カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

香港の現実と台湾・沖縄

2014年10月01日 04時44分32秒 | アジア

やはり、香港・マカオ返還時の「1国2制度」はでたらめでしたね。返還時にはにこにこしながら、しかし10年以上かけて、香港の政治を中国共産党の支配下に置こうとしています。

香港での政治混乱を見ていると、まちがいなく、そう感じます。あり得ないことを平気で叫び、ずるがしこく領土を広げ他国を侵略する中国共産党!

崩壊前に、もう一度大きく変化がありそう。それは何か・・・・

昨日今日の「香港関係のニュース」冒頭のみを引用しておきます。詳しくはリンク先をあたって下さい。

 

香港政府打つ手なし 民主派「雨傘革命」 デモ参加10万人超か 1日の「国慶節」焦点

 【香港=河崎真澄】香港で「真の普通選挙」を求める民主派の学生や市民による抗議デモは、3日目となる30日も幹線道路を占拠して続いた。地元紙はデモ参加者が最大で10万人を超えたと伝えた。今月1、2の両日は、香港でも中国の国慶節(建国記念日)の祝日で、参加者が増える可能性がある。解決に有効な手立てを打ち出せない香港政府は、事態収拾を急がせたい中国政府の意向との板挟みにあっている。・・・・:msn産経ニュース 2014.9.30 23:03

 

習主席「香港・マカオの繁栄と安定を維持」
 
 【北京=五十嵐文】中国の習近平シージンピン国家主席は9月30日夜、北京の人民大会堂で開かれた中国建国65周年の祝賀大会で演説し、中国の「一国二制度」下にある香港について、「『一国二制度』の方針と基本法を貫徹し、香港とマカオの長期的な繁栄と安定を維持する」と述べた。・・・・:読売新聞 2014年09月30日 23時21分

 

香港デモ:政府、対応に苦慮「選挙制度撤回は不可能」

 【香港・鈴木玲子、隅俊之】香港の次期行政長官選挙制度に抗議する大規模デモを巡り、香港政府トップの梁振英(りょう・しんえい)行政長官は30日の記者会見で、民主派を事実上締め出す選挙制度の「原則」撤回は不可能だとし、デモ隊による占拠は「しばらく続くだろう」との認識を示した。強気の姿勢は崩さなかったが、強制排除のために催涙弾を使用するなどの強硬策を再びとるのは困難とみられ、政府は難しい対応を迫られている。香港は10月1、2日と連休で、参加者はさらに増えそうだ。:毎日新聞 2014年09月30日

 

香港の路上占拠、長期化の様相 観光・経済へ打撃懸念も

香港行政長官選挙の制度改革をめぐり、中国側が決めた案に反発する民主派が香港中心部で続けている路上の占拠は、長期化の様相を見せ始めた。香港政府は民主派の要求を拒否しているものの、強硬な排除策は控えている。占拠の範囲は広がる一方だが、反発する声も出始めた。朝日新聞デジタル 2014年10月1日01時04分 

 

香港デモ長期化の様相 経済に悪影響、懸念する声

 【香港=粟井康夫】香港の民主派による中心部の占拠活動が長期化する兆しを見せている。30日夜も数万人規模の学生らが集まったが、香港の警察当局は強制排除を当面見送る構え。学生らは持久戦に備えた態勢も整えている。事態収拾のめどは立たないままで、香港経済への悪影響を懸念する声も強まっている。:日本経済新聞 2014/10/1 0:52

 

 

しかし、何よりも驚いたのは、朝日新聞が香港の混乱をちゃんと伝えていることで、今までは考えられなかったことです。中国共産党の公式声明をただながすだけで、文字通り人民日報日本支社のレベルでしたから(笑)。時代はかわったものですね。2件の吉田問題で、ようやく目を覚ましたかと思われます。

個人的な好みから言えば、一番興味があるのは、野球でいえば「大谷の二刀流」、そしてアジアで言えば「中国」。 

中国では、中国共産党がなんでもかんでも支配しようとせずに、「中国民」の存在を少しでも念頭に置くことを望みますが、それができない弾圧独裁政権を続けるならば、まことに残念なことですが、消滅の運命をたどること、間違いないでしょう。