超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

連休散歩

2011-10-10 22:22:45 | 旅行お出かけ
この3連休は朝早くは曇っていて、だんだんと秋晴れになって行くパターンだった。デトックスも兼ねて海へ向かうが、気持ちはいいだけで波は皆無に近し、別にここで話題とするようなこともあまり無かった。。。
今日は早朝竜泉寺の後、「COCOS」で朝食バイキングでばっちり高カロリー食補充し、ジョギングをしようと思っていた。あと一月を切った県民(じゃないけど)10キロマラソンのために足を慣らすためである。
昨年の初体験から1年、年明けの湘南市民マラソンから半年以上10キロという距離を走ることはなかった。私は「あてもなく」走り続けることが苦手なのである。

マラソン大会は2度経験したが、どれも「死ぬほどキツい」モノだった。しかし「周囲の声援」の威力を初めて感じ何とかゴールすることができた。
「練習ジョギング」は何度か走ったことがあるが、どれも完走できたことは無かった。あれはまさしく「自分との戦い」である。つまり止めてしまっても誰も怒らないし「カッコ悪い」とも思わないからである。10キロという距離は簡単に言うと普通にジョギングして1時間走り続けることに他ならない。そんなの楽勝に見えるのだが、だいたい15分で帰りたくなるのだ。

バイキングで目一杯詰め込んでカロリーを補給し、一応準備運動をして家の前から海へ向かってウォーキングを始めた。カメラを持っていないから、活字だけのレポートとなる。
海辺を走る人はたくさんいる。もうすぐ「湘南国際マラソン」が開催されるからか?!そちらに出たいのも山々だが、同じ日に勤務する北関東の「県民マラソン」に出場する。
鵠沼スケートボードパークから海岸線を走り出すと、サーフビレッジの向こう側で何やらイベントを開催していて人がたくさん、それをかき分けての走行となった。昨日も海上から見えたが「ライフセービング日本選手権」というイベントだった。

私は向かう先に何か目的を持たないと決して走れない。今回はこの3連休夜釣りに訪れようと計画していた片瀬漁港の様子と「ライバルがいないかどうか?」の偵察である。
ものすごい距離に感じるのだが、家からは往復約30分余り・・・マラソンの半分くらいしかない。ちょっとだけ偵察すると朝市の終わり間近で手のひらサイズのシマダイとカマスがわずかに残っていただけだった。
そのままUターンし、今度は西へ海浜公園へ向かう。残り30分走るとだいたい10キロなんだが、とても体は持ちそうもない。

谷川真理さんのマラソン本を読むと、1週間ごとに3キロ、5キロ、10キロとだんだん距離を延ばしていくものだとあったが、性格上私はそういうことができない。いきなり10キロ走って体に覚え込ませ、後はその場のノリで突き進む。走ること自体を趣味にしていないのでそれこそ「その場限り」のランナーである。
海浜公園の「マラソンコース」を周回して距離を調節するが、途中で左膝外側が痛くなってきて、ギリギリ1時間を走り上げ家の近くの自販機で「チェリオ」を貪るように飲んで苦痛のトレーニングを終えたのだった。
時間は昼過ぎ・・・私は30分ほど身をベッドに横たえると「この陽気がいいのにどこで昼食をとるか」妻と話し始めた。

妻は「イル・キャンティ・ビーチはどうか」と言う。(さっき前を走ったばっかなんだが)
しかし「歩くだけならいいか」と超兵器を持って妻と川沿いの道を歩きはじめたのだった。正午は少し過ぎていたが、うららかな風の心地よい最高の日和であった。
一番手前のサーフビレッジ正面ではビーチバレーコートで素人参加の「のど自慢」のような大会が開催されていた。プロが出るようなモノではない。

      

その向こうが「全日本ライフセービング選手権大会」である。ビーチフラッグ大会とか何とかカヌー大会とか色々と種目があるようだ。丁度ボード大会の決勝が行われているところだった。
夏休みにビーチに行くと沖合を右に左に偵察しているいつもの人達である。ライフ整備セイニングボードに跪き、手でかきながらゴールを目指す競技らしい。
「サーフィンみたいに波に乗れば速いんじゃねーか?」と見ていると、やはりトップの選手は見事にインサイドで波に乗り、ゴールへ一番乗りした。なんと一位は高校生らしい。。。
だいたい地方の「LSC(ライフセイビングクラブ)」が出場しているようだが、よく実況中継に出てくるのは「東京消防庁」・・・そりゃーあの人達はプロだもんな。

         

いつもの新江ノ島水族館の横を歩いて行くと、「バシャーン」という水音と大歓声と水しぶきが降って来た。。。「なっ、何事?!」と見ると、イルカのショーの真っ最中であるらしい。
おーっ、飛び跳ねるイルカが見えるじゃないか!無料で悪いけどカメラを構えた。こういう時超兵器の連続撮影機能が活きるものだ。
その隣の水槽ではいつも顔だけ水面から出している海ガメが見えたが、今日はそもそも陸に上がり込んで、「甲羅干し」を決め込んでいる・・・

       

片瀬漁港には釣り舟が次々と帰還しており、夜きたときに釣り座を構える場所を偵察しながら後にした。
「サラダのドレッシングが美味しい」と教えてもらった「イル・キャンティ・ビーチ」入り口に行くが、さすが3連休かなりな列が出来て席空きを待っている。
我々はいつでも歩いて来れるので「すいた時にくればいーや」と家に向かって歩き出した。
丁度風が心地よく、テラスでビールでも飲みたいところだったのでレッドロブスターに向かった。残念ながらテラスは満席だったので隣の「サンタカフェ」という店の2階のテラスに席を取る。

  

目の前は新江ノ島水族館の建物そのものなので、2階のテラスからでも景色はイマイチだが、「サンセット」に近い時間でもあり、優雅な時間を過ごしたものだ。「サザエのガーリック焼き」にワインとか飲んでしまった。
うーむ。中々に「ブリリアントな午後」だなー。
チームメイトと江ノ島にサイクリングに行っているはずの息子甘辛に「時間があったら帰りに寄れ」とメールを打つと、最近仲良しで近所に住みチームメイトになってくれそうな友達と「エビを獲りに行くので忙しい」と返信してきた。

       

「何?!エビだと?それなら酒屋の前のあのポイントだ。オレも言ってハゼでも釣ろう」
ワインを飲み干して早歩きでいつもの川に向かったのである。優雅なサンセットがいきなり「釣りリアントな夕べ」だ。
甘辛達は昔からの友達とその家族も一緒にがんばっていたが、時間が遅く潮が満ちてきて足場がなくなり結局我が家水槽の手長エビに仲間が増えることは無かったのである。
この後、今日3度目の片瀬漁港へ夜釣りに出かけようと思ったのだが、さすがに連休の疲れが出て撃沈・・・・
幻の黒鯛狙いは次週へ持ち越されたのである。。。。