カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 115 中国批判

2016年06月30日 05時39分13秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


中国、台湾との交流「既に停止した」…新華社:読売新聞 2016年6月25日(土)17時41分配信

台湾では

蔡英文〔さい えいぶん〕が 2016/05/20 から総統に就任し、前総統馬英九〔ば えいきゅうの中国接近路線から離れつつあります。

中国共産党からみるなら、思い通りになった前総統馬英九時代からの豹変ですが、これも中国共産党のいつもの嫌がらせにすぎません。尤も「思い通り」になっている時にこそ「揺さぶることができるチャンスだ」と信じていますが・・・・・・。

このあたりに何の脈絡もなさそうに見えますが、それも・・・・・・

    • 勝手に停止した」
    • 勝手に「主権を主張」
    • 勝手に「中国の領土だと主張」

などの傍若無人ぶりからみれば、おのずと理解できるはずです。この国は一体どうなっているのだらうとおもふけふこのころでした(笑)。

この国は

    • 常に周辺を威嚇しながら
    • 常に他者に責任があるとし
    • 常に自分が正しいと錯覚する

こんなあり得ないほどの低レベルを維持する中国共産党にも、栄光あれと祈るだけです。←ただ祈るだけであり、やがて自然崩壊する運命を免れることはできないでしょう。

台湾/中国、韓国/北朝鮮。 この関係、どこか似てませんか?

  • 台湾では、総統が、李登輝→陳水扁馬英九蔡英文と変わってきました。微妙とはいえ、馬英九が急速に中国へ接近したものの、今回の新しい蔡英文などは中国との距離を広げようとしています。そういう首脳を台湾の人が求めたのでしょうか。
  • 韓国では、微妙とはいえ大統領の金大中・盧武鉉あたりが親北朝鮮で、それ以外は北朝鮮と距離を保とうとしています。そういう首脳を韓国の人が求めたのでしょうか。

この微妙な関係を演出する独裁政権が、そうです

中国共産党と朝鮮労働党でした(笑)。

蔡英文が今回外国を訪問〔NHK 2016年6月24日

2016/06/24から中南米への訪問を開始したようですが、その前後にアメリカにも一時的に立ち寄るようで、例によって中国共産党は、何かあれば抜け目なく何かを言おうとしています。

パナマは台湾と国交があるようですが、中国共産党が「台湾と断交せよ」と迫っているようで、さてどうなることやら。

もう一つの訪問国パラグアイもまた台湾と国交のある国ですが、かつての反共政策から次第に中国共産党へなびき始めているとのことで、ここの国会で蔡英文が演説するとのこと。

これらを含めた「台湾と国交のある国」「台湾と準国交のある国」についてはこちらを御覧ください。 


中国主席に姿勢変更求める=核供給国入り、直談判―印首相:時事通信 2016年6月23日

インド政府、NSG加入めぐり中国を批判産経新聞 2016年6月24日

核拡散防止条約が条約上で核兵器を持つ「米露英仏中」の核兵器独占だとする批判の中、これに属さないインドのNSG加入に中国が反対したとのこと。詳しい事情はわかりませんが、中国とインドはかなり昔から危ない関係にあったようです。

インドの側から見れば、少々きつい見方ではありますが、「あの」暴力的な中国と対立するのはやむを得ないでしょう。

上海協力機構には、

    • インドも加盟し
    • トルコも加盟をちらつかせてEUへの加盟交渉が進まないことを牽制している

ようです。

これらが密接に関係して、外交関係はだましあいの場となっていますね。 


習政権の大誤算、強気の姿勢が招いた「中国離れ」〔読売新聞 2016年06月09日

こちらの分析では、香港や台湾の若い世代では、中国は中国、自分たちは自分たち、というように「中国と自分とを切り離して考える」ようになっていて、①天安門事件から遠ざかるように見える香港と、②総統蔡英文の誕生が、こうして結びつくと主張しています。

難しいところですが、中国はあまりイスラム教について語れないようです。「言論の自由が原因で、フランスなどでイスラム過激派のテロを招いている」と主張するものの、中国西部でイスラム教系民族の独立問題にも発展するため、中国があまりイスラム過激派を支持できないのはあたりまえ。独裁は独裁を好むように見えて、危うい関係にあるからですね。 


最後になりましたが、自然災害がインドでも中国でも発生しています。

インドでは豪雨と雷の被害があり少なくとも120名が死亡したとのこと。また雨期には落雷事故が多く、2014年には2582人以上が死亡したとも。

日本でも竜巻被害が多発していますね。豪雨・落雷も大変ですが、竜巻の場合にはもっと突然やってくるので、防げないのでしょう。

そういえば、2015/06/01の長江客船「東方之星」の転覆事故も、たしか竜巻が原因だったとされています。 


さて今回は、最後の自然災害を除き、香港・台湾・インドなどからの中国批判を特集しました。あまりにもあくどい中国の姿勢に、これからも批判がどんどん集まるでしょう。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞115 普通の国に戻りたい

2016年06月29日 10時47分18秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。

韓国人から、序列意識・差別意識を取り去ることは、和食から「かつお・まぐろ」節だしを取り去ること以上に、大変なのでしょうね。


すでに当ブログ 韓国の醜聞 107 「ドイツに学べ」の破綻〔2016年05月17日〕 でも述べましたが

知らないとみるや「序列意識丸出しのいい加減な歴史ねつ造で日本をおとしめよう」とする韓国人ですが、正確な指摘をされると、まずいと思うのか静かになります。

しかし、またまた別の情緒的でっち上げをいかにも歴史的史実であるかのようにもちだし、それに反論があるや、またまた別の・・・・・・、この繰り返しですね。

諸外国でも、この韓族の歴史ねつ造を理解し、そのいいかげんさに呆れ始めたようです。

身から出た錆(さび)とはいえ、あわれなものですね。

誰にでもある疑問、それは

  • なぜ韓国は、普通の国家になれないのか
  • なぜ韓国人は、理性的な国民になれないのか

それはもう明かになっています。

  • 韓国マスメディアのレベルが低すぎること。
  • 韓国を良くしようとする為政者や議員たちがみられず、その場限りの金儲けのための言動が多すぎること。
これらをあげるだけで十分でしょうか。

これでは、ほんの一部の「奇妙な韓国の世論を憂えている」マトモな人が、かわいそうです。

なぜ「かわいそう」と思うかですが、それは韓国で「声を出せない」という言論弾圧・言論自粛がひどすぎるからです。声を出せ」なおかつひどいならば、「かわいそう」とはなりにくいでしょうね。

中国共産党が

中国国民に、政府にたてつく「革命」をあきらめさせる代わりに、「汚職・談合・証明書などの偽造・パクリ・だまし」を黙認したためでしょうか、中国ではもう手におえないほどひどい腐敗が社会に蔓延しています。←中国は2000年前からそうだった、という声あり! 

韓国でも

1000年以上中国朝鮮省の立場を続けてきた植民地同然の歴史に鑑み、中国批判さえしなければ、何をしてかまわないとの認識があるようです。

北朝鮮に関連しては「否定→肯定→否定」とあわただしく推移し、今では戦後最悪かも知れない危険な南北関係に至っています。

韓国でキリスト教の牧師になった元北朝鮮脱北者が、「韓国には北朝鮮シンパが多い」と憂えている(2016-06-22シンシアリー)ようです。

  • 自分が北朝鮮の事実を知っているだけに、やりきれないのでしょうが、韓国にもきっと、表だって反北朝鮮を唱えられない何らかの事情があるため、地下にしぶとく「共産主義同調者」が潜んでいるのでしょう。
  • 日本でもかつて北朝鮮のプロパガンダにだまされ「北朝鮮が地上の楽園」であるかのように伝えた「社会党」なる集団がありました。似ていますね。

そして「反日」。これはもう韓国では、国策としての「りっぱ」な事業です。

韓国人がさっぱり守ろうとしない憲法にさえ反日を定義しているようですから、「まるで反日が正義」であるかのようにこの条項だけを守り、反日無罪(中国では愛国無罪か)という法治国家としてはあり得ない風潮がうまれました。

中国はもちろんのことですが、擬似民主主義国家である「韓国」も近代的法治国家からはほど遠いと言わねばならず、まともな国になるにはあと100年はかかりそうです。私には不可能ですが、ぜひとも皆様は100年後の朝鮮半島を見届けて下さいね(笑)。

日本では、来月2016/07/10の投開票に備えて

参議院議員選挙の公示があったようですので、しばらく日本のことについては述べませんが、韓国・中国をみていると、沖縄のことがよくわかってきます。逆に沖縄のことを知れば知るほど、中国・韓国のことが見えてきます(笑)。

例えば

韓国では野党が、「与党が戦争をしたがっている」と得意になって攻撃していますが、まちがいなく親北勢力の後押しがある、と思われます

これは私が、韓国与党の支持者であろうがなかろうが、そんなのには関係なく言えることで、日本でも同様の光景が見られます(笑)。 


韓国の運命的半身である北朝鮮の群衆大会・・・・・・あれは彼らの実力でも何でもない。ただの虚勢だ。飢えて死ぬ国民たちに穀物を供給せず、お金も少ないのにミサイルを撃つ武力示威もやはり同じである。彼らが得るのは嘲笑だけである。 

韓国の対日決起集会も同じだ。韓国の政治家たちは、テレビカメラに向かい握り拳を突き出しながらスローガンを叫ぶが、彼らに訊ねたい。世界のどこの国の政治家たちが、そのように幼稚なことをするのか。彼らは恥を知らない人種である。:P.242-243 柳 舜夏(ユ・スンハ)「韓国人の癇癪・日本人の微笑み」小学館 2015年01月27日初版第2刷発行 

韓国人である柳舜夏が、「北朝鮮の群集大会」も、「韓国の反日大会」も、ともに虚勢であり恥知らずの行動だ、と指摘しています。

私はここに、なんとか朝鮮半島をまともな地域にしたいという意図を感じてしまうのです。 


たとえ日本がドイツをモデルとし、アジアにおける第2次世界大戦の傷を癒やそうとした場合でも、問題は、中国と韓国がその後、「赦しのモデル」であるフランスのように行動するかどうかなのだ。 

2014年12月18日/フォーブス誌(アメリカが日韓の間の不満を増大させている(ハドソン研究所[HudsonInstitute]の上席研究員ジョン・リー氏の寄稿文)〉:P.146-151 シンシアリー「韓国人による震韓論」扶桑社

けっしてフランスのように寛大になり得ない韓国・中国が、日本に対して「ドイツに学べ」と叫ぶ歴史ねつ造には、開いた口がふさがらない(あいたまま)と言えます。

歴史を都合のいいように解釈するのですが、ネタがバレバレだとは、まだまだ修行が足りないとみえまする。 


普通の女の子に戻りたい

とはかつてキャンディーズがつぶやいた言葉でしたが、ぼちぼち韓国も、「普通の国に戻りたい」とは思わんのじゃろか!

「今」しか知らなければ「普通」など知るよしもありません。「キャンディーズ」も以前は普通の女の子だったからこそ、こう言えたのでしょう。

さて韓国・朝鮮半島はどうでしょうか。きっと朝鮮半島の国家群も「2000年以上前には普通の国だった」のでしょう(笑)。

かりにそんな「普通の国」だった経験がなかったとしたら、今の韓国が「普通」なのですから、「普通の国に戻りたい」などと言うはずがなく、どうぞ今の状態をお続け下さいませ!

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 114 孤「低」の冷戦思考

2016年06月28日 07時36分09秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。

みじめなことにならぬの中国は北朝鮮同様に

  • 自国の歴史を直視できないまま、他国に歴史の直視を要求する
  • 自国の「周囲を不安定にさせる行動」を続け、他国に「周囲を不安定にさせる行動」をやめるよう要求する

という落語を演じており、これは漫才よりおもしろい!

中国では、

中国共産党の見解と異なるすべての意見を「誤り」と宣言し退けますが、それでも引っ込めない場合は強制的に処分(つまり解雇・拘束・逮捕・投獄・処刑)します。

ある人に

「中国共産党の見解が誤りではないか」という尋常の懐疑心があったとしても、それを表に出しては生きていけない、そういう制度が中国社会にあるのです。

これは何も中国共産党が発明したものではなく、きっと4000年の歴史がそうさせているのでしょう(笑)。←かわいそ~!


中国封じ込めは「冷戦思考」=程大使

時事ドットコム 2015年6月19日(金)14時44分配信  


1年前の記事ですが、駐日中国大使が

時事通信とのインタビューで、南シナ海での中国の行動について問われて、「中国を封じ込めようとするのは冷戦思考だ」と述べたと言います。

これを聞いて私は、思わず笑いました。

こういう自らの行動を他者に投影する」中国・韓国為政者の発言がしばしば見られることから、たぶん両国に共通する思考方法なのでしょう。そういう中国の思考を朝鮮半島がそのまま踏襲している、と言えます。

わかりやすくて、大変けっこうなことですネ。

つまり

なぜ中国が封じ込められようとしている」について中国人は考えたことがないらしい。

自分の主張が世界で一番正しく、人の話には聞く価値がない

この尊大な視野狭窄(しやきょうさく)症は、中国4000年の伝統でした。こういうことを続けるから中国はバカにされてしまうのですね(笑)。

誰でも「自分は正しいことをしている」と信じていますが

人の話も聞いてみる勇気をもっております。

しかし中国に限っては、それはあり得ず、周囲が中国を包囲しようとしているのは間違っている、と思い込んでいます。そこには「なぜなのか」という発想がない、のでした。うぬぼれもはなはだしい、と言わざるを得ません。

そして密室の鉄のカーテンの中でその対策をたてるため

  • 自分自身の思考が冷戦思考そのもの」なのに
  • 自分自身を包囲することが冷戦思考」だとします

私はこんなおもしろい話が今の世の中にあるのに驚き

この世に生きている喜びを、しみじみと噛みしめる次第でおじゃりまする。

別の表現をすると

  • 自らの「粗暴さ」を棚に上げて、温和な「包囲という粗暴さ」を非難する
  • 意味不明な単語を並べるだけの「うわべ重視症候群」なのかも知れません
  • さらには見かけ倒しの「メンツ・見栄え」重視地域は、張り子の虎そのものでしょうか。
  • 一方「利にさとい」のもまた漢族の特徴で、利益があるとみれば、いつなんどき豹変するかわかりません。逆に言えば「利」がなければ、どんなに立派でも「接近するふりをする」に留め「メンツ」を保とうとします。

これぞ、正調中国共産党節でした。

国際仲裁裁判は

それぞれの国が「主権を主張し合う」のを調停

する目的で設立されました。

しかし中国は

フィリピンの提訴に対して主権」を根拠として、裁判そのものを認めず、欠席裁判が進んでおります。

その「主権」を調整しようとしているのに、「主権」を根拠に調停を否定するとは・・・・・・あ~ぁ、もう世も末じゃのぉ。

中国の

「武力・腕力が紛争解決の手段であると考え、話し合いを拒否する」という手法のことを、4000年前ならいざ知らず、ただあきれて見ている次第です。

国際紛争を調停するために設立された「仲裁裁判」さえみとめない

という一党独裁国家中国にさえ、私は幸あれと祈らずにはいられません。←ただ祈るだけで「さち」などあり得ないと信じて(笑)。

これによって明らかになったのは

  • 中国には「法に基づいて対立を解消しよう」という基本姿勢がなく、「言葉巧みな威嚇と暴力とによって対立を解消できる」と信じている危ないヤクザ集団に過ぎないのか。
  • よって尖閣問題では、中国が仲裁裁判所に訴えることがほぼできなくなったようです。自分が認めていない裁判所に別のことを訴えることができないのは、あたり前田のあっちゃん〔前田敦子〕。
  • 中国の為政者にとって「法律」とは何か。中国では、外国が中国共産党の利益を損なうと判断した時に、法の不備を考えるのではなく、強引に外国を排除するための目的で設置したのが「法律」のようです。それゆえ益々矛盾が拡大し、手のつけられない混乱に陥るのでした。
  • 誰かが「猫の首に鈴をつける」という「おしおき」を中国にしなければならないようです。この忙しい時代にあって、一体誰がその重責を担うのでしょうか。こうして、ますます「つけあがる・増長する」のが中国ですね(笑)。
  • 同じことですが、中国に同調してきた韓国が、竹島問題で仮に日本が裁判を起こしても、調停裁判を受けて立つことも、裁判結果を尊重することも、できないようです。中国の不在裁判が進行しており、限りなく中国に接近している韓国の現状では、「韓国に法の尊重」を要望することさえ不可能なんでしょうね。
  • 韓国は、フィリピンが中国を仲裁裁判所へ訴えている件で、裁判の前に「どちらの主張(フィリピンか中国)に賛同するか」ではなく、「これから出るであろう裁判結果」を尊重することすら表明できない、のでした。いかに中国の脅迫が大きいかがわかると同時に、韓国と中国が法律とは縁のない国であるかも、わかります。国民が政府を信用していない最大の根拠が、ここにありました。
  • それでも法治国家を装わねばならない韓国を、遠くからではありますが、ガンバレと祈る次第です。←ただ祈るだけで事態が好転するとは思っていません(笑)。
  • この韓国の現状を私は譬喩で「中国べったら漬けの韓国」と申し上げています。もちろん「中国にべったり」「中国だけに甘い(べったら漬け)」「中国の威嚇におびえて生きる悲しい運命」がその真意です。

これでもなおかつ、日本を嫌い、中国・韓国を支持するという不可思議な「情緒的な日本人」がいらっしゃるようです。

そこで私たちは何ができるかですが、そうです。

  • どんどん中国共産党にしゃべらせ、矛盾だらけの中国共産党を表面にあぶり出し、自ら崩壊する道を選択させましょう
  • つらいことですが、ロシア・中国を経済的に封鎖しなければならないようです。
  • そうすると間違いなく中国とロシアは接近します。そして包囲網の網を何とかしてやぶろうと、分断を画策するでしょう。そういう時に大切なのは、朝鮮半島とモンゴル。ここが中国やロシアの「いつわりの微笑外交」にだまされるかどうか、ですね(笑)。たぶんですが、だまされる方向に進むでしょうか・・・・・・。
  • そういう時に日本がロシアへ接近し、北方領土と引き替えに包囲網をやぶろうとしているのではないか、と警戒する人たちもいます。ロシアには「ニンジンをぶら下げ」、包囲網を分断する意図しかありませんので、だまされてはいけませんね。ロシアと中国は共産圏仲間という「固いけれども、実にもろい」絆があることをお忘れなく!
「冷戦は終わった」
 
というのが、ヨーロッパではもちろんのこと、アジアでも正しくないことを説明するために、自らの「冷戦思考」を理解しないまま「相手が冷戦思考である」とする情けない中国大使をご紹介しました。
 
さてさて、皆様はどう思われますか。

EUの醜聞12 寛容から不寛容へ

2016年06月27日 07時41分33秒 | 海外

EUは、日本から見て遠くにある地域ですが、EU関連の諸問題点が、私たち日本人に何かを考えさせます。

加盟問題、財政問題、除名問題、域内の対立問題、難民問題、テロ対策があり、そして新しく離脱問題が加わりました。


EUでは、イスラム教に対する姿勢

  1. 寛容から
  2. 不寛容へ

移りつつあり、現在レベル2.の初期段階かと思われます。 

もともとEU成功の秘訣は、キリスト教の派閥間対立を抑えられたこと、宗教色をできるだけ控える寛容さにあったと思います。

ただしシリアの治安悪化→空爆→難民発生→難民がEUへ押し寄せ、結局非寛容のイスラム教徒を寛容に受け入れてきたのが、過激派のせいもあり、非寛容に変わりつつあるのです。


EUでは中国共産党に対する姿勢

  1. 寛容から
  2. 不寛容へ
移りつつあり、現在レベル1.の後期段階かと思われます。

中国が

朝鮮半島の両国と国交を樹立後に、両国を手玉に取り一生懸命にあおって中国共産党存続に役立てようとしてきましたが、どうやらあきらめかけ、海洋への進出とともにアメリカとの対立も激しくなり、いよいよEUへ重点を移そうとしてきました。韓国もまたそれに歩調をあわせます。中国・韓国がEUへ重点をおこうとしていたのです。

これは一方的なものではなく、中国・韓国の日米との不和を見て取った遠方EUからの接近でもありました。しかしEUには、ロシア不信と同様に根強い中国不信があるため、そう簡単には受け入れられないといった状況でした。

そんな時に起ったのが

  • 昨年からの難民問題とテロの対策
  • そして今年2016年6月に起ったイギリスのEU離脱決意

特に後者は「EUの結束」を支持してきた中国には、大きな痛手でした。

表面的にはEU強調を願っていたかに見える中国ですが、それは世を忍ぶ仮の姿だったと言えます。

独裁国家というものは多国間の協議を避ける」のが原則で「2カ国間協議」を得意としています。

中国は、透明性からしてTPPに参加できる資格さえなく、主導した北朝鮮関連の6カ国協議も頓挫(とんざ)したままであることなどから、これは納得していただきやすいかと思います。

とにかく中国の「異論を許さない体質」は、多国間協議には向いていませんが、2カ国間協議になれば、偽造の笑顔で威嚇するという得意のパターンに持ち込めるのでした。

よってEU全体ではなく、EUを離脱した国、今のところイギリスだけですが、これらと単独で交渉する方が中国としては「性(しょう)にあっている」のです。

しかし中国が、アジアで思い通りに進まないからと言って難問を抱えたヨーロッパで成功しようとしても、それは難しいだろうと多くの人が考えるのも、当然でした。

そうこうしているうちに、体力がもたなくなり、中国共産党は滅びてしまうのでしょう。 


イスラム人口

アジア         10億人
中東・北アフリカ 3億人
アフリカ南部      2億人
=======================
合計             15億人 

中国の人口は公称13億人

しかし戸籍に入れられない秘密の人口まで含めると、15億人と見ておくのが妥当なところです。 

とすると人口5億人のEUが 

  • イスラム圏〔イスラム教支配下の人〕15億人
  • 中国圏〔中国共産党支配下の人たち〕15億人

をどう見ているかに、注目しなければならないでしょう。 

これまで寛容だったEUが

不寛容で知られる「イスラム教中国共産党」をどう扱うか、見ものです。

EUが、これからもイスラム教に寛容であり続けるとは限りませんが、同様にEUは、いつまでも中国に寛容であるとも限りません。


ここに「選択の悩み」があります

自分の意志、「尊重すること」と「尊重し過ぎること」の問題です。

「西洋型民主主義」を発展させてきたヨーロッパでした。たしかに当初、中国を遠ざけてはいましたが、近年中国へ接近し始めています。それはなぜなのか。

わかりやすく言えば

  1. 選択肢のなかから自分で判断する合理性
  2. 独裁政治で選択の余地なく他人が決める不合理
に分けられると考えていたのですが、それが過度になると
  1. 自分の判断結果が失敗した時の自分に対するやり場のない不満
  2. 他人の判断に従う場合の精神的利点

に気づき始めたのです。

「どちらがいいか」ではなく、どちらか一方でもだめで、共にある程度は必要なのでしょう。その「程度」に問題があるとも言えます。

これは見方によっては

  • 自由と規律
  • アジアと欧米

などと対比されました。わかりやすい例をあげてみました。

EUからISへ参加する人が増えた

すべてを自分で決めなければならない煩わしさが極限に達すると、人は自ら規制を求めるほうに魅力を感じてしまうようです。

いくら選択肢がたくさんあり、何をどう判断し努力しても、結果がうまく行かない場合、それらはすべて「みせかけ」に過ぎず、やり場のない自暴自棄へ走る危険があります。

自分で決めたことが不首尾に終わったときの罪悪感もこれに拍車をかけ、自ら規制を求めるほうに魅力を感じてしまうというのです。

外から見たら「恵まれた」環境にあるはずのEUの若者がなぜ自ら進んでISの束縛を求めるのだろうか、と疑問があるかも知れませんが、これで納得できますね。

外から見たISと、内部のISでは大きく違い、その醜悪さに気がついた時はもう遅いのでした。

アメリカでで銃乱射事件が多すぎる

各人が銃を携帯しなければ自分を守れないと信じて防衛のために持ち歩いていたはずの銃でしたが、何らかの理由で自分が自暴自棄になり、自衛のはずだった銃が他人を攻撃する道具となり(銃乱射事件)、それが余りにも多すぎるアメリカ社会なのです。「アメリカの病巣」と言ってしまえば簡単ですが、現実はもっと複雑なんですね。

アメリカに限らずロシア・韓国・日本でも、「自殺願望」「殺されたい症候群」が原因で犯罪に走ることがあるようです。

これらすべてとは言えないかも知れませんが、自分の判断に委ねられたにもかかわらず、結果が思わしくないと自分の判断力に疑問が生じたためではないか、と考えるとわかりやすくなろうかと思います。 


これらについては、次が参考になるかと思います。


よりわかりやすくまとめるならば

  • 自分で判断することの、「心地よさ」と「困難さ」
  • 自分で判断しきれないほどの難問の場合、他者に判断を委ねる余地があるかどうか〔他人の場合「難問」ではないかも知れないので〕

ということでしょうか。

「中国のような極端な弾圧社会」も許せませんが、かと言って、「ISで束縛されたいとしてEUを脱出する人が多い社会」もまた許せませんね。

私はこう考えるのですが、皆様はどう思われますか。


米大統領選挙撤退情報

2016年06月26日 09時21分10秒 | 海外

ついに米大統領予備選挙で

民主党のサンダースが民主党の大統領候補に選定されることをあきらめ「選挙からは撤退しない」けれど主張は続けるとし、事実上の撤退を表明しました。

まだ大統領選挙まで5ヶ月もありますが

いよいよ民主党のクリントン、共和党のトランプに絞られ、どちらも問題をかかえ、史上まれな低レベルの選挙になりそう、とのことです。

いままでの候補者と、立候補表明・撤退表明をわかりやすくグラフにした自作の表を御覧下さい。

さて、イギリスがEUから、撤退・脱退・退会〔EUの日本語訳が「欧州連合」なので、撤合・脱合・退合? 普通には「EU離脱(りだつ)」と称しているらしい〕の票決を出したのに関連して、2016年11月の米大統領選挙がどんな結果となるのか、神のみぞ知るというところです。


沖縄の醜聞 16 子どもの貧困率

2016年06月26日 07時56分23秒 | 社会

「うっかりしていると見逃してしまいそう」な醜聞や「自分と異なる意見を醜聞」とする醜聞。日本にも看過できない醜聞がありそうです。 

ここでは、多様性がなく、「公には」言論の自由さえみられない沖縄が、部分的に中国・韓国そっくりであることを述べています。



子どもの貧困率〔都道府県別〕

全国平均 13.8%

沖縄県  37.5%(1位)

少子化の時代で、なぜ沖縄だけ「子どもの貧困率」が異常に高いのでしょう。

日本や沖縄で「統計数値を都合のいいように操作する」という中国なみの偽造がない、と仮定して話を進めましょう(笑)。

もしも沖縄県が、「子どもの貧困率が高い」ことについて

「責任は沖縄にはない」と頑張ると仮定するならば、まるで韓国そっくりですね(笑)。自分の非を認めないことからくる低迷が、そこに見られるからです。

もしそんな仮定が成立するなら、石敢當(いしがんとう)に吸い込まれる運命にあるあのかたくなな今の沖縄為政者たちに遠因があるのかもしれません。

そういえば

中国問題が原因で沖縄は多くの日本人から賛同を得るのに失敗し、米軍基地反対だけに焦点を絞りすぎたために、肝心の地元の社会問題をないがしろにしてきたのではないか、と言えます。

たしかに

  • サッカー強豪国の為政者が、国民の関心をサッカーへ誘導して道を踏み外し裏ではコソコソと粉飾決算していたことがありました。
  • また反日意識の強い韓国為政者が、国民の関心を「反日」へ誘導して道を大きくはずし、裏では自国に山積する諸問題を隠していた例がみられました。

これら不都合なことを国民に知らせてはならぬという愚民政策は、大いにあり得ることですね。

何も、まったく同じだとは言いませんが

  1. 米軍基地はけしからん」だけで内政を放置した沖縄
  2. サッカーで相手国を倒せ」だけで財政を放置した国
  3. 日本は悪だ」だけで矛盾を放置した韓国

どこか似ていませんか。正すべきことがありそうですね。

もしも沖縄が、「中国の脅威を感じる」という日本の総意に賛成していたならば、また違った展開になったかも知れません。

しかし沖縄では、「中国がタブー」らしく「中国脅威など存在しない」ようです。この危うさは、まだ元に戻るのに間に合うとは思うのですが、「まだいけるは、もう危ない」とも言います・・・・・・。

それとも

気候風土に根ざした沖縄特有の問題があったのでしょうか。ならば、沖縄自身がもっともっと足元を見て政治を進めなければなりません。 

読谷村(よみたんそん)出身のKiroro(キロロ)が歌ってましたね。〔未来へ

 ほ~ら 足もとを見てごらん  

沖縄県知事の翁長は

子どもの貧困問題について対策を立てようとしていますが遅すぎであり、またその遅さを沖縄タイムスや琉球新報が指摘したことは、なさそうです。

その1 その2 その3 その4

両紙はともに米軍基地反対だけが「県是」であるかのようにふるまってきましたから、余裕がなかったのでしょう。でも気付いたときが一番早い、とも言います。

日米首脳会談に「中身まったく無い」と述べた翁長が、足元の沖縄の政治では「中身がまったく無い」のには笑いますね。

  • 人の行ないを批判していたつもりが、実は自分自身の欠点をそのまま告白していた、という例は、韓国・中国を見ていると手に取るようにわかります。やはり沖縄も近いな、と思わざるを得ません(笑)。
  • これを私は「自分を他人に投影する」と述べてきました。
  • 政治とは、社会のバランスを考えるものであり、足元が見えなかった翁長は、この点で既に失格でしょうか。
  • 沖縄が韓国そっくりだと申し上げましたが、中国が韓国を見放し始めたのではないかと見る人がいます。
  • 日本が沖縄を見放し始めたのではないかと見る人がいないことを、心から祈っております。

ただし

中国が、力点を韓国からEUへ移そうとしている最中にイギリスがEUから離脱しました。中国としては「残留を支持」していただけに、この離脱を積極的に支持するわけにもいきませんが、近く新しいでっち上げを編み出して中国共産党の「存続・生き残り」を図らなければなりません。ますます不可解の度合いを強めるゆえんです。

無駄な労力を国民に強いてきた「科挙制度」の中国。もちろん韓国もその支配下にありました。

中国がいまでもなお「新しい時代を築くためにどうすればいいか」ではなく「共産党のでっち上げをたくさん暗記」するヨイショ人間を重宝し続け、異なる意見を許さないままならば、中国以外の周辺国は、当分のあいだ安泰のようです(笑)。

なぜ米軍が日本に存在するのか

  • 沖縄県知事が、それについて思索論評してこそ、「沖縄に米軍基地が偏在する矛盾」を指摘できるでしょう。
  • 私は、翁長が「私は自由民主党出身なので、日米安保の大切さはよく分かる」と「何も理解できていない」ことを告白するだけで信頼性は戻らない、と考えています。
  • なぜ「中国の横暴に触れないのか」の疑惑が払拭されない限り、翁長の、そして沖縄県の信頼性は、低いままでしょうか。

このあたりの疑惑が

回り回って「子どもの貧困率が高すぎる」という沖縄の内政にしわ寄せとなったのではないか、わたしはそう愚考する次第です。

スペインの記者に

「日本に歴史の直視を求める中国が、自国の歴史を直視するのはいつか」と聞かれた中国が、「それは別の問題だ」と応えたのと同じで、「沖縄の子どもの貧困率が高いのは別の問題だ」としますか。

つくづく誰が政治をやっても必ず問題点がでてくるもの、と思います。 


米ソの冷戦が終わって

  • 不要になった軍事力を使わなければならないという軍部の都合があったために、「アメリカのイラク侵攻」「ロシアのチェチェン侵攻」があったとするならば、ロシアのウクライナ志向と中国の琉球志向に重大な関心を寄せずにはいられません。
  • 沖縄関係者が「ぜんぜん意味がちがう」と全否定するでしょうが、外部からじっくり見ていると「確かにそうだ」と思えることが多々ある、それが沖縄の現実でした。

沖縄県に住みながら、沖縄の問題について考えています。

  • 「沖縄に住んでいるくせに文句を言うな」などと沖縄から時代錯誤の見解が出ないやう祈っているしだいでおじゃります(笑)。←中国べったら漬けの沖縄人なら言いそう!
  • 住んでいるからこそ、よく見えてくるのであり、大した意見ではありませんが、こういう視点を、無視するか、活かすか。
  • 沖縄が「異なる意見」を許さないのを続けていると、やがて韓国のように「異なる意見」を述べる人を社会的に抹殺するようになり、最終的には中国のような恐怖の弾圧社会となるでしょう
  • 韓国や中国を見ていると、つくづくそう感じるのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。

イギリスの国民投票4(最後)

2016年06月25日 09時24分33秒 | 海外

イギリスのEU離脱関連では最後の記事になりそうです。

下図で、実際の投票日は現地時間の23日、開票結果の「時刻」はすべて日本時間の24日です。

これをどうとらえるか、ですが

  • イギリスでは、ぎりぎりで離脱を選択した
  • イギリスでは、この投票が世論を分断した
  • イギリスでは、大差で離脱を決意した
そして予想された動きが見られます。
  • スコットランドが、イギリスからの独立を示唆し、単独でEU加盟を狙う。
  • EU27カ国首脳は結束を維持〔ロイター2016年06月24日
  • しかし、昨年2015年にはギリシャなどの①EU除名問題が勃発し、今年2016年にはイギリスのEU離脱が決まりました。1枚岩を誇ろうとするとどこかの国が先頭にたつものですが、そうすると反発が生じるもの。
  • 同じキリスト教系国同士の醜い争いが繰り返されたヨーロッパ地区でしたが、EECに始まる欧州の統合は、「宗教の派閥色を薄める」ことでEUとして実現し、さらに拡大が図られてきました。しかし、トルコなどの②新規EU加盟問題に加え、イギリスの③EU離脱問題が実現する時代となりました。
また具体的には出ていませんが、近く必ずあるはずの動きとしては・・・・・・
  • 次期アメリカ大統領の対イギリス政策がどうなるか。
  • 中国が「EUの結束」を支持しているのは、「自国領土からの民族独立・離脱を認めない方針」に合致しております。しかし昨年2015年10月習近平による訪英前の表明「中国はEU結束を支持」〔ロイター2015年10月13日〕を聞いた一部のイギリス人たちが、「EUに残留すると中国を利する」と考え、難民問題にからんで「イギリス独自の道を」として、離脱派を勝利に導いた、とも言えます。
さてさて、皆様はどう思われますか。

イギリスの国民投票3

2016年06月24日 18時13分16秒 | 海外

イギリスの国民投票によって、EU離脱が正式に決定したようです。最終的には

  • 投票率が 72.2%
  • 離脱51.9% 残留48.1% 

と報道されています。

これに関連して先ほど日本時間16:00ごろ、イギリスのキャメロン首相が辞意を表明したようです。

正直に言えば、これほどはやく辞意を表明するとは思いませんでした。辞任した前東京都知事舛添要一とは、同じ「辞任」ですが事情が違うとは言え、大きな違いですね(笑)。

これに対して次のような報道が見られました。

また、予想通り

スコットランドが独立を示唆

したとおり、混迷は避けられません。


イギリスの国民投票2

2016年06月24日 14時48分25秒 | 海外

今朝、日本時間2016/06/24 06時頃に投票を締め切って、いよいよイギリスの国民投票が開票されることになりました。

最初NHKBS1を視聴していると

画面の下の方に、各地の開票結果を集計したものがでていました。全国382ヶ所の集計所で開票作業が終了するごとに中央に報告されるようで、日本のような集計所での逐次開票報告ではないとのことで、突然どちらかに振れるという不自然さも、みられました。

概して言えば、優勢・劣勢の繰り返しで、まさにきっこうしているという表現がぴったりでした。

途中経過

 

そして開票から6時間43分経過しNHKBS1が

英BBCの「離脱が決定的」報道

を伝えたのが 12:43 でした。

わずかではありますがやや離脱を要望する人が多かったようで、これから2年間にわたってEUと具体的な離脱について交渉し、個別の交渉も始まると思われます。

さあ、この僅差をどう伝えるか、これからのマスメディア報道をとくと御覧ください。

あるところは「イギリスを分断した」と伝えるでしょうし、あるところは「離脱派が圧勝した」と伝えるかも知れません。


イギリスの国民投票の結果(まだ集計中ですが)

イギリスのEU離脱が決定

したようです。投票率は72.2%とのこと。


こうなると

2年前の2014年9月18日にスコットランドで、「イギリスからの独立是非」についての住民投票があり55%-45%でイギリス残留が決定しましたが、再びこのスコットランドで、同じ「イギリスからの独立是非」が問われ住民投票が行なわれる可能性があります

ロンドンあたりではEU残留派が多かったようですが、それ以外ではそうとはいえず、法的な問題を解決しながら、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドなどがイギリスから独立し、単独でEU加盟を目指す動きがみられるかも知れません。

またEU内でも動きが考えられ

スペインやポルトガルやイタリアなどがEUから離脱し、新しくイギリスと貿易協定を結べば、ヨーロッパが大きくわかれることになりそうです。

またフランスは離脱をちらつかせることで、ドイツに対する発言権が大きくなるのか、それとも更に透明感が向上し、よりましな組織へと転身することも考えられます。

またトルコの加盟問題もからんでいます。時すでに遅しという人もいますが、イギリスが離脱した今、大きく方針が転換するかも知れません。

NATOにも

まちがいなく影響するでしょう。ただしこれも急激ではなく、ロシアなどの動きを見据えながら徐々に変わってゆきます。

アメリカの大統領選挙にも関連しますが

あと半年の任期になっている現在のアメリカ大統領オバマが、敗れたEU残留派のキャメロン首相を支持してきたことから、急激には接近することはないでしょうが、半年後にはクリントンかトランプに代わるのですから、その頃に急展開が考えられ、英米は急接近するでしょう。


イギリスの国民投票

2016年06月24日 09時29分36秒 | 海外

EU加盟国であるイギリスが

  • EUから離れる
  • EUに引き続き残留する

のどちらを選ぶかという国民投票が 2016/06/23 に実施されました。すでに投票は閉めきられており、今(日本時間2016/06/24 09:00)現在、開票作業が進んでいるものと思われます。

時あたかも

イギリス南東部で豪雨と浸水があり、投票に行けなかった人もいたようですが、国民投票をやり直すことはないでしょう。

世界中でおこなわれている世論調査には

それなりの意義はあろうかと思いますが、視聴率や純粋の数値統計と違い、事前の世論調査の結果をみて選挙民が投票することになるため、しかも接戦になっていて投票者がどちらに投票するかをまだ決めていない場合、事前の世論調査とはまったく違った投票結果が出るようです。

アメリカでも

ブラッドリー効果・ワイルダー効果などがあります。これは事前の調査では本音を言えず、実際の投票では本音に従ったので、事前と事後で大きく異なることを指しています。

ただし事前の調査にも変化があるようです。

いままでは、対面調査が原則だったために、白人層が調査員に「人種差別主義者」だと思われたくないとして本音ではない「黒人候補者支持」という回答をしたけれど、実際には「白人候補者に投票」するという行動をとっていました。

しかし対面ではなく、電話やインターネットによる調査に変わってきたため、本音で調査に応じることが増え、事前と事後で異なることが少なくなってきた、ともされています。

さらにかつての黒人候補者に見られた「徹底的に白人を攻撃する」姿勢ではなく、より普遍的な公約を表明する時代となりつつあるので、様相は大きく変わってきたのかも知れません。オバマはこの普遍性のため選ばれたのでしょう。

事実、私にも経験があります。

あるとき、留守番電話が入っていることに気がつきました。私の自宅が乱数で選ばれたらしく、何らかの世論調査が目的のようでした。

自動で発せられる質問に対して「1」や「2」で応えるものでしたが、一定時間の間に応えていないため、自動的に通話は切れていました。

このように、

    1. 対面調査ではなく、
    2. ランダムに相手を決め
    3. 自動音声で問いかけ
    4. こちらも音声を発することなくボタンで回答する

こういうシステムになれば、より本音を言いやすくなる利点があろうかとは思いますが、電話に応対できる時間帯の人だけを対象としたものであり、その限界もあるのですね。

どっちに転んでも、完ぺきな調査にはならない、と言えます。

イギリスの世論調査がどのような形式で行なわれたものか承知しておりませんが「世論調査」は

  • あくまでも参考意見であるのみならず
  • 場合によっては参考にさえならない

と知っておくべきでしょう。

たいせつなのは、あくまでも1人1人の意見ですね。

「自分1人の意見が全体では無視される」と過小評価する人がいますが、意味はわかるとしても、そういう人の意見が集まれば相当大きくなる、も知っておきたいものです。

不思議なものですが

ちゃんとした選挙権が与えられている国なのに実際に投票する人が少なく(投票率が低い)、香港のように国政を担う人を自由に選挙できない地域に限って選挙権を強硬に要求するのですね。 


最後に、一言だけ追加します。

これはその国・地域のマスメディアのレベルでもありますが、メディアのレベルが低すぎると、一体どうなるか。

かりに得票率で 55ー45 だったとしましょうか。

  • ある報道では、「圧勝した」と報道します。
  • 別の報道では、「分断した」と報道します。
この違いがお分かりでしょうか。そうです・・・・・・
  • 投票結果が、そのメディアに都合がいい場合(つまりメディアが支持していた場合)、「圧勝した」と報道しやすく
  • 投票結果が、そのメディアに都合が悪い場合(つまりメディアが反対していたほうが勝った場合)、「分断した」と報道しやすいのです。
同じ結果 55ー45 なのに、メディアの意図次第で、「圧勝した」と過大評価したり、「分断した」と過小評価するのです。これはそのメディアしか見ていない人に影響が大きく、地域全体にとって大変危険な状態だと言えます。

公共メディアに客観性がない場合、まるでどこかの政党の機関誌のように成り下がってしまうことを、知っておきたいものです。

序盤は離脱派優勢=英国民投票、開票進む-世論調査は「残留」(時事 2016/06/24-08:54

エリザベス(1926~)

2016年06月24日 04時58分14秒 | 海外

イギリス女王のエリザベスが2016年04月21日に90歳を迎えたようです。

  • 英女王:エリザベス 1926~
  • 配偶者:フィリップ 1921~

と両者そろって90歳以上で存命なのが、まずは驚きです。

1926年生まれについては当ブログでご紹介済みですが、本日現在存命なのは、以下のような人たちです。

  • 森英恵〔もりはなえ〕島根県出身、デザイナー。
  • 三浦朱門〔みうらしゅもん〕東京府出身、作家。
  • 菅井きん〔すがいきん〕東京府出身、女優。
  • 渡邉恒雄〔わたなべつねお〕読売新聞主筆
  • 小柴昌俊〔こしばまさとし〕ノーベル物理学賞。
なお1926年生まれの故人で私の記憶に残る人は次のような人たちです。
  • ジョン・コルトレーン
  • マイルス・デイヴィス
  • 根本陸夫

なお根本陸夫については、2016年2月3日に薬物違反で逮捕され、その後有罪判決〔懲役2年6か月・執行猶予4年〕が出た清原和博に関係した想い出があります。

クラウンライター・西武球団の監督

  • 1978-1981 根本陸夫
  • 1982-1985 広岡達朗
  • 1986-1994 森祇晶(まさあき)
また清原和博は
  • 1986-1996 西武在籍
その後、読売などへ移籍したあと引退し、ある人から「清原は中年の星」とまであがめられたものでしたが、みじめな晩年になりましたね。

根本陸夫1985年のドラフト会議で清原を1位指名しています。ただし翌年1986年から西武の監督をつとめたのは森祇晶でした。

これを根拠として

清原を奈落の底に落とした薬物依存の責任は森祇晶にある、つまりもう少し根本や広岡の管理が続いておれば、違った展開になったのでは、とする人もいますが、これはよくある「もしも~だったら」とする説で、あまり信用できません。

ただし森祇晶の西武監督(1986-1994)の9年間、1989年の3位以外はすべて西武がパ・リーグで優勝していますから、森祇晶が清原を増長させたという見方は、あながち見当外れとも言えないようです。

森祇晶は当時の西武オーナー堤義明から「監督をやりたいならばどうぞ」と言われ、なんてまたひどいオーナーかと思った記憶があります。

その堤義明が2005年3月3日証券取引法違反の疑いで逮捕され10月27日東京地裁の懲役2年6月罰金500万円・執行猶予4年が確定しました。

要するに森祇晶は、勝負に辛く監督として立派な結果を残しましたが、人間的には駄目な部類に属するのでしょうか。

どちらにしても、元西武の堤義明」も「清原和博」も逮捕され有罪判決を受けましたが、共に遠いようで最近のできごとなんですね。

とはいえ、90歳を越えて活躍している人もいて、それはそれは立派としか言いようがありません。


減塩と禁断症状

2016年06月23日 05時55分31秒 | 科学技術

減塩ブームの昨今。

かつては、医学データが不足していたこともあり、寒い地域では塩分やアルコールの摂取過多になりがちで(この理由には諸説あり)、これを人は「風土病」のように考えていたものです。

しかしデータが増えるに従って、食生活にも関心が払われるようになり、生活習慣病」という便利な言葉も発案されました。

おかげさまで

日本人の寿命がさらに延び、特に女性の平均寿命は86.83歳で3年連続世界一に輝いたとのこと。男性が80.50歳らしいので6年ほどの差があるようです。 

今いちばん問題なのは分」

私は医者ではないので、読み流してほしいとお断りした上で申し上げていますが・・・・・・。

分」は生き物にとって必須らしく、不足すると重大な障害があるようですが、かといって摂り過ぎるとこれまた病を併発しやすくなるとのこと。ままならないものですね。

自作の図を御覧ください。

 

ラットの実験などから

エサに塩分か糖分をどんどん多く混ぜて与え続け、あるとき突然塩分か糖分をなくすと、禁断症状が発生する(そんな物質が合成される)ことがわかったらしい。

生き物は、その本質上、何かに依存するようにできているのかも知れません。

食物の依存性についてはこちらをどうぞ。

疲れたときに「糖分」とはいうものの、摂取過多には十分にご注意下さいませ。

「運動して消費すればいい」という甘い言葉にもご注意を。

というのはちょっとでも運動が減れば、たちまち危険になるのですから。

要は

「適正量・ほどほど」がいいのでしょうが、残念なことですが、これは結果論に過ぎず

「適正以上」を経験して初めて「適正」を理解する

しかないのでしょうか(笑)。

また希ですが

「適正量」が存在しない

分野もあるようです。

  • 人間の「限界を超える」必要がある、場合もあるのでしょう。
  • ただし、世に偉人として伝わる人の中に、それが見られるからと言って、誰でもそうあるべきだ、とまで私は思いませんが。 

「まだいける」は「もう危ない」を理解することは、実際には無理なんでしょうか。

よちよち歩きの乳幼児は、転んで痛さを自覚するものであり、「小さな助言は大きなお世話」なのかも知れません。

「見ていてハラハラさせられ、すぐに手をさしのべる」。決して悪いことではなさそうにみえますが、これが「大きなお世話」になりがちであることに気づく人は少ないらしい。

重大な関心をもちながらも、そこで「じっと我慢できるか」が、何かの境目なのかも知れません。

「自然災害をなくすことはできず、ただ減災のみ可能」という説があります。

「まだいける」は「もう危ない」に関係したサイト

その1 その2 その3 

最後に笑福亭鶴光の説をどうぞ。 


米朝師匠がね、40までテレビとかラジオ出倒して、40になってからスポーンとやめて落語の道へいきはった。ぼくもホントは、その道を行きたいと前から思っていた。 

先代の文治師匠が「お前40でやったらまだ取り戻せるけれど、50になってから落語やったら、これはもう、ちょっときついかもわからん。40やったらまだいける。」と言われた。:笑福亭鶴光 BS11落語芸賓館(柳家喬太郎)2015/05/05

桂米朝〔1925/11/06-2015/03/19〕死去直後と思われる頃の収録です。確かに米朝も鶴光も、手法こそ違え最初はテレビやラジオで名を売ったようで、40代以降になって初めて「落語を主たる商売道具にし始めた」のでしょうか。

私が米朝を聞き始めたのは米朝50歳台の頃だったはずで、最初は米朝には「え~」が比較的少ないため好感をもつ程度でした。高く評価する人が多いとされる古今亭志ん朝には「え~」が多すぎて耳障りだった記憶があります。

大変もうしわけありませんが、その当時から今までずっと、その評価順位に変動はありませんでした。

確かに「まだいける」は「もう危ない」を理解するのは大変なようです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


なぜ『嫌われる』のか

2016年06月22日 08時59分52秒 | 生き方

「なぜ~は嫌われるのか」は、重要な主題だと思います。

どんなことでも「そんなもの社会の常識!」で済ませることができる人は、「社会を疑うという健全な懐疑心」をおもちではないようです。

次のようなテーマについて、1度考えてみませんか。

  • それぞれ対をなしています。
  • またすべてにおいて一部の」が略されています
  • 自分に自信をもつことは大切ですが、対立の原点は、「自分だけが正しく、他は間違っている」との信仰にあるのかも知れません。自信はいいけれども過信はいけない、ということですね。

宗教関係

  • イスラム教徒は、なぜキリスト教徒に嫌われるのか。 
  • キリスト教徒は、なぜイスラム教徒に嫌われるのか。
民族関係1
  • ユダヤ人は、なぜアラブ人に嫌われるのか。
  • アラブ人は、なぜユダヤ人に嫌われるのか。
民族関係2
  • 在日韓国人・朝鮮人は、なぜ日本人に嫌われるのか。
  • なぜ日本人は、在日韓国人・朝鮮人に嫌われるのか。
民族関係3
  • 韓国人は、なぜ華僑(中国系商人)に嫌われるのか。
  • 華僑(中国系商人)は、なぜ韓国人に嫌われるのか。
国家関係1
  • 中国人は、なぜ日本人に嫌われるのか。
  • 日本人は、なぜ中国人に嫌われるのか。
国家関係2
  • 韓国人は、なぜ日本人に嫌われるのか。
  • 日本人は、なぜ韓国人に嫌われるのか。
国家関係3
  • 韓国人は、なぜ北朝鮮人に嫌われるのか。
  • 北朝鮮人は、なぜ韓国人に嫌われるのか。
国家関係4
  • 韓国人は、なぜ中国人に嫌われるのか。
  • 中国人は、なぜ韓国人に嫌われるのか。
国家関係5 
  • アメリカ人は、なぜ世界中の人に嫌われるのか。
  • 世界中の人は、なぜアメリカ人に嫌われるのか。
国家関係6 
  • イギリス人は、なぜフランス人に嫌われるのか。
  • フランス人は、なぜイギリス人に嫌われるのか。
国家関係7 
  • 中国人は、なぜ世界中の人に嫌われるのか。
  • 世界中の人は、なぜ中国人に嫌われるのか。
政治体制 
  • 共産主義国は、なぜ非共産主義国に嫌われるのか。
  • 非共産主義国は、なぜ共産主義国に嫌われるのか。

皆様が、それぞれに対して言いたいことがあろうかと思います。
  1. 対立する2つには、必ず「なぜ嫌われるのか」について問う価値があります。問わないまま対立を続けるよりも、互いに問うほうが、無理解を解消できる可能性が少しでもあるからです。〔この意味で絶望的なのが「改善を拒否する」中国の儒教意識とそれへ追随する韓国。両国が腐敗しているのは、偶然ではなさそう。〕
  2. また相手の価値観について、悪い感じをもつ・いらだつ・むかつく、ことがありますが、このような場合どうすればいいか。国によって、暴力で威嚇され、言論統制・報道管制されている場合〔例えば中国〕、一筋縄ではいかず時間がかかるかも知れませんが、広い範囲で「忌憚なく対話を続ける」ことしかないでしょう。
  3. 亀裂・決裂を恐れて、言うべき事を言わないのは、かえって問題を複雑化し、誤解が深まるもの。
  4. 企画立案者は必ず「問題を起こさないよう」気を使いますが、難しいところですがそこにこそ深刻な対立の原点がありそうです。企画立案者が、どれだけ長期の見通しをもって対話を続けるか。1回終わっても、次の対話のテーマについて、辛抱強く話し合うことでしょう。対話とはいえ、当事者同士だけではなく、企画立案者同士での「長期にわたる対話」も含まれます。
  5. 「絶対にこれだけは譲れない」とする主題をどれだけ減らせるかで、人間の知恵が求められるでしょう。
  6. 対立を常に「腕力勝負」で解決しようとするなら、そのへんの野生動物と何ら変わらず、それだけは避けなければならないと双方が思うことです。ただし独裁者は常に、そのへんの野生動物と同じ「腕力勝負」で成り上がって来た、ということをお忘れなく!
対立を楽しめる余裕があるかどうか。そのあたりが、問題でしょうか。

最後に、「嫌」について検索してみました。お好みでない記事があれば、お詫びします(笑)。

私がいちばんいな司会者は、なんといっても大橋巨泉だ。私もほとんど見さかいなく、いろんなテレビに出てはいるが、あのヤロウとは二度と一緒に出ない。顔を見るのもイヤなんだ。あのヤロウの目は卑しい日本人の典型みたいな目だよ。役者ならまだしも、司会者としてあんな顔をテレビに出しちゃ、日本の恥だよ。・・・・

あのヤロウは、イヤなヤツとはどういう人間かを、みんなに教えるために生まれてきたクサいヤツだよ。だから、貴重と言えば、貴重さ。:P.58 芹沢博文(1988年死去) 「依って件の如し」 ケント出版

いいも悪いも、芹沢がそう思っていたということで、そこから何らかの意見が出て来れば、十分に価値があったと思います。

  • 20才の若いときの世界旅行・・・・まだ経験も浅く・・・・どこへ行ってもさしたる抵抗はない。
  • しかし、40才になったら、もうそうはいかない。生活者としての骨格が大体できあがってしまうので、見るもの、きくもの、すべて自分の生きている社会の常識や因習の目を通して見ようとする。善悪や好きいもすべて自分たちの物差しではかる。・・・・
  • 60才にもなると、すべてを自分たちの体験から割り出すようになる。・・・・だから環境に適応するよりは、適応できそうな環境を選んで旅行をするようになる。:P.183 邱永漢「お金持ち気分で海外旅行」 PHP研究所
邱永漢が
  • 3つの年齢、20歳/40歳/60歳の旅行を述べています。
皆様も、もしできれば
  • 世阿弥の年齢ごとの芸術観もご参考になさって下さい。

ギリシア人の老年への著しい悪。ところがローマでは家父長の権力の大きさのゆえか、政治生活の上での元老院議員の権威のゆえか、老人はあまり嘆かなかったようだ。・・・・
キケロの「老年論」では、老年長寿の長所美点を語らせている。:P.186 大世界史2 古典古代の市民たち 文芸春秋

私たちは
  • 儒教の教えを聞かなくても、長老には敬意を払うべきでしょうが、同時に長老には「若い人に譲る」という見識も必要で、「老害」にならない程度の「敬意」であるべきというのが儒教の教えとは大きく異なります(笑)。
  • 同年齢の人たちに対しても、単に好き嫌いの対象とするのみならず、どこまで互いに尊重しあえるか、が大切。
  • そして儒教ではあり得ないことですが、自分よりも年下の人から何をどれだけ学べるかも試されています。難しいところですが、これが維持されている社会は、じつに立派なのです。
儒教の弊害
  • 「ものごとの改善を許さない」ことで、あくまでも与えられた現状を維持するのが最大の目標ですから、支配者にとって夢のような社会制度ですね。長老を越えてはならないという信仰がある限り腐敗を免れること能わず「老害」はやがて「腐敗」へと進化するでしょう。
  • 南沙諸島あたりで勝手に主権を叫び埋め立てて軍事拠点化した中国は対外的に一層警戒され経済制裁される可能性さえ生みました。一方現状を武力で変更したという点では支配者の立場で儒教を否定したように見えますが、武力弾圧下にある被支配者層に対しては、改善(改悪?)した「新しい」現状維持を強要新しい現状の改善を許さないという点で巧みに儒教を活用していて、支配者層の狡猾(こうかつ)さがみられます。こういうのをわかりやすく表現すれば「言論弾圧・人権無視」となります。儒教を否定しながらも儒教を狡猾(こうかつ)に利用しているのです。
  • 儒教の「老害」を全面的に否定したのが中国の文化大革命〔1966-1967〕で、「紅衛兵」なるあやしげな若者集団が「老害」を生み続けた無数の長老を「自己批判」という名で粛正しましたが、この運動の黒幕は一体誰だったのでしょうか。結局は中国共産党の失政の責任を庶民に転嫁しただけではありませんか。
  • この反対に、長老でさえ若い頃に長老の理不尽さに我慢できないことがあったはずですから、年を経過したあとで若い人に譲るという心の余裕はどうしても必要なのでしょう。困難な要求とは思いますが・・・・・・
  • 中国では、長老を優先したり、老害を排したり、どちらか一方に「極端に振れる」ため、外から見ていると「為政者のやりたい放題国家」に見えてしまいます。こういうのをわかりやすく表現すれば「一党独裁政権」となります。この二元論はまた、韓国社会にもしっかり根付いていますね。

試食品の扱い比べ。

名古屋では「ほんとにタダきゃあ」「ほんとに飲んでもええきゃあ」などと確認してから飲む。飲んでからも律儀に何かを買っていかれる人が多いんですよ。

東京では、堂々と飲む人が多いし、な人ははっきり「いらない」と断わってくる。飲んだ人に感想を求めれば、しっかりした意見を言ってくれる。大げさに言えば、ただで飲ませてもらっているという次元の低いものではなく、消費者の一人として企業に情報を提供してやるのだという意識みたいなものが感じられる。

大阪では、礼儀正しい東京ともまた恥ずかしがりやの名古屋とも違ってくる。「みんなわっと殺到してきて、片っ端から飲んでいく。ただのものは何でもほしいとばかり、ティッシュペーパーまでかき集めてもっていく。ガメツサとパワーには圧倒されてしまいますよ。

先日のTV実験。ミカン20個100円お超安値販売を、東京では手にとって確かめてはみるのだが、あまりの安さに疑問を抱いてだれも買っていこうとはしない。これが大阪ではたちまちのうちに人だかりができ、みんな奪い合うようにして袋に詰め込んでいた。

:P.47 船橋武志「(続)100%名古屋人」リバティ書房 

「ある特徴に限って」かも知れませんが、見事に大阪・名古屋・東京を、言い表わしています。

  • それぞれに長所と短所があるので、どの地域のやり方がいいとは言えません。
  • そしてこれは、諸外国での人間の行動についても、同じように言えます。

いや自分の考えが一番正しい」と信じて疑わない人ならば、自分と異なる見方を徹底的に排除することでしょう。

  • それはどんな国かといえば、・・・・・・もうお分かりでしょうが、中国・韓国ですね(笑)。
  • 「いや排除していない。お前たちも同様に発言すればいい」とおっしゃるでしょうが、すでにそこで、かれらの悪しき「異論を排除する」ペースにはまっています(笑)。
  • 「自分は、自分の正しさを信じているのだから、相手の人も自分の正しさを信じているはず。だから相手の話も少しは聞こう」、なんてことはあり得ない
一体これからどうすればいいのでしょう?

私はここで結論を出そうとしているのではなく、皆様方に何かを考える情報・きっかけを提供しています。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞 114 日韓合意

2016年06月21日 09時15分23秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

韓国メディアが伝える報道内容を信用している人は

韓国内ではいざ知らず、国外ではほとんどいないと思います。それほどしばしば、韓族の偽り・アドバルーンが見られるので注意したいものです。

なぜそんなバカにされる行動へ走るのかと言えば、韓族の動機が多くの場合「自分の利益」に限定されているからでしょう。

記事内容そのものがヨイショ言葉であるだけならば「まだマシ」ですが、次で述べるように、誰かを取材した時の報道にうんざりするのです。バレないとでも思っているのでしょうか。「バレルかバレないか」さえ、考えたことがないのでしょうか。

韓国での問題

取材内容の裏をとることなく、また取材相手を強調することなく「誰々がこうこう言っていたが~」と報道すると、こうこう言っていただけが一人歩きするという伝統の中にこそ、問題があります。

そこには「こうこう」がでっち上げかも知れない、という健全な懐疑心などありません。そんな疑いことなど、どうでもよく、都合さえ良ければ「それは事実であるはずだ、いや真実でないといけない」という信仰のもと、どんどん拡散し、やがて為政者までもが皆が言っているので、それが証拠になる」となり、まだ確かめようとはしない、のです。

まったく法治国家とは言えない、人治国家・言論弾圧国家そのもので、実に恐ろしい社会です。国策として為政者が幼児教育段階からこれを繰り返していると、ドラマや映画や小説までもが、いつのまにか立派な「史実」になってしまうのです。「韓国には客観性など存在しない」と断定できそうです。

この手口で周囲をだまして発展できたのですが

もうすっかり裏が見えてしまっているので、ボチボチそんな演技をやめて、まともな人間に改心して出直しませんか。まぁそれができないから低迷しているのかも知れませんが、できれば心を入れ替えて、ごく普通の国になって欲しいと、心から願っております。

そういえば、地・地・石など、似た字がありますね。

  • 地墓地 青山泉岳寺〔♪ボチボチ あおやませんがくじ〕
  • 地基地 陸上自衛隊〔きちきち りくじょうじえいたい〕
  • 人工知能に 負けた囲じんこうちのうに まけたいご〕

2015年12月28日(日韓合意)

日韓政府間でなされた慰安婦問題に関する合意は、けっこうなことだとは思いますが、その後の動きがどうもあやしいですね。

それはまず、日韓基本条約というちゃんとした条約さえ

  • 締結時に反対運動があったため、無効だと言い始めている←この国とはどんな条約も結べませんね。
  • 韓国の日本に対する一切の請求権の「完全かつ最終的な解決」とされているにも拘わらず、幾度も幾度も蒸し返して金をせびる連中が存在する
  • そんな「条約さえ無視する国」が、「政府間合意」を守るはずがない
というものでした。この合意に関しては、
  1. 合意の賞味期限は半年・・・・・・呉善花(オ・ソンファ) 説
  2. 合意の賞味期限は2年・・・・・・〔加藤達也説
という意見が見られました。残念なことですが、前者の予言が当たったようです。というのは、今(2016年6月21日)現在、その半年が経過しようとしていて、ぼちぼち合意趣旨に反する論調が見られ始めたからです。これからも増えるかどうかは、神のみぞ知る!

駐日韓国大使 辞任へ…「慰安婦合意、役割終えた」〔毎日新聞2016年4月6日
新任駐日大使に李俊揆前インド大使〔中央日報日本語版2016年05月25日
駐日韓国大使の柳興洙(ユ・フンス 78)が辞任し、後任に前インド大使李俊揆イ・ジュンギュ 62)が内定したといいます。
高齢の現大使は、今やめれば今の大統領の残り任期(1年半)が新大使の任期になるだろう(大統領が代わると大使も代わる慣例がある)と予想し、できるだけ早く辞任したかったらしい。

【東京聯合ニュース】近く離任する予定の韓国の柳興洙(ユ・フンス)駐日大使(78)が17日、日本記者クラブで記者会見した。〔韓国聯合ニュース 2016年06月18日
こちらでは、同大使が幼年期に京都で過ごしたこと、「合意事項が履行された後に最終的かつ不可逆的な解決が達成される」などとしています。つまり、合意を履行するための手順の一つとして得た「金」さえ入手すれば、「日本側の違反によって最終的かつ不可逆的な解決」に至らなかったと豹変できる余地を残しておくもので、これは韓族が用いたがるパターンですね。
どんな条約・合意であれ「相手をだます事で序列が上になり、よって賢さを証明できる」とする信仰に裏打ちされています。
そんな「相手をだましてでも賢さを示そうとする韓族」に幸あれと祈らずにはいられません。←祈ってはおりますが「幸」などあり得ないと臭わせています(笑)。 

柳興洙氏「クリントン氏が当選すれば慰安婦問題で日本に圧力」 駐日韓国大使が退任記者会見〔朝鮮日報日本語版2016/06/18

こちらでは

私見としながら、米大統領はヒラリー・クリントンになるだろうとしていますが、もしこうなれば「クリントン氏はかつて慰安婦被害者を性奴隷と表現したこともあるため、日本に対してこの問題の解決に向け一層の圧力を加えてくるだろう」として、大統領選挙の前に決着するよう努力したようなのです。

ただしクリントンが「慰安婦被害者を性奴隷」と表現したことについては、下記の記事(4年前と少し古い)によれば「証拠が見つからなかった」ようなので、例によって韓国人らしい「風評を証拠とする発言」なのかも知れません。

さらに言えば

もしもクリントンが大統領になると「日本への圧力が加わる」とするならば、韓国にとってわざわざ合意を急がなくてもよく、クリントンが大統領になるのを待っていた方が得策だと考えられます。

なのに合意を急いだのには、別の要素があったはずだ、と推論させます。その別の要素とは何か。

  1. 韓国がトランプ大統領の可能性を想定していたこと。トランプになれば、もう日韓関係はメチャクチャになり予想だにできない状況に陥ると考えたなら、合意を急ぐことに意味があるでしょう。
  2. この合意(2015/12/28)のあと半年後(2016/04/14)に韓国の国会議員選挙があり、朴槿恵の与党が過半数割れに陥りますが、昨年末の段階で大敗の予感がしていたのならば、合意を急いで朴槿恵として何らかの実績を残しておきたいとすることにも、意義があったと思われます。ただしこの説はやや強引に過ぎますか。
  3. この合意の頃には、すでに韓国の中国頼みにやや陰りが見られていて、中国が韓国に対し「いうことを聞かないと北朝鮮に接近するぞ」と韓国を威嚇していた〔事実、南北境界線あたりの中国漁船の不法就労で韓国側に拿捕され始めたので、中国が勝手に「漁業権」なるものを北朝鮮に売ったとの説もある〕ようですから、このまま中国に限りなく接近して日本から譲歩を得ることが実現しにくくなり、今のうちに日本と合意をしておこうという心情に陥った、ことも考えられます。アメリカの中国に対する姿勢がこれまで以上に激しくなり、THAADミサイル配備などで韓国が抗し切れなくなり、今こそチャンスとみたのかも知れません。

いずれにしても、バランス外交と称する「瀬戸際外交」は韓国・北朝鮮という朝鮮半島特有の軽業(かるわざ)あるいは曲芸ですから、バレないような工作のもと、いつどう豹変するかわからないので、心しておくべきでしょう。 


韓国、「従軍慰安婦」を「性奴隷」に名称変更? 「クリントン長官も指示」報道には疑問の声〔j-cast 2012/7/16

韓国が上、日本が下・・韓国には、それこそが両国の絆です〔シンシアリー 2016-06-17

韓国側とすれば、クリントンが大統領になるまでに日韓合意を成し遂げたと言うのですが、根拠薄弱な「クリントン指示」を元に合意を急いだのは、なぜなんでしょうね。

韓国人は、少しでも客観性なるものを理解しているのでしょうか。

JTBC(韓国のテレビ局)が「これは司法制度の相違から来る誤解だ」とし、訴訟に対して起訴率が日本に比べて極めて低く、訴訟の信頼性が低い、これが「韓国に対する誤解のもとになっている」としています。

しかし私には、そんなJTBCが

自身が言っている『司法制度の違いだ』という見解さえ、信頼性が低い

と自分自身で言っているように聞こえ、自分で自分の首を絞めるようで、実にこっけいですね。

さあ、日韓合意が進むのかどうか、じっくり見守らねばなりません。

  • 韓国にも、いままでの「信頼性欠如」を塗り替えるチャンスが訪れました。やっぱり、ということで、合意による金銭を受け取りさえすれば、またまた元の木阿弥、盛んに慰安婦問題でいちゃもんをつけ始め、もう取り返しができないほど信頼性をなくしてしまう、のかどうか。
  • 韓国がよくもちいる手口は、相手側が合意内容をやぶったと「大声で叫ぶ」こと。韓国には、声の大きいほうが、そして演技力がうまいほど、それが事実だと認定される「不思議な伝統」があります。内容を実証しようなどとは考えません。情緒的に「叫び」さえすれば、それが通るというこの「由緒ある伝統」に韓国が回帰してしまうのかどうかが、試されていると言えます。韓国は、はたして「まとも」な国へ脱皮できるのでしょうか。
左官の挟土秀平(はさどしゅうへい)が言っています。

パクリからは、何も生まれない。

:岡本隆史の未公開トーク「仕事の流儀」NHK総合 2016/01/11(再放送かも知れません)

ここで言っているのは「自分の過去の栄光からパクル」という意味らしいのですが、「他人からパクル」は論外なのでしょうね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。

英米の深刻な事件

2016年06月20日 08時29分55秒 | 海外

イギリスで3日後の2016/06/23(木曜)に

イギリスが、EUから離脱するか、それともEUに残留するか、を決める国民投票が予定されています。

残留/離脱それぞれの陣営で、自分たちの主張に理があるとするだけでなく、反対陣営の主張に従うと「こんなひどい事になる」とする「ネガティブ・キャンペーン」が、進められています。

これは、双方が根拠薄弱な理由でもって「未来を占う」ことで自分の陣営に理があると思わせたいとする姿勢に問題がある、からだと思われます。

かなりひどい事例もあり、またこれに反発する声も聞かれ、どちらがよりひどいか、私にはわかりません。

そしてこれが、ついに事件にまで発展したようです。

EU残留派議員撃たれ死亡〔毎日新聞2016年6月16日

この殺害事件のために、双方の運動が一時的に自粛されたようです。〔2016/06/20に再開:NHK総合より〕

与党の主流と野党の双方が「EU残留」を望み、与党の一部や前ロンドン市長ボリスたちが「EU離脱」を主張し、これに異常なほどに増えてきた難民の問題がからんで、判断困難な問題に発展しています。

野党の「EU残留」派下院議員(女性)が銃撃されて死亡した事件が、どちらの勢力に吉と出るのか、何とも言えません。

すべて結果論として何かを論ずるだけですが、これは、選挙をある方向へ誘導する事態を避けたいからです。

余りにもイスラム過激派の影響が大きいとみられるテロ頻発のヨーロッパ。

  • 難民に紛れて忍び込んだテロリスト
  • 移民2世たちの犯行
  • さらには移民問題に極端に悪感情をもっている現地住民

など多彩な犯罪が、問題を複雑にさせています。

遠因にまでさかのぼれば

  1. 帝国主義時代の、どっちとも言えない悪行
  2. 近年になると、勝手に引かれた民族無視の国境線
  3. 内政の混乱
  4. 統治能力を失った為政者が外国に援助を依頼したことに始まる介入と空爆〔アフガニスタン・イラク・シリアに共通〕
  5. 空爆には誤爆がつきもの
  6. 極端に多い難民が発生〔国内難民・国外難民〕
  7. 空爆に反発したイスラム過激派のテロ続発
  8. 「移民・難民に寛容な人たち」を狙うテロ

などなど、どこに主たる原因があるのかさえ、わかりづらくなっています。

しかし私の主張は前から変わらず

このままずるずると引き延ばすと、いつまでもテロが続き、テロ対策と称する監視が強まって、大変住みづらくなります。アメリカでは顕著ですね。

認めづらいでしょうが現状の大混乱を「キリスト教とイスラム教の対立と認め、双方の宗教指導者たちが対話を開始し、関連国家が宗教対立を乗り越えるための叡智を出すべき

というものです。 


アメリカでも同様の心配があります。

以前は年に何回かあっただけ、近年は毎月のように、そして今では月に複数回も発生する「銃による事件」。 

最下段が2016/06/17現在の最新事件で、犯人を含めて50人が死亡したというのは、米犯罪史上で最悪だったようです。

もっとあったかも知れませんが

最近の銃事件を並べてみました。月にもよりますが、月に何回も発生していますね。

これでも銃に頼る人たち(銃規制に反対する人たち)

    • 「だからこそ銃で自分で守る」 
    • 「銃が普及すれば被害者は減る」

と、既に破綻した趣旨の発言を繰り返すのでしょうか。

どうやらアメリカは、中国と同じ無法地帯になっているようです。

銃販売で莫大な利益を得ている団体が「自分を守るため」と国民をあおって武装化させた結果、米国内ではこれほど頻発に乱射事件が発生するようになったのです。

自分を守るはずの銃が他人を殺害する武器になっている」という深刻過ぎる矛盾を、アメリカ国民自身がどうとらえるかですね。

アメリカでは今まさに

2016年11月のアメリカ大統領選挙を控えて、民主党・共和党による醜いネガティブ・キャンペーンの最中ですから、いつ武力衝突が起ってもおかしくないほどです。

当然憂慮されるのが、大統領選挙に関連するイギリスに似た銃乱射事件です。

例の共和党候補になりそうな「ドナルド・トランプ」が、大統領になるためには、もうイスラム過激派・テロリストさえ「巧妙に利用」するかも知れません。

あくまでも仮定の話ですが、トランプ支持派と反トランプ支持派の間で銃撃事件が起るのではないか。まだ5ヶ月もあるのでどう進展するかわからず、不安なのです。

堂々と主張を繰り広げるのはいいとしても、相手の汚点を集中的にでっち上げて、相対的に自分の地位を上げるという手法は、中国や韓国が日本に対して用いているので、もうお馴染みとは言え、いやなものです。

これによって、イギリスやアメリカ人は、日本人が中国・韓国から受けている問題を少しでも理解できるでしょう(笑)。

このイギリスとアメリカの転換期となりそうな「行事」についての私の見解は次のようなものです。

イギリスのEU「残留/離脱」、アメリカ大統領の「クリントン/トランプ」ですから、全部で4通りの組合わせが考えられます。 


イギリスのEU離脱・アメリカでトランプ大統領誕生の場合

これが一番大きく「現状を変える」ことになりそうです。

イギリスのEU離脱によって、イギリスはEUによる束縛から放たれ、自由にアメリカや中国や日本と協定を結べるようになり、英米の結びつきは今まで以上に強くなるでしょう。

アメリカもイギリスも、移民・難民に対して強硬になり、いっときはその効果が出るかも知れませんが、そのままだとイスラム過激派のしつこいテロが、増加するかも知れません。本質的な解決を遅らせそうに思うからです。

それと重要なことは、EUから解き放たれたイギリスが中国に接近しますが、トランプのアメリカがこれに同調し中国により接近する可能性があります。独裁者は独裁者を好む原則がありますから、必ずしも良好とは言えないものの、米英と中国の距離が縮むと考えられます。

中国という全体主義国家からみると、EUという全体を相手にするよりは、個別の二国間交渉を好む傾向があります。

一方共和党の凶暴さのおかげで、中国の海外進出が一時的にでも緩和されるかも知れません。 

イギリスのEU離脱・アメリカでクリントン大統領誕生の場合

中国に対する姿勢の違いがイギリスとアメリカで表面化するかも知れません。

イギリスはEUを離脱して、間違いなく中国に接近すると思いますが、同じく経済面で強硬なアメリカ民主党は、ロシアと中国とを同一視するため、英米が同一歩調をとれるかどうかわかりません。

不透明な動向と海外進出での獰猛(どうもう)さでは、ロシアと中国は大変似ております。

この両国の共通点は、何でしょうね。

イギリスのEU残留・アメリカでトランプ大統領誕生の場合

アメリカは国境を接するメキシコについてよく知っているため、メキシコからの不法移民に強硬なトランプが票を集めたのですが、トランプは中国については無知のままです。

よって経済的に中国を包囲しようとしてきた民主党政権とは違って、TPPを批准することなく、アメリカ単独で中国と経済協定を結ぼうとするかも知れません。

イギリスのEU残留・アメリカでクリントン大統領誕生の場合

これが一番現状維持に近いのでしょうが、それでもヨーロッパでの移民対策には変更がありそうです。

またクリントンが大統領になれば、女性特有の共和党顔負けとなりそうな「強硬派の片鱗」をみせるかもしれず、ノーベル平和賞を受賞したオバマとは違った進路をとるかも知れません。

また韓国の朴槿恵とアメリカのクリントンが、女性首脳として1年間ほど同時に存在するとみられ、韓国のアメリカ離れ・中国寄りは、加速されるかも知れません。 


さてさて、皆様はどう思われますか。