カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

年末の反省「洗脳」特集です

2014年12月31日 06時27分48秒 | 社会

は、年末にふさわしいテーマ

どういうことかと言えば、大晦日と言えば「大掃除」。坂本龍馬ならずとも、たまには「」を「濯」しなければなりません(笑)。

「洗脳」で特筆されるべきことは「洗脳のことを本人は洗脳とは思っていない」、つまり日常的な「掃除」の一つと思っていることです。

「バカになれるか」が「金銭的報酬への期待」、そして「洗脳」に繋がるのでしょうが、一方では「この道しかない」と思えるものに出会えるかどうかも、人生の岐路。

そういえば

なんでも「洗脳」かも知れません。近くのスーパーの売り出しから始まって、今年の流行色、今はやりの歌、地域の新聞の洗脳キャンペーン、国内のマスメディアによる商売繁盛をかけた洗脳記事満載、はたまた各国の新聞マスメディアの偏向報道などなど、まともな組織がありませんね(笑)。



 日本では歴史は教養の一つとして考えますから、ありのままに伝えることを一つの基本的な姿勢としています。しかし中国にとって歴史とは、主に中国共産党の教育のプログラムの中の一つ、洗脳の一環として利用しているのです。(金文学) :P.18 井沢元彦・金文学共著「逆検定中国国定教科書」祥伝社

私たち日本人が、何とも思っていない「歴史」。何が起こったかを記した官制の古文書の多くは勝者の記録であり、それは場合によっては歴史を捏造しているかも知れない。これが私たちの理解する歴史でした。

中国では、中国共産党のキャンペーンそのものが歴史であり、必然的に「洗脳」を目的としています。中国共産党に都合のいいように歴史を書き換えるのが中国4000年の歴史だったということを、もう一度思い出す必要があります。

 


 イスラム国:白人女性、欧米から多数「娘は洗脳された」 

【パリ宮川裕章】シリアとイラクで勢力を伸ばすイスラム過激派組織「イスラム国」に、欧米の白人女性が参加するケースが多発している。女性は現地で戦闘員の妻となり、家事などに従事する。フランスで過激派の男に勧誘されてシリアへ渡り、妊娠した女子高生の母親が毎日新聞の取材に応じ、「娘は洗脳され、子供を産むためだけに連れて行かれた」とイスラム国への怒りと苦悩を語った。:毎日新聞 2014年12月12日 11時12分

今年2014年印象に残る一方的な宣言としては

    • ロシアの一方的なクリミア占領
    • シリア・イラク国境あたりで一方的に「建国」宣言したイスラーム国

があります。両方とも「まとも」な国ならば承認できるはずがありません。

あの中国でさえ、ロシアによるクリミア併合について非難できていません。もしも中国がロシアの軍事的侵略行動を非難すれば、自らのチベットやウイグルや東シナ海での軍事的侵略行動が自己否定になってしまい、世界各国からかっこうの追求ネタになってしまうからです。

しかし世界各国から多くの若い人たちがこの「国」を目指しているという現実を見せつけられると、この人たちを洗脳できた「残虐性を正当化する怪しい論理」が私たちの社会に潜む深刻な矛盾を改めて大きく提示しているように思われます。 



民俗学に興味を持った時期に不思議なことに気がついた。一人ものの女性は死後の供養まで差別されるのだ。「柿の葉めし」といって柿の葉に飯を盛って供えることで、死後まで一人身であることをタブー視させる。もちろん死者ではなく、生きている若い娘に対する洗脳である。

なぜ、そこまでタブーだったのか、一人で暮らしてみると分かるのだが、あるタイプの女性は一人暮らしに向いているのだ。禁止しなくてはならないほど、快適な生活なのは今も昔も変わらないのかもしれない。:P.236 青井志津「石垣島スクーター遊々記」 四谷ラウンド

「一人暮らしに向いているある種の女性」への差別が正しいかどうかは不明ですが、これを社会が認めようとしないのもまた「洗脳」の一つ。

この場合、「当然の差別」なのですから、住民が「自分が洗脳の加害者である」と気付くことは、まずないでしょう。(笑)。

 


 北朝鮮に洗脳された拉致被害者

「日清戦争」も、(中国の)高校教科書では「日本が仕掛けた中国侵略戦争」となっています。孫文に関する記述も、日本の支援によって革命を起こす経緯は完全に削除されています。中国近代の誕生が日本と深く関わっていたという事実は、現体制にとって、いかにもまずいことだからです。

‥‥

日本の戦争や残虐性に関する記述はきわめて多いのですが、戦後日本の現実に関する記述はまったくないに等しいです。戦後日本の平和国家としての世界に対する著しい貢献、対中国ODAなどの「善」については、一言も出てこないのです。また、戦前までの、日本と中国の文化的交流、近代化に貢献した日本に対する記述はゼロです。日本はすべて悪・偽・醜のみで、真・善・美は最初から存在しない民族として洗脳する意図からすると、当然日本のプラス面に触れることは禁忌でしょう。これではあまりにも不公平でしょう。あれほど日本に教科書問題などで激しい糾弾を繰り返す中国は、むしろ自分自身の歪曲を糾弾し、反省すべきです。 :P.52-53 金文学「中国人による中国人大批判」

この著者が理解しているかどうかは分りませんが、「残虐」とは、「弾圧に対する反発意識」の中にも見られます。どちらが本質的に悪だったのかに関する議論も必要でしょう。

都合のいいことばかりを連ねて、都合の悪いことに触れない、これが正調中国節です。

自分の汚点を棚に上げて相手を追求することに集中する、これぞ正調中国節です。

いすれも、日本では一番嫌われるところですね。



ある考えを元に、意図的に何かを始めたけれど、影響が強すぎて「もう元に戻せないほど暴走してしまう」例は、いくつも見られます。

  • ソ連が戦後になって、ドイツを再び立ち上がれないようにするためにドイツの東半分を占領し、東西ドイツ人の反目をあおりましたが、これが「洗脳」。強引にベルリンの壁をつくらせたのも「東ドイツを植民地化した」ソ連ですから、ベルリンの壁を取り去る動きが出てきたころにも、当時の西ドイツ人には「ソ連の軍事介入」があるのではないかという恐怖があったようです。幸運なことにそのころソ連にゴルバチョフというのが表われます。ゴルバチョフはソ連を崩壊させた張本人ということでソ連内部では大いに嫌われますが、西側からは高く評価されました。この人がソ連保守派をなんとか抑えてベルリンの壁崩壊時にソ連の軍事介入を思いとどまらせたのでしょう。もちろんその頃のソ連が末期的症状だったと理屈づけることもできますが・・・・。
  • アメリカが戦後の初めの頃、日本を再び立ち上がれないようにするために、東アジアで「反日」思想を中国や朝鮮半島へ植え付けようとしたのですが、これが「洗脳」。これが現代では韓国で手が付けられないほどにまで大きく発展し、そこまでする必要がなかったのに、結局は自国経済発展の足かせの原因にもなっております。中国共産党が天安門事件〔1989〕で窮地に陥ってから突然強力に推進し始めた反日国是は、遅すぎたかも知れませんが、その「洗脳」戦略上にあると言えます。いずれも戦後になって共産主義の恐怖が起こる前にアメリカが始めた「洗脳」作戦でしたが、その後になって共産主義の脅威が現実のものとなりはじめ、結局この洗脳は失敗に陥りました。しかしそれが現代にも残っているため、東アジアの問題を一層複雑にしております。 

 


 「左や右の旦那さま」式に言えば

  • フランスの左翼に洗脳された大江健三郎
  • ドイツの右翼に洗脳された西尾幹二

なども、どうも不穏な印象を与えます。

 


 それでは、明日からの2015年、皆様にとっていい年であることを祈っております。

さっき、ゴミ出しにでかけたら、ドアすぐの屋外で18℃と寒い気候でした。(気象庁の観測では16℃程度)。こんな程度で「寒い」と嘆いているとは、雪国の皆様にはまことに失礼な話か?

2014/12/31 6時24分 石垣島にて


安倍首相と翁長沖縄県知事

2014年12月30日 09時49分50秒 | 社会

2014年11月~12月の選挙の結果

  • 11月には知事の翁長雄志(おなが)〔沖縄本島では反自民一色か〕
  • 12月には総理の安倍晋三〔継続して自公の大勝〕

と似たもの同士があらわれました(笑)。

何が似ているかと言えば、

選挙に勝ったということで「何でも許される」と勘違いしている

ことです。両者に

「この機会を逃せば大変なことになる」

「今でしょ」

という思いこみがみられ、突っ走る心配が・・・・

        たが     けむ     あべ    おなが
かつお節 互いに煙たい 安倍・翁長

おいしい「かつお節」にするためには、ゆでたカツオを煙で燻(いぶ)さねばなりませんが、これが互いに煙たさを感じさせ、「選挙で大勝した多数派特有の怖さ」を連想させます(笑)。

こう考えると、

  • 強引さが表面化する独走気味大差がむしろ危険
  • 混乱の避けられないネジレの僅差がむしろ健全

とも言えます。

民主主義に混乱はつきもので、

それをどうやって新しい発想で乗り越えるか、が肝心。むしろ対立をよろこぶ姿勢がほしく、徹底的に反論して構いませんが、最終的には合意点を見いだす姿勢が必要。

日本の政界でよく見られますが、ちょっと対立したら「あっちむいてホイ」岡島投手症候群、つまり議論を拒否する党利優先では、あまりにも情けない(笑)。

政治家は、いつも驕り高ぶるもの。

野党の時には一番嫌っていた強行採決ですが、与党になってからはこれがワクワクする筋書きになってしまうのでしょう(笑)。

私たちには、

選挙で「当選させる」権利もあれば、別の人に投票することで「落選させる」権利もあるわけで、よっぽどのことがない限り、投票には参加したいものです。

世界中を見渡せば、選挙権がない、つまり、自分たちで国の為政者を選びたいと叫んでいる人がいる一方で、権利として「選挙権」が与えられている国で投票しない人が多い、という深刻な矛盾がみられます。

「お嫁なんかにゃ行かないわ」

おっと失礼、これは都はるみでした。

そもそも、国や社会が選挙なんかにゃ行かないわ」と思わせたのだ、と責任を転嫁する人が少しでも減ることを、ワタシ祈ってます~ぅ ♬


またまた役得の失態か

2014年12月29日 02時27分42秒 | アジア

またまた韓国で公務員の役得〔やくとく〕不祥事が発覚したようです。

韓国国交省職員の座席アップグレード? 大韓航空

ソウル=吉田敏行】趙顕娥チョヒョナ前副社長(40)の「ナッツ叱責問題」で揺れる大韓航空が、海外出張した韓国国土交通省の職員の座席を無料で格上げしていた疑惑が浮上し、同省は26日、内部監査に着手した。

市民団体「参与連帯」によると、同省幹部ら5人が最近、大韓機で欧州出張した際、座席をエコノミーからビジネスなどに替えてもらい、1人当たり200万ウォン(約22万円)の恩恵を受けたとの情報提供があった。

また、聯合ニュースによると、今年9月の国政監査で、別の同省職員4人が2011~12年、大韓航空から座席を無料でアップグレードしてもらったとして、警告を受けた事実が判明していたという。

参与連帯は「賄賂に当たる可能性がある」と指摘しており、同省は「事実と確認された場合、厳重な措置を取る」としている。:2014年12月26日 19時06分 Copyright c The Yomiuri Shimbun


さっそく、「内部監査に着手した」という演技が必要、です(笑)。

これは、韓国国民の怒りを静めるためには、どうしても必要な「演技」ですから、「徹底的に調査する」必要はありません。

そんなささいな役得をこの国から一掃するというのは「日帝的な解決方法?」であり、長い朝鮮半島の伝統に反するとともに、現実には大きい混乱を引き起こしてしまうので、やめたほうがいい(大笑)。

中国共産党同様に「腐敗を根絶させる」と宣言しながら、いかにしてこの「役得」と「大きい権限」の仕組みを温存させるか、が韓国公務員の矜恃(きょうじ)というところ。

大韓航空」で思い出すのは次の2件の事故でした。

  • 1983年 大韓航空機撃墜事件〔生存者0人、死者269人〕

ソ連領域に侵入したため、ソ連機に撃墜された

  • 1987年 大韓航空機爆破事件〔生存者0人、死者115人〕

北朝鮮工作員によってミャンマー沖で爆破され墜落

このほかに韓国には「アシアナ航空」があり、着陸失敗1件、墜落2件、計3件の事故が記録されています。

  • 1993年 アシアナ航空733便墜落事故〔生存者48人、死者68人〕木浦空港の手前
  • 2011年 アシアナ航空991便墜落事故〔貨物機で死者2人〕韓国南西沖の黄海
  • 2013年 アシアナ航空214便着陸失敗事故〔生存者304人、死者3人〕サンフランシスコ空港

また

  • 2014年 セウォル号沈没事故〔生存者172人、死者295人〕。

こうやってみてくると、朝鮮半島の南北両地域には、核兵器開発や孤低〔「孤高」にあらず〕の瀬戸際外交、大企業優先経済政策や反日国是ではなく、国民を大切にするために「やるべきことが無数にある」と思わざるを得ません。


何とか政党「生活の党」復活へ

2014年12月28日 07時39分05秒 | 社会

先日の衆議院議員選挙の結果、

衆参両議院の合計で4名の議員になってしまった「生活の党」が必死で探していた「あとひ~とり」の無所属議員。

5人の議員になれば一人前の政党になるというのです。

しかし、やはり無所属議員とはいえ、亀井静香を引き込むことはさすがの小沢一郎でも無理だったようです。

その代わり、昨年の参議院議員で当選していた山本太郎(こちらではまだ無所属扱い)が、「生活の党」へ入党し、12月26日(金曜) 付けで党名を新しく

生活の党と山本太郎となかまたち

とした、とのことです。

この結果、無事5人の国会議員となり、2015/01/01 付けの議員数で決まる政党要件を満たすことになり政党交付金を受け取る資格を得たらしい(笑)。

政党助成法」の詳細を承知しておりませんが、小沢のことですから「新しい党首の立場を利用した次の一手」を考えているはずで、品位を欠く言葉を許していただくならば、

都合が悪くなったら政党交付金〔政党助成金とも言うらしい〕を最大限に受け取れる範囲内で解党に持込んで山本太郎を追い出し、党名から「山本太郎」を消して再再度生活の党となかまたち」あたりを結成して山本色を一掃する

と考えていたとしても、けっして不思議ではありません(笑)。

立法家の立場を利用しながら単独議員の弱みをついた巧みな技なのでしょう。

それにしても「生活の党と山本太郎となかまたち」と

個人名の入った政党名とは不思議なものですね。略称が、やはり「生活」なのかは報道されないので、公示を見るまでのお楽しみというところ。

山本太郎は元気な言動で知られますが、一般的に守るべき最低限の常識を兼ね備えているかどうか疑問を感じることさえあるほど問題をかかえた議員でもあります。

たとえ小沢に利用されたことが明白になったあとでも、もっともっと成長してもらいたいものです。

なお、後でも触れますが、小沢が長い党名を使ったとき、それは1年前後の短命に終わることを予感させ、短い「生活の党」の場合は2年と長めでした。今回もその例から洩れないかどうか、楽しみです。

日本でも

小沢一郎らが中心になって、新生党〔1993-1994〕やら新進党〔1994-1997〕やら自由党〔1998-2003〕などが生まれ消えてゆき、新しいところでは、たちあがれ日本〔2010-2012〕、太陽の党〔2012-2012〕、日本維新の会〔2014-2014〕などと、わからないまま現在に至っております。「わからないまま」というのは当事者からすれば「うまくいった」ことなのでしょう。

国民の生活が第一〔2012-2012〕、日本未来の党〔2012-2012〕、生活の党〔2012-2014〕となり、今年2014年には、日本維新の会が「維新の党〔2014- 〕」と改称され、「みんなの党」が解散、そして、生活の党と山本太郎となかまたち〔2014- 〕という現状です。

しかしこれに劣らず変わるのが韓国の政界

文字通り、「覚えた頃にはもう消滅」でして、ハンナラ党〔1997-2012〕やウリ党〔2003-2007〕が合併・改称などで消えてしまい、セヌリ党〔2012- 〕が2014年現在の与党らしく、このほかにも多くの野党があり、ここに至っては、さっぱり分りません(笑)。

つい先日、韓国憲法裁判所の決定で、統合進歩党〔2011-2014/12/19〕が解党させられたことは聞き及んでおります。激しい韓国人気質の中でも飛び抜けているほど「ひどい不法集団」だったらしく、政府が解党を訴えていたとのこと。

しかし、この国には「権限過多」体質が温存され(それだからこそ在位中に無制限なリーダーシップを発揮できる)「役得を黙認するあまり親族までも私腹を肥やす例がみられる」点で、中国共産党の腐敗体質に酷似していて、この腐敗はなくなりそうにありません。

    • 日本でも見られますが、中国・韓国の規模は、その比ではなく、もう国家レベルと言えそう。中国・韓国から「腐敗」をなくしてしまったら、今の元気がすっかりなくなるのでしょうか(大笑)。
    • この原因は、国民による監視の仕組みが機能していないことにあるようで、立法家である議員の丸儲け、といったところ。それゆえ大統領職を終えて「権限」がなくなった多くの人たちの末路が、まことに「あはれ」なのです。

それでなくても「3人寄れば3つの党ができる」と揶揄されるほど激しい気性をもった朝鮮半島の人たちですから、こういった腐敗体質は根絶できるはずがなく、むだに国費を使っているようです。

最後に、これに関連した記事を引用しておきます。 

生活に山本太郎氏入党 再び「政党」に 交付金も支給へ

先の衆院選で政党要件を失った生活の党は26日、新たに無所属の山本太郎参院議員を加え5人となった。総務省に同日、政治資金規正法に基づく政治団体の届け出を行い、再び「国会議員5人以上」の政党要件を満たし、来年の政党交付金を受け取ることができるようになった。

 党の正式名称は「生活の党と山本太郎となかまたち」に変更した。代表は小沢一郎氏が引き続き務める。生活は衆院選の当選者が小沢氏ら2人にとどまり、「比例代表の得票率2%以上」の条件も満たせずに政党要件を失っていた。:産経新聞 :2014年12月26日(金)19時40分配信


「はぶ」か「はにゅう」か

2014年12月27日 02時43分14秒 | 似た言葉

「羽」という字は、多くの場合「は」と読むようですが、羽生」となると2通りの読み方があります。 

羽生善治〔は よしはる〕

羽生善治〔1970- 〕は埼玉県所沢市出身で、15歳でプロの将棋棋士になって以来30年もの間、将棋界の頂点を走り続けていて、44歳の今でもなお上位3本の指に入っています。最初は読めなかったものの、今ではもうちゃんと「はぶ」と読めます(笑)。

羽生結弦〔はにゅう ゆづる〕

フィギュアスケート男子の羽生結弦〔早稲田大学在学中 1994- 〕は宮城県仙台市出身で、競技を引退したフィギュアスケート女子の荒川静香〔あらかわしずか 1981- 〕と同じリンク・高校・大学の道を歩んでいて、今や日本の代表となっていますね。

この経歴は、将棋竜王戦挑戦者決定戦で上記の羽生善治を破って森内竜王に初挑戦(7番勝負)し、見事に竜王のタイトルを奪取した広島県広島市出身の糸谷哲郎〔いとだにてつろう 大阪大学大学院休学中 1988- 〕を思い出させます。

羽生生 純 〔はにゅにゅう じゅん 1970- 〕

「はにゅにゅう」と読ませる長野県出身の漫画家羽生生 純」は、本名が羽生純(はにゅう じゅん)とのことで、かつてのビール「純生(じゅんなま)」を思い出させますね(笑)。

なお、羽生生純と羽生善治は、同じ1970年生まれ。

羽生市〔はにゅうし〕

群馬県(西側)と栃木県(北側)と茨城県(東側)が並んでいて、これらの南側を利根川が東西に流れていますが、すぐその南にあるのが埼玉県羽生市。

将棋の羽生善治(はぶ)が新人で登場した頃には多くの人が「はにゅう」と読んでいましたが、近年有名になった羽生結弦(はにゅう)の影響かどうか、正しく「はにゅう」と読んでくれるようになったと思います。

将棋の羽生氏(はぶし)と埼玉の羽生市(はにゅうし)、沖縄には猛毒のヘビ「ハブ」が棲息しています(笑)。 

なお市区町村名の下につく「地名」の「羽生」では

羽生市の4つをのぞいて13が確認できますが、「羽生」を「はぶ」と読むのは高知県だけで、あとすべて「はにゅう」と読む「羽生」でした。2つだけ挙げておきます。

  • 宮城県黒川郡大郷町羽生 おおさとちょうはにゅ
  • 高知県四万十市中村羽生小路 なかむらはしょうじ

なお四万十市の中村羽生小路は、昨年2013年8月に日本史上最高気温41.0℃を記録した江川崎と同じ四万十川沿いですが、こちらのほうがもっと下流の太平洋に近いところに位置します。

(日本郵便のデータ 2014/10/31より)

これに関連した名称をいくつか挙げておきます

  • 竹生島(ちくしま)は、滋賀県にある日本最大の湖「琵琶湖」の北部あたりにある島で、「生」を「ぶ」と読ませます。
  • 乙羽信子おとわ のぶこ 1924-1994〕は、鳥取県出身で宝塚歌劇経由の女優。越路吹雪らと同期だと知る人も少ないでしょうか。



北朝鮮のことで

2014年12月26日 06時14分21秒 | 海外

またまた北朝鮮関係でもめていますね。

私も含めて、まずは長年に渡って〔それも1年ほどではなく、10年以上〕北朝鮮が奇妙な言動を繰り返してきたことを知っておかねばならないようです。

今を理解するには、いま起こっていることを素直にそのまま受け取ることが大切で、過去を知っていると妙にこだわってしまい、歴史を知っているからこそ「よくない判断を下してしまう」ことが、しばしばあります。それは確かです。

しかし朝鮮半島や中国に関しては、事情が異なるようです。

あまりにも身勝手すぎて、世界中の国々を相手にして尊大に過ぎる現象が中国~朝鮮半島(韓国・北朝鮮)でよくみられることから、世界中の人たちはこの地域に関してはよ~く歴史を知っておかねばならないようです。

一言でいえば「相互の利益」ではなく、「人をだまして自分だけが利益を得る」ことに、生き甲斐と尊敬の念を認める伝統です。

北朝鮮に「関連した/あるいは関連していない」ここ20年くらいの流れは、次のようなものではなかったでしょうか。

  • 1990年にイランが反イスラム教ということで、小説「悪魔の」の関係者に死刑を宣告。そもそも「死刑宣告の権利などあるのか」という疑惑と「殺害を誘発させる危険」があるのが、イラン・イスラム教の非寛容性か。
  • 1991年に筑波大学助教授が「悪魔の詩」を翻訳し、大学内で殺害され、未解決事件のままになっている。
  • 2001年アメリカで同時多発テロ事件が発生。イスラム過激派による犯罪らしく2011年になって首謀者とされるビン・ラーディンがパキスタンでアメリカ軍によって殺害された。
  • 2005年にデンマークの新聞がイスラム教を揶揄する風刺漫画を掲載しヨーロッパ各国でも転載され、イスラム教徒が大きく反発。同じようなルーツをもっているとは言え、キリスト教徒とイスラム教徒ではものの考え方〔批判力や自己検閲力〕において大きく異なる。EUとしてまとまりつつある欧州各国が戦前の植民地だった国々から多くのイスラム教徒を移民として受け入れつつあり、各地で宗教摩擦が起こり始めていた時に発生したできごとだった。
  • 6カ国協議が、北朝鮮の不可解な行動で頓挫し、しかも議長国だった中国があいまいな態度をとり続け、せっかく50年ぶりに良好な東アジア関係が構築できそうに思えたのが、すっかり消えてしまい、いまや国連からも制裁を受けている北朝鮮は、完全に孤立し孤高の道を歩み続けている。
  • 2014年、アメリカのソニーピクチャー社が北朝鮮為政者諷刺の映画を制作し各地の映画館で上映されることになったが、これに対しこれまた不寛容で知られた孤低の北朝鮮が強硬に反発。その後、ソニーピクチャー社がサイバーテロ攻撃を受けた。
  • これが北朝鮮のしわざだと断定したアメリカ大統領オバマがサイバー反撃を示唆、その後、北朝鮮の回線が不通になった。
  • 2008年に自ら「あらゆる形態のテロやその支援に反対」する旨の反テロ声明を発表しアメリカによる「テロ支援国家指定」が解除された北朝鮮だったが、アメリカ国内では「再びテロ支援国家に指定すべきだ」という声があがる。
  • その後、いくつかのアメリカ各地の映画館で予定通り上映されはじめ、また同映画のネット配信も開始したもよう。

だいたい、宗教関係のトラブルで思いついたものを並べてみました。抜けているのがあるかも知れません。

私が考えるのは、次のようなことです。

  • いつの時代でもそうですが、その時代を牛耳る国や地域は傲慢なもの。かつてはイスラム教関連国や中国などがそうでしたが、今ではキリスト教国が支配的です。
  • これらキリスト教国では、無意識のうちに世界中を「キリスト教」的にとらえて傲慢さを発揮し、各地でトラブルを発生させました。これを自覚させなければならないでしょう。
  • かつてイスラム教の国家で生まれ人権など考えたことがなかった人たちが、戦前にヨーロッパ諸国の植民地だったこともあり、ヨーロッパがEUとしてまとまりつつあるときに優先的に移民として受け入れられた。そしてEUに住むようになってから初めて「宗教対立」と「人権」意識をもち始めた。
  • そもそもEUが、「宗教対立の軽減努力」をする前に「人権」あるいは他の観点からイスラム教徒の移民を受け入れてきたのが、立派なように見えて問題複雑化の発端だったのではないか。人権意識が芽生えたからこそ、初めて宗教対立に火が付いた。

私が考える解決策は次のようなことです。

  • イスラム教徒が、イスラム過激派をどう考えるか、非イスラム教徒をどう考えるかなど、イスラム教徒同士で十分に話し合うこと。
  • イスラエルと中東諸国の対立は、もう限界をこえていますが、イスラエルが国土をぐっと縮小した形で存続することとし、イランなどとの対立を解消すること。
  • キリスト教徒たちは、その尊大さに気づき、互いの権利を享有するよう務めること。

私が恐れるのは、次のようなことです。

  • ソ連崩壊によって「冷戦が終了」し、共産主義の恐怖は、取るに足らないものになったと考える人がいますが、私は中国という共産主義国が現存する限り「冷戦は終了していない」と考えます。
  • 第二次大戦が終わり、ようやくインドや中国が独立し始めたその混乱の夜陰に乗じてチベットを「だまし」て「武力侵略」したのが中国共産党だということを忘れないようにしたい。つまり独立間もない自国のことで精一杯だったインドが、チベットのことなど「どうでもよかった」からこそ、中国は、すきまを狙って、インドと国境を接するチベットを安心して占領できたのですね。なぜ50年以上もチベット〔今は占領されて中国の自治区になっている〕で暴動がなくならないか、なぜ中国全土で年間10万件以上の暴動が起こっているか、中国共産党の暴力志向を、もっともっと世界中の人が考えるべきでしょう。
  • 宗教対立に目を奪われている現代のすきまを狙って中国共産党が台頭することに、世界中が留意すべきだと思います。宗教対立こそ重要な問題であり、利用すればいいだけの中国共産党の人権無視など、本心では「どうでもいいこと」と考えていませんか。それはあまりにも危険です。
  • フィリピンでの反米感情ゆえに米軍がフィリピンから撤退して手薄になったすきまを狙って中国がスプラトリー諸島(南沙諸島)、パラセル諸島(西沙諸島)あたりで侵略を開始したのを、もう一度思い出したいものです。

隙間を狙って、個人の利益を得ようと工作するのは、これはもう中国人の4000年にわたる伝統であることをお忘れなく(大笑)。


天国→地獄→そして?

2014年12月25日 08時34分31秒 | スポーツ

昨年2013年には優勝の美酒を味わったのに、今年2014年には最下位とは・・・・プロ野球の厳しさというか、いいかげんさというか(笑)。

楽天(日本のプロ野球)

  • 2013年には田中将大の大活躍などでパ・リーグ優勝、そして
  • 日本シリーズ7試合の勝敗は次の通り

   1 2 3 4 5 6 7
=======================
 
巨人 ○××○×○×
楽天  ×○○×○×○

  で楽天が日本一

  • 2014年度はパ・リーグ最下位(6位)
後半、一時期だけ最下位を脱出したものの、ほとんど最下位を独走〔9月~10月のみ勝ち越し、あとはすべて負け越し〕。星野監督は6~7月休養していたので、佐藤や大久保が代行していたものの、ほとんど最下位。その大久保が2015年の監督になるといふ。

ボストン(MLB)

  • 2013年にはリーグ優勝の後北米優勝〔上原など〕
  • 2014年にはア・リーグ東地区最下位(5位)、ただし同リーグ地区ごとの最下位を勝率で比較すれば「西部テキサス0.414」「中部ミネソタ0.432」「東部ボストン0.438」とア・リーグ3地域の最下位ではないため、ア・リーグ最下位決定戦(そんなのはあったか?)には出ておりません(笑)。

このように、2013年頂点2014年最下位が、東北ボストンでした。


■投手部門では、有望だったMLB日本人投手の2人とも

だるビッシュ まーくん 
だ る ま さ ん がころ(転)んだ 

と2人とも転ぶ(ころぶ)とは情けなや。

2014年後半になって、テキサス・レンジャーズのダルビッシュと、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大(まーくん・まーさん)の2人とも故障者入りになったことを言っております。

さて来年度2015年末にはどのようなことを書いているのでしょうか。

  • ダルビッシュは何勝できたか、カブスからダルと同じ球団へ移籍した藤川はいかに。
  • 田中将大は何勝できたか
  • 鳥谷はどこへ?
  • イチローはヤンキースからどこへ移籍して結果はどうだったか
  • 黒田はヤンキースからどこへ移籍して結果はどうだったか
  • 青木は、岩隈は、和田は、どうだったか


「のじょう」列伝

2014年12月24日 08時15分23秒 | 似た言葉

今年もいろいろな人が

いい想い出を残してくれました。もちろんいつ消え去る運命に至るか分らないのも、この世界。

スポーツ界、政界、芸能界(こちらは不得手でおぢゃるが)・・・・

特に気になったのが「のじょう」たち!

逸ノ城〔いちのじょう 1993- 〕

御存知モンゴル出身の長身力士。5場所目で三役にまで駆け上がったのは、昭和以降では最速とのこと。

2014年11月場所では西の関脇にまで駆け上がったものの8勝7敗と初めての壁にぶつかったようです。

さて間近の1ヶ月先に迫った2015年1月場所で、みごとにこの壁を突破して好成績をあげられるかどうか、こちらとしては気楽に期待をこめて予言できますが、本人たちは、ケガや内臓疾患と隣り合わせの体力勝負であり、それはそれは大変だろうと思います。

(初代)古今亭菊之丞〔きくのじょう 1972-  〕

こちらは落語家で、才気あふれる人たちが新作落語に走りがちなところを、古典落語を大切にする若手に入るのだろうと思います。

志ん生の弟子だった古今亭圓菊へ入門しております。私は圓菊を生では聞いておりませんが、テレビ放送で聞いたことがあります。記憶では私がその最晩年をテレビで視聴した落語家は、古今亭圓菊〔1928-2012〕と笑福亭松喬〔1951-2013〕です。

1967年出版の五代目柳家つばめ「落語の世界」によれば、当時の落語協会三遊亭圓生会長以下の真打メンバー末尾に古今亭圓菊の名が記載されていました。当時40歳前後であり一番の若手真打だったのでしょう。

もちろん先日テレビで見た時、圓菊が菊之丞の師匠とは気付きませんでして、まことにもうしわけごぜ~ませんですだ。

このほかでは、以下のような「のじょう」があります。

  • 之丞変化(ゆきのじょうへんげ) これまた古い小説が出てきましたが、私も詳しく覚えておりません(笑)。
  • 奥村文之丞宗道の子が絵師長谷川等伯(1539-1610)
  • 水戸黄門の「かくさん」渥美格之進(厚見角之丞)。
  • 岡山県 久米郡久米南町 山ノ城 くめぐんくめなんちょう やまのじょう これは地名です。また同じ地名でも
  • 三重県には「九の城町(くのしろちょう)」、熊本県には「辻の城(つじのしろ)」もあります。

 


微妙な去就

2014年12月23日 00時52分38秒 | 生き方

イチローと いえどスズキか 小沢・鳥羽?

今日2014/12/23 現在、今後の進路が気になるのは

    • 「ニューヨーク・ヤンキース」のイチロー・黒田博樹
    • 「生活の党」の小沢一郎

でしょうか。

プロスポーツが好きな人と話をしていて「妙に断定調」であることから「この人はスポーツ新聞に感染している」と感じることがあります。新聞記事を疑う、なんて下品な好みがありませんから、この人たちに通常の新聞に対する「健全な懐疑心」を期待してはいけません(笑)。

そういう人たちによると、イチローや黒田博樹の引退は「あり得ない」らしい。最新情報は得ておりませんが、そうスポーツ紙から伝わってくるのでしょうか(笑)。

まずスポーツ紙を見ない私は、イチローも黒田も、しぶといとは思いながら、危うい時期・決断の時期、だと考えています。

小沢一郎といえば

これまた紆余曲折の政治家人生を送ってきた人でした。

自民党所属から始まり、新しい党を作っては破壊を繰り返した「やや悪者」のイメージを引きずった人として知られています。不正確かも知れませんが

自民党→新進党→自由党→民主党国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党

などなど離党と創党を繰り返し、先日の衆議院議員選挙の結果、本人は当選したようですが、「生活の党」の両議院の数は

      衆議院 参議院 合計

生活の党       2       2      4
社民党         2       3      5 
次世代の党     2       7      9
維新の党      41      11     52

と、いまや社民党にも劣る人数「4」になっていて、得票率が関係するかも知れませんが、両院での構成人数「5」に満たないため、政党助成金の支給対象にならないというのです。

貴重な資金が得られないとすると、「国民の生活が第一」というよりも「自分の生活が第一」に変わるしかないので、ここでも例の剛腕が見えてきますが・・・・(笑)。

小沢のことですから、水面下では「あっと驚く」ような併合を画策しているに違いなく、その有力候補として、今回、無所属で単独当選している亀井静香と手を組むのではないか、と危惧?されています。

小沢はもう誰ともうまくいかない人になっていて、橋下とは無理でしょうし、石原は引退してしまったし、残るのは水と油のような(どっちが水でどっちが油か?)、無所属の亀井しかいないというのですが、どうなりますか(笑)。なんらかの口実で「合流」させれば、助成金が得られるのですが・・・・。

大沢・中沢・小沢をまとめておきましょう。 

啓二〔1932-2010〕
家  〔1929-    〕三遊亭圓歌
一郎〔1942-   〕

大中小それぞれの「沢」、がんばれ!

 

なお、「沢」と「谷」ですが、地形としては同じ意味らしく

  • 西日本では「
  • 東日本では「

を使うようですね。〔県別の「沢」「谷」地名比率 

人名で思い出すのは

といえば 

繁元信、大翔平、拓三、鳥敬、川浩司本稔岡ヤスジ崎潤一郎、村新司垣禎一

といえば

尻エリカ、松奈生子、柳慎吾、たまき、穂希、小金昇司、登正朗、啓二、中新一、一郎 


  • そういえば健一(元プロ野球中日所属)と「谷」「沢」の両方を姓にもつ人や、字が異なるけれど同じ読みの永吉(音楽家)もいます。
  • 上記では、最後に今回当選した衆議院議員を1名だけ入れておきました。〔複数人いたようです〕
  • 地名の西日本/東日本の傾向にあわせたような例ばかりのような気もしますが、さて人名でも、「谷」が西日本出身、「沢」が東日本出身、に多いのかどうか、このほかの例もお考え下さい。念のためWikipediaでの西日本出身者には下線を引いておきましたが、これは真実や否や! 地名と違って人はあっちこっち移動しますから・・・・「う~ん、ど~なんでしょうネ!」 というところでしょうか。

「黒田官兵衛」最終回

2014年12月22日 08時55分39秒 | 社会

私は

「黒田官兵衛」を、いやそもそもNHK大河ドラマそのものを、ほんのわずかな例外は別として、ほとんど見たことがありませんでした。しかしながら 2014/12/21(日曜日) が最終回とのことだったので、やむを得ず?視聴しました。他の作業をしながらでしたが・・・・しょせん私は、多数派には属することができない身なのだと、納得したしだいです(笑)。

少女漫画や宝塚歌劇や歌舞伎などに見られる例の「わざとらしさ」を、そのまま率直に受け入れることが、長期の継続的な視聴につながるのでしょうか。ながら族から一転して真剣に視聴する姿勢へ移行しなかったことからも、明らかでした。

そもそも黒田如水という人物が

織田・豊臣・徳川に関係した人物らしいことは薄々ながら分っていたものの、乱世を巧みに泳ぎ回った人物だったのに違いないと思っておりました。

しかしその実態を、たった1回の最終回を視聴するだけで分るはずがなく、いまだもってもやもやとしておりまする(笑)。

それぞれの人物の発言内容は、いままで視聴している人だけにわかるもので、最終回だけを見た私には、ほとんど意味が分りませんでした。

この種の歴史ドラマで気になるのは

  • 史実に反しない限り、どこまでも想像を膨らませることができるのが小説家であること。
  • 新しい史実が発見されると、この種の「想像」は、虚しく消えてしまうこと。
  • とにかく、わかりやすくしようと、物事を単純化しすぎる嫌いがあること。

ということで、今でも殆ど興味がありません(大笑)。

おもしろいのは

  • この大河ドラマに出演した人同士が、これからも引き続き何らかの関連をもって生きてゆくことだろうこと。
  • この大河ドラマに出演したことが、何らかの「実績」になって、それぞれの俳優たちの将来を位置付けるのだろうこと。
  • いたずらに、多様な「有名人」をちりばめて、何とか多くの視聴者の好みを惹きつけようと頑張っているNHKの姿勢。

などが想像されました。

思い出される現代の「黒田」さんといえば 

黒田博樹〔野球〕
黒田知永子〔モデル〕
黒田真由〔体操〕 
黒田倫弘〔歌手〕 

などです。皆様、どうぞお幸せに!


各国のワイロ〔賄賂〕事情

2014年12月21日 09時50分15秒 | アジア

賄賂〔わいろ〕が

必要経費の一つになっている地域があるかも知れませんので、それなりの意義があるのでしょうが、

  • その額が相手によって異なるなど不透明さが残る
  • 一体、誰がそれを受け取るかがあいまい
  • 企業の収入として正確に記録されるのか、誰かの私腹を肥やすだけか
などなど賄賂〔わいろ〕は不平等の象徴ですから、やはり「賄賂〔わいろ〕はないほうがいい」と思います(笑)。

やがて神社仏閣へ

出かけることが多くなる年末年始ですが、お賽銭・お布施などは、もう立派な神仏への賄賂〔わいろ〕でしょうから、ご留意のほどをお願いします。自分だけによくしてもらおうとする心に、もし何か引っかかるところがあるならば、ですが(笑)。

ではいろいろな賄賂〔わいろ〕を見てみましょうか。

メキシコIBMの社員が、メキシコ政府関係者から、入札で便宜を謀ってほしいなら賄賂を提供するよう持ち込まれ、これを断ったところ、入札からはずされたという。本人は米本社から「ばれないならやれ」という指示を受けたが、これが明らかになると、本社もメキシコIBMも関知せずとされ、メキシコ政府や企業からも本国米本社からも裏切られている。IBMは米国内でもかなり嫌われているが、その本質が明らかになったような事件だ。日本の企業のどこでもやっているが、日本人は、内部告発をする勇気がない。それは「保証人」になってもらった人に「迷惑」がかかると考えているからだ。: 日本TVドキュメント より(要旨)

20年前の記録ですが、さて今でもメキシコでは賄賂〔わいろ〕が健在なのかどうか。そういえば、先日、サッカー男子日本代表監督になったハビエル・アギーレ〔ザッケローニの後任〕はメキシコ出身で、昔のクラブ監督(スペイン)時代の八百長疑惑があるとしてスペインで告発されたようですが、日本では最悪のことを考えて後任を考えているかどうか。

「ばれないならやれ」というのは日本人にも、しばしば見られますね。「ばれそう」だったら手を出さないのが多くの日本人ですが、「ばれない」自信があるならば「誰にも迷惑をかけない」ため、何をするか分らないのも正調日本節(笑)。

ソ連での医療は無料であるが、よりよい処置をうけるために、医療関係者に賄賂を使わなければならなかったり、薬が不足しているという欠点がある。:P.231 ロイス・フィッシャー=ルーゲ「ソ連市民200人との対話」平凡社 

美しい言葉を乱発して世界中の純朴な人をだまし続けてきた「共産主義」「社会主義」ですね。「医療費が無料」というのは、「いい加減な診療が無料」という建前であり、まともな診療を受けようとしたら賄賂〔わいろ〕が欠かせないというところに、腐敗した社会の特徴があらわれています。

そういえば昔、「北朝鮮には税金がない」などという「美しい話」が伝わってきたものです。その実態は、「強制的な国家に対する無料奉仕」という形の立派な労働があり、これが「税金」ですから、だまされませぬやうおねげ~しますだ(笑)。


50才の定家はこの年9月の8日に、実に、というべきか、あるいは、やっと、と言うべきか、ともあれ十数年来、あるいは二十数年来の望みを達して、「侍従ニ相加ヘテ(従)三位ニ叙セシムルナリ」(七日の藤原兼子の書状)という次第で「公卿ノ一分トナリ、帯剣スベキノ由」ということになる。・・・・しかしこの公卿昇進には裏があり、姉の九条尼(健御前)が弟定家のために・・・・犠牲を払わさせられているのである。:P.15 堀田善衛「定家明月記私抄」 続編 新潮社 

下級貴族の家に生まれた藤原定家〔1162-1241〕ですから、平安時代末期の話。

この頃すでに社会が腐敗しきっていて、賄賂〔わいろ〕がなければ出世できなかったようです。本人が支払わなくても家族の誰かが犠牲になって賄賂〔わいろ〕を捻出しなければなりません。もう国家としての仕組みが崩れており、崩壊もやむを得ず、というところでした。

この時代、賄賂〔わいろ〕を受け取る側も、それを集めて賄賂〔わいろ〕とするからこそ自分自身も出世できます。わかりやすくいえば、すべての人にとって「昇進するためには賄賂〔わいろ〕が必要だった」のですね。そしてこの財力を得るには、「任地での庶民弾圧」で私腹を肥やさねばならず、必然的に世の中が腐敗するというわけです。

まるで現代の中国共産党一党独裁社会を見ているようで、中国社会が破綻するはずだという私の信念は、ここに根拠があるのでした。

そこらから始まって。

「上役人は、賄賂の取り放題だし、坊主は強訴ごうそと我欲のほかはねえ金襴きんらんの化け物だ。地頭は年貢いじめにもすぐ太刀の反そりを見せ、妾囲いと田楽踊りをいいことにしていやアがる。去年の元亨元年の夏は、近年の大飢饉ともいわれたのに、いったい公卿の行き仆れや武家の飢死うえじにが一人でもあったかい。……」 :吉川英治「私本太平記」

おなじみ、私本太平記の一節です。元亨(げんきょう 1321-1323)といえば鎌倉幕府末期、室町幕府〔1336-1573〕成立の直前ですね。

せっかく腐敗平氏を倒した源氏ですが、源頼朝以下三代将軍がいずれも不透明な最期を迎えた後、これを演出したのかどうかはわからないとしても、受け継いだ北条氏がやがて例にもれず腐敗しました。これを描いた小説の一部分でした。

さらに、若者の72%が個人的利益を得るためなら不正も辞さないと回答。最も一般的な例が、目当ての会社や学校に入るために親戚のコネを使うという行為だ。インドネシアでは、若者の約3分の1が、試験に合格するためにはカンニングや賄賂に走っても構わないと述べた。:ANITA RACHMAN 米WallStreetJournal日本語版 2014年5月31日10:43JST

これは今年2014年の新しいニュースですが、いよいよ経済発展が期待されるインドネシアも、まだまだ不安定な社会構造になっているようです。

本来の宗教と違って、道教が追求するのは現世利益でしかない。その現世利益を求めるため、「神様」に賄賂を贈るのである。中国では「お布施」ではなく、賄賂という感覚で「神様」に祈願し、現世利益を得ようとする。それが中国人の認識なのである。・・・・

日本の神道は道教と似ているとされるが、神道には清々しさがある。道教はそれはない。神道が清水の世界であれば、道教は豚骨スープのような濁った世界だ。

さらに、キリスト教のような厳粛さもない。むしろ、人間も「神様」もみんな一緒になって、現世で「福」「禄」「寿」を実現しようとする世界だ。当然、来世はなく、人間が現世で利益を追求することを、「神様」が手助けしてくれるという構図になっている。

もっと言えば、「神様」は共犯者だ。人間がどんなに悪いことをやっても、「神様」も同じことをやっているから構わないとされる。「神様」の行いが、人間の悪行の免罪符となっているのが道教なのだ。: P.25-28 石平「中国人の正体」宝島社 2011/07/01 第1刷発行

現代社会で、おおいに経済発展して世界に影響を与えているという点では、この中国の陰湿な体制が一番悪質だと言え、中国出身の人の説明には説得力があります。

海外資本が中国から一斉に逃げ出したのも、なるほどと納得できます。

中国共産党が自ら解散し、新生中国が生まれ、堂々と世界に誇れるような国になってもらいたいのですが、それははかない夢に終わり、中国共産党が既得権を死守しながら惨めな最期を迎えることになるのでしょうか。隣国人としてほっておけないところです。

この賄賂〔わいろ〕体質をどうすればいいのでしょうか。


韓国についても、形はデモクラシーの国であっても、その内実はきわめて独特であり、多分に李氏朝鮮の骨格を残している。官が専横に振る舞い、富裕階級はあたかも両班が再来したように振る舞っている。賄賂が社会の隅々までにおよんでおり、『朝鮮日報』紙をはじめとする韓国のマスコミが、自分たちの国を「腐敗共和国(プベコンフアグク)」とまで、自嘲して呼ぶほどである。・・・・

私は李朝の身分制度を調べながら、十九世紀後期に諸外国が李氏朝鮮を一つの国家だと見倣していたのを、あらためておかしく感じた。というのも、李氏朝鮮は国家としての体を、まったくなしていなかったからである。階級制度が複雑に入り組んでいて、両班をはじめとする上の階級が、それぞれ下層の人々を軽蔑して、行動を監視する仕組みになっていた。民衆が反抗することは、きわめて難しかった。

李朝は高麗の社会秩序を徹底的に破壊して、新しい体制を強いるために、儒教をイデオロギーとして採用し、韓族が2000年近くにわたって、その心の支えとしてきた仏教を、仮借なく弾圧した。仏教は高麗時代に隆盛をきわめたが、李朝は儒教以外の教えや信仰を、異端として排撃した。: P.86-89 崔基鎬(チェ・ケイホ)「韓国堕落の2000年史」祥伝社黄金文庫

現在の韓国の情報しか入らない人ならば、韓国に同情的な見方をするでしょうが、少々歴史をかじっている私は、まったく異なった見方をしております。

歴史上の事実を述べるだけで「韓国・北朝鮮をおとしめている」と受け取ってしまう朝鮮半島人には、客観性の「きゃ」さえありません(大笑)。

とにかく、自分にヨイショし世界一賢い民族であると思い込まねばやっていけないほどの悲壮感と未熟さが、「もののあはれ」を感じさせます。

韓国にも中国にも、日本に「正しい歴史を」という資格がまったくない、という証拠はいくらでもあります。日本人なら「資格のないことを言う」ことを憚(はばか)るものですが、韓国人や中国人には、そんな「憚り」は、まったくありません(笑)。

もっといえば、自らの汚点をひた隠しにした上で、相手の汚点を強調して攻撃する、そんな民族性をそなえているのです。資格がなくてもやるのです(笑)。

ほとんどの韓国人・中国人には、自らの汚点を率直に認める潔(いさぎよ)さが見えず、北朝鮮人為政者(庶民は見えてこないが脱北者から微かに見えてくる)を見るならば北朝鮮人も含め、これらの国が、いまだに「だましあい社会」で成り立っていることを見事に証明しています。

2014年12月末に予定されていた「北朝鮮将軍暗殺」をテーマにした喜劇映画の米国公開が中止になったのは、北朝鮮によるえげつない反撃によるものでしたが、米国内では一度指定したけれども解除した「テロ支援国家」を再度指定するべきだという声がでているらしい。

常識的に見れば、北朝鮮は「テロ支援国家」ではなく、イスラム国と同一の「テロ国家」であると痛感します。この点で中国には、絶望感が溢れつつも、そして、まだまだ監視(かんし)を続けなければなりませんが、微かにいくらかの「のぞみ」が感じられる新幹線沿線でした(大笑)。

新幹線沿線監視(しんかんせんえんせんかんし)、その心は・・・・

北朝鮮をのぞくこれらの国では、庶民同士の「だましあい」は当然のことながら推奨されますが、

    • 庶民とマスメディアとの
    • マスメディアと為政者との
    • 為政者と庶民との
三つ巴〔みつどもえ〕のだましあいを、実に楽しそうに展開しています!

 

ただし

中国では、中国共産党が中華人民共和国を建国した事情から、現在でも実質上「共産党以外が認められていない」ようで、上図では

「マスメディア」⇔「為政者」の癒着 あるいは

「マスメディア」←「為政者」の支配

とすべきでしょう。

韓国では、上図の通りここに「だましあい」が散見されるために、一見して「民主国家だ」と大きく錯覚させる原因となっている

という違いがあります。

日本と、中国や韓国とがすれ違う原因は、

どうやらこの辺りにありそうですね(笑)。だまさないよう努力する人と、だますよう努力する人との違いが、国際関係にも如実に表われています。


 ああ、むじょう 



ロシアの憂鬱

2014年12月20日 08時50分05秒 | 海外

悩み多きロシア。

そういえば、明治大正の時代には、ロシア文学に傾倒する人が多かったと聞いております。

キリスト教系の特徴がありながら、スラブ民族特有の神経質でまじめな内向き思考から、低温の環境もあり一気に自殺・他殺に走る深刻さが気になります。

今考えると、深刻すぎてもだめだし、陽気だけで生きていけるわけもなく、適度に深みへ入るにとどまり、何事も「死守」しないことが大切、なのでしょう(笑)。

こういうスラブの伝統を知っているとわかりやすくなることがあります。

深刻に物事を考える慎重さは特筆に値しますが、しばしば不可解な言動に走ることがあるのは、その神秘性ゆえでしょうか。

冷戦に破れ崩壊した弾圧至上主義のソ連でしたが、それをうけついだのがロシア。しかしロシアさえ広大すぎるほどの面積と民族をかかえるという、もう限界を超えている多民族連邦国家でした。中国とロシアは、共に民族問題を解決できないまま、武力弾圧でもってなんとか政権を維持してきたのですね。

こんな混乱期に

国民の目を、国内の諸難問から国外の国々へ向けさせるのが効果的。

ロシアや中国では、自国の外側を突然武力侵略する歴史をもっておりますが、これは諸外国から大きな反発を招きます。そして、その反発を利用して国民をあおり妙な愛国心を鼓舞し、これでもって団結させたいのでした。もちろんこれに従わない人間がいたら極刑に処して恐怖感を与えなければなりません。

ロシアでは

チェチェンなどの反抗を武力弾圧したり、ウクライナ領クリミア半島を武力占領するし

中国では

ウイグルやチベットや雲南の反抗を武力弾圧して、さらに近年では海洋の領土を武力で収奪していて

いずれも共産国家特有の拡張主義でした。

いずれロシアも中国も崩壊する宿命をもっていますが、

しばらく世界中に違和感やこぜりあいを生じさせることでしょう。

国際世論はこの両大国の対応に苦慮しております。

ロシアのプーチンが何か発表したようです。

 

プーチン大統領「経済回復に最悪2年かかる」 対露制裁に不快感「米軍事予算は露の10倍だ」 

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は18日、国内外の報道陣を集めて行った毎年恒例の大規模記者会見で、通貨ルーブルの暴落などで自国経済が急激に悪化している状況から脱するには、最長で2年かかるとの見通しを示した。 

 プーチン氏はウクライナ情勢をめぐる欧米の対露制裁強化が経済悪化の「25~30%」を占めるとの見方を示す一方、大きな影響を及ぼした原油安について「さらに落ちる可能性がある」と指摘。経済危機は、ウクライナ南部クリミア半島を併合した結果ではないと強調しつつ、「今日の状況から脱するには、最も厳しいシナリオで、2年かかるだろう」と述べた。 

 こう言及したのは、危機の責任を欧米や原油価格になすりつけ、国民や市場に冷静な対応を求める狙いがあったとみられる。 

 また経済悪化の国内要因として、資源に依存する経済の構造転換を怠ってきたと指摘。「われわれは20年にわたり多様化を進めなくてはならないと述べてきたが、それは非常に困難だった」と語り、経済分野の失政を認めた。 

 一方、「世界経済は成長を続けており、一層のエネルギー資源が必要になる」との観測を示し、特に「中国やインド、日本、韓国のエネルギー需要が伸びている」と述べ、アジア市場を重視する姿勢を強調した。 

 ウクライナ情勢をめぐっては、同国東部で起きている事態は「(反政権派への)掃討作戦であり、ウクライナ政府が実施している」と主張。「ポロシェンコ大統領は当然、事態の正常化を望んでいる」としつつも「(政権内には)最後まで戦うべきだ、などとする声もある」とウクライナ側を牽制した。 

 欧米との関係をめぐっては「われわれは安全保障や経済で協力する用意がある」としつつ「わが国と対話をしようとしている国があるか」と批判した。軍事面でロシアの脅威が増大しているとの指摘には「米国はロシアの10倍の軍事予算を持っている」などと強い不満を示した。 :産経ニュース 2014.12.18 23:57更新


プーチンが最後で述べている「米国はロシアの10倍の軍事費」というのは、そもそも米ロ両国の経済規模にその程度の差があることに触れておらず、アメリカの軍事費をより大きく見せるテクニックの一つです。

これは、先の沖縄知事選挙で、沖縄のマスメディアが「10万票の差で翁長新知事誕生」と大きく報道していたことを思い出させます。いかにも翁長が圧勝したように受け取れます。私が調べた範囲では翁長は確かに得票率50%を超えていたものの

    • 翁長 52%ほど(新知事誕生)
    • 2位~4位の3人の合計 48%

という得票率を見れば、沖縄県民の半数が翁長を支持した、と言えますが、同時に、沖縄県民の半数近くが翁長に投票しなかった、とも言えます。

民主主義ですから、たとえ僅差であっても票の多い人を優先するのは当然ですが、投票してくれなかった人の意見も積極的に取り込んでこそ真の民主主義。

ですから選挙に勝ったのだから自分の公約だけを全面的に表に出してゆく、だけの翁長ではだめなんですね。

ロシアや中国は、極端な多民族国家にふさわしく、外に敵をつくる手法をどうしても捨てきれません。捨ててしまったら、国内の暴動が目につくだけです。

ロシアの、

    • 原油価格暴落による経済苦境(原油に依存しすぎか)
    • ロシアのルーブル暴落

などこの1~2ヶ月の困難の多くが、今年2014年3月のウクライナ領クリミア半島侵略に端をはっしているのですが、プーチンは、投機筋などの陰謀によりロシアが窮地に陥っていることに重点をおきたいようです。原油高騰で潤ったことをさっぱり忘れていますが、まぁ正直に述べる点で中国よりマシとは言えますか・・・・。

ロシアでも、いずれプーチンが失脚する時がやってきますが、やはり次の大統領・首相も又、似たような行動に走って国全体の深刻な問題をひた隠しにして政権を維持することでしょう。

この数年間の「いっときのはかない夢のような時代」も、「これからの困難な2年間」も、ともにプーチンの功罪。しかし弾圧志向のこの国では、エジプトのムバラク、シリアのアサド同様に、独裁者らしく長期政権で内政問題を処理できないまま歩み続けることでしょう。


今年2014年の物故者

2014年12月20日 08時28分29秒 | 生き方

年末ともなれば、

テレビや新聞で「今年2014年の物故者特集」があるでしょうね。

若いうちは、自分より少し年上の人が亡くなることはなかったものですが、年月が経過すると、自分より少し上の人が亡くなることは決して珍しいことではなくなり、場合によっては自分より年下の人がなくなるのですね。まあしかし、100歳にもなれば周辺に自分よりも年上が見つかりにくくなるもので、これまた寂しいものですね。

そのむかし、江戸時代の井原西鶴〔1642-1693〕が詠んだ次の句

浮き世の月 見過ごしにけり 末二年

は、当時「人生50年」とされていたので、2年ほど長く生きた、という意味でした。

「人生70年」とされる現代、今年2014年になくなった小野田寛郎(91)、山口淑子(94)なら、さしずめ

浮き世の月 見過ごしにけり 20年

というところ。

また若くしてなくなったドカベンの香川伸行(52)などは

浮き世の月 見届けざりし 20年

というところでしょうか。



衆議院解散の予言

2014年12月19日 07時58分57秒 | 社会

先日

首相安倍晋三の衆議院解散宣言があり、この忙しい年末に総選挙が行なわれました。

いつも何かがあったら、これを事前に「予言した人がいた」などという情報が錯綜するもので、今回も例にもれず、「うわさ」が駆けめぐったようです。

ネット情報を見たところ、解散をいち早く「予言」したとされるのが

  • 長谷川幸洋
  • のりピー
  • 飯島勲
  • 天瀬妃美花
  • 枝野幸男
  • 青山繁晴

などですが、詳しく調べると「解散」という言葉を使っただけなのを異様なほど拡大解釈したのがほとんどのようです。たしかに一部では、堂々と「解散」をちらつかせた発言があったようですが。

解散に限らずこの種の「予言」については

  • あとから捏造して「予言」を装うことが多い。
  • 不幸な予言については、強引に実行することで「事前の記述を正しい予言へ格上げしようという工作」を演じることが多い。

こういう裏事情十分に承知しておく必要があります。

ということで、多くはガセネタだったようで、ご注意くださいませ。というのは気がついていないと、次から「この種の予言を信用する」ようになるからです。



言論の自由がない中国・韓国の人が日本へやってきた時にみせるのが、不可解なほどのネット情報重視姿勢です。

つまりこれらの地域では

言論の自由がないため、政府が発信する情報を誰も信頼しておらず、匿名性を優先するネット情報にこそ真実がある

という信仰が発達しています。

「信仰」とは、宗教だけではなくて、どこにでも見られる「生活信条」をも含んでおり、生活に密着しているだけに「疑う」ことができず、そのまま「信じてしまう」のでした。

人民日報は中国共産党の機関誌ですから、赤旗や聖教新聞などと同様に「笑いたくなる」ほど自画自賛・ヨイショ記事の満載ですね。

相当むかしから「中国の人民日報で信じられるのは日付だけ」とされていましたが、その「人民日報では日付さえ信用できない」という冗談が文化大革命〔1966-1967〕時期にはあったらしい(笑)。次に記されていました。 

もともと人間不信だったのに加えて、こセモノの山に囲まれている中国人は、何かを信用するということができなくなっているのだろう。文革時代には、『人民日報』の発行日までも疑われた。中国には「騙子」(ペテン師)しかいない。本物などあるはずがないと自嘲するほどだ。:黄文雄「日本人が知らない 中国人の本性」徳間文庫 2007年11月5日2版

 

いや

「疑わない症候群は、日本人にもみられる」ではないか、という声が聞こえそうですが、その度合いが極端に異なります。日本と中国・韓国とでは、レベルが違う、というのが的確でしょうか。

これは言論の自由があればそれほど陥らない罠(わな)で

言論の自由がない国に特有のネット情報汚染

と言えます。

そんなものか

で済ませる日本と、

これこそ公に出来ない真実の姿だ

ととらえる国との差かも。たしかに普通は捏造などは「裏をとれず、公(おおやけ)になるはずがない」ので、言論の自由がなければ、これを逆手に取って「でっち上げの創作記事」こそホンモノだと思わせる工作に簡単に引っかかってしまう、のでしょう。

ただし日本人が洗脳されにくいかといえば、もちろん、そんなことはなく

  • 振り込め詐欺はもちろんのこと
  • 悪質新興宗教による洗脳が後を絶たないし
  • マスメディアも同じような主張を繰り返していて信用できない(記者クラブによる情報統制が主たる原因)

ですから、できるだけ広く、複数の情報源から情報を得て、ものごとを的確に判断する姿勢が大切。

そうは言っても、日常に追われてなかなかそこまでできないと思いますが、それでは為政者にとって、とても都合がいい時代だと言えます。選挙の投票率が悪いのも、固定層が支持する勢力には都合がいいでしょうね。

 


米がキューバとの国交正常化の交渉か

2014年12月18日 04時10分45秒 | 海外

ソ連が

遠くの友好国キューバへ核ミサイルを持込み、アメリカを狙ったのが50年も前の話。〔キューバ危機 1962年

ケネディが国内の強硬なキューバ空爆論者を抑えて、まずキューバからのミサイル撤去を主張し、ソ連がこれに撤去に応じたのでした。それから30年後にはそのソ連邦が自然崩壊したものの、20年間もキューバ共産党が支配するキューバは孤立したままでした。

順調にキューバが

オバマが大統領のうちに、アメリカへ野球選手を送り出すのに亡命まで決意しなくてもいい時代になるのかどうか。

もしキューバが妙な時代遅れの孤立主義をやめるならば、日本近辺での正当共産節は中国と北朝鮮だけになってしまい、隔世の感がありますね。もちろん誰もが「ロシアは共産主義そのものを引きずったまま」と認めるところとはいえ・・・・。

キューバがどのように軟化するかどうか、推移がみものです。

 

キューバと国交正常化交渉開始へ=米大統領が正式表明

【ワシントン時事】オバマ米大統領は17日、ホワイトハウスで、1961年以来国交を断絶しているキューバとの国交正常化交渉を開始すると正式表明した。また、ケリー国務長官に対し、キューバのテロ支援国家指定を見直すよう指示したことを明らかにした。:時事ドットコム(2014/12/18-02:51)

この他に同じようなニュースを発信しているのが

  • 読売新聞
  • 米WallStreetJournal日本語版 

でした。

アメリカとしては、もしもキューバと国交を樹立すれば、

アジア〔中東・ロシア・中国・北朝鮮

へ外交政策の的を絞れるので、意義あることかも知れません。

昨年からキューバ政府が自国野球選手の海外移籍を認め始めたらしいことを考えると、このニュースは「ガセネタ」ではなく、本物かもしれません。:スポニチ 2014年8月19日