カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

似た言葉「有識」と「有職」

2014年10月31日 06時42分54秒 | その他

普通に考えると

有識者(ゆうしきしゃ)とは

知識のある者、という意味

無識者(むしきしゃ)とは

そんな言葉があるかどうかは別として、知識のない者、という意味

なのでしょう。しかし無識者は「無意識者」を連想させるので、

  • 有識者とは「意識的に」何かを述べる者、つまり理性的に何かを述べる者。
  • 無識者とは「無意識で」何かを述べる者、つまり感情のおもむくままに何かを述べる者

なのか(笑)。

理性的な男性感情的な女性多数の例外ありという説が昔からあります。

理性的なのがいつも正しいとは言えないどころか、間違った理性も無数にみられます。

同様に、感情的なのがいつも間違っているとは言えないどころか、的を射た感情も無数に見られます。

今から述べるのは、あくまでも一般論なのでした(笑)。

昨日や昨年言ったことを

今日も言うとは限らないのが女性であり、これが多くの男性を悩ませているのは衆知の通りです(笑)。しかし昨日や昨年は確かにそう思ったけれども、今日は確かにそうでないと思う、という言い分もあります。

一方、筋を通そうとして

ウソっぽく見えることを並べる男性に悩まされるのが女性なのも、これまた衆知の通り(笑)。しかし昨日や昨年と同じことを今日言うことが、筋を通す理性的な生き方である、という言い分も見られます。

そもそも、「一本の筋道」をウソっぽく見るのが女性であり、女性は短期の正しい判断力のほうを重視しているのかも知れません。

しかし何ら普遍的なものに関心を寄せない女性を、筋道がわからない人間だ、ととらえる男性は、より長期の普遍性を重視しているのかも知れません。


要は、何をウソと捉えるか、という判断力の問題でしょうか。

揺れ動く短期の判断をウソっぽくとらえるか、あり得ない普遍性をウソっぽくとらえるか。


一方では、人間はそもそもウソをつけるほど高度な知性をもっているわけで

ウソを付けないのは人間として高度ではない未開の野蛮人である、とみる人〔中国人や朝鮮半島人に多い〕もいます(大笑)。

だからこそ、「平気でバレバレのウソをついたり偽造・捏造に走るのをよしとしない日本的な考え方」も生まれてくるのでした(笑)。

昨今の言動を見ていると

まちがいなく中国・韓国は、感情のおもむくままの言動を尊重しており、ウソをつき人をだますことに快感を追い求める民族なのかも知れません。

たしかに、ウソに塗り固められた人が、人間として高度なのかも知れませんが、同時にそれが人間として信頼性を大きく欠くのが、これまた不思議ですね(大笑)。

歴史的に見て、中国では、しばしば政変があり

おびただしい殺戮が繰り返されてきたため、庶民にとって普遍性が重要な目標とはならず、その影響をもろに受けやすい朝鮮半島でも似た傾向が見られます。

自然科学とは、たとえ100年程度の短期とは言え、従事する人たちがこの普遍性を目指す分野であり、日本をのぞくアジアの中国や朝鮮半島で自然科学系でのめざましい発展が見られないのは、偶然ではなさそうです。


話を有識に戻すと・・・・、似た言葉として「有職(ゆうそく)」というのがあります。 

ゆうそく【有職】

〔有識(ユウシキ)の変化〕 朝廷・武家の官制や行事の慣行に関する知識。また、それに明るい人の称。

用例・作例 ―故実 

ゆうしょく【有職】

1 〔無職と違って〕なんらかの職業についていること。
2  ⇒ゆうそく

Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997

この辞書によれば、

有職(ゆうそく)とは有識(ゆうしき)から転じた言葉らしく、行儀作法や故事に関する物知りのことなのでしょう。

現在の諸問題をどうやって解決するかが最大の問題だとするなら

  • その糸口の一つに過ぎない歴史的事実〔それさえ勝者の記録であり真偽不明なのが多い〕に詳しいだけだと、単に知識として歴史を語るだけで、時代の変り目では問題解決にほとんど寄与できない。これが識者(有識者)の宿命なのかも知れませんね。ただし時代が落ち着いている場合には、識者(有識者)たちの力が発揮されるかも知れません。
  • 現在の難問を解決するには、有識者とともに無識者も集まって糸口を見いだす方向のほうが、より正しいのでしょう。

やはり上で述べた無意識と有意識を捨て去ることはできないようです。

 


日米の野球が同時に終了〔最後の表更新〕

2014年10月31日 05時39分35秒 | スポーツ

日米それぞれの頂上決戦が終わったので更新しました。これが同表最後の更新。


日本シリーズでは

1-0で福岡がリードした9回表の阪神最後の攻撃、1アウト満塁で十分盛り上がったようです。

  • 打席の阪神西岡へ投げた福岡投手サファテの初球がショートバウンドするも、捕手の細川は後ろへそらさずにうまく捕球。
  • しかしこの捕球後、細川が何の勘違いか、左打席にいた西岡の左足(細川から見たら手前)を指さしました。しかし西岡の両足は打席内にあり別に守備妨害ではなく、西岡はバットを振らなかったけれども、むしろ捕手の細川が打撃を妨害しかねない動きでした。
  • 詳しく見ると、ワンバウンドの球を細川がなんとか捕球。その直後に細川の体が西岡の左足へ触れたため西岡は左足を少し上げた。この直後に捕手細川が西岡の左足を指さして守備妨害を訴えたのですが、西岡が上げた足が自分の体に触れたため守備妨害だと直感したのでしょうか。しかしその後、守備妨害を訴え続けなかったため、守備妨害ではなかったと細川が判断したらしい。
  • このあと西岡が1塁ゴロを打ち、受けた1塁手がまずホームへ送球して2アウト、その直後、打者走者である西岡が3フィートラインより内側(内野フィールド)に両足を入れたまま1塁へ駆け込んだため、実際には捕手からの送球が西岡に当たりセーフに見えたものの、西岡の守備妨害(走塁違反)で3アウト、試合終了、福岡の優勝、とあっけなく終わりました。
  • ここがおもしろく、西岡が打撃妨害されかけたあとで、守備妨害でアウトになったのです。とにかくあっと言う間に盛上がりが終わってしまったという印象です。

MLBでは

サンフランシスコ・ジャイアンツの左腕投手、バムガーナー〔あるいは、バンガーナー〕が活躍しました。

2014年度のバムガーナー(Bumgarner 196cm)は、勝星で18勝(MLB4位)、防御率2.98(MLB21位)、その後のシリーズでセントルイスに2勝、ワールド・シリーズでも2勝と好投しMVP受賞。

かつてのランディ・ジョンソン(208cm)を思わせる投球で、大きく変化する球もまぜて、完璧に投げきった、という印象でした。

田中将大が前半で13勝したあと故障しなかったら、この18勝を超えたか、あるいはドジャースのカーショウ(MLB最多21勝3敗 防御率1.77)にどれだけ近づいたかと想像させます。

 

てこのあとの野球は、当ブログ「いよいよプロ野球」で述べたような日程の日米野球〔MLB選抜が来日して試合をする〕を昇華すれば、無事終わることになります。

しかし来日するMLB選抜選手の中に、優勝したサンフランシスコ・ジャイアンツの選手は見あたらず、カンザスシティ・ロイヤルズの3人とその他の球団から選ばれた選手だけでした。

 


国家機密とは

2014年10月30日 08時52分56秒 | 社会

国家機密に関する話を、いくつかまとめてみました。

ソ連の冗談は有名ですね。過去のことを取り上げると笑いは一段と増しますが、どうしてどうしてプーチン独裁政権下のロシアは、ソ連と何ら変っておらず、似たようなものですぞ(笑)。

 

ブレジネフ書記長時代の旧ソ連。ある男が、アメリカの新聞記者にこう語った。ブレジネフは今や恰幅がいいだけの、うす汚い独裁者だと・・・。翌日さっそく男は逮捕される。国家機密漏洩罪であった。

「共産主義国家」「弾圧国家」「一党独裁国家」「人権無視国家」では、事実を述べると、それが「国家機密漏洩罪」になるという、古典的な笑いですね。

しかし古典ではあっても「ブレジネフ書記長時代の旧ソ連」を「プーチン時代のロシア」と置き換えると、これが今でも通用する冗談であるところがおもしろい。

これら冗談は、中国や北朝鮮やロシアなどの言動を口酸っぱく批判するよりもおもしろくて影響力があります。おっと、ここに韓国が入っていなかったようで、これはいけませんね。すぐに反省し、即座に韓国を独裁国家連盟へ加盟させましょうか。

ただし今の世界情勢としては

未熟で不可解な韓国の言動を揶揄すれば、近年きわめて怪しい言動を続ける中国・北朝鮮・ロシアを利する可能性があるだけでなく、韓国をこれら独裁国家連盟へ限りなく接近させる恐れがあるため、韓国に対する批判を極力抑えているようです。

そして、誰が操っているかは別として、韓国を強く批判しにくい国際情勢が、「韓国から自省の心を奪った」のです。いくら共産諸国との接点に位置する韓国とはいえ、これは実に残念なことで、あわれな状態かも知れず、南北統一など、夢のまた夢か。 

韓国知恵者の句?
つゆと落ち、つゆと消えにし我が身かな、南北統一、夢のまた夢 

秀吉辞世の句
つゆと落ち、つゆと消えにし我が身かな、難波(なにわ)のことも、夢のまた夢

 

ロシアにある「赤の広場」で、男が「スターリンは馬鹿だ」と叫びながら走り回っていた。当然男は逮捕され、裁判の結果懲役25年が言い渡された。刑期のうち5年は侮辱罪、残りの20年は国家機密漏洩罪であった。 

こちらは、やや手の込んだ小咄(こばなし)で、現実のままを述べることが「侮辱罪」と「国家機密漏洩罪」の両方で起訴されるのです(笑)。

まるで産経新聞ソウル支局長起訴そっくりですね。

韓国では、ソ連・ロシア・中国と同様に、大統領の空白の時間帯を調べ不明な点を揶揄することは「侮辱罪」つまり名誉毀損にあたり、ついで 「国家機密漏洩罪」にあたるようで、図らずも今回の起訴が通常の民主国家ならばあり得ない韓国の未熟さを世界中に暴露してしまいました。

こんな程度の国家運営を続けているから、世界中から小馬鹿にされてしまう。少し考えたらわかりそうなのに、なぜなのかを考える能力が欠けているとしか言えません。

やはり、カプサイシン(唐辛子の辛味主成分)摂取過剰症で薬物中毒に似た症状を呈し、常時カッカして大きく「豹変(ひょうへん)」する国民性を形成してきました(笑)。

ヒョウ変とは言っても、チータ変とは言わないので、「ヒョウ」には失礼かもしれません(笑)。

似たのが他にもありますが、以上2件の出典は、こちらでした。


韓国SBSテレビが北京五輪開会式のリハーサル映像を“特ダネ"として放映。国家機密(開幕式の映像)の漏えいを許すのか」(天涯社区)との声。:共同 2008/07/31

たしかに、そんな「事件」がありました。

韓国特有のはきちがえから起こったことで、国家社会から常時監視され自由な報道が束縛されている韓国のマスメディアとしては、約束を破って事前に撮影したリハーサル風景を開会式の前に放映する程度が、せいぜい「特ダネ」らしい。

いわば普段の社会的抑圧への鬱憤(うっぷん)ばらしが「国際儀礼無視」という形になっただけのことなのでしょう。そりゃ中国は、そんな程度の韓国に対し怒りを爆発させるでしょう。

もちろん中国には、

報道規制されているために報道されない深刻すぎる問題があるのですが、中国人は、それを知らされていないため反応できず、よって公に報道された「中国共産党に不利なニュースではない」と思われる「韓国メディアの逸脱行為」に大きく反応したのでしょう。

私は、韓国マスメディアによる北京オリンピック開会式のリハーサル映像流出事件を聞いて、それほど言論の自由には深い意味がある、と思ったものです。

それにしても、あの中国人が

ひどすぎる中国の言論統制・不都合放送の強制遮断(砂嵐化)・中国共産党批判文言の周到なる検索不可化などに、なぜ我慢できるものか、

と呆れてしまいます。それほど金儲けや自己の利益にしか関心がない国民レベルなのでしょうか。まぁ。我慢できないから年間10万件の暴動があると言えますが(笑)。

 

私が最近会った中国の人々は『中国政府が目指しているのは超大国だ』と語っていた。そのために必要なのは、第1に人口であり、次には軍、さらに経済だと言っていた。私は、中国が超大国になるための第4の条件として、しっかりとした道徳観や倫理観を挙げたい。それは信頼感と言い換えてもよいだろう。中国内において、何でもかんでも『国家機密』だというのでは、国家としての信頼性は増さないであろう。透明性が欠如していると言われても仕方がない。:ダライ・ラマ 2009/04/29

まさに言うとおり。

人がいいため、ダライ・ラマはすっかり中国共産党にだまされてしまって、やがて母国をおわれ、国土は半世紀も前に中国に併合されてしまいました。まるでロシアのクリミア半島併合そのものでして、共産主義の怖さを印象づけました。

何でもかんでも『国家機密』だというのでは、国家としての信頼性は増さないであろう。透明性が欠如していると言われても仕方がない。」という穏やかな言葉にダライ・ラマの善良性が表われています。これ以外の無数の理由から、もはや中国は、世界のどの国からも信頼されず、ただ警戒されるだけの国家へと転落してしまいました。つい5~6年のことですが、実質的には20年前くらいからその兆候が出ていましたが。

中国人に「しっかりとした道徳観や倫理観」を求めるというのは、日本の政治家に倫理観を求めるのに似て、かなりの無理難題でしょう。

そしてダライ・ラマのような好人物をあざむいてチベット国家を乗っ取ったのが、「善良な人を小馬鹿にする中国人」特有の陰湿さでした。


中国が10年以内にあらゆる面で日本を追い抜くのは、100年前から変わらぬ真理だ。

上で引用したジョーク集からの引用で、今回の「国家機密」から離れてしまいますが、おもしろいので取り上げました。

いつも勢いは凄いのですが、中国人生来の「だまして儲ける」「ぱくって儲ける」という根性がなくならない限り、中国が世界に羽ばたくことはあり得ないでしょう。ただし相互尊敬の精神がこの国に広がるならば(それはあり得ないとは思いますが)、事情は変ってくるかも。

中国が、気まぐれな「ルール」がある分野でのみ力を発揮しているのは、けっして偶然ではないようです。いわば「芸術的」な採点がある体操などのサーカスのような分野では、尋常ならぬ力を発揮しますね。 

ただし、アメリカから非白人系の高レベル水泳選手が出ていませんが、同様に、中国からも高レベルスキー選手・野球選手が登場していません。これらは、やがて時代が解決する問題でしょう。


国家指導者の健康状態は「国家機密」とされるため中国政府は習氏の動向を明かさなかった。中国外務省報道官は、定例記者会見で外国メディアから「健在なのか」と質問され、憤る場面もあった。外国メディアからは10月の党大会を控え、「権力闘争が激化している」「党大会の日程に影響するのではないか」との見方も浮上していた。 :時事ドットコム 2012/09/15

中国4000年の歴史をひもとけば、暗殺・毒殺の伝統があるため、国家首脳の健康問題は「国家機密」なのです。

なぜならば、もしも毒をもられて治療中または即死ならば、誰が「毒をもったか」、あるいは「誰が毒をもったことにすればいいか」を徹底的に調査・検討しなければならず、その経過は誰にも言えない国家機密になるからです。

事実かどうかわかりませんが、もしも習近平が「健康を害していた」とするならば、これが漏れてしまったら中国共産党内の悪意ある人間がどんな画策をするかわからない、これを恐れています。それほど権謀術数〔けんぼうじゅっすう〕溢れる中国社会なのでした。

中国料理では、大きな皿に盛られた料理を、自分の皿にとって食べますが、これをみても個人を狙った毒殺をできるだけ避けたいとする伝統的な宮中の風習が、いまなお健在なのです。

「洗う皿の枚数を減らすため」、などはとって付けた屁理屈。

中国では、個別に配膳される松花堂弁当や懐石料理などの日本料理の流儀は、忌まわしい毒殺事件を惹起(じゃっき)させるため、なかなか普及しません。

とにかく「だまされないよう」に最大限配慮する裏には、「常に相手をだましてよい」「だまされるほうがバカなのだ」という素朴な国民感情があるのでした。人を信用できない・信用してはいけない、そういう国民性です。信用してもいい人とは、国家が認定した人のこと。そういう人が認定した景色にのみ「絶景の価値」があるなど、個人がもつ価値観は、そうとうに軽んじられているようです。

一方、「国民が首長を交代させる」選挙制度がある国では、首長の健康状態は「国家機密」になりません。

韓国では

朴槿恵(パク・クネ)の動向を報じた産経新聞の姿勢は、外国メディアゆえとも言えますが、国家機密漏洩あるいはそれが無理ならば名誉毀損罪に相当すると見られているようです。韓国ではやはり首長の健康状態や動向は、国家機密にあたるのかも。

さすがに「国家機密」とまでは恥ずかしくて言えないので、妙な「名誉毀損」を持ち出した、と世界中がみなしえいます。

かりに韓国が民主国家だと仮定すれば(これには相当な無理がありますが)

これは韓国のマスメディアが大きく取り上げなければならない問題です。しかし今のところそれが見られないのは、やはり韓国が「民主国家」から遠くかけ離れた所を、まだウロウロしているからでしょう。

儒教の「序列」すべてを破棄する必要はありませんが、根源的なところで序列意識から離れられないならば、韓国が民主化する時代は来ないでしょう。ひょっとしたら香港のほうがマシかも(大笑)。

香港の民主派は、

「中国共産党の支配下にない選挙制度」を要求しているものと思われます。しかし残念なことですが、それが血を流さずに日の目を見ることは、ないでしょう。

なぜなら、中国の今までの歴史を思い出せばまことに言いにくいのですが)、時代の変り目(落語では「替り目」と書きます)では必ず多くの庶民が血を流す事態に・・・・・・。

そんなとき、弾圧政府の尻馬に乗って多くの庶民を処刑してきた政府幹部(現在では中国共産党幹部)たちは、庶民たちによって惨殺されるはず。残酷ですが、そんな中国共産党幹部たちのあわれな末路が透けて見えてくるのです。歴史をひもといたことがある人なら誰でもがもっているごく自然な超能力?でしょうか。

それをいち早く察知した中国の富裕層は、今や国外へ財産を移すか移住しつつあるようです。現職中国共産党幹部も自分が疑われたら大変ですから、でっち上げの危険が迫ってきたら、同僚に無実の罪をかぶせてまで自分だけが助かろうとするため、そうとう前から相互不信に陥っていることでしょう。

中国では突然、上級役職者の粛正が公開されたり、下部では突然序列表から氏名が消え去ることが多いのですが、海外へ逃亡する前にたとえでっち上げであろうとも「拘束・裁判」を経て処刑しなければならないからです。北朝鮮そっくりどすな。

 

中国国営テレビは11日、米アップルのスマートフォン「iPhone」の位置情報機能は、国家の安全保障に対する脅威だと批判した。

中国中央テレビ局(CCTV)は、持ち主が移動する際の時間と場所を追跡する「フリークエント・ロケーションズ」機能について、「極めて慎重に扱うべきデータだ」とする専門家の発言を伝えた。この専門家は、データがアクセスされた場合、国全体の経済状況と国家機密さえも暴露されてしまうと警告した。

アップルはこれまでも頻繁に中国国営メディアから非難を浴びてきた。国営メディアはアップルが利用者データを米情報機関に提供したとし、厳格な処罰を求めたこともある。:ロイター 2014年7月11日(金)

これは、便利になればなるほど不法アクセスで個人情報が漏洩する危険があるPCの通信機能のこと。

Microsoftやアップル社の製品がそうなのか、中国製レノボのPCに仕掛けがあるのかわかりませんが、米国政府は中国製のPCハード・ソフトを、中国政府は米製のPCハード・ソフトとを、それぞれ政府機関では、使用制限するか、使用禁止としているらしい。

中国共産党政府が

「支配下のテレビ局に堂々と国家機密漏洩」の警告をさせたのは、2004年に中国政府直轄機関がIBMのPC部門を買収してレノボというブランドにし、これを米国へ輸出し続けたときの「不正なPC工作疑惑」を想像させます。自分がやっているからこそ、間違いなく相手もやっていると公言するのが、だましあい社会中国特有の反応です。

中国では、

どのようにして、わからないようにだますか、は2500年も前の「孫子の兵法」時代からの設問。この兵法書は、哲学的・生活規範的な面を否定できないものの、概して「いかにして人をだますか」の指南書とも言えます。

もしも勘ぐれば・・・・・・

中国共産党の息がかかったレノボPCに、輸出先のアメリカ政府機関から、回線を通じて、わからないようあっちこっちを経由しながらこっそりと中国へ情報をもたらすような工作が仕組まれている、という疑惑は、簡単に想像できます。

しかしもしもアメリカ側がそれを見破っていても、戦略上けっしてそれを公言せずに、ネット上での中国政府の陰謀をあばこうとし、中国政府はハッカーの攻撃を受けている被害者であるとしながら中国政府機関がアメリカへの回線攻撃を繰り返す、など米中間の情報合戦を繰り返しています。

こういった諜報分野では、いずれも手の内をみせないのが常道です。

 

朱建栄氏、失踪から3カ月、在日中国人識者に動揺・・・・・・

情報漏洩の容疑には、著書や日本のメディア関係者に送ったメールで、未発表の資料や非公開の外交文書を引用していたことなどが含まれているとされるが、そもそも何が国家秘密や機密にあたるのかなどの基準が明確でないからだ。:msn産経ニュース 2013.10.18

日本で日本語を駆使して活動する朱は、中国政府の代弁をしているに過ぎない一面がありますが、上海へ一時帰国してから連絡が取れなくなったとのこと。国家機関が国民をだまって連行し何も発表しない、という中国や北朝鮮の「拉致」を連想させますね。

失踪後に日本の関係者がおおいに心配しましたが、かなり経過してから無事解放され、日本に戻っているようです。

朱は、研究者らしく中国の様々な機関から情報を得ていたようで、国家機密を漏洩したのではないかとの嫌疑で拘束されていたらしい。

本人は再来日後に「嫌疑は晴れた」と、言っていますが、これは怪しい。当然のことながら、言わされたと考えるのが筋道です。たとえ本人がそれを否定しようとも・・・・・・。

解放の交換条件として、中国共産党の利益となるような模範的な言動を強要されたとも理解でき、今まで以上に中国共産党の代弁者を演じる可能性があり、注視したいものです。

どこの政府にもかたよらずに堂々と述べる人がいたら、それはそれで立派なものですが、立派であればあるほど、どこかの政府がそういう人を「弾圧をちらつかせて利用しようとする」ものですから、周囲の人が注視するしかありませんね。


こう見てくると、過去のことは笑えますが、同じことなのに現在進行中のことに関しては、なかなか笑えないのが現実です。だからこそ私たちが見識を高めて、よりましな判断をしなければならないのです。

 


いよいよ野球〔プロ野球・MLB〕

2014年10月30日 06時11分32秒 | スポーツ

MLBでは

あと3時間ほどで7試合で決着する北米シリーズ(別名ワールド・シリーズ)の第7戦が始まります。今までの所、カンザスシティ・ロイヤルズ〔KC〕とサンフランシスコ・ジャイアンツ〔SF〕がまるで八百長の如く3勝3敗と並んでいて、どちらか勝った方が優勝となります。昨日までの経過と結果は以下の通りです。

大差で勝ったら翌日僅差で負けやすいという傾向はこの量球団には見られないのかどうか、気になります。

どちらにしてもあと6時間以内に決着し、全てが終わることになります。

一方日本のプロ野球では

昨日、延長10回裏、同点の状態で福岡がサヨナラ本塁打で勝ち7戦シリーズを3勝1敗としたため、福岡での最後の6試合目があと12時間後に迫っております。

今日夕方の試合で福岡が勝てば4勝1敗で優勝、また阪神が勝てば3勝2敗となるため、あす31日を移動日として阪神の地元甲子園へ戻り、残りの2試合をすることになります。ここで阪神が2連勝した時にのみ阪神の優勝、もしも2試合のうち福岡が1勝しさえすれば福岡の優勝となります。星勘定では確かに福岡が有利ですが、短期決戦ではなんとも言えず、投手力と打力との差がどう出るか、誰にも予想できませんね。八百長っぽくするためには7戦目まで進むのがいいのですが、どうなることやら・・・・・・。

昨日までの経過と結果は以下の通りです。

日米野球

さて、このMLBワールド・シリーズと日本シリーズが終わると、久しぶりの日米野球が予定されています。

    • 11月10日(月)壮行試合 日本代表-福岡北海道連合 
    • 11月11日(火)記念試合 MLB代表-阪神巨人連合
    • 11月12日()日米野球1 MLB代表-日本代表 
    • 11月14日()日米野球2 MLB代表-日本代表
    • 11月15日()日米野球3 MLB代表-日本代表
    • 11月16日()日米野球4 MLB代表-日本代表
    • 11月18日()日米野球5 MLB代表-日本代表
    • 11月20日()親善野球 MLB代表-日本代表

詳しい日程はこちら

これが終わると、長~い野球の季節が終わり、何事もなかったかのように、冬のスポーツへと移ってゆくのが毎年恒例の予定となっております。

 


中国年間暴動数の判定

2014年10月29日 05時44分26秒 | アジア

中国から出てくる統計数値・・・・・・。

貿易統計でさえ、出所によって異なる数値がみられ、集計すると相当ことなる中国らしいので、まちがいなく人口の13億人さえ疑わしい。一人っ子政策の網の目をかいくぐった狡猾な国民性を考えると15億人くらいではないかとも。

中国共産党が掲げた目標は必ず達成しなければならず、そこに自然発生的に「袖の下という腐敗」がうまれます。

「腐敗を黙認してでも中国共産党の決めた目標を達成する」というのが「形式美」を最上とする中華思想。

よって「髪をふりみだしてでも必ず目標を達成させるというシステム」が存続する限り、「腐敗撲滅は不可能」、私はそうみています。

韓国も

この「形式美」を最上とする中華思想にどっぷりと浸(つ)かっていて「いい湯だな~♪」状態。

「儒教の序列意識」は間違いなくこの「形式美」の一つであり、韓国の一律美人病が、なんとまた似たような整形美人を多く排出していることか。

まるで、韓国テレビアナウンサーのみんなが同じ整形病院で手術を受けているのではないか、とさえ思わせます(笑)。

中国の

昨年あたりの経済成長率(GDP前年比)7%に至っては、2~3年で経済成長率が2桁から1桁へ落ちてきたとはいえ、中国得意のでっち上げではないか、と見る人がいます。

しかし、どんなにでっちあげの醜態を演じようと中国共産党は永遠に不滅で~す!。あとで統計上の考え方の相違があったと言いさえすれば済むことであり、たいした問題ではないのです(笑)。


さて中国の年間暴動数に関しては

不明な点が多いので、あっちこっちサイト検索をしてみました。

もしもこれら複数のサイト記事の数値が同じ出典からの引用ならば、いくら複数個を調べても意味がありませんが、今回の調査で、おおよその推定値は得られたと思います。

 


調査手順:Googleで「中国 年間 暴動 万件」を検索

調査日時:2014/10/27 06時頃 


■20万件説 

さらに経済格差の拡大に歯止めがかからないことも国内の不満を高める要因になっている。中国は小平の提唱した富める者から先に富もうという先富政策によってこれまで格差を容認してきたが、今や人口の0.4%の裕福層が国内の約6割の富を独占している状況で、不満を持った貧困層による暴動が中国各地で年間20万件も起きているという。これは毎日500件以上の暴動が中国のどこかで起きているというということだ。

http://www.videonews.com/marugeki-talk/707/

 

これは大陸との大きな違いだ。それ故に、大陸の底辺層が毎年20万件ほども起こしている暴動と、香港デモの鎮圧は連動しないと、中国中央は判断したものと思う。だから「動乱」と断言して、香港の警察を動かしたのだ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20141016-00040036/

  

〔特集〕中国の破壊力 第2部 庶民に燻る不満 年間20万件と暴動多発も、つながりに欠ける民衆パワー=北村豊 

エコノミスト第91巻第13号通巻4278号2013.3.26

http://mikke.g-search.jp/QENM/2013/20130326/QENM20130326se1097097001027000c.html

■18万件説 

この時点で「周永康を摘発する」という約束は、胡錦濤と習近平の間ででき上がっていた。なぜなら、あまりに(公安、検察、司法をつかさどる)政法委員会の横暴さが目に余っていたからだ。その横暴さは職権乱用と腐敗により人民の不満を招き、年間18万件に及ぶ暴動を生んできた。 

http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20140731-00037884/

■10万20万件説 

 それはさておき、このニュースは中国の本土にどう伝わっているのか。今や、中国ではデモは年間10万件とも、20万件ともいわれており、毎週のように各地で起きている。それを国内の治安を維持する武装警察の力で押さえ込んでいるといっても過言ではない。香港の動向が、中国の影響を与えないわけがないのだ。 

東洋経済オンライン 10月14日(火)6時0分配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141014-00050398-toyo-bus_all

■9万件~18万件説 

貧富の格差が極端に拡大し「特権階級」に対する人々の「恨み」が増大すると、社会的不安はますます高まってくるものだ。全国で発生した暴動などの集団的抗議活動が年間9万件に上ったのは胡政権中盤の2006年のことだったが、政権末期の11年になると、暴動・騒動事件の発生件数が18万件を超えた。さすがの「胡温新政」、ただの5年間で「国民所得倍増」ならぬ「国民暴動倍増」を見事に実現させたのである。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121108/chn12110811090003-n3.htm

■7万件→10万件説 

中国では、年間10万件以上の暴動等が起こっている。2004年当時でも、国家統計局の職員が「年間7万件以上の暴動が起こっている」と話したことがあるが、実際にはそれ以上に多いことを匂わせていたのだ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141012-00010002-wedge-cn&p=3

■数万件説 

私が懸念する最大のポイントは治安の悪化です。中国経済が負のスパイラルに入ったとき、治安の維持はどこまでできるのか、ということです。すでに地方での暴動は、年間数万件とも言われます。情報が明確に出てきませんから、数字そのものはわかりませんが、それでも非常に多くの暴動が今の時点でも起きています。これが本当に経済がさらに悪化したらどうなるか。おそらく治安の悪化がさらに経済の破綻を加速させるという負のスパイラルに入るでしょう。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20140622-00036631/

■この他にウェブサイトではありませんが、あるテレビ番組では20万件としていました。 

中国各地で、いま、民衆の怒りが爆発している。 頻発するデモや暴動。その数、年間およそ20万件にものぼるといわれる。 国内で蔓延する役人の汚職や、強引に進められる土地の開発。 怒りの矛先は、地方の政府へと向けられている。 :NHKスペシャル「密着~紛争仲裁請負人」 2013/06/16

 

私としては、ただ中国での暴動数を検索しただけで、一体どれが正しいのかを判断する知見はなく、皆様もどうぞ目安としていただきたく思います。不信感をもったかたが原典に当たれるようURLも提示しておきました。

引用の多くが「といわれる」を用いているのは、中国政府から正式な発表がないからでしょうが、次のように結論を得ました。

中国での暴動数は、年間で、7万件~20万件。まあ切りのいいところで

中国での年間暴動数は10万件

としておきましょうか。


 


次に、妙に目立つのがアメリカの銃乱射事件

CNNによれば月1件程度とのことゆえ、わかりやすくするため年間10件とすると、中国の暴動数はアメリカの銃乱射の1万倍もあることになります。米中の国土面積は似たものなので、人口比を考慮に入れると、中国が13億人、アメリカが2.8億人として次のようになりました。

そうすると、中国の10万件を人口比4.6で割れば、人口あたりの中国の暴動数はアメリカの銃乱射数の2000倍程度ということになります。

中国暴動数:米銃乱射数=10000:1〔人口比無視〕
中国暴動数:米銃乱射数=  2000:1〔人口比考慮〕 


ただ、暴動数と銃乱射事件数を比較することに何かの意味があるのか、については疑問が残ります(笑)。

ここで私が主張したかったのは

  • 報道されるアメリカの銃乱射事件は、日本では大きく報道され、たしかに悲惨なことなのですが、それでも圧力団体である全米ライフル協会のロビー活動・献金があるためか銃規制ができず、これがアメリカの恥部となっていること。
  • 一方、共産党政府に都合の悪い取材をさせない中国での暴動数が10万件だと仮定して、これは報道されていない割には、極めて大きすぎる数値だということです。内政上の深刻な問題を無数にかかえながら、ほんの一部の人が富を独占し続けている中国の恥部なのです。


「腐敗」が中国の深刻な問題の一つであることは誰でもが認めるところですが、仮に「腐敗」が劇的に減少したとしても

かえって明確になるのは、中国共産党の強引な武力統治が、この国で暴動が多いことを示す主たる原因である

私はそう思っております。

つまり暴動を認めるわけにはいきませんが

あまりにもひどい独裁・弾圧を続ける中国共産党の存在そのものが、中国全体の諸悪の根源になっていると思うのです。

日本の

ガラが悪く暴力的な右翼による薄汚いヘイトスピーチを認めるわけにはいきませんが、これさえ自然発生したのではなく、内政上の諸問題から国民の目を転じさせる目的で生み出した中国・韓国の反日国是がヘイトスピーチの領域にまで達していることが主たる原因ではないか、と思われます。

香港の騒動を見ていて、

APEC首脳会議2014年11月11日-12日が終わった頃に強制排除を始め、より一層強く中国共産党一党支配が続くのではないか、と予感します。

そして世界中が、中国に対する不信感を強め、警戒し、制裁を加える手順になっています。

そのあと中国共産党による反日言動が活発になることは言うまでもありません。中国では内政で重大な問題があれば、必ず反日国是を持ち出しますが、これは天安門事件〔1989〕以来の中国の伝統となりつつあります(大笑)。

ついで日本の右翼によるヘイトスピーチが活発になる・・・・・・。

やはりここでも、中国共産党が諸悪の根源ではないかと、と思ってしまいます。

中国共産党が崩壊しても

なおかつ日本の右翼がのさばり続けるならば、これは当然認められません。中国共産党によるヘイトスピーチに便乗した違法行為ですから、徹底して排除する必要があります。


 


まだまだ続くプロ野球〔日本S 北米S〕

2014年10月29日 03時42分36秒 | スポーツ

昨日は事情があり視聴できませんでしたが、結果は御存知の通り、阪神1-5福岡となり、通算で阪神1勝、福岡2勝となった経過です。

ついでに今日09:00から中継されるMLB北米シリーズの第5戦までの経過も。

ついでにあと5時間程度で始まるMLB北米シリーズ第6戦を控え、第5戦までの経過もどうぞ。

  • 日本では今晩日本シリーズ第4戦が始まる〔阪神が勝てば2勝2敗に戻り残り3試合の決戦に。もし福岡が勝てば残り3試合のうち1試合勝つだけで優勝。〕
  • あと5時間で北米シリーズ第6戦が始まる〔カンザスはあと残りの試合2試合全部を勝てば優勝。1つでも負けるとサンフランシスコの優勝、となります。〕
両者の経過を見ていると、日本でもしも今日阪神が勝てば

福岡 ●○○
阪神 ○●●

KC   ●○○●
SF   ○●●○ 
 
となり、日米各決戦の経過がまったく同じですね。


 

 




中国の「統治」

2014年10月28日 05時43分24秒 | アジア

前の記事〔中国「四中全会」の怪〕で

各新聞社のサイト内検索を用いて比較したところ、おもしろい結果が出たということをご紹介しましたが、今回はこの会議のニュースについて。

中国系以外は、

各社とも懐疑的な(これは正しい)見方も添えて発信していました。

中国系のメディアはすぐにわかりますね。

「世界が高く評価している」

「世界が注目している」

などとでっち上げの記事を書くからです。ふつうにやれば、ばれないのに、ね(笑)。

少し引用してみましょうか。


中央委員会第4回全体会議(四中全会)に関する各紙ニュース



中国と法治―誰のための改革なのか

 中国共産党の最高指導機関である中央委員会の第4回全体会議が開かれた。4中全会と呼ばれ、主要テーマは「法にもとづく国家統治」だった。

 行政や司法の信頼性を高める改革は歓迎すべきだが、そこに込められた真の狙いは、共産党の一党支配をより強固にすることとみるべきだ。

 発表されたコミュニケは、法体系のいっそうの整備、人材育成などを含め、幅広く課題を挙げている。中国の問題状況を直視したものと言っていい。・・・・・・

だが、この法治をめぐる改革は、党中央が地方の隅々まで統制しなければならない、という点にそもそもの目的がある。コミュニケは「党の指導の堅持」を繰り返し強調している。

 では党中央は、つねに清潔で正しいといえるのか。それはどう担保されうるのか。その答えは示されていない。・・・・・・

 前例のない反腐敗キャンペーンは、党の自浄能力を示すとしている。だが、それはむしろ、最高指導部の権力が腐敗と結びつきやすいことを物語る。・・・・・・

 疑問はまだある。習氏は一昨年の演説でも「憲法にもとづく法治」をうたった。しかし、憲法に明記してある諸権利の保障を訴える市民を次々と拘束し、投獄している現実をどう説明するのか。

 一党支配システムの堅持と、真の法治はそもそも両立しえない。いまの中国が抱える矛盾の根源はそこにある。

:朝日新聞デジタル 2014年10月25日02時03分


皆さんは信じられますか。

あれほど中国共産党べったら漬けだった朝日新聞が、中国の大会について疑義をいだいているのです。内容自体は世界中の常識だとはいえ、かつての朝日にはなかったことでして「朝日新聞はここまで言えるほど立派に成長した」のでした(笑)。

上の引用では、懐疑的な部分だけを抜粋しておりますが、概略の意味は通じると思います。もしもわかりにくかったなら、原本に当たって下さい。

どれでもいいですから、検索エンジン〔ヤフーやグーグル〕の検索窓に「中国と法治 朝日新聞」などと入力して検索すれば、ヒットすることでしょう。

朝日新聞は、2つの吉田事件〔吉田調書・吉田証言〕で謝罪して、心を入れ替えたのかどうか、私たちはまだ見守り続ける必要があります。

もしも朝日新聞が何かの取材・報道で中国共産党を怒らせて国外追放されたなら、堂々と、その事実を世界に発信すればよろしい。日本のみならず世界の世論は、朝日新聞を支持することでしょう。ニユーヨーク・タイムズと意見が異なってもいいじゃぁ~あ~りませんか(笑)。

「朝日新聞があらぬイジメを受けている」と伝える能力しかない韓国メディアは、もう「好きなことを言っていなさい」と無視しておくに限ります。もしもこういえば韓国はどう思うか、などは、ここでは忘れていいのです。 



  反腐敗」メカニズム構築=統治強化へ引き締め-中国規律検査委

【北京時事】新華社電によると、中国共産党の第18期中央規律検査委員会第4回総会が25日、北京で開催され、総会コミュニケで「反腐敗闘争を深く展開させる」方針を確認した。規律検査委トップの王岐山書記は「腐敗まん延の勢いを断固として抑え込み、腐敗しないための有効なメカニズムをつくる必要がある」と述べ、汚職幹部は例外なく、法に基づき厳罰に処する制度を構築する意向を示した。

 習近平指導部は、23日に閉幕した党第18期中央委第4回総会(4中総会)で、共産党指導下での「法治」の全面的推進によって国家統治を強化すると決定。王書記はこの決定を受け、「国家統治にはまず党による統治が必要で、党統治は必ず厳しい態度で臨むべきであり、党の規律は国家の法律より厳しいものだ」と引き締め、党の規律を厳しく順守させることで腐敗を抑制し、党による統治を強化する考えを示した。・・・・・・

:時事ドットコム(2014/10/25-20:09)


こちら時事通信社は、たんたんと事実を報道するだけであり、むしろあっちこっちに笑いがこみ上げていておもしろい。順番にいきましょうか。

まぁ、遅すぎた感もありますが、中国政府はようやく腐敗を撲滅する旨、決心したようです。しかしです、しかしながら・・・・・・

(1)「反腐敗」

腐敗を撲滅しようとする考えている規律検査委トップの王岐山書記なる人物がどのような人物かはわからないのですが、「腐敗撲滅はきれいなキャンペーンだけれども、王岐山は薄汚い独裁政党の手下である」と発言する者がいたとすれば、その人はたちまちにして逮捕・拘束・処刑されることでしょう。

もちろん罪名は「国家機密漏洩罪」。そう、これは決して触れてはいけない国家の機密なのでした。仮に王岐山が、実直な人だったと仮定して(無理がありますが)、そうならそうであるほど中国共産党幹部の悪質な腐敗に気付くことでしょう。そのときに王岐山がどう出るか、です。もちろん、そのような場合にも、中国共産党に忠誠を誓う人を抜擢しているはずですが、そこは面従腹背〔めんじゅうふくはい)の国。どうなるか楽しみです。が、無理か(笑)。

(2)「共産党指導下での「法治」の全面的推進」

一般論で言えば、中国共産党そのものが腐敗しているのに、どうしてそこが設置した腐敗撲滅機関が正常に働くと考えるのだろうと、これが不思議でしようがないのです(笑)。

ヤクザ集団とぐるになった某県警〔ヤクザへ天下ったり組織図を提供したり取り調べ情報を事前に漏らして報酬を得るなど〕が、暴力団の取り締まり強化月間というキャンペーンをはるのに似ている、といえばわかりやすいでしょうか(笑)。

当然のことながら、県警が徹底的に襟を正すことから始めなければなりません。しかし中国共産党に襟を正せと要求するのが、そもそもの過ち。

共産党指導下」というのが、おもしろい。中国では中国共産党幹部の頭脳が最高なのであり、それより立派な人が存在すると言ってはならず、党幹部がロボットのように動くバカであるなどと言えば、明らかに国家機密漏洩罪に該当します(笑)。

中国では、あくまでも中国共産党の指導のもとに行動しなければならないのです。日本語で言う「指導」とは、立派な人が劣った人を正しく導くための教育のことですが、中国では中国共産党以外の人を立派だと言うと、国家機密漏洩罪になる。そこのあなた、笑い事ではありませんよ(笑)。←あんたが笑っているぢゃ~ないですか。

これらが暗示するのは、規律検査委の王岐山がかりに幹部の汚職を見つけたとしても、それを咎めてはいけない、ということ。もしも中国共産党主流派の汚職を咎めるようなことをすれば、規律検査委トップ職を解任するだけでなく、過去にさかのぼって不正蓄財・脱税・セクハラなどをでっち上げて裁判にかけ高額の罰金と一族郎党の財産を没収し、教育的指導の名のもとに強制労働に従事させるが、それでも構わないか、と脅しているようなものです。

もうひとつは「法治」を強調すること自体が、現在中国では「法律」が機能していないことを暗示しているのです。

通常のことでは伝統的で恣意的な「人治」でゆくけれども、中国共産党主流派以外の人の「腐敗撲滅」に関しては、きっちりと「法治」でゆくぞ、と宣言しているのです。党主流派の汚職以外ならどんどん摘発してよろしい。支配下にある名ばかりの裁判所で思い通りに処分できますから。

中国の裁判で中国政府が敗訴するなんてことは絶対にあり得ない、のでした(大笑)。

(3)党の規律は国家の法律より厳しい

これは、「国家の法律にはルーズな面があるが、中国共産党の規律はもっと厳格である」ということを主張して引き締めているつもりであり、読んだ人もそうとらえるでしょうが、別の見方をする人がいます。

これは中国共産党が中華人民共和国を建国したことを忘れてはいけない、というキツイお達しなのでした。つまり、暴力的な中国人を統治するために強硬な中国共産党が存在します。対外的には法を整備しなければならず見かけはそうしたのですが、中国国内では外国のような生ぬるい法律の下で生きていけると思ったら大間違い。国内ではもっときつい中国共産党の規律があるのだ、これを忘れるな、と言うのです。

いわば、中国共産党の権力を強化する、という意志表明にほかなりません。

(4)党による統治を強化

これは重要な結論でしょう。

中国を中国共産党から解放するなんてことはあり得ないのに、人民解放軍なるものがある、というジョークは別として、「共産主義国特有の腐敗」をなくすという壮大な夢を語りながら、実は中国共産党による締め付けを徹底する、と宣言しているのでした。

人権弾圧だとしていくら外国から制裁されても中国には中国共産党のやり方があり、たとえ貿易が激減しても、貧困層をさらに貧困にさせればいいだけのことであり、大した問題ではないのでした。

普通の国家ならば、運営に失敗したら、別の政党に政権を移さざるを得ませんが、政権交代があり得ない国ではこんな惨めなことになっていまいます。

これでは中国人があまりにもかわいそうではありませんか。

 


 社説:中国4中全会 民主化なき法治は疑問 

 北京で開かれた中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第4回総会(4中全会)は「法に基づく国の統治」を全面的に推進するという方針を決めた。立法機関である全国人民代表大会(全人代)や、裁判所、検察など司法機関の改革で「法治」の徹底を目指す狙いだ。 

 政策も法の執行も権力者の意向に左右される「人治の国」とみられてきた中国がどこまで「法治」を実現できるのか。中国が政治、経済両面で国際的な影響を強める中、隣国・日本も無関心ではいられない。・・・・  

 中国では地方幹部が違法な土地収用や公共事業を推し進めて私腹を肥やしたり、司法に介入したりする例が後を絶たない。住民の反発を招き、暴動に発展するケースもある。改革にはこうした権力の私物化を防ぐ狙いがある。・・・・ 

 無論、中国が進める「法治」は三権分立など西側をモデルにしたものではない。憲法も社会主義制度堅持を掲げる。「中国の特色ある社会主義的法治」であり、「共産党の指導」が前提だ。コミュニケは党改革も求めるが、党を監督するシステムに関する言及はない。・・・・ 

 民主化要求デモが続く香港については「法的手段を用いて主権、安全、利益を守る」としているが、中国にとってデモは「違法行為」だ。中国国内を含め、「法治」が共産党の統制強化のための手段として利用される危険性も大きい。 

 権力を監視し、暴走を防ぐ機能を持つ民主主義制度を欠いたままで、「法治」を徹底し、社会の公正を保つことができるのか。習政権が今後打ち出す具体的な政策を注視していきたい。 

毎日新聞 2014年10月25日 02時30分


こちらは、民主制を否定しながら「法治」を徹底することは、腐敗撲滅という仮面をかぶった中国共産党の弾圧強化ではないかとも読め、好感をもちます。

 


中央委員会第4回全体会議(四中全会)のニュースさえ知らなければ、私としてもこんなことを言わずに済ませたのでしょうが、知ってしまったからには、こう言わざるを得ませんでした。

皆様は、中央委員会第4回全体会議(四中全会)の記事をどうとらえましたか。

 


中国「四中全会」の怪

2014年10月27日 06時31分30秒 | アジア

 

先日終わったはず〔2014/10/20-23か?〕の

中国共産党中央委員会第4回全体会議は「四中全会」と略されるようですね。

まあそれはどうでもいいとして、これに関してサイト検索したところ、意外な結果を得ました。もしご不審ならば、皆様も試して下さい。

四中全会でサイト内検索できなかったサイト

検索結果が0件だったのは以下の通り。

読売新聞、産経新聞、毎日新聞、米ニューズウイーク日本語版

四中全会でサイト内検索できたサイト

NHKオンライン 6件

朝日新聞 1件

時事通信社 1件

ロイター日本語版 59件

CRI(中国国際放送)などの中国サイトでは無数にあり  

上記は、2014/10/27 02:00ごろの検索結果であり、その後変更があるかも知れません。


あくまでも邪推であり、証拠はありませんが、

検索できなかった新聞社は、中国共産党によって、取材を拒否され「四中全会」という単語を使用することさえ拒否されたのではないか、と思われます。違反したら国外追放になることは目に見えていますね(笑)。

もちろん中国系新聞社は「自由」に報道できます。なぜなら、それらが中国共産党の支配下にあり、中国共産党に不都合なことを記事にすることを厳しく禁じられていて、事前の検閲があるからでしょう。

このように、為政者にとって不都合な記事に対する対応の仕方として韓国・中国では違いがあります。

  • 韓国では、名誉毀損ということで起訴され、大統領の空白の行動を外国の新聞社が報道することは「国家機密を漏洩した」罪?になるらしい。これは「法治国家」を装った未熟な国家システム。
  • 中国では、それ以前の「取材拒否」や「情報統制」や「追放」が常識で、アフリカにある無名の小国のようですが、こんな中国が世界の工場として大きな顔をし、近年では生産してた危険な製品を世界中にばらまいていました。それだけでなく、あまねく配分されるはずの「貿易で得た莫大な富」をほんの一部の中国共産党ヨイショいいなり組が独占し、信じられないほどの富裕層が突然出現しましたね。

 

ところで私は、まだ中全会」の「」の意味がわかっていません。

来年度2015年に「中国共産党中央委員会第回全体会議(中全会)」が開かれる場合には、「中国共産党中央委員会回(中全会)」になるかと思えば、そうではなく、やはり「中国共産党中央委員会第回全体会議(中全会)」らしい。確かではありませんが、いまだ不明です。

まぁ、どうでもいいことであり、そのうちに、わかるでしょう(大笑)。






またまたプロ野球〔日本とMLB〕

2014年10月27日 02時09分41秒 | スポーツ

プロ野球では

日本シリーズ第2戦があり、福岡2-1阪神となったようですが、私は事情があって視聴できませんでした(たいした事情ではありません)。

本日月曜日が移動日になり、第3戦は明日、福岡にて開催されます。

MLBでは、サンフランシスコがカンザスに勝って、2勝2敗となり今朝、あと7時間後くらいから第5戦が始まります。

上記勝敗表についてはこちら(日刊スポーツ)もどうぞ。


日米とも、野球の最高位を争うクラブ対決が、1勝1敗、2勝2敗、と出そろって、ますます面白くなりました、あるいはまるで八百長の如く並んでいます。なにしろ4戦目で終わるよりも7戦目までいけば放映権で莫大な儲けになるし、もう笑いがとまらなくて、やめられません(笑)。

7戦勝負が、残り5戦勝負、あるいは3戦勝負になってきたので、もう徐々に八百長どころではなくなると思われますが(笑)。




プロ野球〔日本とMLB〕

2014年10月26日 05時00分04秒 | その他

日本シリーズが昨日からはじまっています。

ただし某球団の意向を反映してか、通常シーズンのリーグ優勝球団が、またまた日本シリーズへ進出できないという問題が発覚。金儲けにならない日本シリーズより、金儲けになる長い通常シーズンのほうを重視した結果であり、下克上という言葉ができましたが、どう見てもおかしい。

なぜ、リーグ優勝した球団同士で日本シリーズを闘わないのか、と聞けば、金儲けのため、としか言えません。

読売球団が日本シリーズで優勝しても、別に新聞の購読者が増えるわけでもないし、実際に東京ドームへ足を運んでくれる観客のほうを重視したい気持ちは理解できます。

したがって、「日本シリーズで優勝すれば親会社に莫大な相乗効果がある」という他球団の意向を抑えて、球界を牛耳っている球団に有利な制度が採用された「まちがった制度であろう」と誰もが理解しています。

ということで

セ・リーグで優勝したけれども日本シリーズ進出を決める「クライマックス・シリーズ」で阪神に負けてしまって、文字通り「暗いマックスシリーズ」に終わった読売に代わって登場したのが阪神

一方パ・リーグでは、リーグ優勝した福岡が、クライマックス・シリーズでも勝ち進み、問題なく日本シリーズへ登場しました。

その両者が闘う日本シリーズが今日から始まったのです。

自作の一覧表です。

甲子園でまず阪神が先勝。

今日2014/10/26 18時頃から同じ甲子園で第2戦。 生中継予定はこちら

1日移動日のあと福岡へ戻り第3戦があり、共にNHKBS1で生中継されるようです。


MLBも第3戦を終えました。

ロイヤルズは、青木が出場しなかったけれども試合には勝って、2勝1敗としております。

青木は第1、2戦に出場しましたが、右翼守備で2回ほど滑っていて、2試合とも無安打だったこともあり、3戦目には出場しませんでした。

第4戦目が、今日 09:00ごろ開始。生中継予定は、こちら


さてどうなるか、楽しみですね。ど~でもいいことですが(笑)。

 


知的好奇心

2014年10月25日 06時09分42秒 | その他

時折

めっぽう芸能界に詳しい人がいて、いろんな芸能人のデビュー当時はいうまでもなく、出生のことから、親兄弟、配偶者から子どものこと、その人の仕事の変遷まで、なぜそんなに詳しいのか、とその好奇心に驚くことがあります。

この人が、自分の仕事や他のもっと有益な分野でその能力を発揮すれば素晴らしいと思うのですが、そうはいかない魅力が芸能界にはあるようでして・・・・・・。

落語の場合、このようなマクラから始まり、本題に入っていくものですが、ここではそういう知的好奇心について。


先日 2014/09/18 NHKBSプレミアムで「微量元素」という番組がありました。

私は、多分こんな番組を見る人は少ないだろうな、と思いながら、ずっと視聴し続けました。ただし録画ですが。

内容は、宇宙のかなたから届く光を分光器で調べ、その星に含まれる元素を推測するもの。

かつてはだいたい似たような成分だとされてきましたが、近年の観測で、遠くの星には銀河系とは異なった成分が含まれることがあるらしい。鉄よりも重い元素がなぜ含まれるのかという旅が始まったというのです。超新星で生成されるのか、それとは別の方法か、と。

これを見ながらこんなことを考えました。

あるものごとに興味をもつためには、一定以上の基礎知識が必要で、たまたま私には

ある光のみ吸収(吸収線) 元素 波長 宇宙の構造

核融合 電子のエネルギー準位

などについて、ほんの少しだけですが、テレビ番組の内容をほぼ理解できる程度の基礎知識があったために、大いなる関心をもち最後まで視聴できたのです。もしこの基礎がなければ、さっぱり興味を示さないだろうな、と思ったものです。

芸能ニュースについても、同じことが言えるでしょう。

ある芸能人に関する周辺事情をたくさん身につけているからこそ、ちょっとしたことにでも興味をもてるのです。芸能界に関して私にはその基礎素養?がないため、「芸能ニュース」はどうでもいい「迎能ニュース」にしか見えなかっただけで、素養のある人には貴重なニュース源なのでしょう。

ここで私が言おうとしているのは

芸能界について若干の知識がある人と、宇宙の構造についての若干の知識がある人では、どちらがいいか、ではありません。

そうではなく、人の好奇心が、どのようにして生まれてくるかについて、考えているのです。

これは義務教育段階での子供たちに、どのようにして世の中に関心をもたせ、どのような技能を身につけさせることができるか、にも関係してきます。

とにかく親がうるさく言わないと何もしない「指示待ち世代」というものを、一体そんなものがあったのかどうかも含めて、考え直さなければならないことでしょう。

まずは親が、強制ではなく、見本を示すことが大切。自分は何もしないで子どもに口うるさく強制するだけの親なら、子は大きく成長するずっと前に、親の手の内を悟ってしまい、間違いなく親を軽んじるようになるでしょう。そうなったらもう手遅れ。

それが恐いから、まるで友だちのように子と接していると、20歳を超えた頃にはもう手が付けられない人間になり果ててしまう。そうなってから門限は何時などと言い始めても、もう遅い。

どっちにしても、「もう遅い」のでした。やはり親のできが、そのまま子に感染してしまうのです。

誰かに危害を加えるという悪意さえなければ、

自立して、何かに取り組む姿勢を、私たちは高く評価したいものです。自分が果たせなかった夢を子どもに、という意味はわかっても、強制的に押しつけるのが最も危ない。お金やお菓子で子どもを釣るのは、さらに悪質です。

自分にとっては夢だったことでも、子どもにとっては夢ではないのです。

少しばかり財産を蓄えた人に限って

もういい歳をした大人になっている子供たちの中で誰が自分に一番なつくか、その度合いによって財産分与の比率を変えたいと思うもの。それだけが自分に行使できる最大の自由な権限だと思っている場合、最悪の結果を生むでしょう。

これは本人の好みですから、好きなようにすればいいと言えますが、こういう親が原因で、仲のよかった子供たちが仲違いするとは、凡俗の親ならば気がつくめぇ~(笑)。

若乃花と貴乃花の例を出すまでもなく

幼少の頃には、仲がよかった(少なくとも仲が悪かったとは言えない)子供たちが、長じて大きく仲違いをすることがあります。

本人に問題があるのは当然ですが、このほかに配偶者同士による表面下での見栄の張り合いや縄張り争いが原因となることがあります。しかし、このように親の妙な支配欲が原因となって、仲違いすることも、けっこう多いのです。

尤も子供たちが親よりも「人間ができている」なら、そんな親の謀略を見破ることができますが、それにしても面倒なことですね。

親ができの悪い子をもったときにも、この上なく面倒ですが、できが悪いゆえにまだ支配できる可能性が大なので、少しはマシかも知れません(笑)。


親が、成長した子どもの顔色をうかがい、誰が一番自分になつくかを観察するのも好奇心ならば、親よりももっともっと面白い対象を見つけて進むのも子どもの好奇心。さてさて、どんな好奇心が一番いいのでしょうね。

 


食糧難を克服できるか

2014年10月25日 00時36分35秒 | 社会

天然ガスで他国を威嚇している一番いい例が、ロシアです。

隣国のウクライナにロシア系が多いという理由で、ウクライナのクリミア半島を勝手に武力併合したのが今年2014年の冬季ソチオリンピック終了直後で、その後世界中から制裁されましたが、その逆制裁として天然ガスの供給を停止すると脅しています。

ウクライナは併合に反発しましたが、ロシアはウクライナへの天然ガスの提供を2014年6月から停止。ウクライナ経由でヨーロッパ諸国へも輸出していますが、影響があるでしょうね。 

現在、ウクライナ経由で天然ガスの供給を受けているヨーロッパも交えて交渉が続いているようです。かなり前からウクライナのロシアへの支払が滞っているとするなら、これまた問題ですが、こじれさせたのは一体どちらだったのでしょうか。

その1〔日本経済新聞 2014/10/22〕 

その2〔2014年10月24日 Wikipedia〕

 

原油価格の低下で

ロシアにも事情があり、値上げを提示しているようですが、そもそも天然ガスが原因で、他国を武力侵略したと見られてもおかしくないロシア。

私たちは、このように

ガスや食糧や資源を武器にして、他国を威嚇する国家が存在するという事例を目の当たりにして、十分にこれに備えておかねばなりません。ロシアや中国がこれに該当します。


農作物に関しては、

気候変動による凶作以外では、害虫や野生動物による食害が最大の問題でしょうか。

食糧、とくに農作物は、付加価値が低いものが多いとは言え、もっとも大切な産物でもあり、その国の国民が生きて行くために不可欠、なければならないものです。

問題点のいくつかは、次のようなものでしょうか。

  • 各国が食糧自給率を一定のレベル以上にしなければならないこと。
  • 危険をともなう農薬や機械化によって農業大国となった国が、農作物を輸出したい気持ちは理解できるとしても、これでロシアや中国のように他国を威嚇手段にしてはいけないこと。これはその他の産物と決定的に違うことです。
  • このためTPP交渉が難航しているのも納得できます。この威嚇をなくすために「同盟」というものが存在するのでしょう。したがって中国が今の一党独裁のままでTPPに加盟することは、あり得ないし、あってはならないのです。

さて食糧難をふせぐための「食害」をなくす方法ですが

人間が栽培している農産物が、人間にとっておいしいから野生動物や害虫にとってもおいしいのでしょう。

折からの激辛ブームがいつまで続くかわかりませんが、甘さだけを追求するという幼児発想から飛び出て、辛さの中に旨さを発見しようとする試みならば、私は大歓迎します。

ただし御存知の通り、辛味と甘味をちょうどいい割合で徐々にふやしていくと、やはり辛くもないし甘くもない状態が続きますが、しつこい味になること、言い換えると複雑な味を装いながら、とんでもない塩分や糖分が含まれる可能性が高くなる、ということです。

これを知ってか知らずか、人には単純な味を求める傾向もあるようです。できるだけ素材の味を活かす和食の魅力が見直されてきて海外でも話題になりつつあります。水の問題もあり一朝一夕には解決しないことですが、飽食の蔓延で食糧難がやってくるかも知れない時代にあっては、一つの進むべき道なのかも知れません。

さてこの激辛ブームが後押しした地方再生の農業がある、というテレビ番組を見ました。

ガイアの夜明け(BSジャパン 2014/10/23)では、京都などの過疎地で、誰も手掛けなかった海外の激辛野菜を栽培し始めたとのことです。その野菜の名前は、

ハラペーニョ

ハバネロ

共にとてつもなくも辛いナス科トウガラシ属の植物で、一番の利点は

食害がない

ことらしい。それはそうでしょう、野生の猿でも、虫でも、こんな辛い野菜の葉っぱを食べることなどできそうにありません。これが究極の食害回避方法かも知れません。

通常の農産物では、野生のシカ・イノシシ・サル・ネズミ・リス・野鳥などが食い荒らすため、農薬をつかったり、電気が流れる網を周囲に張り巡らすなど高額負担が問題になっています。

高濃度の農薬を使っていた時代には、野生動物さえ避けた農産物を人類が食べていたのでしょうが、健康志向で農薬が見直されて、低濃度で効果のある農薬がどんどん開発され、おかげで害虫は少しは減ったでしょうが、人間と同じ哺乳類がこれを見逃すはずがない。

ということで農薬開発と食害回避が懸念問題でした。

そこへ登場したのが「野生動物は嫌うけれど、人類が喜んで食べる野菜の開発」で、その一つがメキシコなど中米原産の辛い野菜でした。

辛いことが発汗作用をもたらし新陳代謝を促進するという利点だけではなく、このように野生動物による食害がないために、農薬が不要だとは驚きます。

もし更に上を行くならば、生のママならとても辛くて食害がないけれども、焼いたり煮たり蒸したりして火を通すと、がくんと辛味が減るような野菜ならば、もっともっと普及して、世界の食糧難を少しでも減らすことができそうに思います。


グルメ番組でも、すでに「あっ、あまりあまくない~」とか「品のある甘さ」とタレントに叫ばせて「甘味」だけを追求する幼児番組からは、ようやく脱しつつあります。


一方、塩分にも問題があるとのこと。

■塩分過剰の問題

マウス/ラットの実験段階とのことですが

塩を与え続けて、あるとき停止すると、脳に「麻薬を求める時に出るたんぱく質に似たあるたんぱく質」が増加していることを発見したとのことです。

これは人間でも塩分の摂りすぎでナトリウム依存症に陥る可能性があることを示しているといいます。

:「病の起源第2集」NHK総合 2013/05/26

こちらも参照して下さい〔Wikipedia

たしかに

濃い味の食事を続けると、無意識のうちに、どんどん濃い味を求めるようになりがち。これは薬物依存症に似ているのでしょうか。塩分を断つと禁断症状が出るのでは、少々注意が必要ですね。

そういえば塩分控えめ食事を強制的に食べさせられている内臓疾患の患者には、倦怠感がただよっています。

塩の摂りすぎ→高血圧→脳卒中

に因果関係があるならば、私たちは十分に注意しなければならないようです。

■塩分不足の問題

一方、塩分の重要さが強調されている現代でもあり、塩分が不足することによってもたらされる様々な症状が報告されています。

こちらによれば塩分不足で表われる症状として次のようなものがあるとのこと。

めまい 食欲減退 脱力感 精神障害 

ただし上の症状は、塩分不足以外でも大いにあり得ることなので、目安程度と思ったほうがいいでしょう。

これを知ると、どんどん塩分を摂らねばならないとなるのですが、一方では塩分の摂り過ぎも深刻な問題を起こすのです。

 

つまり、糖分・塩分ともに、多すぎてもいけないし少なすぎてもいけない適切な量を、一生摂り続けなければならない、ということでしょうか。なかなか難しいところですね。


食糧難の問題から、最後には、塩分の過剰摂取と、塩分不足による障害の問題にまで発展してしまいました。

もしも、

辛味(からみ)を多用することで、砂糖や塩の消費量の上限を抑えることができるとしたのなら、野生動物の食害がないゆえに、食糧難の解消に役立つ可能性があるし、人間にとっても健康的ですから

これとない健康法ですね。


今のところ、辛味成分が多い野菜が人体に与える害については、まだ聞いておりませんが、カプサイシン摂取で年から年中怒り狂っている隣国のような辛味過剰摂取には気をつけたいものです(大笑)。

医者ではないワタクチメ「はと」の説ですので、全面的に信用なさらないようおねげーしますだ(笑)。

 


人をだます法、考

2014年10月24日 20時49分36秒 | その他

とくに政権交代ができない仕組みになっている国では

国家が破綻・崩壊するまで、ずっとその政党が国家を運営することになり、いい意味での競争がなくなり、一党独裁による致命的な独善社会に陥る運命がまっておりまする。旧ソ連であり、今の中国であり、北朝鮮のことではないか、と見破ったかたはスルドイ!

さて、人を「だます」方法には様々な種類があるようです。

「だます」とか「だまされない」を冠したベストセラーがあれば、詐欺師たちはもれなくそれらの書物に目を通し、さらにその裏をかく戦術を日夜研究して、人をだまし続けるらしい(笑)。

言うなれば

    • 「今年流行するファッションや色」の類を発表する「輩(やから)」も
    • それを追い求めて取材させ記事にすることで、「輩」を持ち上げつつ自社売上倍増に貢献させるメディアも
    • 流行後に、現実社会のその後とを、巧妙にすりあわせる「ファッション評論家」も

堂々とこの範疇に入るでしょうか。

また「詐欺事件」は「殺人事件」と密接に関連していて、「京都美人舞妓殺人事件」とか「老舗旅館美人女将殺人事件」などと「殺人」と名がつけば視聴率を稼げるようで、いわばこの手法で視聴者の好みにつけ込み「だます」わけですね。

ただしベテラン詐欺師からみれば、通常のドラマの「だましテクニック」などレベルが低すぎて何の参考にもならないことでしょうね。

日本でも相当問題になっているこれら詐欺師ですが、バレルとわかっているなら詐欺行動に走りにくいというのが日本人の常識。

しかし中国や朝鮮半島では、

バレルのはわかっていても負けずにだますようで、少し事情が異なるようです。結婚後に男性(或いは女性)が豹変するのはどこでも見られる普遍的な現象ですが、封建的で父系社会である韓国では、男児に恵まれない妻は人間として扱われないまでに腐敗しているとのこと。たしかに日本でも少し前にはみられましたね。

結婚前の男性による「だまし」が当然の如く横行していて、人権などどこにも見られない国が、相当古い時代の他国の従軍慰安婦問題を掘り起こして「人権侵害だ」と騒いでいるとは、落語的におもしろ過ぎて、もう目も当てられないというところ。

自分自身を照らす鏡というものがないのでしょうか。いい加減に目を覚すべき時期にきていると思いますが、もし自覚するという自浄作用が働かない場合、この国は永遠にこのままのレベルを維持してゆくのでしょうか。


人をだます方法


国家による「国内だけで合法なパクリ」

  • 偽札を印刷し、どんどん輸入し買い物をする国がありますが、「こんな楽なことはありませんね」、といえば、「高度な技術が必要であり、そんな簡単なものではない」、というのでしょう(笑)。
  • 違法な薬物をどんどん生産して金儲けをして人をだます国もあります。その薬物がどんなに人を害しても自国の儲けになればそれでいいのです。とにかく外国の全ては「悪」なのだから。
  • 民生品ではなく武器こそ高額取引が可能で、少々性能が悪くても最新の技術を駆使して、密輸出しなければなりません。その武器によってどれだけ多数の人が命を落とすか、について考慮する必要はありません。
  • 著作権などは論外です。どんな汚い手段であろうとも、政権が継続しさえすれば、それでいいのだから。著作権を無視した商売で莫大な利益を得ようとしてきました。
  • とにかく「違法」というのが目のつけどころです。なぜならば「違法」だからこそ裏社会では高値で取引できるからです。これが「違法」ビジネスでしか生きていけない暗い国の実態なのでした。

別人であると偽る方法

  • おれおれ詐欺」が典型。他人なのに息子であると偽って電話などの通信手段で無差別に問いかけ、だませそうな人から指定口座へ金を振込ませるので、「振込め詐欺」とも呼ばれるようになっています。「そんなのにだまされるのか」と驚く人もいますが、実に巧妙らしい(笑)。


偽りの価値で詐欺

  • こちらは振り込め詐欺などのように姿を隠すことなく、堂々としています。最先端の「先行投資」を装うこともあります。
  • 中には規制緩和でさまざまな営業が可能になったのを幸いに、法律ギリギリで勝負するところが出てきます。卑近な例が個人住宅用の太陽光発電装置。かりに約200万円の費用がかかるとすれば、電力会社の買い取り金額は月いくらだとみなすことで、初期費用は例えば20年で償却でき、それ以降は純粋に金儲けになる、という損益分岐点の表を提示する手口でだますもの。これには最低でも3つほどの疑惑があります。


電力会社の買い取り価格は太陽光発電が普及するにつれどんどん下がっていくはずで、これが正しく加味された損益分岐点表など存在しません。だれも買い取り価格の変動など予想できないからです。

太陽光パネルの故障問題があり、十分な品質保証をするなら保険料がかなり高くなり20年などではとうてい元が取れなくなるでしょう。故障したときに、少々高くても販売店が修理してくれるならまだましですが、販売会社が倒産してしまって、発電などできないまま、つまり200万円の初期投資が消えたまま、装置は重い粗大ゴミと化すおそれがあります。

③電力会社に関連したところが多いかも知れませんが、電力買い取り業者の不正など諸問題も発覚しています。最近の例では、買い取り拒否がこれに含まれます。こうなると故障よりはましでしょうが、いくら発電できても、実質支払の電力料金が少なくなる程度であり、いつまでたっても儲かることなど、あり得ませんね。

これ以外あるでしょうが、これら3つの複合となると目も当てられません。つまり、電力会社の買い取り価格が下落したころに電力会社による買い取り拒否があり、ちょうどそのころに太陽電池パネルが故障したけれども業者はすでに存在せず修理が不可能となった・・・・・・。

  • 悪質なのになると、料金を支払ったら、突然連絡がとれなくなる詐欺もあるらしい。
  • 公にはできないけれど高額の報酬が約束される甘い話、として人をだます手口があります。公開後に大化けするというふれこみで未公開株を買わせてドロンする手口が有名です。もちろん未公開株は未公開のままか、そもそも存在していないか、でしょう。
  • その他、金の先物取引、穀物相場、などなど数え切れません。

「人をだます話」で人をだます

  • テレビ局がこの手で視聴者をだますこともあります。ドラマとしての「殺人事件」の開発は「だます」戦術の開発とも言え、飽きられないように犯人に「だます」作業を与えますが、これで視聴率がとれるとわかれば、なんとかして視聴者を「だます」ことで視聴率を上げ、高額のスポンサー料金を獲得しなければなりません。

ひったくり系

  • これは、置き引きやひったくり犯罪のことです。10年以上前、ひったくり犯罪件数が日本一だとされる大阪府内で乗車したタクシーの運転手から「ひったくりに気をつけてください」と言われました。その時「夜ならばともかく、昼なのに」と驚いたものです。
  • 最近では、バイクや車で後ろから近づき、肩や手にもったカバンなどをひったくる犯罪が目立っているようです。
  • 人混みの場所で、うかつに荷物を置いて、場所を離れるのはもちろんだめですが、話しかける人と置き引きする人に分業する集団犯罪の場合、荷物を近くに置いていても置き引きされる恐れがあります。いくらライオンやヒョウといえども、ひったくり専門のハイエナ集団にはかないません。似て非なる例は、カラスがツバメの巣を狙う場合ですが、小さいけれども俊敏な親ツバメ集団に取り囲まれて威嚇されたなら、カラスといえどもわっさわっさと逃げるしかありません。こちらは「ひったくり犯の撃退」でした。
都道府県別のひったくり数(平成21年)をみると、大阪の年間3169件が堂々と全国1位で、上位1位~9位〔大阪・神奈川・東京・千葉・埼玉・福岡・愛知・兵庫・京都がすべて、全国47都道府県平均の405件を超えています。最小の島根は年間ひったくりが3件

  • 大ざっぱな計算をすると、大阪のひったくりは島根の約1000倍〔人口を加味しない場合〕。
  • 大阪の人口は島根のおおよそ12倍なのでこれを加味するなら、大阪のひったくり事件3169件は人口あたり約260件となり、大阪のひったくりは島根の約86倍〔人口を加味した場合〕となります。
ただし、これらの結果から、大阪の人はみんな悪人だとか、島根の人はみんな聖人だとか、そんな安易な結論を出さないやうおねがひします(笑)。



法律違反の2種類

一般的な話で、普遍性はありませんが次のようなものがあります。
    1. まったく法律を無視し裏をかく方法。
    2. 偽造の証明書を作成してだます方法。
東南アジアから日本へ出稼ぎに来た人たちの中には悪質な人もいて、不法滞在となることを承知の上で違法薬物密売人の道を選ぶ場合があります。もちろん、そうでない普通の人が多いのですが、中には利用されてしまう人もいて、あるいはそういう裏の世界が確立されていて、最悪の場合、事件が発覚すれば「東南アジアが悪い」という印象を与えてしまいがちです。

一方、中国、特に韓国から金儲けに来た人の中には、偽造パスポートなどで入国あるいは期間延長を企む連中が多いとのこと。中国に進出した企業は、中国のあらゆる行政機関が発行する偽造証明書〔書類・印章・サイン・文面・連番〕などで商売上の損害を被ることが多いらしく、袖の下が横行する一党独裁ならではの腐敗現象でしょう。数例をのぞいて利益を上げることは難しいのでしょうね。そういう連中は、偽造によって法外の金儲けをしたら即座に姿をくらまし、再び別のところで同じような詐欺行為を働き続けるのでしょう。

同じ日本での不法滞在ですが

関係書類を偽造するほうに重点をおきたがる韓国の人たちの言い分では、勝手にだまって不法滞在する東南アジアの連中よりは自分たちのほうがまし、と一線を画している

とのことですが、「目くそ鼻くそを笑う」の「一線を画した」犯罪でしょう(笑)。

先ほどのひったくり件数のところで申し上げたことを繰り返すようですが、こうだから東南アジアの人たちはずいぶんひどい、などと早急な結論を出さないやうおねがひします。あくまで「人をだます手口」を考察しているに過ぎません。


さて、かつては安全なはずで

こんなことがなかった日本。そういえばかつては安全とされたロンドンでさえ、決して油断できない観光地となっているようです。

これら現代不安要素の原因の一つとして、イスラム過激派の問題があります。たしかにイスラム教自身にも解決すべき問題があると思いますが、同時に現代の世界を席巻しているキリスト教にも多くの問題があると思います。いずれも一神教特有の問題だとすれば、自分が一番正しいととらえる傾向が強いため困難をともないますが、武力行使に頼らず平和的な解決策を見いださなければなりません。これが現代社会の私たちが解決すべき大問題でしょう。
 
まぁ、こんな意見は、イスラム過激派やキリスト過激派、その他の過激思想者から、一蹴され一笑に付され一生日の目を見ないなら一目散で逃げるしかない、のでしょうか・・・・・・。

私たちは、どのように生きていけばいいのでしょうね。





2014MLB

2014年10月23日 13時18分10秒 | スポーツ

カンザスシティ・ロイヤルズ〔Kansas City Royals KC〕とサンフランシスコ・ジャイアンツ〔San Francisco Giants SF〕による北米シリーズ第2戦が行なわれ、ロイヤルズが勝ち、1勝1敗となりました。ロイヤルズの青木は2試合とも無安打で終わっています。

日本シリーズはあさって10月25日(土曜日)から始まります。

日本では、パ・リーグ優勝の福岡がクライマックス・シリーズでも勝ち進み日本シリーズへ進出しましたが、セ・リーグでは優勝した読売がクライマックス・シリーズで2位の阪神に負けたため、日本シリーズではパ・リーグの福岡とセ・リーグの阪神との7試合になります。

なおここ石垣島では、第2試合からすべてNHKBSの中継が予定されていましたが、第1試合の中継がなくラジオでしか視聴できないのかと思っていました。

しかし福岡が決まってから急きょなのかどうか、地上波の琉球朝日(5ch)で第1試合の中継があると判明しました。なかなか予定が決まらなかったのだろうと思われます。


 


村上春樹について

2014年10月23日 10時56分03秒 | 社会

大胆な、と言われそうですが、ワタクチメ「はと」としては、

もともと書物は、著者が睡眠時間を割(さ)くほど懸命な努力を積み重ねて仕上げたものだという観点から、著作内容の真偽のほどは別として、おおいに尊重しております。

ただし、興味があった短い時期を除いて、映画や小説や物語にのめり込むことは、ありませんでした。

当然ですが、何か受賞した直後に作家がサインして握手するという直売会が催されたとしても、そんなところへ行ったがありませんし、そもそも興味がなく、当然のことながら本を購入したこともありません(笑)。

したがって村上春樹なる作家にも、世間の愛読者とは異なった印象をもっており、こう書きながらも作品を読もうとさえ思わない昨今です(笑)。


ところが、面白い記事を発見しました。

<企画>“最もノーベル賞に近い男”村上春樹氏 今年も“悲願達成”ならず

スウェーデン・アカデミーは9日、2014年のノーベル文学賞をフランスの作家、パトリック・モディアノ氏(69)に授与すると発表した。毎年“最もノーベル賞に近い男”といわれながら受賞を逃してきた村上春樹氏(65)の“悲願達成”はまたもならず。・・・・・・・〔以下略〕

人民網日本語版 2014年10月10日16:51

 

人民網」とは中国共産党機関誌「人民日報」の電子版で、私はこの日本語版を見たのです。 

直接関係がありませんが、中国共産党が建国した中華人民共和国には、どこにも人民が存在しません。なのに中国共産党は「人民」という言葉が好きなようで、これが落語のように滑稽。

香港の民主派は、もちろん人民ではないので許せません。つまり人民とは中国共産党に逆らわない善良な被差別国民のことであって、中国共産党が考える架空の存在ですから、人民は実存しないのでした(笑)。 

世の中の村上春樹ファンを怒らせるようなことを言うようで、お詫びしなければなりませんが、それでも言わなければならない私。上を読んで受けた印象とは 
  • 残念なことに、中国共産党から非難されない村上春樹らしい
  • 中国共産党が否定したものには真の価値があり、中国共産党が否定しなかったもの(賛同したもの)には価値がない
  • 言い換えると、中国共産党の一党独裁に害があるもの(否定するもの)には真の価値があり、一党独裁に都合がいいもの(否定しないもの)にはまったく価値がない 

と見ておいたほうがいい、というものでした。中国共産党はまさに反面教師ですね。

反面教師 

悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。それを見ることで、反省の材料となるような人や事例。その言行が、そうしてはいけないという反対の面から、人を教育するのに役立つのでいう。:goo辞書 

 

中国人民網は

中国共産党の広報ですから、でっちあげの洗脳キャンペーン満載で、中国共産党にとって都合の悪いことは決して書かないのですが、自国で逮捕収監中の反体制派がノーベル平和賞を受賞した時にはあれほど怒り狂った中国共産党が、このたび「今年も悲願達成ならず」と村上春樹を持ち上げるとは、尋常ではありません。ワタクチメ「はと」の尋常高等小学校時代?にもこんなことはありませんでした(笑)。

いや、そんなことはない、これは・・・・・・と説明されるかたがいらっしゃるかも知れませんね。私にとっては、あの不可解な中国共産党が、少なくとも非難しない作家村上春樹とはなにものなのか、となったしだいです。

かといって、

今からすぐに本屋へ走って村上作品を手に入れようとする軽薄さはもちあわせておりません(大笑)。

ただし、もしもワタクチメ「はと」が村上作品のどれかを読んでいたとしたら、この謎を解明する糸口が見つかったかも知れない、と思うと、まことに慚愧(ざんき)の念に堪えません←古い表現ですね。しかし「読んでいない」という痛恨の失態ですから、そう正直に言っただけです。


気付いている人はいると思いますが、中国共産党には

「内政干渉だ」と反発しながら他国に「内政干渉する」

という症候群がみられます。

本当に中国が内政干渉を嫌うならば、まずは自らが他国への内政干渉を止めるのが先決。

絶対に他者からの批判を受け入れることがない硬直した中国共産党が、他国から内政干渉をされたと勝手に受け取って他国へ内政干渉するのならば、

「内政干渉だ」と叫ぶ意味がほとんどなくなっている

のですが、これにまだ気付いていないらしい。

 

そんなとき、ルーマニアから、こんなニュースが入ってきました。 

89歳の元強制収容所長に逮捕状=共産政権「絶滅体制」率いる-ルーマニア 

 【ブカレストAFP=時事】ルーマニアの裁判所は22日、共産政権時代に強制収容所を率いた元所長アレクサンドル・ビシネスク被告(89)の逮捕状を出したと発表した。人道に対する罪で既に起訴されているが、健康状態を理由に出廷しないことから、逮捕に踏み切る。

 被告が所長を務めた1956~63年、収容所は「絶滅体制」、被告は残虐さから「けもの」と呼ばれた。唯一生存している元収容者は、当時を振り返り、収監中は一切発言を許されず「静かな刑務所」という別名があったと証言した。:時事ドットコム(2014/10/22-23:33)


現代の東欧諸国が、

かつてソ連共産政権からどれほどひどい植民地的な仕打ちを受けてきたかを今でも忘れていない、と理解でき、私も共産政権の残虐性に嫌悪感をもちます。

ルーマニアはソ連崩壊のころ1989年頃に独裁政権を倒して民主国家になり、2007年にはEUに加盟しています。ソ連から解放されてまだ25年程度なのですね。

そして今、中国共産党が、ソ連と同じことをして13億の民を弾圧しています。これに嫌悪感をもたないほうがどうかしている、とさえ私には思われます。


そして、ここからが大切なところですが

現在、台湾や韓国がこれだけ経済発展していることから、朝鮮半島の日本統治が、欧米の植民地とは大きく異なっていた、のは世界の常識となっているようです。

にもかかわらず韓国は、当時支配していた李氏朝鮮時代の悲惨な情勢を顧みることなく、儒教の序列意識にこだわりすぎるあまり、日本統治がひどかったとする国是を掲げ、近年、新しい法律を作って70年近い前の過去を裁こうとしているとのことで、親日派の子孫の財産を没収したり、当時日本と関係があった人物の子孫を罰しているというのです。

新しく法律を作って過去を罰するというのは、一見して「法治国家」のようにみえますが、これはまったく逆で

専門用語では「法の不遡及(ふそきゅう)」というらしく、詳しくは次を御覧下さい。 その1 その2 その3

 

韓国はいまだ、法治国家としてはあってはならない最低のレベルにある、と言えます。つまり法治国家ではなく、言論の自由さえない、「発展途上とも言えない未熟な地域」なのでしょう。

もし社会に問題があれば新しく法律を作って、それを許さない、これが普通の法治国家ですが、それは原則として過去に遡ってはいけないのですね。

これが朝鮮半島のいびつなところで、世界中から信用されていないところでしょう。


さて今回も、村上春樹のことで中国共産党から始まり、ルーマニアに話が飛び、最後は韓国にも触れるという、おなじみの脈絡のないお話で、最後まで読んでいただき感謝します(笑)。