2021/02/01 に起こったクーデター（その１ その２）
ミャンマーのクーデター、「確実に失敗に終わらせる」＝国連事務総長：bbc 2021/02/04
ここまで言い切ったグレイテス
任期切れが迫ってきた人にみられます。
グレイテスが、潘基文（パン・ギムン）よりはるかにマシだと思っていましたが････
そんな「確実に失敗に終わらせる」という表明をすればするほど、ミャンマーの軍事政権は「中国へなびく」ことでしょう。
グレイテスの「個人的な反感」にすぎないことを、ひたすら祈るだけです。
とはいえ私は
ミャンマーのクーデターを支持しているわけではありません。
中露に賛成するなんてあり得ませんが、グレイテスが「確実に失敗に終わらせる」とまで言い切ったことに疑念をもっています。
日本人らしい考えのようですが、「グレイテスは頂点に立つ人ではない」と思うようになりました。
尤も潘基文は最悪でしたが、なぜこうも立派な人物がいないのでしょうか。
中国や露は、イスラム教問題をかかえています。
国内でウイグルやチェチェン問題に直面していますが、弾圧政府は自問できません。「これでいいのだろうか」などは論外です。
国外に目を転じても、ミャンマーのロヒンギャがバングラデシュへ流れる実態を直視できず、ミャンマーのイスラム教対策を擁護しているように見えます。
国内中国人の文化大革命（1966-1976）や天安門事件（1989）直視を禁じており、2021現在でもタブー視して語ることができません。
その反動で国外の日本に歴史直視を求めます。
中国共産党に、好都合なら直視させ、不都合なら直視を禁じる、という支離滅裂さがあります。
そしてこれらは、今でも事実です。
「多様性」の「た」さえもありませんね（笑）。
中露は、はっきり言えば、国内や国外（ミャンマー）でもイスラム教を「国内統治に邪魔、という理由で迫害」しているのでしょう。またイスラム教は、そういった「邪悪な統治者に恐怖感を与える」のかも。
ここにイスラムの穏健派と過激派とが介在します。
ロシアでは
旧ソ連時代には「聖堂の破壊」など「宗教」の自由などはあり得ませんでしたが、ソ連が崩壊してロシア時代になり統治上復活しロシア正教などへ「部分的な宗教への寛大さ」が見られるようになりました。しかしイスラム教にまでその寛大さが届かず、あくまでも「宗教を統治道具」と思っているようです。
中国は
この面でロシアより相当遅れており、まだ国内宗教を広めようとしている段階で、外国からの宗教に関しては弾圧するだけで、まだ手が回りません。イスラム教排撃で「中露は一致している」ようです。
米国は
イスラム教が法の上では平等だとしながら、実際の運用面で問題が多すぎるようで、それでもまだ「マシ」なんでしょうか。
私の印象ですが、宗教面で以下のように捉えています。
中国 ≪ ロシア ≪ 米国
さてさて、皆様はどう思われますか。
