなんだけどなー。外し王の私はついつい手を出したくなるのをぐっと堪えた。
今回は正攻法で三崎の魚をちゃんと買ったから、キワ物はまた今度だな。
私は今でこそ魚フリークだが、子供のときは刺身と言ったら「まぐろの赤身」しか食べなかった。
富山出身の両親はさすが、刺身の味にはうるさく、いつも結構いい物を口にしていたのだ。
寿司ではなく、刺身でご飯を食べるのが好きだった。(いい赤身だとご飯がほんのり「甘く」感じるのである)
普段はあまりうるさく言わないが、最近スーパーで買ってくるマグロにはあまり美味しいのがない。。。
久々の三崎港で買った「まぐろ」は美味しかった。退院後のささやかな贅沢だよ・・・
息子甘辛はその日から伊豆へ合宿に出掛けてしまい、家族で新年を祝うこともままならぬ。
退院日は竜泉寺でゆっくりと闘病疲れ?を癒し二人でレッドロブスターで乾杯だ。「次回の外来受診までは控えて・・・」と言われていたのだが、どうしてもシーフードとワインが飲みたくて、夕方チャリを走らせて江の島店へ。。。(早速飲み過ぎた・・・)
翌日は最近、茅ヶ崎の母との習慣となっている早朝竜泉寺と海辺の朝食だ。
母も一人住まいだから外食することも少なく、週一のこのお出掛けが楽しみらしい。それなりに年寄りと「にわとりより早く起きる」私のコンビなので、まだ暗いうちから天然温泉へ。朝、早起きして露天風呂から見る富士山は最高だぜ。
天気は素晴らしくよい。一日しかない私の自由休みなので、妻とドライブに三崎港に行くことになった。
病院ではさすがに刺身のような「生モノ」が出ないからどうも身体が魚介を欲しているのだ。
仕事始め二日目だからか、休日は絶望的に混んでいる海岸線もスムーズに流れている。
江の島を過ぎて、長いこと工事中だった腰越港を横切る。よく釣りに来たところだが、新堤防が完成したのに未だ立ち入り禁止。。。土休日の朝、販売していた(今は禁漁期間)生しらすは大きくてすごい量だ。
江ノ電鎌高前を過ぎて、昔持ち込んだ妻の牛丼が背後から「とんび」の滑空攻撃にあって「汁丼」にされてしまったい稲村ケ崎、そして水中花火大会で有名な由比ヶ浜海岸である。
その日はいい「うねり」が入っており、サーフィンにはお勧めの波加減だったが、さすがにこの季節になると浮かんでいる者も少ない。。。
逗子の手前に絶好の風景を楽しめる「デニーズ」があったのだが、つぶれてコメダのような大きなコーヒー屋になってしまった。
さらに134号を一旦離れて海岸沿いを進むと葉山御用邸だ。天皇家の御用邸がある場所はその昔から強力な「パワースポット」なのだと記事で読んだことがある。さすが皇室、うまくしたものだ・・・
ラ・マレード茶屋、音羽の森などデートスポットとしてその昔何度か足を運んだが、結構有名だったレストランも今はつぶれてしまって廃墟になっているところもあるぞ。
佐島、秋谷のマリーナを過ぎて横須賀へ。海岸線は見事な風景だ。いつもとは反対側から見る江の島の姿とその後ろの富士山が。。。
(運転していたので、画像がなくてすいません。ご想像ください)
自衛隊駐屯地を過ぎて一旦、内陸コースをしばらく走ると三浦市に入り、その先端が三崎港だ。
「うらり産直センター」へ。観光バスも結構訪れる三崎港の魚センターである。
昨年12月、スティーブの束ねる部門のOB会でここを日帰りバス旅行で訪れたそうだ。
どちらかというと、行き帰りのバスで「たらふく飲む」のが目当てで、目的地はどうでもよいらしいがな。。。何時間もかけて到着したのに、何人かはバスから降りずに飲み続けていたらしいぞ。
私も妻も「市場」を歩き回るのが大好きだ。似たような店で品揃いも同様だから実際に買うとなるとかなり目移りして困ることもある。
また、あの魚屋特有の威勢のよい呼び込みが私は少し苦手なところだ。つられてつい買わされてしまうし、「ネギる」ことがなかなかできないのである。
昼少し過ぎて到着したので少しお腹がすいている。ふと目に着いたマグロコロッケをほおばると実にジューシーで旨かった。
とれたて朝採りの様々な魚が並んでいる。アジやサバなんか300円とか・・・あまりに安過ぎて釣り上げるのにいかに苦労するか考えると多少虚しくなるほどだ。
年末は正月の準備で、年が明けると年賀もので、たくさんの人で賑わうはずだが、5日にもなると人はいるもののまばらになる。
そして正月用の売れ残り?が、俄然安くなるようだ。
金目鯛の干物なんて、いつも行く熱海の干物屋で一枚2000円とかするのに、何と3枚で1000円!干物好きの我が家は迷わず「買い」だな。
その他、「ずわいがに」の足の束が半額になっていた。このボリュームで3000円というのも安い気がするが、さらに半額というのはすごい。
我が家の人間はあれほど魚介好きなのに、どういう訳か「かに」にはあまり興味を示さない。
簡単にいうと「剥くのが面倒くさい」のである。「かに」が料理に出ると、よく皆が黙りこくってしまう、と言われるがそもそも私も息子も手を出さないのである。
太い蟹の足をパキっと割って中のジューシーな身を頬張る、ということができない。
私も息子も「剥いてあれば食う」し、妻は性格的なものなのか全部剥いてから食う。
以前、職場の忘年会が「蟹尽くし」であったときに、私の目の前だけまったく手付かずの蟹の山が放置されていたので、黙って女性社員が親切にも剥いてくれたことがある。
せっかく1日しかない正月休みだし、ここは珍しく蟹でも食ってみようと半額に釣られて購入。。。
その他、大粒のハマグリ(焼蛤用)と冷凍のマグロブツ(お徳用)を購入して一通りの買いものは完了だ。晩御飯は魚介尽くしだなー。浦霞も忘れずに買っていかねば。
昼飯は色々並んでいる店で、「とん汁サービス」のあるところを選び、私名物鉄火丼、妻は名物ネギとろ丼にし(何でも「名物」が付いてるだけ?!)、半分ずつにして味わった。
203号を片手にしていたが、店内で料理を撮影する気にどうしてもなれなかったのでこれまたご想像してください。
どちらも1000円そこそこだったが、さすがに美味しかったぞ。
もう一度「うらりセンター」を一回りする。テレビでも紹介されたらしいが、「あほうどり」という民宿では地元で採れた野菜をプリンにして打っている。屋台に小さな試食品が並んでいたから片っ端から口に放り込んだ。
昔朝ご飯のときジューサーミキサーで死ぬほど不味い野菜ジュースを流し込んだトラウマもあり、名前からするといちご以外はすべて抵抗があるのだが、どれも「プリン」っぽくてそこそこたべられた。
「にんじん」は予想通り甘かったし、心配であった「こまつな」もいけた。。。意外に一番美味しかったのは「大根」、あっさりとした風味がよかった。逆に一番不味かったのはキャベツ・・・昔の野菜ジュースを思い出してしまったぞ。。。
出口におみやげ屋はまさしく「まぐろのキワ物尽くし」だ。カレーにラーメン(まぐろラーメンはB級グルメ大会で5位になったらしい)、卵にチャーシューにかぶと煮。。。
面白そうなんだけどなー。外し王の私はついつい手を出したくなるのをぐっと堪えた。
今回は正攻法で三崎の魚をちゃんと買ったから、キワ物はまた今度だな。
私は今でこそ魚フリークだが、子供のときは刺身と言ったら「まぐろの赤身」しか食べなかった。
富山出身の両親はさすが、刺身の味にはうるさく、いつも結構いい物を口にしていたのだ。
寿司ではなく、刺身でご飯を食べるのが好きだった。(いい赤身だとご飯がほんのり「甘く」感じるのである)
普段はあまりうるさく言わないが、最近スーパーで買ってくるマグロにはあまり美味しいのがない。。。
久々の三崎港で買った「まぐろ」は美味しかった。退院後のささやかな贅沢だよ・・・