カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞86 対中国

2015年12月31日 02時10分12秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。
ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


歴史を忘れた? 朴槿恵大統領「顕忠日記念演説」

・・・・基本的には朝鮮戦争がテーマになります。死んだ軍人の数の「桁」が違うからです。よって、軍事政権時代を生きた私のような人には、反共の日でもあります。

しかし、その軍事政権のリーダーだった人の娘さんでもある朴槿恵大統領の2014年顕忠日記念演説に、妙な部分がありました。

『今年は我々の政府の要請で、中国ハルビン駅で安重根義士記念館が開館され、シアン(西京)の光復軍第2部隊表示石を設置した。今後も先烈の愛国精神を称える事業を着実に推進して世が祖国のために犠牲になった意味を再確認することができるようにする

やはり、彼女は自覚がないようですね。あれは中国が安重根や光復軍を尊敬して作ったものではありません。あれは、韓国を日米から中国側にシフトさせるための「餌」です。

朝鮮戦争の時、中国軍の介入があったことを、朴槿恵大統領はもう忘れたのでしょうか。日本を悪く言えれば、反日関連の発言ができればそれでいいと、あの歴史をもう忘れてしまったのでしょうか。

4年前、習近平主席(当時副主席)は、朝鮮戦争を「正義の戦争」だと称えました。2010年10月25日、中国軍の韓国戦争参戦60周年を迎え、朝鮮戦争参戦兵(中国兵)たちを集めての「抗米援助戦争参戦60周年座談会」でのことです。

彼は、「偉大な抗米援助戦争は平和を守り侵略に対抗した正義の戦争だった」、「世界の平和と人類の進歩を守った偉大な勝利だ」と自慢気に話しました(2010年10月25日、聯合ニュース)。

そんな彼が暗殺犯の記念館を作ったことがそんなに嬉しかったのでしょうか。千年経っても被害者のままで日本への恨みは消えないという朴槿恵大統領。なぜ、中国のことはわずか4年で忘れてしまうのでしょうか。

歴史も沈没事故も、とりあえずその場しのぎ。ちゃんと反省しない韓国です。それでは、韓国民族に未来はないでしょう。:P.188-189 シンシアリー「韓国人による沈韓論」扶桑社2014年9月22日初版第3刷発行


シンシアリーの指摘するとおり

中国は、たくさんの撒き餌マキエ:魚を集めるためにまくエサのこと)をして、韓国が接近するよう仕込んでいますが、まんまとそれに引っかかった魚が韓国でした。

世界中から、長い間その閉鎖性を指摘されてきた中国が、北朝鮮をも見放した結果、もう残りは韓国しかありません。誰も助けてくれません。

よって韓国のよって立つ「反日国是」にヨイショし、この国を喜ばせるために中国が援助して建てたのが中国国内の2つの展示物であり、それを「後世が祖国のために犠牲になった意味を再確認することができるようにする」と韓国に都合のいいピントはずれの解釈をさせたのが狡猾(こうかつ)な中国。韓国にとって、これ以上の「もののあはれ」はありません(笑)。

何よりも興味深いのは

  • 大戦後の朝鮮戦争。中国が北朝鮮を支援して参戦、アメリカや国連軍などが参戦して韓国を支援した争いでした。戦争のきっかけ(原因)を相手側に求めるのが常ですが、共産国家の拡張主義からして、しかもその後も北朝鮮がしばしばちょっかいを出していますから、北朝鮮が先に仕掛けた戦争だったのではないか、と私は見ています。
  • そしてこの朝鮮戦争のことを「正義の戦争」とした副主席時代の習近平でしたが、この中国と「正義の戦い」をしたあと軍事クーデターで実権を握った大統領朴正煕の娘が現在の韓国大統領朴槿恵であるというおもしろさ。
  • つまり、朝鮮戦争を闘って、今なお休戦中が60年も続く朝鮮半島で、かつての敵「中国」の作戦にすっかりはまり込んだのが、韓国でした。韓米軍事同盟を結んでいる韓国が、中国に限りなく接近してどっちつかずのあいまいな姿勢を取る韓国は、どうもイカレているようです(笑)。
  • 本来ならば、韓国が現在存在し得るのは、中国・北朝鮮軍の南下を防いだ連合国の「正義の戦い」のおかげなのでしたが、今では「敵側の中国に限りなく接近」しつつあります。
  • そういえば先年、韓国がベトナム戦争従事者を「世界平和の維持に貢献したベトナム戦争参戦勇士」としたことに対して、ベトナムから「われわれは被害者だ。なぜ世界平和のためだったのか」と猛烈な抗議を受けました。何も考えることなく安易にお題目のように「正義のため」「平和のため」を連発していると肘鉄を食らうという見本で、まだまだ韓国為政者は成熟しておらず、まるで小学校高学年の児童のよう。
  • 互いが「正義のため」とし、「平和のため」と思って闘うのが「戦争」なのでしょう。互いに相手から見れば「平和のため」ではなく「侵略者」だったのですから。
  • 韓国自らの存立を否定するような習近平の「朝鮮戦争は正義の戦い」に反論できないまま、ベトナムからは「ベトナム戦争が世界平和のためとは何事か」と反論される韓国。どっちつかずのあいまいな態度をとり続ける限り、こんなもんであり、やむを得ませんね。
  • 自分は、被害者なのであり加害者ではあり得ない、と信じるのは結構なことですが、信仰がいつも正しいとは限りません(大笑)。まさか「自分が加害者だった」とは。
  • 根底から歴史認識を揺さぶられてしまったのが、今の韓国でした。あの攻撃性は、被害者ではなく、加害者そのものなんですが、気が付いていないようです。小学校時代に「自分は大変ないじめ被害にあった」と叫ぶのは結構なことですが、「ひょっとしたら自分が加害者だったのでは」という思考がどこにも見られないのでは、「未熟」と指摘されてもしかたがないでしょう。 

中国で韓国非難が殺到、韓国人男性が中国でMERS感染確認・・韓国ネットは「SARSの時は中国も迷惑かけた」「日本に無視され、中国に怒られ…」

韓国メディア・イートゥデイは29日、中国に出張した韓国人男性が、現地で中東呼吸器症候群(MERS)に感染していることが確認され、中国人ネットユーザーから韓国の保健当局に対する非難が殺到していると報じた。:FOCUS-ASIA 2015年5月30日

 

MERSで大打撃 成長率2%台に鈍化の懸念も 

【ソウル聯合ニュース】韓国は今年、中東で発生した感染症、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの流行により経済に深刻な打撃を受けた。多くの人でにぎわっていた繁華街は閑散とし、中国人をはじめとする多くの外国人観光客が韓国旅行をキャンセルした。 :韓国聯合ニュース 2015/12/23

近年の流行病としては2つあり、共に世界的に広がりました。特に韓国や中国で深刻だったようです。

SARS(サーズ 重症急性呼吸器症候群)

2012年頃ロンドンで騒がれ、その後中国では死者600人以上という世界最大の被害を出しています。

MERS(マーズ 中東呼吸器症候群) 

韓国でWHOの発表以前に「収束」宣言するも、すぐに再び患者が発生し「収束」していなかったことが判明。韓国では2015/12に正式に「終了」したのですが、実際には「2度目の収束」で、死者は30人以上

簡単に人が移動できる時代ですから、どういった国でも起こり得る感染症ですが、それにしても韓国は、いつものことながら、行政が機能しておりません。


 限界寸前の朴政権 米国がTHAAD配備めぐり猛圧力 外務省パニック情報も…

 中央日報(日本語電子版)は今年2月、以下のスクープを報じた。 

 昨年7月、ソウルで行われた中韓首脳会談で、習近平国家主席は「米国が韓国にTHAADを配備する場合、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意思を表明してほしい」と朴氏に“通告”していたという。「米国の要求を拒否しなければ、韓国は『主権国家』ではない」と断じたに等しい。
・・・・
 中国は「踏み絵」を踏ませるつもりなのか、今年9月に開催する抗日戦争・世界反ファシスト戦争戦勝70周年記念行事に、朴氏を正式招待している。韓国大統領府は態度を表明していない。:夕刊フジ 2015年5月23日

韓国が板挟みで悩んでいますね。何も判断しないまま、中国とアメリカの両方に笑顔を振りまいてきた当然の帰結と言えます。

  • アメリカが韓国に対し、北朝鮮対策として防衛ミサイル設置を強く要求し、中国共産党は韓国に対し「主権国家ならば拒否せよ」と迫ります。
  • もしも韓国が「主権国家」だとするならば、どちらの主張も「韓国の主権」を脅かす踏み絵。中国の「主権国家ならば・・・・」そのものが「韓国の主権」を無視していて、中国共産党が演じている矛盾多い行動の一環です。
  • もちろん中国共産党は、アメリカのいう「北朝鮮」対策はまっかな偽りで有り、対「中国」であると見破っています。

それでも私は、

世界に冠たる孤立国家・一党独裁国家・やがて崩壊しようとしている中国共産党に、幸あれと祈らずにはいられません。

中国共産党が崩壊したあと、新しく「新中国」として再出発するしか、この国に幸せは訪れないだろうと、誰もが考えています。もう国としての体(たい)をなしていないからです。  


【寄稿】韓国の国益を害す歪んだ対日認識・・・・

自閉的対外認識と名分論に始まった対日関係の悪化は、韓国の国益を深刻なまでに害しているため、対日関係を早急に正常化し、安倍政権に堂々と対抗するのが賢明だ。

中国とも引き続き近しくすべきだが、帝国としての中国に傾倒しすぎるのは韓半島の独立と市民的自由にとって有害だ。中国に対する韓国の発言権は、米国と日本を「利用」する時に大幅に強まるからだ。

近隣諸国の吸引力を制御する強い決断と知恵だけが悲劇的な歴史の繰り返しを防ぐ。結局は「歴史は繰り返すのか」という開かれた問いにつながる。終わらないその問いに答えられるのは、私たち韓国人だけだ。

:尹平重(ユン・ピョンジュン)韓神大学教授 朝鮮日報日本語版 2015/05/24〔元のリンクが切れたため別のリンクを貼っております

これまでの

95%ほど変だ・思考が狭すぎる、というのとは違って、上記引用の説では、確かにまだいびつさが残るものの、それなりに立派な主張をしていると思いました。

韓国人が何か日本について述べる時には、いくらそこに普遍性とか客観性、はたまた「意味」などがなくても、枕詞のように常に「日本の危険」「日本による侵略」「歴史認識」について触れなければなりません。もう理屈抜きの感性と言えます。

しかし上記では、一方的に中国へ流れている韓国を憂えているところも見られ、健康的なのかもしれません。またこういう主張を掲載できた朝鮮日報も、立派だと言わざるを得ません。

例によって韓国ではいつも「風見鶏」ふうで

  • 調子のいい時には、国を挙げて「反日」をあおり
  • 調子が悪くなれば、「反日」は韓国の国益にならないとつぶやく

では、あまりにも見苦しいと言わざるを得ません。

韓国では

  • それ以外の意見を禁止し〔まるで中国共産党の報道規制〕
  • 国家をあげて一色に塗りつぶす〔まるで北朝鮮のマスゲーム〕
  • 都合がいい場合に限って(利用できるとみた場合)国内の異論を根拠として攻撃する

いいかえると

  • 客観性がまったくない
  • 自分だけに正義があると信じ込む

ことに、全体主義的な危険を感じ、「内戦が絶えない国よりややマシなレベル」くらいの未熟さを感じるのでした。日本でいえば400年前の戦国時代でしょうか。自分が生きるためには、相手を殺さねばならないという信念に、似ています。

もちろんのこと韓国は、「法治国家」ではないし「先進国」とも言えませんし「民主主義国家」でもありえず、依然として、儒教による「改善」拒否を徹底した人治国家、と言えます。


「マナー」雑感

2015年12月30日 09時15分26秒 | 生き方

様々な人が「マナー」について語っています。それだけ国民感情によって異なるからでしょうが、「マナー」の意味をそれぞれがバラバラにとらえているからとも言えます。


 たかみな「肩掴(つか)まれて振り向かされた」マナーの悪さに苦言「死ぬかと…」 

 AKB48の高橋みなみ(24)が、街中で体験した一部の一般人によるマナーの悪さに苦言を呈している。タクシー乗車中の信号待ちで窓をいきなり叩かれ、無断で写真を撮られたなどのエピソードを明かし、「世の中には常識のない人が沢山いるのよ。そういう人に会うと自分気をつけよと思う」などと憤った。

・・・・

 ただ、高橋は「あ! こんなに沢山書いたけどみんなの事じゃないから」とあくまで一部の一般人による非常識な行動であることを強調。そして、「本当に応援してくれてる人は相手の事を思うから 私の事見つけても少し早歩きして私の前で頑張っての顔をしてガッツポーズして去っていったり、いい人ばかりよ」とし、ファンの配慮に感謝の気持ちを綴っている。:MusicVoice 2015年12月13日 

2016年3月28日にAKB卒業公演をすることになっているようで4ヶ月前の先日、初代総監督を2代目総監督横山由依に譲ったとのことです。

高橋にしろ先日〔2015/06の選抜総選挙で優勝した指原(さしはら)にしろ、あまり興味のない人なら「どうぜぶりっ子集団だろう」と考えるものですが、より詳しく見ると、そうとも言えないようです。

ただ歌がうまい、踊りが上手、かわいい、だけではなく、これら表にでる人たちは、如才なく生きてゆく才能をもっているようで、それなりに立派だと思われます。

ただしその如才なさが裏目に出ることもあり、2代目総監督の横山由依がそれを打ち消すことができるかどうか、なりたてですから、まだどうなるか分りません。


しかしアラブ人のマナーのよさには三つの面で欺瞞性がある。

アラブ人は、守れること以上のものを約束する。彼らは沈着から乱心までの急激な変化を起こすかもしれない。彼らは特殊な外交術をもち、お世辞(タドリース)とへつらい(タムリーク)を使う。

:P.61 サニア・ハマディ「アラブ人とは何か」明石書店 2002.03.24

世界には、

  • それぞれの社会で、守れること以上のものを約束するとか、自分中心の思考から抜け切れずに常に相手を差別するとか、とにかく相手をだますことに全知全能をついやす、などなど様々な特長があります。
  • ただし国際関係が密接になると、「約束」「差別」「だます」が横行しては混乱が増すばかりですから、何らかの書面で詳しく規定しておかねばならないでしょう。
  • そして大切なのは、そういう「書面で残したことでさえ、平気で無視する国も存在する」、ということです。
  • これに対しては対抗処置を考えなければなりませんが、一方では、そういうぶざまな人たちでさえ、私たち日本人に何かを考えさせることがあるかも知れません。
  • とはいえ、それぞれの国を理解する上で、社会の仕組みを大ざっぱでもいいから知っておいて損はないでしょう。

そのように

約束を守らなかったり、突然感情の変化があれば、信頼性は極端に下がることでしょう。信頼性がなくなっても、自分たちの主張さえ通ればいい、そう考えている浅はかな社会があるということも、知っておかねばなりません。

残念ながらそれは、為政者が「自分が作りあげた自分の影に振り回されている」結果として、あらわれてきます。


中国人観光客のひどすぎるマナーに苦情続出!―世界各国観光地 

2007年5月5日、今年の「五・一」大型連休期間中に海外へ出かけた中国人の数は過去最高を記録したが、その中国人たちの海外観光地でのマナーの悪さが問題になっているそうだ。 :2007年5月6日 

これは8年前の記事ですが、

8年経っても中国人のマナーは向上するどころか、ますます悪化しているようです。

中国共産党が支配している今の中国では、「社会を改善するとか革命を起こすということを忘れさせる代わりに、ワイロ・汚職・偽造などによる金儲けを許した」のですから、中国人のマナーがもしも向上したとすれば、「中国共産党の存在価値は極端に下がる」と言えます。中国共産党が不要になるのでした。

よって問題は「中国共産党が崩壊すれば中国人のマナーが向上するかどうか」、にかかってきます。

また民族性としては、韓国人のマナーもまた、問われています。

私見ですが、

この両国の民族性は永遠に変わらないでしょう。

ただし許容の範囲内におさまるかどうかの問題であり、世界の人がこれへの免疫力を得て、今のように過度に反応しないようになる可能性はある、とは思います。 


そのつど日本人は中国の強硬な姿勢に戸惑い、困惑を覚えてしまう。あまりにも中国および中国人の考え方を知らなすぎることにも実は原因があるだろう。中国は一筋縄では理解ができない国なのだ。

都合の悪いときには沈黙し、自分に利があると思えば、うるさいくらいの主張を繰り返す中国政府。:P.10 吉田隆「中国人はなぜうるさいのか」講談社2011年10月12日第1刷

冷凍ギョーザ事件〔2007-2008〕後には

上記の通り中国人はなぜうるさいのか」という題名の本さえ出版されるほど、中国人のマナーは昔から煙たがられてきました。中国国内はもちろんのこと、国外でも「我が物顔」で動き回り、金さえ出せば何をしてもいいと思っているように受け取られています。国内ならまだ許せるとしても、統治システムが異なる外国でこれ以上マナーが悪くなると、今でも見られますが、「中国人おことわり」となってはみ出されてしまうでしょう。

そうです中国共産党さえ、今では世界各国からその異常行動が異端視され、じょじょに排除されつつあります。顔をひきつらせて何かを大声で叫んでいる報道官が実にあはれに思われる昨今です。

都合の悪いときには沈黙し、自分に利があると思えば、うるさいくらいの主張を繰り返す中国政府

とは、的を射た観察だと思われます。

理があると思えば、めちゃくちゃなこと、国際ルールさえ平気でやぶり自分勝手な論理を展開するところなど、今でも通じる中国共産党の実像ですね。  


【タイ】「中国人女性観光客は迷惑なんです」チェンライ仏教寺院ワット・ロンクンが大激怒

2015年9月18日、タイメディアによると、タイ北部チェンライにある白亜のワット・ロンクン仏教寺院で、今度は、中国人観光客の女性が古代衣装を身にまとって写真撮影をしたことで、寺院が激怒していると伝えた。:〔2015年9月18日

中国人たちは、タイでも問題を起こしています。

今年2015年は、

特にシリアからEUへの難民が問題になりましたが、シリアから外国へ難民として脱出できる人は裕福な部類に属するのでしょう。密航業者に金を支払う余裕があるからであり、みんながもっているスマホで現在位置を確認し、どこの国がより積極的に受け入れているかについて情報交換し続けているからです。また難民たちのスマホを充電するボランティア活動もあるようです。

見方を変えると、今の中国で外国を旅することができる人たちは、旅が終われば中国へ帰る「裕福な難民」に分類されるのでしょう

そうすると、

中東の難民が、せっかく「人道的」に受け入れてもらったEUの国内で差別され、その中からテロリストを生んだ、というのが最近の傾向ですが

中国から国外へ旅する超富裕層という名の中国難民も、外国で問題を起こし続けています。

この両者は「難民が海外で問題を起こしている」という点で似ています。

忌憚なくシリアと中国の内戦状態の原因を言うならば、国内の治安の問題と、社会制度の腐敗でしょう。これが原因となって国外で問題を引き起こしているとは少々言い過ぎかも知れませんが、何らかの共通点がありそうです。

シリア空爆で追われたISが中央アジアから中国西部へ入ってテロを起こしそうな予感がしてなりませんが、9.11後のアメリカが監視社会に入ってしまったのと同様に、中国共産党は併合し弾圧し続けているウイグル人を「テロ防止」という口実で弾圧し続けるのでしょうか。それが海外特派員の中国での取材に影響を与えています。〔日経2015/12/27 

シリアでは、

外国へ難民として出られず国内で避難するしかない多数の人が大勢いる、ことに注目しなければなりません。それでも自分には政権を維持する資格・運命がある、と考えているのが大統領アサドでした。

同様に中国でも

外国への旅ができず、母国を捨てて海外へ移住できない圧倒的多数の人がいる、ことに注目したいものです。こんな混乱と弾圧・内戦状態にあっても、それでも自分には政権を維持する資格・運命がある、と考えているのが中国共産党でした。


利害関係があればうまく付き合える

そんな中国人とうまく付き合うコツは、「金銭的見返りを用意してあげること」だと植村さんはズバリ言う。具体的には、儲け話を提供してあげたり、お客さんを紹介してあげたり、お買い得情報を教えてあげたりすることだ。

「一定の利害関係にあるうちは、マナーや礼儀などはまったく気にしなくとも、縁が切れることはありませんよ」

中国人にとっては、マナーや礼儀そのものに意味はない。また、マナーや礼儀に違反することで、感情を害することもない。仮に感情を害したとしても、金銭的損失につながるわけではないのだから、中国人は気にしないのである。

そのため、中国人はケンカをしても、すぐに元に戻ることができる。いつまでもお互いにシコリが残ることはない。この点は、中国人の美点と言えるかもしれない。

もっとも、ケンカをしてゴネることで、相手から賠償金などを引き出せる場合には、中国人は内心では怒っていなくても、いくらでも怒ったフリをするのだが。:P.204-205 石平「中国人の正体」宝島社 2011/07/01

最後に石平がまとめてくれたようです。

要するに「金になるかどうか」が中国人にとっては一番大切なことであり、通常のマナーなどは関係がないとのこと。

中国人のマナーの悪さは、「社会の改善」や「革命」と引き替えに中国共産党が認めた、中国社会の「金儲け主義」に原因があるのかも知れません。

よって「中国共産党が崩壊すれば、そして社会が改革されるならば、微かですが、中国人のマナーが向上するのではないか」、という淡い期待があるのでした。ただしそれには100年の年月を要するでしょう。 


 


韓国の醜聞85 「違反」特集

2015年12月29日 05時02分42秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

「自分たちが常に差別されている」とのなりふり構わぬ叫びは「自分たちが常に差別している」ことの裏返しでした。その裏には、骨髄まで染みこんだ「法令無視」の伝統が見られます。もちろんばれなければ、「儲かった」(笑)。

この行き過ぎた「勝利至上主義」は民主社会の公正な競争を妨げていて、悲しいかな韓国の民族性となり果てたようです。

自分が勝利を得るためには、法令違反でも平気となり、その為に発達したのが隠蔽工作で、それをなくそうとする努力が見られず、隠蔽したもの勝ちなのでしょうか。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


 韓国競泳“英雄"ドーピング疑惑必死の釈明に冷淡な韓国メディア「リオ五輪出場は黄信号」 

韓国スポーツ界に衝撃が走った。韓国競泳初の五輪メダリストである朴泰桓(パク・テファン、25)がドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示したからだ。1月26日に韓国各メディアが報じた。:産経ニュース 2015.2.10

なにしろ韓国では、競泳史上初のオリンピックメダルストらしいので、ドーピング疑惑は相当話題になっていると思いきや、そうでもないらしい。

私は、この人が2016年のリオデジャネイロ五輪(半年先)に出場できるのかどうか、まだ把握していません。 


朴明桓(パク・ミョンファン、 1977年6月7日 - )は、大韓民国出身の元プロ野球選手(投手)。 

2006 ワールド・ベースボール・クラシックの韓国代表にも選ばれていたがドーピング検査で陽性反応が出たため失格処分となった。その後、IBAF(国際野球連盟)から2007年以後2年間の国際試合出場停止処分が下された。Wikipedia

同じ「朴」姓ですが、上の水泳選手とは分野が異なる別人です。 


日本から韓国に行く国際旅客船でわいせつ行為、大学生を緊急逮捕 韓国ネット「日本に行く船じゃなくてよかった」「発情した犬みたい」 

韓国・聯合ニュースは21日、釜山海洋警備安全処が、釜山と日本を行き交う国際旅客船の中で、10代の女子大学生にわいせつな行為をした疑い(性暴力犯罪の処罰に関する特例違反)で、全羅北道の某大学に在学中の男子大学生(23)を緊急逮捕したと報じた。・・・・

海洋警察は、船会社から船内で性犯罪が起きたとの通報を受け、19日午前10時50分頃、釜山国際旅客ターミナルで男子学生を緊急逮捕した。海洋警察は、今後も国際旅客船で似たような性犯罪が起きる可能性があるとし、船会社側に再発防止のための措置を要請した。:FOCUS-ASIA.COM 2015年5月24日

大阪から釜山に向かっていた国際旅客船での事件らしいですね。自国の女性なら自由になると思い込んでいたのでしょうか。


[インタビュー]米国のTHAAD韓国配備には韓中関係を悪化させる意図がある韓国語原文入力:2015-06-28

一生懸命にがんばっているのでしょうが、誰の発言かは別として、韓国が中国とアメリカの間にあって、どっちつかずのあいまいな態度をとり続けるしかない地政学的な韓半島の宿命をもっている、としか言いようがありません。

分りやすく言えば、

  • アメリカから要求があれば「韓中関係を悪化させようとしている」
  • 中国から要求があれば「韓米関係を悪化させようとしている」

と感じるわけで、このどっちつかずの姿勢こそ朝鮮半島で「バランスよく生き延びることができる」という人生観ですね。

このような何も決断できない国に、朝鮮半島の南北統一などできるはずがない、と断定できそうです。

ただひたすら対立する権利だけが表に出てしまった混乱・内戦状態の社会が、中国・朝鮮半島だというところに注目したいところです。

米中関係で両意見が対立している場合、ものごとの判断ができないまま、流されている韓国の様子がまざまざと見られます。

一方、対日本では、これは戦後のアメリカの例の「かきまぜ方針」もあり、日本に対して強硬に出ることが推奨されてきましたし、中国も韓国と同じ歩調を取っていることから、米中どちらからも批判されないことゆえ、安心して強硬にでることができます。

しかしこれが致命的な韓国を生むことになろうとは、思ってもいなかったようです。 


タチウオの漁獲量を過少記載した疑い、韓国漁船を拿捕 

操業日誌に漁獲高を過少に記載していたとして、水産庁九州漁業調整事務所(福岡市)は27日、韓国船籍のはえ縄漁船を25日に拿捕(だほ)し、韓国籍の船長(48)を漁業主権法違反容疑で逮捕した、と発表した。船長は容疑を認めているという。船主が担保金の支払いを保証する書面を出し、船長は26日に釈放された。 

発表によると、漁船は今月20~25日、長崎県五島市の女島灯台の南約155キロの排他的経済水域(EEZ)で操業。タチウオ505キロがとれていたのに、日誌には340キロと記していた。許可された量よりも多く漁獲しようと、実際の量より少なく記録したらしい。
朝日新聞 2015年4月27日

朝日新聞は、昨年2014年夏以来、少しずつ変わってきたのでしょうか、韓国や中国の不祥事についても、報道できるまでに成長してきたようです。

それまでは、旧社会党が決して北朝鮮の恥部・汚点に触れなかったのと同様、決して中国や韓国には触れないよう配慮してきましたが、それが致命的だったことに、ようやく気付いたようです。

しかしまだその方針を堅持しているところがあります、そうです沖縄でした。大田~仲井眞~翁長に至るまで、米軍基地については緻密に検証し反対してきましたが、いっさい中国に触れないという奇妙な姿勢を堅持して参りました。

沖縄が、目先の尖閣問題があるにもかかわらず絶対に中国に触れないまま反米軍基地だけに絞ってキャンペーンを貼ってきたことが、日本人の多くの賛同を得られなかった根本原因ではないかと私は思っております。

翁長に至っては「中国を怒らすと観光客が来なくなり沖縄にダメージを与える」と言わんばかり。那覇市の市長ではないのですよ、もっと視野を広げなさい! こんな程度の知事じゃだめだ、と私は考えています。


 韓国人容疑者、火薬持ち再入国か 靖国と同一部品も

靖国神社トイレ内の爆発音事件に絡み、神社内に不当に立ち入ったとして逮捕された韓国人の全昶漢(チョンチャンハン)容疑者(27)が、9日に日本に再入国した際に、爆発物に使うとみられる材料を持っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。火薬とみられる粉末や、11月の事件当日に現場トイレから見つかった部ログイン前の続き品と同じものだったという。

捜査関係者によると、全容疑者は12月9日に羽田空港に着いた際、デジタル式のタイマーやリード線、電子基板などの部品を持っていた。砂状の物質も所持しており、公安部は火薬とみて成分の鑑定を進めている。部品は爆発音がした11月23日、トイレで発見された時限式発火装置とみられる部品と全て同じだったという。
公安部は、トイレに不審物を仕掛けたのは全容疑者で、再来日の目的も爆発物の設置だったとみて、火薬類取締法違反や爆発物取締罰則違反容疑も視野に調べている。全容疑者は逮捕後、「靖国神社に爆発物を仕掛けた」などと話していたが、現在は神社を訪れたことも否定しているという。:朝日新聞 2015年12月11日16時30分

韓国や中国では、為政者の都合で、国是としての反日が推奨されました。それも2年や3年ではなく、20年や30年にわたって・・・・。

そして政府の意向・洗脳が強すぎたため、もう政府が制御できないまでに過激化しております。この結果、両国政府は、自らの責任を認めるわけにもいかず、国内を治めきれないため原因を日本に転嫁し、日本を攻撃し始めています。

ある家庭内でもめ事を処理しきれず〔これは外から見ていてすぐにわかりますね〕、原因が隣家にあるとして当面を乗り越えましたが、子どもへのこういう教育を幼児の頃から成人するまで続けていると、もう20歳を超えた頃には、親が制御できなくなるほどに発達し、親が何とかしてくれと隣家に頼むようなものですかね。これが慰安婦問題にも見られました。いずれ後日、詳しく。

本末転倒とはこのことですね。政権維持為の切り札として「反日」をいかに有効に使うか、これらの国の為政者にとっては「おいしすぎる御馳走」なんでしょう(笑)。


全国最低気温

2015年12月29日 04時47分58秒 | 科学(気象)

確かに寒くなってきましたね。

かつてレイノー症で悩んだことを思い出します。そんなにしばしばではありませんでしたが、冬になり外へ出かける折、外気温が10℃を下るようになると手袋をしていても指の先が真っ白になって感覚がなくなったものです。暖かいものを食べたり、手を5分くらいお湯につけると元に戻ったため、別に深刻ではありませんでした。

そういえば雪が積もった渓流で立ったままイワナ釣りをした経験がありますが、膝から下はまったく感覚がなかったものですから、そういう傾向はあったのかも(笑)。

さて今日も又、気象庁から得たデータを自作の1セル1都道府県地図に書き込んでみました。

これをみると、日本海側と東北以北の寒波だったのが、山口でも氷点下を記録したり、九州でも気温が下がったり、徐々に寒波が押し寄せてきたようです。

とはいえここ石垣島では、17.3℃、室内でも22℃ですが、PCやTVをつけるとたちまち24℃以上へ上がります。

なお毎度のことですが、上記はあくまでも「全国の傾向を知るため」の県庁所在地の記録に過ぎず、以下のような3時現在の気象庁記録が残っております。

最低気温は

  1. 帯広    -11.3℃
  2. 紋別    -10.5℃

最高気温は

  1. 南鳥島   23.9℃
  2. 南大東島 18.7℃

なんと同じ時間帯の日本国内での温度差が 35.2℃とは驚きます。南鳥島は、石垣島より暖かいようですが、場所は名前は「南鳥島」であっても、「日本最東端」の島でした。これまたほぼ無人島に近い「最南端」は「沖ノ鳥島」でした。

いま現在の観測史上の記録では

最高気温

江川崎(えかわさき)の41.0℃〔2013年08月12日〕

最低気温

旭川の-41.0℃〔1902年1月25日〕

で高低差が82℃ですから、まだまだ上には上があるようですが(笑)。ただし覚えやすいですね、共に「41」ですから。 


追加ですが、

本日8:00現在の最低気温も示しておきました。4:00から比べてぐっと温度が下がっていると分ります。岡山・熊本までが氷点下を記録していて、寒いことです。沖縄は現状維持というところ。

また都道府県庁所在地以外の最低気温は、やはり帯広で、

-13.4℃ 〔-11.3℃(4:00)→ -13.4℃(8:00)〕

と 2.1℃ も下がっていました。


全国最低気温

2015年12月28日 05時08分37秒 | 科学(気象)

暖冬が予想されている今冬。しばらく暖かい気候が続きましたが、ぼちぼち寒気が訪れようとしています。例によって気象庁から得たデータを自作の1セル1都道府県地図に書き込んでみました。これは気象庁への接続も含めて1分以内でできあがっております(笑)。

これを見ると、日本海側と東北以北で、かなり冷えてきました。ここ石垣島でも20℃をきっておりますが、まだ室内では26℃あるため、場合によって扇風機をまわしております(笑)。

繰り返しますが

  • 今冬はエルニーニョにより日本では暖冬か
  • 暖冬とは言え、暖かい期間と厳しい気温低下の両方があるという意味であること
  • ヨーロッパやアメリカでも暖冬のようで、ニューヨークでも半袖、モスクワでも雪が少ない
  • イギリスでは洪水が多発していて、住む場所を追われている人がたくさんいる
  • 高温で山火事が発生している

などは、注意しなければならないことでした。


ロシアの醜聞18

2015年12月28日 03時26分38秒 | 海外

ロシアと中国とは、似ていますね。

共産主義国の伝統にのっとって領土を拡張する」のはもちろんとして、どんな行動においても、多くの場合ほぼ単独行動で、しかも突拍子もなくやり始めるのが特長です。

これには、両国の隠蔽体質が関連しています。情報が一部の人たちに集中していて、その人たちに不都合なことを公表しない特質があるため、突然何らかの行動に入ります。どんなこれであれ反対意見を許すと必ず表現面化してして混乱を招く、と判断すれば、そうならないよう必死で隠そうとします。

これが他の人に成り代って、包囲し監視し続け衆知のことになるよう公表しなければならない、根拠なのでした。公表する仕組みがある国でも「決して公表されない」秘密事項が存在するものですから、そうでない国では、秘密満載の政府となり手が付けられないほどひどくなります。こうなると、いきなり暴走する心配がでてきます。

世の中の誰もが支持しないだろうことを平気でやろうとする隠蔽国家「ロシア」にご注目を。

  • ソ連が大韓航空機を撃墜(1983)
  • ロシアがウクライナ領クリミア半島を武力併合(2014/3)
  • ロシアがシリアのIS空爆を開始(2015/09/30)
  • ロシア民間機がシナイ半島で撃墜された(2015/10/31)
  • ロシア軍機がトルコ軍により撃墜された(2015/11/24)
  • ロシア機がシリア領内のトルコ車両を空爆(2015/11/26)

Wikipediaによれば・・・・
ユーラシア経済共同体(EAEC、EurAsEC):ロシア、ベラルーシ及び中央アジアの4ヶ国からなる経済共同体で2000年10月10日にカザフスタンのアスタナで創設条約を調印。
■正加盟国:
ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン。キルギス
▲オブザーバー:
ウクライナ、アルメニア、モルドバ
ただしEEU(後述)発足に伴い、ユーラシア経済共同体は活動を終了した、とあります。

ユーラシア経済連合(EEU):2014年5月29日に創設条約を調印、ユーラシア経済共同体を発展的解消して2015年1月1日に発足。
加盟国:

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギス

とあるのですが・・・・

ロシアTVによると

モスクワのクレムリンでは、21日、ユーラシア経済共同体(同時通訳原音のまま)の会議が開かれました。これに先立ち、首脳会議がおこなわれ、各国首脳はシリア上空でロシア軍の爆撃機がトルコ軍機に撃墜された状況を巡り、ロシア側の連帯の意志を表明しました。:ロシアTV ワールド・ニュース NHKBS1 2015/12/23

すでに存在しないはずの「ユーラシア経済共同体」という名称を使っておりますが、これは
  • 同時通訳の間違いなのか、それとも
  • Wikipediaの間違いなのか・・・・
まぁどちらでもかまいませんが。

近年、NHKBS1のワールド・ニュースを
  • 録画して、見ることがありますが、それはどうも欧米マスメディアの資本関係が気になって、ある種の一方的な記事に洗脳されているのではないかという疑惑を少しでも減らしたかったからです。
  • この点で、横並び癖から抜けられない日本のマスメディアも、疑惑の対象外ではありません。
まぁロシアや中国という弾圧国家の場合、マスメディアは、
  • もうそれ以前のレベルにあり、マスメディアが政府の監視下にあるため政府ヨイショ記事が多く自画自賛報道ばかりなので、これらの国の報道は取るに足らないとも言えます。
  • が、そんなところにも1%くらいの真実があるかも知れないのであり、欧米の流すニュースで触れられていないことが見つかるのを期待しながら、自動録画のあと、できるだけ視聴することにしております。
BBC〔ワールド・ニュース NHKBS1〕ニュースで一言申し上げるなら、
なぜ「毎日冒頭で日本語同時通訳と原語がかぶる」のでしょうね。
  • 冒頭でどうしても原語を出さねばならないなら、日本語の同時通訳を2秒遅らせてから始める
  • もしくは原語の音を冒頭から出さないようにする
などで解決できる問題ですが、冒頭に音声が重なってしまい、内容を把握できないまま進行し、しばらくしてから何についての話であるかがわかる、ということがあるのです。ただし内容がまったくわからないままそのニュースが終わることは、さすがになかったという印象です。
この意味でも、録画しておくと聞き返せるのは、いいですね。これは視聴したことがない人には分りにくいことでしょう。

原語と吹き替えがかぶっても、視聴者のことを気にせずに放送を続けていますが、なぜか50分番組の冒頭BBCだけに限ったことでした。

中国に関する醜聞 84 土砂災害

2015年12月27日 01時27分07秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


中国の土砂崩れ、不明91人に…「人災」強まる:読売2015年12月21日

中国土砂崩れ不明91人に 政府が「人災」と認定:産経2015.12.21 

中国・深センで土砂崩れ、59人不明 法規違反の疑いも:朝日2015年12月21日 

中国・土砂崩れ 死者4人に、依然70人以上不明:TBS2015年12月24日 


ほとんどの日本のマスメディアでは

死者数が報じられず、当初不明者が91人にほぼ統一されているところから、「情報源が限定されている」、あるいは、「取材が制限されている」と考えられます。

同じ情報源から得ているとすれば理解できますが、どこも死者数に触れていないのは、不思議ですね。

不明者がそのまま死者数になるのか、と案じられましたが、12月24日になってようやく死者が4人とのこと。幸い極めて少ないのですが、「ホントか?」と疑惑を感じました。情報操作の疑いが捨てきれません。

別に死者がでたことを喜んでいるわけではありませんが、その事故の悲惨さを表わす目安として、死者数からは目を離せません。

また極めて多くの重機が投入されました。

あの写真を見ると、広大な地域に莫大な量の土砂が廃棄されたことがわかります。

また、これを除去しようとする大変多くの重機を全国からいち早く集めたことを考えると、間違いなく中国共産党指導の犯罪であったと直感できます。

この国では法なるものは形式程度にあるもので、大切なのは中国共産党の意志決定なのでした(笑)。

土砂崩れの現場ですが・・・・

先日サッカーの世界クラブ対抗戦が日本で開催されました。日本もそこそこにがんばり、サンフレッチェ・広島が健闘して3位に入りました。

この3位決定戦が、広島2-1広州恒大でした。かなり前ですが、私は中国広州に「広州恒大」という大学があるのかと思い、それにしては強いなといぶかっていたのですが、何のことはない「広州恒大」という名の不動産会社だったのですね。

この広州恒大の本拠地スタジアムから南東へ約140km程のところに香港島があり、本拠地と香港の中間地点あたりが、今回の土砂崩れ現場です。

こんな風にして、何か事件があるごとに、そのあたりの地理に詳しくなっていきますね。

このところ中国の事件・事故が多く伝えられています。

  • 長江で旅客船転覆2015/06/01 〔458名乗船(救助14、死亡行方不明442)〕これは韓国のセウォル号沈没事故〔2014/04/16より犠牲者数が多い。
  • 2015/06/02 アムネスティの声明〔中国共産党が「すべての市民組織内に共産党グループを設けるよう要求」するのはNGOつぶしゆえ撤回を要求〕は、中国共産党が中華人民共和国を建国したことを思い出させます。つまり中国では、中国人は中国共産党の支配下にあるのです。分りやすくいえば、イスラム教が支配する国と同じ、と考えるとわかりやすく、すべて中国共産党が支配しなければならないのでした。そしてこの状態は、中国共産党が崩壊して人民解放軍が消え去り、中国人が「解放」されるまで、ずっとずっと続くのでしょう。「人民解放軍」がなくなって初めて中国人が「解放」されるとは、実におもしろい皮肉ですね。ただしアムネスティの「公平さ」に関して疑問が呈されていることは衆知のことです。この組織の発表する内容に関しては疑惑の目を忘れてはいけないようで、十分にご注意を。〔詳しくは後述〕
  • 2015/09/22 習近平の訪米失敗(ローマ法皇の訪米と重なったという理由付けができるので、よかったですね)
  • 2015/11/5-6 習近平のベトナム訪問失敗〔訪問中に日本の中谷防衛相と会談〕
  • 2015/11/24 東アジア首脳会議の失敗習近平も出席した東アジア首脳会議議長声明で、南シナ海「懸念」を明記。習近平国家主席が訪米時に述べた「南シナ海を軍事化する意図はない(←これは真っ赤なリンゴ、いや真っ赤な偽りですね)との発言を「歓迎した」ともされていますが、表明と実際とがまったくかけ離れているのが中国であることなど、誰もがわかっています。中国に同調するのは、不安定国家「カンボジア」と弾圧国家「ミャンマー」だけなのでしょう。
  • 2015/12/08 韓国海軍が中国公船に威嚇射撃〔サーチナ2015/12/10〕中国と手を組んでいるはずの韓国さえ中国に威嚇射撃したのか、それとも北朝鮮の「違法」操業を威嚇したのか。とにかく双方が勝手に主張する国境線が複雑に入り組んだ領域へ出入りしてまでちょっかいするほうにも問題があるでしょう。
  • 2015/12/14 人権派弁護士の裁判がある裁判所前で、支持者が中国警察官に妨害された。〔NHK 2015/12/15〕 こ~ゆ~妨害が中国で日常茶飯でした。ひどい国ですよ。
  • 2015/12/20 土砂崩れ(上記引用)
  • 2015/12/22 中国公船が機関砲を設置して尖閣接続水域海域を航行か〔時事通信 2015/12/22
  • 2015/12/26 新疆ウイグル自治区での失敗。フランステロに名を借りたウイグルのイスラム教弾圧でフランス人ジャーナリストを国外追放へ〔AFP〕。これは私が最近予想していることで、シリアでかなり多くの国がISを空爆しているため、ISはこの場所を撤退して東へ移動、中央アジアか中国の新疆ウイグル自治区あたりでちょうどイスラム教徒を弾圧している中国共産党を対象としてテロを起こすのではないかというもの。中国共産党はいままで占領しているこの地域で問答無用の中国化という名の弾圧を続けてきましたが、ISの「テロ鎮圧」が格好の口実に見えたのでしょうが、逆に「テロ」口実の弾圧を指摘されるに及びました。この指摘があろうとなかろうと、中国共産党は新疆ウイグル自治区を弾圧し続けており、年間10万件の暴動の一端になっております。統治能力などまったくないことを証明してもう何十年ですね。
ここでは中国が、ことごとく「失敗した」と表現しましたが
  • これは中国共産党が、どんなことであれすべて「成功した」とでっち上げて声明するのと対をなすものです。
  • 物事のとらえ方が異なるとこうなる、という好例ですが、皆様はいかがですか。
注意すべきことは次の通りです。
  • 北朝鮮が韓国に様々な軍事的ちょっかいを出すので知られていますが、中国も対外的に様々な軍事的ちょっかいを出すので知られています。北朝鮮も中国も同じ共産圏ですから、似てますね。
  • これら「ちょっかい」という誘いの水に乗ってしまうと、例によって「敵が先制攻撃した」というでっち上げ声明を繰り返すので、注意しなければなりません。
  • 普段からぬかりなく中国の言動を観察し続け、違法なことをすればすぐにそれを指摘できるよう証拠を集めておきましょう。でっち上げを否定するためには、確実な証拠が必要です。
  • これはロシアの言動に注意深くあらねばならないのと、似ています。
とにかく、土砂災害は
  • 異常気象・ゲリラ豪雨が頻発する現代、どこにでもあることで、イギリスのカンブリア州でも今月3度目の洪水とのことです。
  • 普段なんでもないように見える河川を、充分に警戒し監視したいものです。 

アムネスティへの批判
  • 次のような疑惑があります。真偽のほどは、皆様がお考え下さいますようお願いします。
  • Wikipediaでの批判〔こちら
  • エセ人権を振りかざす、卑劣なアムネスティ〔こちら
  • 人権擁護団体・アムネスティの数字捏造疑惑 〔こちら
主義主張がいくら立派でも、実際の言動とは異なることがあると理解しておきたいものです。

2015~2016は暖冬か

2015年12月26日 00時02分59秒 | 科学(気象)

各地から今年の冬〔2015/12-2016/02〕が暖冬になりそうという証拠を示すたよりが、どんどん伝わっています。

まず気象庁から

まぁ2~3日先の天気さえ当たらないので2~3ヶ月先を予想するのは大変でしょうが、どっこい事実は意外にも、その逆かも知れません。

2日後に雨が降るか降らないかよりも、2ヶ月後に気温が上がるかどうかのほうが、予測しやすいのかもしれませんね。これは蓄積したデータを統計処理することから考えて、妥当なところです。

これをみると、平年の気温にくらべて、西日本では気温が高くなる確率が50%以上、南西諸島では小さくて分りづらいのですが「真っ赤(60%)」のようです。東日本ではまずまず平年並みというところですか。

これなら、暖冬の予測がでてもやむを得ません。

つまり今冬は「暖冬」ではないか、ということですが、それはあくまでも平均してそう言えるという意味であることに留意しなければいけません。

「暖冬」とは言って、ぐっと冷える期間と暖かい期間が繰り返され、平均して「温度があがる」という意味であることをお忘れなく。むしろ雪崩(なだれ)や洪水の心配が強いのかも知れません。

そのうちに、とは言っても100年後くらいですが

北海道でも「サンゴ礁」が見られるかもしれません。そのころ沖縄のサンゴが全滅しているだろうというのが大方の予想ですが、私は高温に耐えられるサンゴ種が必ず出現するだろうとにらんでおり、相変わらず沖縄でもサンゴ礁が見られる、と考えています。100年後ですから、この目で確かめることはできませんが(笑)。

日本各地

雪不足でスキー場が困り6年ぶり暖冬予報、開業遅れも〔朝日新聞 2015年12月12日

イギリス

一般に西ヨーロッパの緯度は高いので、冬は寒いと思われがちですが、西側を北へ流れる暖流の影響で、緯度の割には気温はそこそこ高いようです。下図を参照ください。

ホワイトクリスマスを期待しているかたもいると思いますが、今年の12月はこの100年以上で、もっとも暖かい12月となる見通しです。季節外れの暖かさで、スイセンが花を咲かせ、クリスマスの買い物客も、シャツ1枚という軽装、スケートリンクも溶けています。〔BBC ワールド・ニュース NHKBS1 2015/12/17〕

100年間で最も暖かい12月になるだろうという予想です。

カンブリア地区でしたか12月に入って3回目の洪水に悩まされているようで、人の背丈くらいまで浸水して、死者数こそ報道されていないものの、かなり深刻な状況です。

ロシア(モスクワ)

今年の冬のモスクワの気温は、過去80年来最高となっています。20日の気温は9℃。これまで最も暖かかった1936年の冬を上回る気温です。〔ロシアTV NHKBS1 2015/12/23〕

広くて一言では言えませんが、夏はいいとしても冬のロシアは大変だろうと思われます。しかし今年の冬は別で、80年来最高の気温を記録しそうで、北海道より暖かくなることがある、のでしょう。

西ヨーロッパ

北欧やヨーロッパ西部でも暖冬が続いています。スペインでは気温が異常上昇し、森林火災が起きています。〔ロシアTV NHKBS1 2015/12/23〕

そうなんです温暖化で気温が上がると、雨が少ない地域では森林火災が発生しがちなのです。交通の便が悪い地域でヘリコプターが飛べない天候の場合は、一旦燃え始めると、なすがままで自然鎮火を待つしかないことがあるようです。

ヨーロッパと日本の緯度をGoogleEarthで比較してみましょうか。

スカンディナヴィア半島〔西からノルウェー・スウェーデン・フィンランド〕は、モスクワ(ロシア)より緯度が高くて寒いはずですね。もちろん東京より遥かに高いのですが、気温を比較すると・・・・〔原典:オスロ モスクワ・東京

緯度としては、「オスロとモスクワ」の関係が、「東北と東京」の関係と同じで、緯度差5度ですが、南とはいえ内陸部にあるモスクワのほうが北にあるオスロより寒いことが分ります。

ただし今年の今、2015年12月に限れば、暖気が西ヨーロッパを迂回してモスクワ方面へ押し寄せており、気温が逆転して内陸部にあるモスクワのほうがむしろ暖かいようです。〔出典:オスロ モスクワ

いずれにしても、エルニーニョ現象のため2015~2016の冬は暖冬になると見ておいたほうがよろしいようです。

これを見るだけでも、自然災害は日本だけに起こるのではなく、世界各国で起きていることが分ります。


EUの醜聞06 英仏の傾向

2015年12月25日 00時38分14秒 | 海外

ここでは

ヨーロッパ全体のことを「EU」としておりますが、個々の国の問題とはいえ全体に関係する場合にも、こう表現しています。

EUは、日本から見て遠くにある地域ですが、EUに所属する国々の対立に注目し始めると、重要な問題点が見えてきて、きっと私たち日本人に何かを考えさせるでしょう。

加盟国の財政問題、EU離脱問題、域内の各国対立、それに新しく難民問題テロ対策が加わったのでしょうか。

恐れのためか、色が薄れ始めたためか、誰も触れませんが、私はこれに、宗教対立問題を付け加えます。


 仏地方選は極右が一転全敗、右派野党優勢・社会党は退潮鮮明:ロイター 2015年12月14日 


英国でEU離脱論に勢い、47%が支持に傾く=世論調査 

[ロンドン 17日 ロイター] - 17日に公表された英世論調査によると、英国民の47%が欧州連合(EU)からの離脱に傾いていることが分かった。 

離脱の是非を問うために2017年末までに実施を予定している国民投票でどのような立場を取るか、0から100の数値(「絶対に残留」が0、「絶対に離脱」が100)で点数をつけてもらったところ、「51━100」が47%、「0━49」が38%となった。:ロイター 2015年12月18日 


シリアでの内戦勃発で、難民が発生し

EUへ殺到したため、途中で通過するEU加盟国が国境を閉鎖するなど混乱し、また難民があまりにも多くEUへ押し寄せたので、人道的に難民を受け入れようとし始めた国でも非人道的に処理〔受け入れを制限して強制送還する〕しようとしています。どうも「人道的」がうさんくさく思われたのです。

この時期にあって、今年2015年には、EU諸国で様々な変化が見られました。

フランスでは

パリで、イスラム過激派によると思われる同時テロが発生し、自国の安全を守ろうとする気運が高まり、地方選挙で極右勢力が力を伸ばしたようです。ただし2回投票制のため、左派の与党政権が地方選挙で右派野党を擁護してまで「極右勢力」の台頭を抑えるのに成功し、結果的に、極右勢力が地方選挙で全敗したらしい。政治の世界での離合集散は、これだからわからないのです。

しかしながら、これだけ極右翼勢力がフランスで伸びたということに留意する必要があるでしょう。

国民戦線(FN)という極右勢力は、「創業者」から娘へ引き継がれ、時代が変わったとはいえ、反米・親露・EU離脱(少なくとも通貨フラン復活)を唱えています。

国民戦線(FN)党首のマリーヌ・ル・ペン(創業者の娘)がロシアのプーチンを讃美し、プーチンが米トランプを誉めるなど、極右のン(仏)・ーチン(露)・トラン(米)の3者の名前に「ペ」とか「プ」などの「パ行」が含まれていることは別としても、「表面的」でしょうが、互いを認めあっております。ただし、かつてのドイツ・ナチスとソ連の不可侵条約に似て、危うい「利用」を臭わせる讃美です。

とにかく反EUの右翼的なFNが全敗したとはいえ、その台頭には注意しなければいけないようです。

イギリスは

EUが難民を受け入れる際の「一定の国別難民受け入れ割り当て」に不満をもっており、それでなくても不満がたまり、EUを離脱するかどうかの国民投票を2年以内にするらしい。

スコットランドの英連邦からの離脱は回避できましたが、イギリス自身のEU離脱問題は、以前におこったギリシャのEU離脱問題よりも深刻で、イギリスとEU〔実質はドイツとフランスが相手か〕の間でこの1~2年の間に虚々実々の駆け引きがあろうかと思います。

その昔(30年以上前)、ロンドンは安全な町として知られていましたが、今ではあっちこっちでテロが勃発、地下鉄テロ〔CNN2015年12月07日〕もあり、もはや安全な町とは言えなくなりました。

このような時期に公表された〔2015/12/17〕のがイギリスでの世論調査で、EU離脱支持派が存続支持派をやや上回ったとのことです。もちろん暫定的なものであり、「EU離脱かどうかの国民投票」までの2年の間にどう変わるか、予測はできません。

英国議会が、従来のイラクISへの空爆のみならず、シリアISへの直接空爆を決議〔2015/12/02〕したこともあり、その効果が判明するであろう半年後あたりに再度世論調査をすればどうなるか分りません。

ロシアも加わったことだし、かりに半年後に「空爆の効果」があったと判断すれば、それがISをシリア・イラクから追い出して本拠地を東方へ移動させるだけに終わり中央アジアか中国でテロを起こすことになろうとも、イギリスでの世論はその善悪を問わず、変わってくると思われます。

英首相キャメロンが

  1. 通貨ユーロ非採用国への待遇改善などのEU改革を訴えている
  2. 移民労働者への社会保障支給を4年間停止すべきと提案している

ことに対して、EUは難色を示しているようで、対立はますます深まっております。このままだと2年後のイギリスEU離脱は避けられないのではないか、と思われます。

2015年をイギリスとフランスだけに絞って、考えてみました。


中国に関する醜聞 83 ブラックホール

2015年12月24日 04時18分05秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


巨大な質量をもった暗黒の天体「ブラックホール

周囲から膨大なガスを吸い込み、一旦入ってしまうと、そこからは光さえ脱出できないという、強力な重力場の世界。

最初は1900年代の理論的予想〔もっと遡れば1700年代にも原形あり〕から始まり、近年2011年になってついに「ブラックホールの場所を確定して実際の発見に至った」らしい。

私が中国を見ていると、まるでブラックホールのようなのですが、それはなぜか・・・・

歴史的に見て、中国は、たとえ外国に侵略されても、いつの間にか中国化してしまい、侵略国の原形が消えてしまうほど骨抜きにしてきた体質で、知られています。そして中国は、これを徐々に拡大しつつあります。

  • モンゴル族の建てた「元朝」は例外らしいのですが、その為にはかなり悪質なこともしたようです。〔「なぜモンゴル人だけが中国化しなかったのか」:P.202-203 杉山徹宗「真実の中国4000年史」祥伝社文庫〕
  • 東北の女真族が建てた「清朝」は、中華の真ん中で、すっかり呑み込まれ中国化したのでした。
  • ロシアのウクライナ領クリミア半島占領となんら変わらない中国のチベット占領後のその後でも見られます。「1980年代中頃までに、中国政府が計画的に中国化政策を推し進めていることが明らかになった。」P.386-387 ダライ・ラマ「ダライ・ラマ自伝」山際素男訳 文春文庫
  • 世界ウイグル会議(WUC)でも、中国が占領しているウイグル地区で最近とみに中国化が進んでいると抗議しています。〔時事通信 2013.10.23
  • 香港返還での「社会主義政策を将来50年(2047年まで)にわたって香港で実施しない約束〔声明で発表しても平気で破るし、国内法でさえ形式に過ぎない〕など、20年も経たないうちに「今は無効」と反故にし、香港にも「社会主義政策」が忍びよりつつあることは2014年の騒動に見られる通りです。まさに中国化しつつあります。まぁいつまでこの一党独裁体制が続くか分りませんが・・・・
  • ソウルの中国化〔focus-asia 2015年4月10日
  • 韓国の済州島が中国“植民地"と化す〔iza 2015.12.2
  • きりがないので、この辺でやめておきます。

これが「中華の独善」です。

  • 決して和解することなく自分の色に染めてしまう、つまり、常に自分が中心でなければならないところが、きらわれました。 
  • まるでブラックホールのように、すべてを呑み込むだけで外へ発することがない「暗黒の世界」、これが私の「中国ブラックホール」でした。

最新のブラックホール論では

ブラックホールへ吸い込まれてしまえば、光さえ脱出できず、遠くの観測者には真っ黒で何も見えないのですが、「いま吸い込まれつつある」光ならばドップラー効果で赤方偏移しながらも、遠くにいる観測者の赤外線カメラで、観察できるらしい。

つまり、「中国」という名のブラックホールは、その情報統制・でっちあげで得意の偽造を駆使しているため中に完全に取り込まれたら決して外からは観測できませんが、まだ完全に吸い込まれたわけではない「脱出しつつある超富裕層」がいるおかげで、その実体を知ることができるのでした。

そうです

  • 中国から脱出しようとする「超富裕層という名の難民」
  • いわば、可視光よりも波長が長く(富を普通の中国人よりも極めて多く蓄えた)
  • 言い替えると「中国というブラックホール」からの脱北者

が、実存する宇宙のブラックホール周辺から観測される赤外線に、そっくりなのでした(笑)。

難民とは、弾圧に耐えかねて、北朝鮮やシリアから国外へ脱出しようとした人たちのこと。

  • 脱出できる人は、まだ恵まれたほうかも知れません。多くは弾圧のもとで命を落とすしかないのでした。
  • 難民を、最初は人道的観点から脱出者を受け入れてくれた中国やEU〔特にドイツなど〕でしたが、その後の政治情勢や社会環境の変化もあり、受け入れてきた脱出者を非人道的に強制送還し始めた、という点でも、中国とEUは似ていますね。
  • 大切なのは、中国でもEUでも、あっという間に、「人道的」から「非人道的」になったというところです。
  • 歴史上の栄枯盛衰という経緯があろうとは思いますが、現代ではキリスト教文明優勢を背景として、欧米諸国がイスラム諸国を支配しようとし、「非人道的」な行為に走り、その結果生じた悲惨な状況を「人道的」観点で「反省」したものの、やはりもとの「非人道的」姿勢に戻ってしまった、とも見ることさえできます。
  • それぞれに言い分があり、別の観点もあることは、充分に承知しております。
  • 多くの場合、宗教的利害関係が入ってくるので様々に脚色されてしまい、よっぽど詳しく歴史をわきまえていないと、簡単にだまされてしまいそうです。そうなんですね、「専門家」というのは弁護士と同じで、金を出してくれたほうにいかようにでも言い寄るのでした(笑)。

ますます質量を増そうとしているブラックホールは

この漏れ出るエネルギー損失によって、その成長が減速し、やがて自然消滅する運命にあるようです。

ブラックホールが、そこまでここ20年ほどの中国に似ているとは、思いませんでした。不思議なものですね。

誰がどう見ても、中国には

  • 透明化された外国では取材の自由を享受しながら
  • 不都合なことが多すぎるため、自国内では外国記者による取材を大きく制限し、徹底的に情報の鎖国を貫く

という疑惑があり、この体質に違和感をもちはじめた世界中の国々が、この国を警戒し、この体質をなくさせようと試みましたが、もうあきらめて、カンボジア・ミャンマーを除いて「経済封鎖」、少なくとも「非協力的」な対応を、見せ始めたのです。

考えてみれば

似た宗教とはいえ言語が少しずつ異なる欧米諸国内で生じた、相互不信・植民地にあった天然資源の取り合い・門閥面での駆け引き・武器先鋭化という豊富な経験から、中国などは、すでに織り込み済みの国家体制なのでしょう。

経済的繁栄をもたらしたあとでの独裁国への経済封鎖には、貧困なままの独裁国への経済封鎖よりも、きっと効果があるという暗黙の了解事項でしょうか。

その

  1. 中国にヨイショし接近しながら反日・反米路線を堅持する韓国
  2. 中国に決して触れないよう注意深くふるまいながら反日・反米路線を堅持する大田・仲井真・翁長の沖縄

この瓜二つの韓国と沖縄に対してさえ私は、「幸あれ」と祈らずにはいられません。

後者の 2.沖縄 に関しては

行き止まりの三叉路で巧みに左右へ曲る知恵を学んできた琉球庶民とは違って、沖縄の為政者がたとえ「直進するだけの魔物と化して石敢當に吸収される運命にあるとはいえ、いつか目覚めることがあるに違いないと期待しながら、「幸あれ」と祈るばかりなのです

かりの話ですが、沖縄が中国に占領されたとして

自治」のない「琉球自治区になってしまうと、どっと漢族が押し寄せてきて、環境保全などは夢のまた夢になるでしょう。

これもひどかった米兵の犯罪、ひどい航空機騒音、基地負担が大きすぎる、などなどの不平不満が、まるで過去の「美しい夢」となるほど、腐敗に満ちた中国共産党支配下の「無法地帯」になってしまうと、すぐに予測できます。

  • そういう危険を考慮しないまま、つまり中国に一切触れないままの今の沖縄為政者たち。もう少し「正直」だったら、日本人全体の沖縄感が変わっていただろうにと、残念でなりません。
  • 「平和な地域だった」と疑惑を持たれるような主張をするところなども、沖縄は韓国そっくりですね。ともに暴力国家である中国の近くで、おびえていたにも拘わらず(笑)。

沖縄と韓国の類似点は、次のようなものでしょうか。

  • 沖縄為政者は、薩摩による被害者だったことを強調するだけで、どれほど琉球政府が八重山を苦しめたかについては、現在、絶対に触れない。
  • 韓国為政者は、日本による被害者だったことを強調するだけで、どれほど同族であるはずの李氏朝鮮が民衆を苦しめたかについては、現在、絶対に触れない

似ていませんか。

  • 沖縄県知事が絶対に中国の横暴には触れないのも、韓国が限りなく中国に接近しつつあるのも、同じことだったのですね。
  • こうして沖縄と韓国は、中国支配の軍事要塞と化し、もう国とは言えない悲惨な状況に陥ることでしょう。そうです、中国による自治のない「朝鮮自治区」「琉球自治区」でした。

そういう目で見ていると

ジュゴンの保護・環境保全・基地負担を強調し、また中国のことに触れないまま『こんな沖縄に誰がした(大田昌秀)』と謳う人がいても、決して中国の野望に触れないよう振る舞ってきた「擬似平和県」沖縄が、いとおしく、また滑稽にさえ、見えてくる

のでした。

がんばれ、というところです。


韓国の醜聞84 控訴期限

2015年12月23日 06時27分36秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。
ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


韓国では、

産経新聞社の記者が、朝鮮日報の記事を引用して記事を書き、これが「大統領名誉毀損」で起訴され、2015/12/17に無罪判決が出ました。今日(2015/12/23)控訴期限の1週間を迎えます。

韓国検察が控訴を断念したら記者の無罪が確定し、検察が控訴したら裁判が長引くでしょう。

韓国人には

感情をコントロールできない特有の体質があり、言論を統制したい韓国為政者が、「名誉毀損」を死守させたため検察に起訴させ、世界の反応を見て、また日本政府からの要請もあり、先週の裁判冒頭で裁判官が三権分立を否定するような「韓国外交省の要請文」を読み上げ、無罪判決を出したのでしょう。

韓国社会が、イスラム教国や中国のように弾圧したいがそれができず、かといって欧米並みの民主国家にもなれない、そういう苦悩を示した事案だと思います。

韓国では、

  1. 「妙な」儒教意識に心を奪われて自分を省みること能わず
  2. 改善にさえ拒否感をもつ〔つまり韓国では「改善」はできない〕ほど、腐敗にまみれてしまっているようです。

ちょっと前の

  • いくら嫌われても好まれた韓流ブームも去り
  • 今や日本庶民の興味の対象は、いくら嫌われても好まれた沖縄ブームに、向けられている

ように思われます。

これがこの地域の「常道」なのかも知れませんが

「一党独裁の弾圧がアジアの流儀」と民主主義を否定する中国共産党の論理

は、迷惑千万な暴論であり、賛同できるはずがありません。

しかしそんな弾圧の片鱗をみせるのが、韓国でした。

本日の控訴1週間期限を迎え、韓国の検察が「控訴を見送る」か、それとも「控訴して有罪に持ち込もうとする」のか見ものです。

  1. 検察が控訴するという想定では、韓国政府が裁判に介入して「有罪阻止」を見せかけたけれども、何十年にわたる反日国是の洗脳教育は、根深く浸透していて、為政者の想定の範囲を超えてしまい制御不可能に陥ったと言えます。この点では中国そっくりでした。この結果、①「「韓国では三権がまったく分立していない(行政の一方的な独断がゆるされる)」、②「韓国には言論の自由がない(批判できない体質)」という2つの、致命的な汚点が残るでしょう。擬似民主社会の実態をさらけだしてしまいまいました。
  2. 検察が控訴を断念するという想定では、言論の自由が守られたと一応は歓迎されるでしょうが、韓国政府が裁判に介入し「三権分立」を否定した結果としての控訴断念であり、韓国がまともな民主国家からはほど遠い、という疑念は残るでしょう。

さて本日のニュースは、どういうふうに伝わるのでしょうか。  

と思っていると

今日になって、昨日の記事を見つけました。そうでしたか。がんばって書いたこのブログ記事も、無意味でしたか(笑)。 


 【ソウル=藤本欣也】韓国の検察当局が22日、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長への無罪判決に対し控訴を断念した。大統領府に“はしご”を外された上、内外メディアの批判の矢面に立たされた検察に控訴強行の選択肢はなかった。 

 加藤前支局長を在宅起訴した昨年10月当時、法相だった黄教安(ファン・ギョアン)氏は現首相。起訴を強行したソウル中央地検トップの金秀南(キム・スナム)氏は今月、検察総長に就任した。こうした中で、自分たちが関わった起訴を否定した無罪判決に控訴しなかった。

・・・・

 検察関係者は22日、聯合ニュースに対し、控訴しない理由として、外務省からの善処要請に加え、「(加藤前支局長の)コラム内容が虚偽であり、(私人としての)朴大統領への名誉毀損(きそん)が判決で認められた」ことを挙げている。

 検察にとっては、判決後に国内外で高まった「検察批判」も重荷になったとみられている。産経新聞 2015.12.22 19:36更新 


そうでしたか、控訴断念で、無罪確定ですか。まるで「無罪確定を、残念がっている」ような言い方ですか(笑)。

こちらにも見られました。


産経前ソウル支局長、無罪確定へ 韓国検察が控訴断念手続き

【ソウル=峯岸博】韓国検察は22日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つける記事を書いたとして在宅起訴され、17日にソウル中央地裁で無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長(49)について、控訴を断念する手続きを裁判所に取った。加藤氏の無罪が確定する。

控訴しない理由について、韓国検察関係者は
(1)一審判決で記事が虚偽であることなどが明白になった
(2)韓国外務省が韓日関係発展という大局的な観点から善処を求めたことも考慮した――
と説明した。

 一方で、「加藤前支局長は記事内容が虚偽だと知りながら、誹謗(ひぼう)する目的を否定するのは法理的に矛盾するので、控訴して争う余地はあった」と不満もにじませた。日経新聞Web版 2015/12/22 20:03


産経本人以外の日経でもみられたので、多分この報道は正しいのでしょうか。

それにしても韓国検察としては、「記事内容が虚偽だと知りながら・・・・」という一方的な断定も加えながらも、不満があったらしく、やはり私の主張する通りです。

韓国は、やはりまだ、まともな民主国家ではなさそうです。


スペイン情勢

2015年12月22日 04時31分23秒 | 海外

スペインで2日前の 2015/12/20(日曜) に総選挙があり

  • 与党の国民党(中道右派)がかろうじて第一党を維持したものの、野党左派系への支持が伸びたようで、首相を選ぶ議員投票で、右派が連立しても、左派が連立しても過半数に達しないことから、議会運営は大変厳しくなる、と報道されています。
  • 政界に限らず、どんな道でも「山あり谷あり」ですから、行く手を阻む「まさか」という名の「坂」としては右派と左派の連立が考えられるものの、これは過去の対立からしてあり得ないだろうとのこと。このあたり、昔からのスペイン事情を把握していない私には、そのニュアンスがつかめません。
  • まぁ日本の例からすれば、現在、水面下での議員引き抜き争いがあるのでしょうが、スペインではどうか。
  • 首班指名がうまくいかない場合、第一党以外からも候補者を選べるけれども、議会の承認が必要とのことゆえ、これも流れた場合、2ヶ月後に再度「総選挙」の可能性もあるようです。

EUによる緊縮財政要求に対して

  • スペインでは状況が改善されたようですが、20%を越す失業率とは厳しいですね。どんどんリストラを繰り返し、見かけ上はよくなったものの、失業者が増えてしまった結果が、今回の総選挙に表われたと思われます。
  • EUにあわせようとすると国内での不満が高まり、国内を満足させるとEU離脱が問題になる、とどちらに転んでも大変です。
  • 半年ほど前には、ギリシャの閣僚が「EUがギリシャへ要求する緊縮財政は、テロだ」と言いましたが、この半年の間にIS関連の、ロシア機撃破、パリ同時爆破乱射など本物の「テロ」が多発してしまい、ギリシャ問題の影が薄くなり、難民やイギリスのEU離脱を話し合うEU会議でギリシャ首相チプラスがこの状態を皮肉るほどです。
  • 「難民問題」や「イギリスのEU改革要求」と平行して、「ギリシャなどEU加盟国の財政問題」も引き続き話し合われるでしょうが、財政危機を回避したと思われたスペインがEUとの協定に違反〔ロイター2015年10月06日〕しているのではないかという報道もあり、中国・韓国や南国に特有の「偽装」でしょうから、予断を許しません
  • 尤も、イギリスの二枚舌や無知から即断しすぎるアメリカの「傲慢さ」もまた、「今朝はやく」からではなく、そうとう前から「つとに」知られていますが(笑)。

EU関連では

  • ギリシャが国民投票で「EUの緊縮財政要求」を否定したものの、EU離脱を意味することにはならないらしい。やはり内政問題に不公平があったからだと思われ、「国民投票」さえ、ギリシャ為政者の保身行為のあらわれと見ています。問題はギリシャ社会の問題だったのでしょう。
  • しかし2017年末(2年後)までにおこなわれるイギリスの国民投票の場合、「EU離脱」そのものを問うことになるため、正真正銘の危機ですね。

イスラム圏の醜聞04 過激派とは

2015年12月21日 06時53分06秒 | 海外

中東・中近東という地域に限らず

さまざまな国や民族の栄枯盛衰が繰り返され、それぞれが欲望と不満をかかえています。

資源などの地理上の条件、歴史形態、宗教や縄張り意識がからんでくると、現在の国家形態が妥当かどうかさえ言えなくなります。

もしも「相互の依存と協力の中で全体の繁栄を図る」とする秩序しかない

と思う人が圧倒的に多くても、必ず出てくる異論をもつ人たちの心ない攻撃からその方向を守らねばならず、そしてその守りの姿勢が間違いなく「一部の人たちの独断」を生んでしまい、異論・批判→強硬な反論→暴動・反乱→無差別テロ、へと発展してゆきます。これが人類の歴史でした。この発展の経過が、現在の姿でもあるのでしょう。

閉ざされた「国」という社会の中で行なわれる「自国中心の歴史教育」が、徐々にその姿を変えていかねば、この対立は延々と続き、相互の依存と協力の中で全体の繁栄を図ることは夢物語のまま終わってしまいそうです。

現在の混迷する世界情勢を理解するに、この地域への理解が欠かせなくなった、くらいなら、そう言えると思われます。

ここでは便宜的な日本語として「中東」と称することにします。

「似ているようにみえ、異質な部分もある」というイスラム教とキリスト教の対立に、混迷の原点があるのでしょうか。


過激派が、驚くほど増えましたね。いま多くの場合、「イスラム過激派」と称されます。

このイスラム教とキリスト教の対立は

  • そうとう昔からあったのでしょうが、ちょっと前までは、それよりも深刻で世界を二分していた「米ソ」の冷戦というのがあったため、宗教対立が見えなくなってしまい、地下に潜ってしまいました。そういえば「米ソ」両国とも、その程度に差こそされ、キリスト教一派だと言えますが、例によって互いにぬぐえない不信感がありました。
  • この冷戦対立が終焉を迎え、ようやくまともな国際環境になるのではないかという安堵感があったのも束の間、今度は蝶番(ちょうつがい)がはずれてしまった時のように、音を立てて「無理があった秩序」が崩れてゆきました。これを鎮圧しようとする試みが、さらに破壊を招き、今やどこで自爆テロがおこるか分らない時代となりました
  • アフガニスタンやイラクでの紛争、さらにはアラブの春以降、シリアの内戦を経て、対立はより激しく進化しています。

こう見てくると

  • 現在の混迷を鎮めるために「テロ」対策さえすればいい、というわけでもないことがわかりますが
  • しかし、本格的な世界秩序をどう構築するかの検討と同時に、当面のテロ対策も進めなければならない

ようです。

いまEUが大問題をかかえています。

アメリカへの一極集中を避ける意味で、苦労の末に統合し、なおかつまだくすぶり続けるEUですが、なんのことはない、EUが域内の問題を解決しようとすると、EUの利益だけしか追求できなくなり、その結果、いま不遇の状態にあると認識したイスラム圏の中から、陰湿な超過激派が生まれた、とも言えます。

欧米諸国の中には、まだまだ「植民地」意識が、どこかに残っていて、自分たちだけが「選ばれた国」であると見る癖が抜けないようです。 


もちろん、すべてのイスラム教徒が危険ではありません。

それまでも激情的なカトリック信者やキリスト教徒一派、仏教集団、ヒンドゥー教徒が見られました。

そういう意味では、どんな宗教であれ、どこかに必ず

「結束」を口実とした「過激さ」

が潜んでいます。「自分だけに正義がある」と思い込む過激な信念でした。

これはどんな国でも見られる

「愛国」を口実とした「過激さ」

にも共通しています。日本近辺を見渡せば、すぐに分りますね。

そしてやっかいなことに

この「過激さ」を忌避する「無抵抗主義」「軍備なき平和」が、周辺で弾圧国家を生む原因となる

ことが多いのでした。

つまり

A国が「結束とか愛国」を捨てて過激になるのを止めると、必ず近隣に「結束とか愛国」でもって弾圧するB国が台頭するもので、まるで自国が軍事的に「有利になった」かのように勘違いし、その軍事力でA国の周辺領土を奪い、攻撃し始める

ということです。

こういうとき、B国は「A国を解放」してあげた、と言うのですが、その実体が「占領」なのはもう衆知のことでした。中国のチベット占領、ロシアのウクライナ領クリミア半島占領、のことを思い出しましょう。

こういうことがあるため、国は「非武装中立」をいやがり、「武装中立」さえも、強力な警察や軍隊を有するコスタリカやスイスなどの例外だけとなり、普通はどこかの軍事同盟に入りたくなる、というわけです。

そうなんです

同じキリスト教圏でも、米ソ〔今では米露〕間のぬぐいがたい不信感から対立が続いています。ですから兄弟宗教とはいえユダヤ教・キリスト教・イスラム教の関係になると、もっと根深い対立があるでしょうし、そこに仏教やヒンドゥー教などが加わると、もうわけがわからなくなります。

人の「心のよりどころ」となるはずの

「宗教」に金と権力がからんでくると、もう手が付けられなくなる

という見本でした。 


さてここでは、よく目にするイスラム教の過激集団を集めてみました。

繰り返しますが、かれらによって「まともなイスラム教徒」が迷惑をしている一面もあることを、知っておきたいものです。別に取りあげたからといって、私がこれらの一派を徹底的に排除しようとしているのではなく、もしも本当に危険な組織ならば、言論でもってその根絶に協力したい、と思っています。

以下は

よく話題になるイスラム教の、過激派・原理主義者・ジハード主義者・テロ集団・解放戦線などのうち、思いついたものだけを取りあげました。詳しくは、まだまとまりが見られないものの、こちらをどうぞ。

なお

これらの組織間では、互いに対立することもあれば提携することもあり、問答無用の過激さもみられ、しかも異教徒のみならず、同宗教なのに同調しない穏健派を攻撃することもあるため、この組織間の関係さの度合いについて、いまのところ私は、理解していません。


IS(イスラミック・ステート)

ご存じ、シリアとイラクの国境付近で「勝手に国家を樹立」した超過激派組織で、残酷な斬首(ざんしゅ)の動画をインターネットで流すことで知られています。

今や、難民が流れ込む欧米やロシアを含む各国がシリアやイラクでIS空爆を実施しており、ISの本拠地はシリア・イラクから、さらに東へ移動するものと思われます。

似ていますが、ISSとは「国際宇宙ステーションInternational Space Station)」のことであり、ISとはまったく関連がありませんので、お間違えないように。←誰がまちがうというの? 

ハマース(パレスチナのガザ地区)

かなり危険な暴力的組織だとみている国もあります。

ヒズボラ(レバノン)

ヒズボラがシリアのアサド政権を支援しているので、シリアとイスラエルの爆撃合戦〔産経新聞 2015.8.21〕が起こっています。シリアにイスラエルまでが関係してくると、複雑な関係が一層わからなくなります。

ボコ・ハラム(ナイジェリア)

200人以上の女子生徒を拉致したことで知られました。

クルド・ヒズボラ(トルコ)

他国によって勝手に「国のないクルド人」とされた人たちについて知ることが、知恵の輪の輪郭を知ることになるかも。

クルド人は、前からトルコ国内でトルコと対立してきましたが、ISとも敵対しています。またトルコはISとも敵対しています。

最近トルコが空爆したのは、①シリアのIS基地、②イラクのクルド人拠点、とのこと。

一方、アメリカなどはISと戦うクルド人を援護しているらしい。

トルコとアメリカは、同盟関係であるにもかかわらず、対クルド人では逆の対応をしていることになります。もちろんこれらは、外から見た場合の無責任な断定的な見方に過ぎず、実際には同じ名前でも実際には別組織なのかも知れず、またこれらの連携・対立構造は、時々刻々変わる可能性があります。

トルコ・クルド人・アメリカ・シリア・IS・イスラエル・レバノンなどの関係は、もう複雑すぎて私の理解のレベルをはるかに超えています(笑)。

アルカーイダ(多国)

ここから分派・分裂した組織もあるようです。

タリバーン(パキスタン・アフガニスタン)

かなり前に大きく扱われ、今では縮小されているように見えますが、まだ安心できません。

モロ(フィリピン)

分裂しており、一部はフィリピン政府と和解か。

武装イスラム集団(アルジェリア)

軍との対立があり、かなり暴力的。

アル・シャバブ(ソマリア)

海賊との関係など不透明な点が。

カフカース首長国(ロシアのチェチェン)

ロシア国内で数々のテロを実施しているもよう。 


これらを見ていると

  • 治安の悪い国では、必ず国軍との対立が問題になる。
  • たとえ同じ名前で、かつて共闘していた事実があっても、何かのきっかけですぐに離反する世界ですから、今では関連がないこともあり注意したいものです。
  • イスラム過激派と称されるものの、イスラム教とはなんら関係がない場合があります。いわばイスラム教の名前で暴力を正当化しようとしていますが、イスラム教徒はもっと声を上げるべきでしょう。
  • 多くの場合イスラム過激派は、反政府的な暴力に走りがちで、これは非イスラム圏の国がイスラム教徒を弾圧支配している場合に、より顕著です。

さて、あと10年くらいでは、イスラム教の問題は解決しそうにありませんが、どうしたらいいでしょうか。

まずは私たちが詳しく知ることから始めるしかありません。それが遠回りのようで、案外近道なのかも知れませんから。

その意味で、イスラム過激派をまとめてみたのには、ほんの少しでも意義があろうかと思うのです。たとえまちがった解釈があったとしても・・・・・・。


韓国の醜聞83 またまた違反

2015年12月20日 02時15分46秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


韓国人選手がJリーグ史上最悪の反則 

2015年4月7日、韓国・日刊スポーツによると、Jリーグの試合で相手選手の顔を踏みつけたサガン鳥栖のDFキム・ミンヒョク選手が、日本のサッカーファンやネットユーザーらから批判を受けていることについて、チームメイトの林彰洋選手が「韓国を悪く言うべきではない」と指摘した。

林選手は6日、自身のブログに、「彼の反則が不必要な行為であったことは間違いありません。しかし、彼が韓国人だからといって、『韓国が悪い』と言うことは本当に必要なことなのでしょうか。もちろん、こういうプレーは二度と見たくありません。そして、こういったコメントも見たくないというのが僕の感想です」と書き込んだ。:2015年4月9日 


このあと

例によってピント外れのコメントが寄せられており、それによって「煽(あお)る」ような趣味のサイト構成と見られますが、スポーツに限らず、そもそも韓国人や中国人にマナーを期待すること自体が、間違っている、のかも知れません。少々言い過ぎかも知れませんが・・・・・・。

こちらなどでも、この反則行為を伝えています。

ここは韓国ではなく日本だぞ、とおっしゃりたいのは分りますが、世界中のどの国の人でも、日本人のように「比較的行儀がいい」、というわけではありません。

韓国人選手であっても、立派な人がいることは確かでしょうし、「危ない」選手をできるだけ受け入れないようにはしているのでしょうが、幼少のみぎりから反日教育で洗脳された人たちが、日本のチームへ移籍して試合をしている最中に、「暴力的な本性をあらわにしてしまう」のは、避けられないでしょう。そういう場合、ルールに従って罰すれば、それでいいのです。そのためにルールがある、とも言えるのですから、それ以上に騒ぎ立てることもないと思います。

そういうぶざまな行為を、個人の醜態ではなく、韓国人全体の醜態だと考えるのが行き過ぎである、とするのですが、韓国マスメディアが伝えるところの日頃の韓国人たちのしつこい反日言動を鑑みての反感行為であるとして、否定はしなくてもいいから、そこそこに聞き流しておくのがよろしいかと思います。つまらない感情論に走るならば、日本人が韓国人のレベルに堕してしまうことになりますから。

事実、試合後に

キム・ミンヒョクが直接、相手選手に謝罪しに行ったらしいので、それでいいのではないかと思います。

韓国人に「自分を鏡で映して見る」という習慣がないことも加味して、ことさら騒ぎを大きくしないのがよろしいようで。

ウクライナ領クリミア半島占領などをみて

「ロシア人たちは何とまた野蛮な人たちか」、と私たちはあきれかえっていますが、ロシア人たちの多くがウクライナ人たちを「無頼漢だと見下している」、という現実をよく見ておきたいものです。

いくらニュースになるロシア人が野蛮に見えたとしても、いくらプーチンが独裁王に見えたとしても、日本人が、ウクライナ人全体を野蛮に見るロシア人のマネをするものではないでしょう。

いくらある韓国人選手がヒドイ反則をしたからといって、韓国人全体を見下すような「ロシアの二の舞」だけは、避けたいものです。

やがて韓国人たちの多くが

微かでもいいから、自分たちの言動の行き過ぎに気が付くまでは、ある程度の激しい対立は覚悟しておかねばならない、と申し上げております。

今回の行為は間違いなく国の品格を下げた」というコメントも見られましたが、それ以前の行為で、韓国人たちは平気で堂々と恥じることなく「国の品格を下げ続けてきた」のですから(笑)。

韓国人たちが「自分たちが洗脳されていた」

ことに気が付かないと分ったならば、オウム真理教内で育った子供たちのことも、冷静に考えてみたいものです。

これに気付くかどうかであり、「国の品格を下げる」とはどういうことかを、お互いに考えるきっかけにはなったでしょうか

キム・ミンヒョクの反則から韓国人全体を見下すようなことになれば、それこそ「日本人の品格を下げる」行為となってしまいます。

韓国が一日も早く「まとも」な国になってもらいたい、のと同時に、くだらない反則が原因となって日本が「低い品格の国」になり下がるのだけは避けたい、私はそう願っております。

野望丸出しの「自分勝手な解釈」が横行する政治とは違って、スポーツでは、「規則」以外のことを、分析するのはいいとしても、しつこく問い続けないでおきたいものです。

半年前の、少し古いニュースでしたが

問題は山積するものの産経新聞記者の裁判で「加藤の無罪」判決が2015/12/17に出て、韓国の検察が7日以内〔12/23まで〕に控訴しなければ「無罪」が確定するという、やや落ち着きが見られ始めた韓国ですので

あえて申し上げることにしました。


中国に関する醜聞 82 仏教と経済の衰退

2015年12月19日 01時48分07秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


 拝観料を払わない参拝者を殴る僧侶 

・・・・現在では、中国仏教は完全に崩壊している。 

仏教崩壊を象徴するエピソードがある。中国である僧侶のことがニュースとなり、大きな話題となった。中国仏教の名山である九華山の僧侶が、参拝客を殴ったのだ。 

事件の顛末(てんまつ)はこうだ。

寺の鐘をつくには、参拝客はお金を払わなくてはならないのだが、ある参拝客が寺の鐘を勝手についた。そのまま参拝客が帰ろうとしたのを見て、お坊さんが参拝客をつかまえて殴った。その場に居合わせた別の参拝客がその様子をビデオカメラで撮影していて、インターネット上の動画投稿サイトに公開してしまった。

こうして、お坊さんは一躍有名人になり、マスコミから取材を受けるハメになったのだが、次のように開き直り、僧侶であり続けることへの執着心をあらわにした。 

「別に私は悪いことをやったとは思わない。ただし、インターネットに動画が流れて騒ぎになったので、お寺のイメージを悪くしたからとおそらく処罰されるだろう。
でも、私はこの仕事をすごく大事にしている。私は中卒なので、普通に就職しようとしてもせいぜいどこかのガードマンにしかなれない。給料は安く物価は高く、世の中は不公平なことでいっぱいだ。しかし、お寺の中は外の世界に比べて天国である。住むところはあるし、メシもタダ。収入も悪くない。皆勤すればボーナスも出る。中卒で技術もない私が、お寺にいれば大卒よりも多い毎月2500元(約3万円)もの自由なお金を手にすることができる。私は別に仏も何も信じないけど、こんな割の良い仕事を辞める気はさらさらない」

彼にとって、僧侶というのはあくまでも金を稼ぐための「仕事」なのである。:P.69-70 石平「中国人の正体」宝島社 2011/07/01

中国では共産党政府が、金儲けを許しワイロ・偽造・癒着を認める代りに、社会をよくしたいなどと中国共産党に逆らうことを許さないことにしたため、寺でこのような事態が発生するのは当然のなりゆきでしょう。はいお疲れさん、というところ。

こういう民を率いる中国共産党が、尖閣で暴れ、南沙を埋め立てている、ということを知っておいて損はないでしょう。

中国の庶民としては、金になるかどうかだけの判断力が問われます。もちろん共産党政府にヨイショすると金になる可能性が高まりますが、ことの善悪や真偽に関する個人の判断は、この場合、問われることがありません。あくまでも「もうかるかどうか」でしかなくなったのが、衰退の原因でしょうか。


まれに見る「不仲」に終わった米中首脳会談【習近平 in アメリカ③】

25日、ワシントンで行われた米中首脳会談は、「西高東低(経熱政冷)」(西のシアトルでは厚遇、東のワシントンでは冷遇)を鮮明に突きつけた。中国ではごまかしながら報道したが、会談は失敗といえるだろう。

中国にとって失敗だった米中首脳会談

西海岸のシアトルで多くのアメリカ大手企業を惹きつけ、熱烈な歓迎ムードの中で笑顔を振りまき続けた中国の習近平国家主席は、現地時間9月24日午後、ワシントンに着くなり顔が曇った。飛行機のデッキから降りた瞬間、その冷遇ぶりを感じ取ったからだろう。

たしかにバイデン副大統領は飛行場まで迎えに来ていた。デッキにも赤絨毯が敷いてあり、その先にも赤絨毯がありはしたものの、熱気が違う。

その2日前にカトリック教会の最高指導者であるローマ法王フランシスコがワシントン入りしている。比較する対象ではないものの、世界にとって、まさに「神」のごとき神聖な存在のローマ法王が熱狂的に歓迎されたあの熱気を観ているはずの習近平は、バイデン大統領の「お愛想笑い」にも、嬉しそうな顔は返していない。

中国側としては何としてもローマ法王の訪米日程をずらしてほしいと米側に懇願したが、米国はそれに応じず、その時点からこの暗雲は予感されていたものと思う。

ローマ法王をオバマ大統領夫妻とバイデン副大統領夫妻が出迎えるという異例の歓待ぶりも、比べる対象ではないにしても、雲泥の差を見せつけられている。・・・・

オバマ大統領としても、米議会の上下院とも共和党の議席が多い現状では、「共和党の嫌う中国」に、習近平主席との親密度を見せるわけにはいかないのだろう。来年に行われる大統領選に、民主党が敗北するかもしれないという、恐ろしい現実も待ち構えている。・・・・

共同記者会見における二人の表情は硬く、目を合わそうとさえしない。・・・・

こんな姿、中国のあの、「共産党を讃え、習近平国家主席を讃えるための」中央テレビ局CCTVで流せるはずもない。

日本で報道された二人の仏頂面を避け、CCTVはできるだけ笑顔の瞬間を選んで二人の顔を映し出し、あとはナレーターが勝手に中国に有利な内容を創りあげて「新型大国関係で米中両国はコンセンサスを得た」と喋り続けるという、異常な報道ぶりだった。スタジオのキャスターの戸惑いとこわばった笑顔が、なんとも印象的だ。・・・・

言うまでもなく、米議会における習近平主席の演説は、共和党議員の強い反対により拒絶されている。・・・・

南シナ海問題では平行線をたどったようだ。オバマ大統領は首脳会談で、東シナ海や南シナ海における安全保障情勢、特に人工島建設に懸念を示したことを、共同記者会見で明らかにした。それに対し習近平氏は中国外交部報道官と同じように「南シナ海島嶼は中国古来の領土であり、中国は合法、正当な海洋権益を持っている」と突っぱねた。2015年9月28日 遠藤 誉

運が悪かったというべきか

ローマ法皇と習近平の訪米日程が重なり、そうでなくても怪しい米中関係が、さらに悪化したようです。

また例によって

報道規制を敷く中国では、中国共産党政府が光り輝くように報道しなければならず、中国共産党に不都合な視点をもった報道は、厳しく禁じられていますから、事実とは異なることを平気で「ごまかして」報道します。

こういうのを見ていると、日本についても考えさせられ、身が引き締まる思いです。むしろ不都合なことにこそ、真実があるのかも知れません。

ただし日本の場合、「不都合なことばかりが読者に喜ばれるはず」というマスメディアの思い込みが、マスメディアの「生き残る術(すべ)」とはいえ、どうも気になります。

来年の米中関係ですが

来年2016年末の米大統領選挙では、オバマの民主党が敗れ、共和党が勝ちそうな勢いですから、またまた軍事的に強硬な共和党大統領が誕生すれば、米中の亀裂がますます深まるであろうことは、避けられません。

ただしロシアのプーチンさえ讃美する共和党の大統領候補トランプはいただけず、やがて候補から脱落するはず、と私は睨(にら)んでおります。もちろんプーチンは「トランプを相手にするほうが、やりやすい」と思っているからこそ、持ち上げているのですね(笑)。

国内では「弾圧政策」によって対抗する相手がいないため、好き勝手に統治できますが、外国を相手にする場合、なかなか思い通りにならない、それがプーチンのロシアと習近平の中国でした。

今回の訪米では

習近平が丁寧にもてなされたとは言え、はっきり言うならば、調子に乗った中国が打ち出した「太平洋を中国とアメリカの2国で対等に支配する」という野望が虚しくも砕かれた、ということでしょう。そうなんです、誰も認めてないことを平気でやろうとするのが、中国・ロシアの怖いところでした。

この「進取の気風」が、仮に学問などの分野で発揮されたら、それはそれは立派な業績を残せるだろうというのが漢族ですが、中国共産党が存在する限り、それはあり得ません。これだけは断言できます(笑)。


失業者1000万人で、万事休す!何をいまさら習近平「日本よ、助けてくれ!」25兆円ブチ込んでも株価は下がる一方

ド派手な軍事パレードで、散々日本に悪態をついた習近平主席が、経済失速で悲鳴を上げ、日本にすがろうとしている。習近平政権は一体何を考えているのか。この矛盾に満ちた大国のホンネを追った。・・・・

世界の企業経営者たちが、『中国発の世界恐慌が起こるのではないか』『中国の経済統計はどれもデタラメではないか』などと発言。中国政府の官僚や国有企業経営者たちに詰め寄る姿が、あちこちで見られました」・・・・

「われわれ日本人を見ると、中国の経済官僚や国有企業の幹部たちが、妙に優しく迫ってくるのです。『中日両国が肩を組んでこそアジアは発展する』などと言っては、慇懃な態度で握手を求めてくる。わずか数日前に、あんなにド派手な『抗日軍事パレード』をやっていた国とは思えませんでした」

同様の光景は、9月4日と5日にトルコの首都アンカラで行われたG20(主要国サミット)の財相・中央銀行総裁会議でも見られた。

会議に同行した日本の経済官僚が語る。

「今回のG20は、まさに中国経済の急失速に対する懸念一色でした。そのため、中国代表の楼継偉財政部長と周小川中国人民銀行総裁は、食事するヒマもないほど、各国から上がる疑念の声に対する火消しに追われていました。

ついこの間のギリシャ危機の時まで、実に偉そうな態度で、『最後は中国がパルテノン神殿を買ってやるからな』などと嘯いていたのとは対照的です」・・・・

宮崎正弘氏が解説する。

「一言で言えば、いま中国は、焦っているのです。中国はもともと、自国のGDPを水増しして発表する習慣がありましたが、これまでは海外からの投資が相次いだため、ごまかせてきた。

ところが3年前に、大規模な反日暴動が起こったことで、日本企業が次々と中国から撤退を始めました。

急激な賃金上昇で、アメリカも手を引き始め、いままた南シナ海の埋め立て問題で、ASEANの企業が引き始めている。このため海外からの投資が激減し、中国経済は底が抜けてしまったのです」

「週刊現代」2015年9月26日・10月3日合併号より

現代ビジネス 2015年10月3日

アメリカにそっぽを向かれた中国が

一転して日本に笑顔を見せ始めたのは、「いつもの狡猾(こうかつ)な中国共産党の手法」とはいえ、だまされないよう注意しましょうね。

もちろん「一時(いっとき)」の笑顔に過ぎず

理にかなうとみたら、何をするか分らないのが漢族。

漢族は「中華の独善」そのものを演じていますが、「頑固一徹」とまでは言えず、「押して押して、更に押してもダメなら、別の手段をとる」という変わり身のも備えており、「中華の独善」から逸脱することはありませんが、いいも悪いも、この場合「悪い」ほうに重点がありますが、中国人の特長が如実に表われています。

中国・ロシアが合同軍事演習をしているけれども、別に軍事同盟を結んでいるわけではないのであり、ISの中国でのテロさえ心配される時代ですから、いよいよ中国も正念場にさしかかったと言えます。

もう中国共産党の崩壊は避けられませんが、問題は、それがいつ訪れるか、というだけのようです。

ただし注意すべき事があります。今の時代、四面楚歌とはもちろん中国のことですが、このような時に必ず見せる中国人の特技。それは

  1. 包囲網を敷いている敵の分断を図ることです。これは「必ずやる」と断言できます。上述の「笑顔」にも通じ、日本とオーストラリア、日本とアメリカ、アメリカとフィリピン、フィリピンとベトナム、などなど、それとは分らないように注意しながら、自己の利益のためなら、陰湿な悪意でもって多国や他人同士を対立させる、など当然のことなのです。それほど自国民を「悲惨」に追い込んでいるからこそ、他人や外国を「悲惨」に追い込むのを、何とも思っておりません。習近平のウィンウィン〔2015年11月30日 韓国中央日報日本語版〕などは、真っ赤ないつわりですね。
  2. そのために周辺国それぞれの弱点を嗅ぎつけます。中国内では屁理屈をつけて外国記者を自由に取材させませんが、相手国内ではそこの法律や国情を根拠に自由に取材します。情報の収集とはそういう意味なのでした。言い替えると、自分の国で知られたくないことを、相手国内では知りたい、自分は覗かれないように注意しながら、相手の日常生活をのぞき見する、ということです。

「仲のいい者同士を仲違いさせる」「相手をのぞき見る」という悪意のある中国共産党には、充分に注意してください。美しい言葉にだまされてはいけません!

  • きれいなバラには、トゲがある
  • きれいな花にも、 トゲがある
  • きれいでないのに、トゲがある(大笑)