旧聞に属しますが
またまた日本人からノーベル化学賞受賞者が選ばれました。少しだけ、耳を傾けてみましょうか。
吉野彰氏にノーベル化学賞 ユーモア交え業績解説=ノーベル賞の吉野さん、一般向けに講演-東京:時事 2019/10月15日
なぜ韓国の科学者はノーベル賞に手が届かないのか~日本との教育の違いに思う~【崔さんの眼】・・・・
リチウムイオン電池の開発に貢献した旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら3人がノーベル化学賞を受賞。吉野氏は、昨年受賞した京都大学特別教授の本庶佑氏に続いて27人目の日本人受賞者となった。・・・・
私は1980年代、ソウルで中学、高校に通った。今、振り返ってみると、学生時代に受けた教育は、ノーベル賞とはあまりに縁遠い気がしてならない。あのような教育を受けたら仕方ない、と思うからだ。
まず、理科の授業。私は中学1年から高校を卒業するまで、一度も理科学機材に触れたことがない。教科書にはアルコールランプ、試験管、顕微鏡など、いろいろな機材が登場したが、全て紙面の上での「イメージトレーニング」にとどまっていた。・・・・
しかし、3年間の高校時代、国語や現代文学の時間には「作文」するチャンスがなかった。授業中、ただの一度も自分の意見や考えを文章として表現する機会がなかったのだ。
学校では大学入試のための準備、問題集ばかりやっていた。一方的な「入力」だけがあり、自分の意見、発想を披露する「出力」の機会が全くなかったのだ。
私は、日本で同世代の日本人に会うたびに、中高校時代の話を聞いてみた。すると、地域、学校による多少の差はあっても、ほとんどの人は多かれ少なかれ、実験、作文の機会はあったという。
正直、うらやましかった。普通の日本人は、そこに大きな意味があると思わないかもしれないが、そこに韓国と日本の大きな差があると思う。
学生時代に好奇心、興味、モチベーションを感じる経験の有無は、計り知れないほど大きいからだ。:時事 2019/10 ごろ
いろいろな受け取り方があるかと思いますが、あなたはどう思われましたか。
- その通りだと思いましたか
- それとも、異論を感じましたか。
本ブログが、そのきっかけになれば、大変ありがたく思います。
我が家の古代遺跡から「ノーベル賞」を検索してみました。
韓国人がノーベル文学賞を受賞できない理由
1981年の国際オリンピック委員会で、ソウルが1988年のオリンピック開催地の決定を受けると、この熱気に便乗してノーベル賞熱は急激に蔓延した。まずスウェーデンのノーベル財団に送りこむ「韓国文学作品選定特別委員会」が急速結成されるとともに、その作品の翻訳作業が急ピッチで進められた。ある文学評論家たちは「ソウル・オリンピックが開催される前に、韓国は絶対ノーベル文学賞を勝ち取らねばならない」と叫ぶまでにいたった。
かくしてソウルのある文学財団が中心となって、韓国の小説と詩の主だった作品を英文に翻訳したのだが、そのレベルがあまりにも粗雑で稚拙だった上に、その英語版はほとんど出版活動もしていないアメリカのとある出版社の名義で刊行された。
また滑稽なことに、その本がアメリカに上陸する前であるにもかかわらず、あたかもアメリカですでに出版され、たいへん高い評価を受けたかのように宣伝されたのだ。・・・・
ピーター玄は続いて、韓国の小説が持っている致命的な弱点について鋭い指摘をした。
「わたしが思うに、たとえば韓国の小説、特に大河小説などは、大部分基礎的な芸術形式が欠如していて、またストーリーの流れがひどく非論理的だ」
「これらの作家たちは、形式と内容の調和的融合が成されてこそ、はじめて真の芸術性が生まれるという真理がわからないようだ」
「内容の問題だけをみても、作家の思考や創作過程は至極反論理的だから、彼らの作品世界は井の中の蛙のように普遍的な意味と価値が欠如している。隠喩でいえば、すべからく小説家は井の中の蛙的なプロットを捨てて高い山の頂に登りつめ、知性と想像力の翼を広げて、はるかかなたの地平線の果てまでも見通さねばならない」
韓国の小説に世界的に読まれ得る普遍性と魅力がない限り、ノーベル賞は永遠の白日夢に過ぎない。わたしが見たところ、日本でも韓国の小説はほとんど読まれていない。日本の小説が韓国でよく売れているケースは多いけれど、韓国の小説が日本語に翻訳されることはやはり多くはない。・・・・
熱い鍋のように、ふつふつと沸き上がったノーベル文学賞熱も、こうして冷めきってしまった。なんとしてでも賞を獲らねばならぬと叫んで、翻訳さえすればノーベル賞が受賞できるとばかり思い込むその発想自体が、いかに幼稚で稚拙かを自ら暴露した出来事であったといえるだろう。:金文学・金明学「韓国民に告ぐ」祥伝社黄金文庫 2000年5月25日 初版第7刷
このような状況下で、次の金大中(在任:1998-2003)政権は、国内の脆弱な支持基盤を補うために、韓国国民ナショナリズムを押さえ、朝鮮民族ナショナリズムの方を北朝鮮擁護の形で掻き立てていったのだった。本来、北を懐柔するはずであった金大中「太陽政策」も金正日の外交戦術に敗れ、金大中はノーベル賞と引き換えに「歴史的な南北首脳会談」という金正日のトロイの木馬を韓国内に引き入れてしまった。その結果、親北朝鮮路線が民意の反米と合体し、反米親北という思潮となって国中に蔓延してしまったのである。これが自由主義世界の一員を標榜する韓国の国体を弱めるであろうことは言うまでもない。
ついで盧武鉉(在任:2003-2008)政権は、反米の民意に押され、金大中の後を継いで立った左翼政権であったために、反米親北路線を受け継いだだけでなく、その側近には、学生運動出身の左翼人士や北朝鮮との連携ルートをもつ極左分子、いわゆる韓国版「タリバン」といわれる人々が入り込み、その政権下で韓国の国民世論はすっかり北朝鮮に取り込まれてしまった。彼らの絶えず誘発する、親日派の子孫を弾劾するための親日真相究明法や、国家保安法廃止などの施策は、国情を一層不安定にさせ、円滑な政権運用を困難にしていると言えよう。加えて盧武鉉政権は、本来労働運動出身の政権であるため、頻発するストライキを鎮圧することができず、国内の工場は70%が中国に逃避し、巨大な産業の空洞が生じてしまった。また前政権からクレジットカード政策を採り、税額控除制度で消費者や事業者に優遇を与え、領収書からの税収確保を図ってきたが、領収書に宝くじを付して射幸心をあおり、カード勧誘を路頭で行なった結果、2004年現在で国民の15人に1人が信用不良者という驚くべき事態を招いている。北朝鮮の崩壊も危惧されるが、韓国の溶解もまた憂慮されるのである。:古田博司「朝鮮民族を読み解く」ちくま学芸文庫 2006/05/17
何かを感じていただければ、引用した甲斐がありました。
軍政から民政化されて以降の韓国の大統領は
- 金泳三(在位:1993-1998)2019=1993+26
- 金大中(在任:1998-2003)
- 盧武鉉(在任:2003-2008)
- 李明博(在任:2008-2013)
- 朴槿恵(在任:2013-2017/03/10弾劾)
- 文在寅(在任:2017/05/10-現在)
へと続いております。
- それにしても金泳三が民政化の第一歩だとして、今年2019年で「まだ26年」であり、韓国で不可解な言動が目立つのも止むを得ません。どこかで私たち日本人は「韓国を立派な民主国家だ」と勘違いしていませんでしたか。
- 金大中のノーベル平和賞(「変なことをしないだろう」と独裁者に利用されやすい)が親北路線につながり金正日のトロイの木馬を導入したという記述が私には衝撃的でした。いま思えば、そのとおりだからですね。
一部
「ノーベル賞」に関係がないニュースも含まれていたようですが、少しあとから俯瞰することも大切でしょうね。
さてさて、皆様はどう思われますか。