カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「分裂」とは

2016年07月31日 21時40分51秒 | 社会

世の中でしばしばみられる「分裂

やっかいな「分裂」や、好ましい「分裂」もあるでしょう。

今回、いろいろな「分裂」を集めてみました。


東京都知事選挙2016/07/31投開票

21人も立候補したとのこと。

ある種の人たちにとっては、都知事選に立候補したというだけで立派な売名行為になり、いくら得票率が低くて供託金が没収されようとも、それは安い金額なのでしょうね。

知事選挙の場合、有効投票総数の10分の1を獲得しないと立候補時の供託金300万円が没収されるようですが、そんな金額は「高が知れている(たかがしれている)」、というかたがたです。→こちら

今回は、自民党が分裂選挙になったとのことで、自民党都連が推薦する増田寛也と、自民党都連と対立する小池百合子が自民党所属のまま立候補。また野党は、民進・共産・社民・生活の4党が鳥越俊太郎を統一候補にしています。

皮肉なことですが、自民党が「あり得ない分裂候補を、民進・共産・社民・生活が「あり得ない統一候補を、という共に「あり得ない」状況ですね。

本日2016/07/31 20:00に投票が閉めきられた直後のNHK総合では、20:02頃に出口調査の結果として、小池百合子が当選確実になった、としています。

21:56のNHK総合では、開票率4%の段階で

    • 小池百合子・・・・・・102,354 当確
    • 増田寛也   ・・・・・・78,019
    • 鳥越俊太郎 ・・・・・・66,094

としておりますが、本当に「当確」でいいのか、また2位以下の後援者も「完敗」としていたようですが、本当にその判断でいいのでしょうか(笑)。

実際の開票には関係なく「当確」が打たれたことになります。

  • 正直に言えば、伝えられる様々な根拠で私は、鳥越が当選したら、3期連続不祥事が発覚するのでは、と恐れておりました。「伝えられる情報」が正しければ、という前提ですが・・・・・・
  • よく分りませんが、その他の18名の候補者にも、それぞれの動機があったのでしょうが、余りにもレベル差がありすぎるようにさえ思われました。
  • 自民党公認の増田ではなく、また野党の統一候補の鳥越ではなく、小池への支持が多かった、というのに都民の「反自民党と反野党」の意志が感じられました。アメリカのトランプ現象のように、与野党を問わず、既成政党への信頼性がなくなったのでしょうか。
(都知事選挙関係の追加:2016/08/01 08:00)

自民党が分裂して、推薦していない小池百合子を支援すれば親族まで処分対象になるという文書を出してまで党内の締め付けをしたとNHK総合で解説していましたが、巨大になりすぎて、本部と都連とで調整できなくなってしまい「巨大与党のなれの果て」状態なのか、という思いに至っております。 


自民、増田氏以外の応援処分

 東京都知事選の告示まで2日に迫った12日、自民党東京都連は11日、前岩手県知事の増田寛也氏(64)の推薦を決めると同時に、所属する国会議員や地方議員に対し、党が推薦していない候補者を応援した場合に除名などの処分を科すとする文書を配布した。

毎日新聞2016年7月12日 21時35分(最終更新 7月13日 10時13分)


そうか、NHKだけではなく、相当前から報道されていたんですね。納得しました。

見方によれば、かつては自民党内で小池の支持者が多かったけれども、近年本部の意向にそわない言動が見られたため、今回の都知事選挙ではかなりの緊張感があった、ということでしょうか。

もっときつい言葉を使えば、自民党が「党議拘束」という名の弾圧を加えた、ということなのでしょうか。

  • 自民党は、まるでどこかの独裁国家のようですね!ほかの野党も同じですか。ただし都知事選挙では間違いなく混乱が見られました。
  • 同じ独裁県である沖縄には、反日・反米が溢れていて、中国・韓国には触れようとしない親中・親韓の人が多く、混乱が見られないほど、独裁的ですね(笑)。あぁ混乱がうらやましい! おもてうどんや うらめしや
さて小池が都知事に当選した後、修復可能なのかどうか、また修復の必要がありやなしや、というところです。

イギリスの国民投票〔2016/06/23実施〕

離脱派の示した根拠の数値が誤っていたためか、離脱の目的を達したためか、独立党のファラージが党首を辞任したようです。

ただしギリギリの差で勝ったのを

    • イギリスを分裂させた、とするのか
    • 大差で離脱、とするのか
    • ギリギリで離脱、とするのか。 

EU内の問題 分裂状態

統合の意志は崇高でしたが、かなりの無理もあったようです。

それに拍車を掛けたのが、EU・アメリカやロシアの空爆に伴うシリアからの移民・難民が続々とEUへ押し寄せたことでした。

今EUは、どこを離脱させるか、どこを加盟させるか、イギリスが自発的に離脱を決める、などの要因のほかに、内部の財政問題、方針に関する対立、イスラム過激派のテロへの対応、そして上記の移民・難民の受け入れ問題、などなどで深刻な分裂状態にあります。

アメリカの共和党も深刻な分裂

2016年11月の大統領選挙にむけて、民主党ではクリントンを、共和党ではトランプを党の代表に選んだようです。両政党とも、特に共和党内での対立が予想以上に大きいらしい。

既に階級社会化して分裂状態にあるアメリカ社会ですが、毎週のように起る銃乱射事件で銃規制を求める人と自己防衛から銃が必要とする人がいて、いっそうアメリカという国が分裂状態になってきており、さらに一つの有力政党である共和党内でもひどいほどの分裂状態なんですね。 

中国はあいかわらず国内分裂状態

国内分裂状態の諸悪の根源は、すべてを中国共産党が支配しようとするところにあろうかと思います。

中国では、裁判などはあくまでも形式的なものであり、すべて中国共産党の支配下にある工知能「ロボット機関」に過ぎません。よって中国国内の裁判結果は「紙クズ」に過ぎないと、中国人の多くが考えてきたのです。

それゆえに今回、フィリピンの提訴により出された仲裁裁判所の判断を中国共産党政府が「紙くず」と見なしたのには、しかるべき理由があったのですね。

つまり

  • 中国では裁判所の存在そのものが茶番であり、その判断は「紙クズに過ぎません。
  • よって中国にとっては、国際的な仲裁裁判所の存在そのものが茶番であり、その判断が「紙クズに過ぎない

のでしたこのように考えると、中国が「紙クズ」と評した真意がみえてきますね。

これが「裁判を法律のよりどころとする」意識がない、言い替えれば中国が法治国家ではない」ことの何よりの証明でして、中国社会の分裂状況は建国以来続いているのでした。 


今回は、いろいろな「分裂」を集めてみました。

「分裂」は新しい「統合」への準備かも知れず、私は「分裂」を否定しているわけではありませんので、ご了解下さいませ。

さてさて、皆様はどう思われますか。


大谷13号本塁打

2016年07月31日 17時15分11秒 | スポーツ

ただいまNHKBS1で生中継しているプロ野球「福岡-北海道」。

日曜の今日も先発投手ではなく打者として大谷が出場しています。今日は3番を打ち、初回に初球を13号本塁打

そうです、1回の裏、1番から3番の大谷まで、試合開始から「たった5球で3点」をとっているのも異様なことですね

確かに大谷には、「高度な打撃センス」がありますね

大谷翔平の成績〔2016/07/31現在

  • 投手:敗    ・・・・・・減ることはない
  • 打者:本塁打・・・・・・減ることはない

2016/07/31 17:12 現在、6回の裏を終わり、3-6で北海道がリードしています。

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
----------------------------------------
福岡  3 0 0 0 0 0             3
北海道 3 0 0 0 0 3             6


話は違いますが、本日は東京都知事選挙の投開票日。

期日前投票数は過去最高らしいのですが、さて今回の投票率がどうなるか(16時現在では推定29%らしい)、そして一体誰が知事になるのか?

 


中国に関する醜聞 123 「クズ」雑感

2016年07月31日 00時02分22秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。 

今回の記事は、中国共産党が仲裁裁判所の判定を「紙クズ」としたことに関するものです。

国栖(くず)と言えば

奈良県吉野郡吉野町国栖で知られる奈良の吉野葛(くず)、つまりデンプンの粉ですね。

  • 薬草としても長く使われてきただけに品がありおいしいのですが、精製にはとても手間がかかるため高額商品としてほそぼそと継続しております。
  • 最近では代用として、北海道のジャガ芋から精製される「片栗粉」が有名です。
  • まぶして油で揚げるのに、小麦粉と片栗粉を使い分けることができれば、一人前ですね(笑)。

今回は、それとは関係がなく、単なるゴミとしての「紙クズ」のお話です(笑)。


クズ」と言えば

  • 古典落語では、「井戸の茶碗」や「らくだ」に登場する「クズ屋」さん
  • 現代社会では、フィリピンの訴えによる仲裁裁判所の判断を中国共産党が「紙クズ」とした

などを思い出す人がいらっしゃることでしょう。

古典落語「井戸の茶碗」には

長屋に住む浪人の千代田卜斎(ぼくさい)・細川家の家臣高木作左衛門、そして正直者のクズ屋の清兵衛(せいべえ)が登場します。

前者2人がそれぞれ妥当な理由で自分自身を主張するため、間に入った正直なクズ屋がうろたえるという、心あたたまるお話です。

落語には、爆笑を誘う噺もたくさんありますが、こういった人情噺もあり、そこに演者が時代に応じて独自の笑いを加味して演じます。

井戸の茶碗:その1 その2 その3 その4        

同じく古典落語「らくだ」には

らくだと呼ばれる無頼の男性名が題名になっていますが、この人は既に死んでおり実際には登場しません。登場するのは、らくだの兄貴分、そして近くを通りかかったクズ屋、この2人だけと言ってもいいでしょう。かなりの大ネタで、だれでも演じることができるとまでは言えません。

兄貴分がらくだの家を訪問した時、前の晩に食べたフグがあたって死んでいるらくだを見つけますが、この兄貴分と通りかかったクズ屋とのやりとりが、大変おもしろい。

最初は「ガラの悪い兄貴分と弱気なクズ屋」でしたが、弔いの酒を飲むにつれ、「弱気の兄貴分とガラの悪いクズ屋」へと2人の関係が逆転するところが、聞かせどころです。

らくだ:その1 その2 その3 その4 

このように、同じクズ屋が登場する噺ですが

  • 「井戸の茶碗」では正直な仲介の人物として
  • 「らくだ」では酒により豹変する人物として

描かれています。

そして私には、「らくだ」に出てくるクズ酒により豹変するところが、まるで中国共産党そっくりに見えてくるのです。さて、それはどういうことか・・・・・・

  • 2000年も前の中国人にさえ疑問があるものの古い記録がないため申し上げられませんが、現代の中国共産党といえば、もうこれはいけません。度を越しすぎというべきか、無頼の伊良部(「ぶらいのいらぶ」これは右から読んでも同じ「回文」)そのものですね。
  • いつごろから中国は豹変したのでしょう。かつての漢族がとりたててひどかったとまでは言えませんが、情報が多くなってくるこの100年来の歴史をひもとくと、その異様さが分ってきます。この場合、中国・韓国の歴史のねつ造・でっち上げを無視しますが、その異様さを中国共産党が「アジア流」だとするのがアジア人に対して大変失礼に当たる、なんてことを漢族が考えるはずがないのでした。
  • 暴力で国内を統一することしか頭にない中国共産党は、当時まだ対外的には静かでしたが、1971年頃に国連に加盟し台湾を追放するのに成功した頃から、「墓地墓地・青山・泉岳寺(ぼちぼち・あおやま・せんがくじ)」、いや、「ぼちぼち」怪しくなってきました。このころから中国が豹変し始めるのです。
  • 落語「らくだ」でクズ屋さんが酒を呑んで豹変し始める頃に酷似していますね。世界各国のおかげで経済発展をしてその結果得られた「あまねく13億の民に分配されるべき」富を(まぁ中国では搾取は通例でしたが)、まるで別の国ではないかとおもわれるほどの経済格差を放置したまま、ほんの一部の超富裕層・軍事力増強・共産党政権の維持のために使い、典型的な汚職・偽造社会をつくりあげてしまい、中国はまったく法治国家とは言えないですね。なぜ報道規制しなければならないかといえば、前近代的な現実の恥部を外国には見せられず、外見上は「立派な近代国家だ」と錯覚させなければならないからです。これは2016年でも有効な考え方です。
  • この富を得てからの中国共産党の豹変ぶりは、「らくだ」のクズ屋そっくりではありませんか。漢族が「井戸の茶碗」の正直なクズ屋になるはずはありませんが、「らくだ」に登場する「豹変するクズ屋」と中国共産党が重なって見えてきます。酒の場合、一晩寝たら覚めるものですが、中国共産党の強権体質場合は朝起きでもだめで永遠に続きそうですから、この体制は崩壊するしかありません。

あって欲しくはありませんが、

  • 中国共産党がクーデターにより内部崩壊し旧共産党幹部が虐殺される心配さえあります。残念ながら、それを期待する人がいるかも知れません。
  • 或いはこれもあって欲しくはないのですが、中国の民衆が決起する革命が起り、旧共産党幹部が全員殺害される事態があるかも知れません。

そうはさせじと、中国共産党は

  • 「国家転覆罪」「国家騒乱罪」「非常事態宣言」「不正蓄財」「汚職壊滅」などなどを、これでもか、これでもか、と総動員して、ますます弾圧締め付けを強化していて、北朝鮮そっくりになってきました。
  • 中国では「不正を利用して不正をなくそうとしている」のが落語的で、汚職を使って汚職をなくそうとするのは、単なる「権力闘争」に過ぎません。美しい「汚職撲滅」という言葉を使っているだけだ、と見抜きたいものです。
  • ただし、中国共産党が崩壊すればもっとひどい内戦状態に陥るのではないかという心配があるからこそ、各国が「政権崩壊」を願うと同時に、注意深く見守るしかないと考える、のにつながっています。

エジプト・リビア・イラク・アフガニスタンなどを見ていると、

①独裁者が国民を残酷に扱う時代

外部からは、秩序があるようにみえるけれども、実際の社会には不条理と矛盾がそのまま残っていて改善の見通しがなく、何か意見を言うことさえできず、その国で人が住むのは容易でない。

②独裁者が追放された社会

表面的には結構なことですが、社会には今まで抑圧されていた権利を回復しようとする人ばかりがあふれ、未曽有の大混乱状態。これは、人が何をするかわからないという恐怖の社会です。

このどちらがマシなのだろうか、しみじみと考えさせます。このほかに、どんな社会システムがあるのでしょうね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


リオ五輪がもうすぐ

2016年07月30日 07時43分56秒 | スポーツ

リオデジャネイロ(ブラジル)オリンピック

2016年08月05日-21日の期間ですから、もうすぐ始まります。

  • これは甲子園高校野球の日程〔2016年08月07日-22日〕とばっちり重なるので、どちらを見るべきか、悩み多い夏になりそうです!
  • たとえHDDに録画しても、ちゃんと再生して見る時間があるかどうか、分りません。録画容量の関係で、せっかく録画されたのに、視聴されることなく、そのまま削除される運命か。
  • いやそれに備えてBDにコピーしておく人もいらっしゃるでしょう。しかし果たしてそれが再生されないまま永遠に埋もれてしまうのかどうか(笑)。

BDへコピーすることに関する私のおすすめ

このようなときBD-RE(削除可能な保存)に一旦保管しておくことです。

HDD容量にも限界があるでしょうからせっせとBD-REに保管しておけば、あとで見直したとき、消したければ消せばよく、どうしても保管したいと思うものを再度まとめてHDDへコピー後に安いBD-Rへコピーすればいいのです。若干高めのBD-REを効果的に利用したいものです。

かなり安くなっていますから、もうBD-RとBD-REを区別することなく、どんどんBD-Rにコピーするかたもいらっしゃいます。確かに「必要だから録画した」はずですが、やはり後になると「なぜこんなこのを録画したのか」と思う番組があるのも事実ですね。こういう場合に備えて、多少は劣化するかも知れませんが、しばらくは消すことができるBD-REに一旦保管してHDDの代わりとし、削除するかどうかの判断を後日に委ねるほうがよろしいかと思います。

やたらとBD-R保管枚数が増えるのを避ける意味でも、BD-REの活用は意味のあることでしょう。

視聴に関してですが

昼夜正反対のブラジル(時差12時間)ですから問題ない、とおっしゃるのですか。それは、あまりにも甘い。甘利前大臣よりも甘い!

リオで早朝(9時~10時)は当日の日本では(21時~22時)ですから油断できません(笑)。

つまり12時間差ということで分りやすいとはいえ

  • 現地で    朝早い/     夜遅い
  • 日本で(当日)夜遅い/(翌日の)朝早い

ということですので、これ以外は、「普通の人」にとってはつらい時間帯です。たとえ一部或いは全部が、夏休み期間中とはしても、寝不足にならないようおねげーしますだ(笑)。

しかし前々回の北京五輪〔2008年08月08日-24日〕と比較すると類似点が多く、どうも雲行きが怪しくなってきました。 


聖火リレー

ブラジル国内でランナーが国内政治に不満をもつ群集によって妨害され、聖火リレーが一時中断したらしいですね。

これは北京五輪の前に各国で起った「反中国」群集による史上希なリレー妨害を思い出させます。

選手村への入村

選手村の建物に不備が見つかり入村を見合わせていたようですが、見違えるほど良くなったので、オーストラリア選手が入したとのこと。

これは北京五輪で大気汚染がひどく、開会ぎりぎりまで入を遅らせた国があったことを思い出させます。

選手村の家具盗難

公務員などへの給料支払が滞り業務に支障があるようで、家具盗難などの被害が出るのでしょうか。

これは北京五輪で部屋の設備に問題があるなどの不満が出たことを思い出させます。

開会式への各国首脳

弾劾裁判準備のため停職中ですから開催国ブラジル大統領ルセフは開会式を欠席します。

先の北京五輪では、チベットとの対話が進まないことなどを理由に各国の首脳が開会式を欠席しました。主な欠席表明者は、英国の首相ブラウン・英皇太子、独首相メルケル(8年後の今回も現役首相)、北朝鮮総書記金正日(すぐ隣なのに)、ポーランド首相トゥスク、チェコ大統領クラウス。ただしこの中にはその後参加した人がいるかも知れません。例えばブラジル大統領ルーラは当初欠席表明したものの出席しています。開会式に出席した首脳は、こちら

選手の参加問題

既にドーピング問題のため、例外を除いてロシア陸上競技選手の参加が認められておりませんが、ロシア選手全体の参加不許可は各競技団体の判断に委ねられ、参加できるロシア選手は限られているようです。

これは北京五輪で、政治的理由のボイコットではありませんでしたが、大気汚染などを根拠にして、選手自らが参加を拒否した例を思い出します。

リオではロシアの一部選手が参加を拒否され、北京では選手自らが参加を拒否、という違いがあります。

このほかの主な「拒否」例 

  • 台湾で北京五輪聖火リレーの通過を拒否「中国の一部を通過」としたためか)・・・・・・こちら
  • 埼玉の世界一砲丸作り職人 「北京五輪への提供を拒否」・・・・・・こちら 
  • 所持、検査拒否も処分 IOCの北京五輪ドーピング対策・・・・・・こちら
  • 北京五輪男子レスリングのアブラハミアン(スウェーデン)が表彰式で銅メダル受け取りを拒否・・・・・・こちら 

五輪終了後の問題

リオデジャネイロ五輪終了後に

ブラジルで深刻な財政問題が発生することも心配され、さらに国際的な金融問題へ発展しなければいいのですが。

北京五輪直後

2008年9月15日に起ったーマン・ショックに関しては、その前からくすぶっていたものの、直後から住宅ローン危機から始まり世界的な金融危機に至ったのでした。

また、取材の自由を表明していたのに実際とは異なったり、北京五輪終了後に以前よりも一層弾圧が強化された中国

2014年の冬季五輪直後には、ロシアによるクリミア半島武力侵略がありました。ロシアといい中国といいろくでもないのですが、最近そのロシアが東シナ海で中国と合同演習をしたらしい。いよいよ追いつめられた中国がロシアに接近し始めました。

こんな明かな「侵略」でさえ明確に「侵略」と言えない韓国のメディア、いとをかし!

とはいえ、ロシアのクリミア半島併合で韓国の考えが徐々に変わりつつあるのも事実ですね。反日や反米を続けていると、中国や北朝鮮がロシアと同じような行動を起こし、韓国を武力併合するのではないか、という恐れでした。そう、反日・反米などとのんきなことを言ってはおれないと、ようやく気付いたようです(笑)。遅すぎますが、気付いたときが一番はやい、とも言います。

このほかの心配

  • 参加選手や役員がジカ熱に感染しないか
  • 五輪期間中に発生するかも知れないテロ問題・・・・・・ヨーロッパ(英・仏・独など)で多発
  • ブラジル国内の治安問題・・・・・・現在ブラジル大統領が職務を停止されていて五輪終了後に裁判を控えていますが、賛成派と反対派の衝突が起らないか。そもそも財政問題は解決するのかどうか。

このように、中国やブラジルといった国が開催する国際スポーツ大会ですから、余計に心配が大きいのですね。

2009年:中国がブラジルの最大の貿易相手国に 

尖閣水域へ中国・ロシアの船が同時接近 

さてさて、皆様はどう思われますか。


沖縄の醜聞 18 百田発言

2016年07月29日 01時53分22秒 | 社会

在京6紙 危機感に濃淡 その違いは…

自民党国会議員の勉強会で出席者が報道機関に圧力をかけるような発言をした問題について、多くの新聞が批判的に報じ言論・報道の自由への危機感をあらわにした。ただ、毎日新聞が新聞各社と通信社に議員らの発言への見解を選択式で尋ねたところ、在京6紙と2通信社のうち「問題がある」としたのは毎日を含め4社にとどまり、濃淡が出た。勉強会で作家の百田尚樹(ひゃくた・なおき)氏から名指しで批判された沖縄県の2紙はともに「問題がある」とした。【日下部聡、青島顕】

◇在京6紙 毎日、朝日、東京、読売、日経、産経 

:毎日新聞 2015年6月29日(月)22時17分配信 


例の百田発言に関するニュースですが

リンク切れなので、かいつまんでご紹介します。毎日新聞が上記6社とほか4社、合計10社に聞いたとのこと。


報道の自由にかかわる重要な問題」と答えたのは朝日。社説では「これが国会議員の発言か。無恥に驚き、発想の貧しさにあきれ、思い上がりに怒りを覚える」とも。

  • 確かに圧力をかける意図があったなら、けしからんことですが、これは「中国共産党にヨイショするのも報道の自由」とする朝日の姿勢を思い出させ、笑ってしまいます。
  • 中国共産党に不都合なニュースを配信しない」のも報道の自由、というわけです。
  • 確かに報道各社は、自分が意識する・しないに拘わらず、必ず色眼鏡をかけて見て判断し報道するものですから、特に言うほどのことでもないのですが、ここで私は「報道側の色眼鏡に気づかないまま洗脳されているかも知れないかた」のために、余計なことでしょうが理解している範囲内で、その実体を申し上げている次第です。
  • 朝日新聞 が、「国会議員の無恥・発想の貧困・思い上がり」に怒っているようですが、これは残念ながら朝日自身にそのまま当てはまるようです。朝日が、無恥であり続け、発想が貧しく、思い上がりも甚だしいゆえに、他者を「無恥・貧しい発想・甚だしい思い上がり」と評し、中国共産党にはそれがない、と信じているのでしょうが、実はそれこそが無恥・貧しい発想・甚だしい思い上がりでした。
  • 人は、「自分の欠点を他者の中に発見し、狂喜してそれを指摘したがるのですが、うっかり自分自身を吐露・告白」してしまうのですね。
  • 言い替えると「人は、自分と似ているものに惹かれ、自分と似ているところに軽蔑のまなこを向ける」、そういう生き物なんでしょうか。
  • つまり「鏡に映る自分の姿をみて初めて自分に気づく」ので、賢者にとって他者というのは「自分を映す鏡」という実にありがたい存在なのでしょう。ただし普通の人なら、他者の中に見た自分の醜い姿に耐えられなくなり、罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせて攻撃し、自分の心のバランスを保とうとします!
  • こう見てくると、中国共産党も朝日新聞も見えてきて、「同じ穴のむじな」と言えます。もちろん同じことが読売新聞や産経新聞にも言えます。

読売は「沖縄2紙には疑問あり」とし「百田氏の批判は、やや行き過ぎ」としているようです。

毎日・朝日の場合、琉球新報・沖縄タイムスについて触れていないのが不自然ですが、読売は、琉球新報・沖縄タイムスの問題にも触れながら「百田の行き過ぎ」を指摘しているようで、私の感覚としては、こちらが妥当なところだと思います。

産経は社説では触れず、与野党の見解をまとめたようで、百田の発言の一部だけを取りあげることの非を述べています。

全面的に百田を擁護しているように見えますが琉球新報・沖縄タイムスに触れていないようなのには違和感があります。ただしこれも、毎日がそう報道しただけかも知れませんが。

共同通信総務局は「異論を許さない姿勢は、民主主義の根幹にも反する」、時事通信は「報道の自由を揺るがしかねない発言」らしい。

  • 「異論を許さない姿勢」「報道の自由」についてはいいとしても、これを明確に否定する中国共産党をどう報道するか、が問題です。
  • 中国共産党の恣意的な報道に対して何も言わないまま、国内のメディアの報道の自由を論じるだけなら「はい、お疲れさん!次のかた、どうぞ」となり、違和感が残るだけです。
  • ここでは「ことさら波を起こさずに、相手と仲良くすることを優先して考える通常の日本人」の特徴が欠点となっています。

琉球新報・沖縄タイムス自身は「問題がある」としているようです。

  • そりゃそうですね(笑)。
  • しかし沖縄地域内で独占的にキャンペーンをはり言論の自由を否定しているような姿勢を見せながら「報道の自由への挑戦と受け止めている」には笑ってしまいます。自分のしていることを理解できていない中国共産党そっくりで、みんな自分の姿を見ることができないものなんでしょう。
  • 中国共産党は「自国中国の歴史を直視」できないまま、日本に対して「歴史を直視する」よう求めています。同様に、琉球新報・沖縄タイムスは、「自分で報道の自由を直視」できないまま、「百田が報道の自由へ挑戦している」というのですから、似てますね(笑)。

その他の地方紙についても述べていましたが、私の感想は次のようなものです。

  • 「何を報道するか」も大切ですが、もっと大切なのは「何について何も言えずに報道できないでいるかでして、ここまで把握している人はすばらしい、と思います。
  • 「自分のことを知識人」だと思っている多くの日本人の傾向として、アメリカには異論をもつけれども、中国には異論をもたない、というのが見られます。しかしこれは自分の意見が言えるという発達段階にあり、この程度の人を「知識人」と呼ぶのには抵抗があるのですが・・・・・・。
  • 誰に対しても、何に関しても、その人独自の観点で堂々と発言できる人こそ、本当の知識人、だと思います。何かに聖域をもっていたり何かをタブー視して「決して触れないでいる」人なら、分る人には分るものでしょうね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞122 THAADミサイル

2016年07月28日 02時17分38秒 | アジア

米韓の協議で、米製のTHAADミサイルを韓国内の米軍基地内に配置することが決まったようです。あくまでも北朝鮮の暴走に備えたものですが、これについては・・・・・・

  • 北朝鮮・・・・・・自らが原因を作っており、中国同様の不法行為を繰り返してきたことから、北朝鮮国民が飢餓に陥るのを容認するようで心苦しいのですが、自国民を犠牲にしてでも金王朝を存続させるという弾圧のほうがさらに悪質だとみなして、ミサイル配備もやむを得ないと考えます。一方、北朝鮮為政者が強烈に反対するのは、これまた当然でしょうが、この北朝鮮という国が、はたして国の体をなしているのかどうか、昔から疑問です。
  • 中国・・・・・・かつてソ連がアメリカを狙って、すぐ近くのキューバへミサイル配置を画策しました。しかし今回の場合、①無謀国家である北朝鮮を国連が何回も制裁しているし核実験やミサイル発射実験を繰り返している、②6カ国協議が北朝鮮の不誠実によって事実上破綻している、③6カ国協議の議長国である中国がまったくもってだらしないまま北朝鮮を利用しようとし続け、ただいま形式程度に北朝鮮制裁に参加している、ことなどがあり、キューバへのミサイルと韓国へのミサイルとでは、事情は大きく異なります。また北朝鮮対策と言いながら中国を牽制するものだとして中国が強烈に反対していますが、反対する中国が普段から素行不良であったため、周辺国は一様に警戒しており、ミサイル配備には反対していないようです。
  • 韓国・・・・・・政府が配置に賛同し2017年末までには配備されることになったらしいのですが、韓国の配備先では猛烈な反対があるものの、全体的にはやや賛成派が多いらしいですね。

と様々な反応があります。

とくに深刻なのが

韓国内の配備先で、反対する人たちがいる、ことです。

まとめるならば

  • 昨年2015年にドイツ政府が、中東移民・難民の積極的な受け入れを表明したのですが、受け入れ先のドイツ国内地域の承認を得たものではなく、実際の受け入れ後に各地で猛烈な反対運動が起り、受け入れた難民による数多くの犯罪や、ドイツ極右勢力による難民居住地への放火事件なども多発しており、2016年の現在もおさまる気配はありません。キリスト教的な寛容さと排他性が同時にみられます。
  • 韓国政府が、THAADミサイル受け入れを表明したものの、それは配備先の承認を得たものではなく、現在、強烈な反対運動が起っています。ドイツと韓国では、政府の判断と国民の判断が大きく乖離しているという類似点があります。
  • ただし、ドイツの場合、住民の反対は、自分たちの職が奪われ治安が低下する、などの生活上の切実な理由で移民受け入れに反対しています。一方韓国の場合、心情的に同族である北朝鮮へ何らの対策も立てずに北朝鮮の暴走を許しながらも中国に一切触れない人、北朝鮮からの攻撃目標になると主張する人、などがミサイル配備に反対している、という違いがあります。

また国是として日本に敵対する中国と北朝鮮を御する意味で存在する日本にある米軍基地のうち、沖縄の米軍基地移設反対運動については

沖縄県知事が一旦基地移設を承認したものの、次の選挙で選ばれた新しい知事が基地移設の承認を取り消した

ことに起因しており、事情が異なっています。きっと移設反対の人たちは、韓国のTHAADミサイル配備問題とまったく同じだ、と主張するでしょうが・・・・・・。

いずれも、

中国などの弾圧国家では、問答無用の人権無視で強硬突破し、「決まったことだ」との一点張りを続けられますが

民主主義というのは、やっかいな面も含まれているんですね。

最後に私の懸念を一つだけ。

いつもの米軍の汚点ですが、今回在韓米軍に配備されることになったTHAADミサイルが、高額にもかかわらず実際の運用時にトラブルを起こすのではないかという心配です。

他国への空爆時でも、実際に運転手が搭乗している戦闘機でさえ、しばしば誤爆を繰り返しており、無人のミサイルがはたして仕様通りの性能をもっているかどうか、という恐れがあります。

つまり「有事」の場合に、北朝鮮に向かっていたはずのミサイルが誤って中国へ向かってしまう、という危険です。

さてさて、皆様はどう思われますか。

中国に関する醜聞 122 航行の自由

2016年07月27日 05時19分35秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。 

「中国語」という非論理的な言語の構造的な欠陥が、外国人には不可解な「本音と建て前」の使い分けと、どれほど関係しているのでしょうか。余りにも乖離しすぎてしまった「本音と建て前」が中国人固有の「でっち上げと偽装・偽造」の温床ではないか、と疑う姿勢が必要なのかも知れません。


南シナ海、航行の自由作戦は「悲惨な結果」招く可能性=中国軍幹部

[北京 18日 ロイター] - 中国軍の孫建国・連合参謀部副参謀長は16日、北京で行われた非公式フォーラムで、米国などが南シナ海で実施している航行の自由に基づく艦船派遣は「悲惨な結果」を招く可能性があると警告した。

同副参謀長は、航行の自由問題は一部の国々が繰り返し煽っているでっち上げと一蹴。「南シナ海の航行の自由がいつ影響を受けたというのか。過去、現在、未来のどの時点においても、そのような問題は起きない」と述べた。16日夜のフォーラムでの発言原稿を18日にロイターが入手した。

さらに、南シナ海における航行の自由の恩恵を最も受けるのは中国であり、妨害は許さないと言明。「しかし、軍事的航行の自由には常に反対する。それは軍事的脅威をもたらし、国際海洋法を軽視し、これに抵触することになる」と述べた。

そのうえで「この種の軍事的航行の自由は、南シナ海の航行の自由に打撃を与え、破滅的な結果を招く可能性がある」と述べたが、詳細には触れなかった。

一方、米国防総省当局者は匿名で、米国には航行の自由作戦を行使する権利があり、孫副参謀長の発言でそれが変わることはないと述べた。:REUTERS ロイター 2016年07月19日 


もし「中国人の本音と建て前」を熟知した上で悲惨な結果を生む可能性がある」と翻訳したとするならば

「相手が責任を取らねばならない」というのは、「自分の不法な行動は正しく、それに反発するほうが不法」とする例の「ねつ造した国内法」と「国際法」について誤解したまま言及しているのでしょう。

こういうことがひんぱんに起っていますが、これは中国人の視野狭窄症(しやきょうさくしょう)の問題であると同時に、それでなくても不可解な中国語表現に加えて、中国語→英語→日本語という翻訳過程にも疑惑があると言えます。

「自分の行動を正しい前提」とした上で、「受けた反発」がことの発端と考えるなど、中国共産党ならではの自惚れでしょうか。問題は、事の発端がどこにあるか、ということで、中国共産党は独善的にこの種の脅しをするのになれているようです。

分りやすく言えば、「勝手に」自分が決めたことに反対するのはけしからん、ということで、楽ですね、「勝手」に何でも決められるとは(笑)。

仲裁裁判を無視し判断を「紙くず」だとするのは

自国の領土だからという理由ですが、「それに関して各国の主張が入り乱れている」のでこれを「仲裁」するために設立されたのが仲裁裁判所だったのです。

にもかかわらず裁判を欠席し、裁判そのものを無視するのは、自分の判断が一番正しいとし、他人が仲裁するのは許さない、とするものであり、ますます孤立を深めるものでした。

悪く解釈すると、「中華の独善」という意味での「唯我独尊(ゆいがどくそん)」そのもので、なつかしい響きさえします(笑)。

この解釈については(その1 その2)をどうぞ。

次で見られるように

  • 中国が法的に認められた「他国の領海」を「自由航行」と称して平気で通過する
  • 法的に認められていない「自国の領海」を「自由航行」する他国を威嚇する

こういうワガママで幼稚な発言をするのが、中国共産党でした。

間違った前提の上に、「お前がそうするなら俺もそうするぞ」としております。

そもそもの前提について触れることなくそれは既成事実・真実だとした上で話を広げるという「中国人特有の偽装」に、問題の発端があるように思います。


航行の自由」を主張=領海侵入継続か-中国

【北京時事】中国国防省は15日、鹿児島県口永良部島周辺の領海に中国軍の情報収集艦が侵入したことについて、「国連海洋法条約に規定された航行の自由原則に合致する」との談話を発表した。談話は「(艦艇の通過海域は)国際的な航行に使われる海峡だ」と主張しており、今後も中国軍艦艇が「航行の自由」を口実に日本領海に侵入する可能性がある。(時事 2016/06/15) 


これは

2016/07/12の仲裁裁判所の判断がでる1ヶ月前のことですが、ここでも、「自分勝手」に行動しながら、「他人の勝手な行動」は許さないとする、余りにも子供じみた中国共産党の言動が見られます。

南沙諸島・西沙諸島では、誰も認めていない勝手に宣言した「領土」を他国が「自由航行」するのを許さないとしながら、日本の領海には「航行の自由」と称して平気で入り込むのでした。

自分の判断だけで行動し、それに反するいかなる声にも耳を貸さずに無視する中国に、世界中がお仕置きしなければならないでしょう。

しかし中国の本音と建て前を駆使した微笑外交に、ころりとだまされる人がいて・・・・・・。  


ルドリアン仏国防相 

南シナ海に海軍、提案へ EU各国に

 【シンガポール共同】フランスのルドリアン国防相は5日、欧州連合(EU)各国に対し、南シナ海の公海に海軍艦艇を派遣し、定期的に航行するよう近く呼び掛ける考えを明らかにした。シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で述べた。

 ルドリアン氏は、EUは「航行の自由」によって経済的利益を得ているとし、南シナ海情勢を懸念していると主張。毎日新聞2016年6月6日 東京朝刊 


フランスもEU各国へ

海軍艦艇を南沙方面へ派遣して「航行の自由」を呼びかけていて、中国を懲らしめなければならないというのは、世界的な動きになりつつあるようです。

▲▲ 仲裁結果は「紙くず」←重要な暗示 ▲▲

  1. 仲裁裁判所の判断を、中国共産党政府が「紙くず」と・・・・・・これは中国共産党が「裁判」そのものを学芸会だとみなしていることを暗示します。
  2. 中国内の裁判所の判断を、中国人が「紙くず」と・・・・・・これは中国人が「裁判」そのものを学芸会だとみなしていることを暗示します。

2.があるからこそ、1.があるのでしょうね(笑)。

そもそも「裁判」なるものは、法によって問題を処理しようとする意図がもとになっています。しかし中国共産党が支配する中国では、すべてを「中国共産党」が決めるのであり、「法」が決めてはいけない、のでした。つまり中国は法治国家ではないことを、十分に理解しておく必要があります。

中国共産党〔1921年結党〕が中華人民共和国を建国〔1949年〕したことを思いだせば、より大切なのはでした(笑)。

別の見方があります。

中国共産党が、中国人民解放軍を御しきれなくなったのか、それとも中国人民解放軍をけしかけようとする意図か、という問題です。

中国では報道規制があまりにも強すぎ恣意的ですから、まるで鉄のカーテンであって、その真実性を確かめる方法は、ありません。 


<南シナ問題>インドが注視…仲裁裁判、12日に判決

 【ニューデリー金子淳】南シナ海での中国の領有権主張について、国連海洋法条約に基づき仲裁裁判が12日に出す判決をインドが注視している。中国のインド洋進出を警戒するインドは、南シナ海問題の「国際法に基づく解決」を主張し、判決を支持するとみられる。一方で中国は既に、判決の受け入れ拒否を表明。この問題を巡り中印のさや当てが続く可能性がある。

 中国とインドは最近、領土問題や安全保障分野でぶつかる場面が相次いでいる。

 インド北東部アルナチャルプラデシュ州の当局者によると、同州で6月9日、約250人の中国軍がインド側の実効支配地域に進入し、数時間、滞在した。インド軍との衝突はなかったが、地元当局者は「多くの地元住民が中国軍の越境を目撃した。明らかな挑発だ」と指摘する。

 さらにこの日未明、沖縄県・尖閣諸島付近で、中国の軍艦が初めて接続水域を航行した。15日には鹿児島県・口永良部島近くで、日米印海上共同訓練マラバールに参加していたインド艦を追う形で、中国の情報収集艦が日本領海を航行した。

 インドのモディ首相は2014年の就任以来、日米との首脳会談などで、南シナ海問題での中国の姿勢を念頭に「航行の自由」に言及してきた。従来の非同盟主義から日米との防衛協力重視へと力点を移しつつある。マラバールもその一環だ。

 一方で中国は、オバマ米政権のアジア太平洋地域を重視する「リバランス(再均衡)」政策にインドが呼応していることへの反発を強めているようだ。

 インドが海洋問題での対中けん制を強めるのは、中国のインド洋進出が現実的な問題として浮上しているためだ。インドメディアによると、2015年5月にインドの敵国パキスタン南部カラチに初めて中国の潜水艦が寄港。インドでは、中国がパキスタンで建設を進める「中パ経済回廊」の軍事利用を懸念する声も出てきている。

 ただ、中国との経済関係も重視するインドにとって、対中関係の悪化は得策ではない。印シンクタンク「世界問題評議会」のラフル・ミシュラ研究員は「南シナ海問題などでインドは以前より主張を強めるようになった。だが、この問題に必要以上に積極的に関わったり、批判を抑えたりすべきではない」とバランス外交の重要性を指摘する。毎日新聞 2016年7月11日(月)18時59分配信  ←最初のリンクが切れていたと判明し、検索し直して設定したため、引用文と実際の本文とが一致していない可能性があります。〔リンク切れの場合でも、当初のリンクは確認済み。〕


最後は「航行の自由」ではありませんでしたが、まさに四面楚歌、周辺が敵ばかりになった中国共産党でした。 

  • 東には、朝鮮半島と日本が
  • 西には、馬政権から蔡政権へ移った台湾が
  • 南東には、フィリピンやインドネシアやオーストラリアが
  • 南には、インドが
  • 西には、イスラム過激派が
  • 北には、同じ共産国ですが深い溝があるロシアが
  • そして遠くには、アメリカやカナダが

取り囲んでおり、まさに孤立無援の中国ですが、友好国とみられるのが

やはり同じく混乱と弾圧で知られ、中国の南西に位置するアフガニスタン・パキスタン・ラオスあたりでしょうか。

シリアを追われたISが、東へ移動するのを余儀なくされ、中国西部のイスラム圏でテロを起こすのではないかと心配されています。

中国は、それでなくてもイスラム教徒を弾圧する「中国共産党という名の宗教国家」ですから、イスラム教を大切にするアフガニスタン・パキスタンとは、やがて袂を分かつであろうと予測するのに、それほどの難はありません。

ラオスは長い中国との歴史があるようで、主に仏教と社会主義が同時に存在するものの、儒教の影響はそう多くないようで、やがて多くの人の意識が活発になれば対中国で問題をかかえることになるでしょう。

またロシアは、確かに中国と似た無法国家であり、両国が制裁されて孤立すればするほど両者が助け合わねばならないのでしょうが、同じ共産国家らしく独裁を好みながら深い溝がある、ことも知っておかねばならないようです。

アメリカの立場としては、ロシアを孤立化させるとロシアが中国に接近し、かといって中国の無謀を許すわけにもいきませんが、中国を孤立化させると中国がロシアに接近し、かといってロシアの無謀を許すわけにもいきません。

これまでのゆさぶり作戦を根本的に見直さねばなりませんが、それどころではなくなったのが、あと4ヶ月後にせまったトランプかクリントンかという低レベルの二者択一選挙ですね。

これらの中国を取り囲む周辺国が「四面楚歌」の故事にならって

夜中に漢の古い歌を歌うことで「周辺は漢人ばかりになったらしい。もはやこれまで。」と中国共産党が観念して自ら政権を放棄するようにもっていくべきなのでしょうか(笑)。 

また、敵を欺く」のを好む漢人の伝統から

まったく予想できなかった中国の動きがわかり始めるかも知れません。

南沙諸島方面で危うくなり始めたと直感すると「強がり」を言いながらも仲裁裁判所の判断が下る直前に、上記のように南のインドへちょっかいを出すなどが考えられました。

ちょっかいを出すことによって、敵の目をそこに集中させながら、実際の狙いを別のところへもっていける、と考えています。これが「敵を欺く」中国伝統の手法でした。

いかにも「正直さ」「誠実さ」を欠き、偽りを旨(むね)とする漢民族らしいところで、これをそっくり真似たのが北朝鮮・韓国などの朝鮮半島だということは衆知の通りです。

もう一度繰り返しますが、あくまでも「だまし」ですよ。本音はいつも別のところにあるようです。


南シナ海情勢 仲裁裁の裁定めぐり台湾・蔡政権が苦慮の可能性も 領有権主張の範囲は中国と同様…

 【台北=田中靖人】南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定で、台湾の蔡英文政権は内容次第で難しい対応を迫られそうだ。事実上、中国と歩調を合わせてきた前政権の方針から米国寄りの国際法重視へと転換を図りたい一方、「主権」の擁護を求める域内の世論も無視できないためだ。・・・・・・

 中国国民党の馬英九前総統は、フィリピンが同島を「岩礁」だと主張したことに反発し、1月に上陸。馬氏に近い学会が3月に意見書を仲裁裁に提出し、裁定が遅れたとされる。

 台湾は、中国が主張する「一つの中国」原則の影響で国連海洋法条約に加盟できず、仲裁裁判の傍聴も認められなかった。台湾の外交部(外務省に相当)は5月の政権交代直前、裁定が台湾の権利を侵害する場合は「受け入れない」との声明を発表。民主進歩党の蔡政権は、航行の自由や海洋法重視の姿勢を示す一方、この問題での立場に「変化はない」としている。:産経新聞 2016/7/11 18:25 ←リンク切れ


台湾は

中国と同じように南沙諸島の領有権を主張しています。しかし中国は、台湾を自分の領土だとみなしており、台湾の主張も無視しています。

そして台湾は、裁判結果が自国に有利ならば裁判を認めるけれども、自国に不利ならば裁判を認めないとしています。やはり似ていますね(笑)。

中国や台湾にとっては、国内的にも国外的にも、しょせん「裁判は茶番」でしかないんでしょうか。「正しいのは自分だけ」であり、最終的には武力・腕力で決着をつける方針とみられ、そのために外国からせっせと武器を調達したり自国の防衛費を増強しております。

もしも台湾が、仲裁裁判所の判決を

  • 「民主国家」らしく尊重し、国際法を認めるならば、周辺国の台湾への理解が高まるでしょうが、その場合、従来の領土主張を撤回しなければなりません。
  • 「中国」同様に国際法を無視するなら、中国には喜ばれる(つまり敵対の度合いが一時的に減る)でしょうが、台湾も又、孤立の方向へ向かうことが避けられません。

考えたら台湾も大変でして、中国の威嚇・脅しがあるとはいえ、どちらに転んでも難しく、しょせんは朝鮮半島と同じく瀬戸際外交を運命づけられた悲しさなのでしょうか。私は、ひどさの度合いで言えば

中国≒北朝鮮 〉 韓国 》 台湾

だととらえていますが、どうでしょうか。 


【中国軍艦領海侵入】

焦りの表れ、締め付け奏功 思考回路は世界の非常識
米太平洋艦隊のスウィフト司令官(右)と会談する中谷防衛相=14日午後、防衛省

日米両国と友好国による中国包囲網の締め付けが相当効いている。焦っていると言ってもいい。鹿児島県・口永良部島周辺の領海内での中国艦艇の動きや、中国外務省の常軌を逸した発言の数々がその証左だ。

挑発に乗らず、中国側の意図を慎重に見極める日本政府の対応は理にかなっている。ただ、偶発的な衝突を避けるためにも、中国軍部と外務省の思考回路が世界の非常識であることを、外交の舞台で上品に、しっかり教える必要がある。

同時に、主権を犯す国際法違反事案には、毅然とした対応が求められる。:産経新聞 2016.6.16 00:49更新


どんな横暴・無法を繰り返そうとも、中国を全面的に支持するという「不思議」な日本人が昔からいらっしゃいます。

そういえば日本でも昔、北朝鮮を全面的に支持するという不可解な勢力(人や党)があったことを思い出せば、中国べったら漬け勢力が現在存在していることも、それほど「不思議」ではありませんか。

  • 足元の「日本の悪いところ」だけを見て、海の向こうにある「北朝鮮・中国のいいところ」に集中するという、いわゆる「ニセ」の進歩的文化人もいるのでしょう。
  • この逆に、自国である「日本のいいところ」だけを見て、「外国の悪いところ」に集中するという、いわゆる「ニセ」の保守主義者もいるのでしょう。

それでは、お前はどうなんだ、と言われますが、それに対しては

  • 日本にも、いいところもあれば、悪いところもある。
  • 外国にも、いいところもあれば、悪いところもある。
  • 日本に来る外国人には、自国と日本とを比較して、日本のいいところと悪いところの両方を知って帰っていただきたい。
  • 外国に行く日本人には、その国と日本とを比較して、日本のいいところと悪いところの両方を知って欲しい。
  • つまり、何であれ、いいと思うことと、そうでないことの両方が必ずあるはずで、長短両方を知り理解することが、旅をする「価値観を広める」という利点だと思います。
  • 自分を守るためでしょうか、欠点だけを集めて批判力があると錯覚したり、長所だけを集めるだけのあばたもえくぼ」状態、の両方が偏り過ぎていると思います。

こう、答えることにしています。

さてさて、皆様はどう思われますか。


沖縄の醜聞 17 翁長の偏向

2016年07月27日 05時14分14秒 | 社会

今回は「沖縄の醜聞」です。 

「うっかりしていると見逃してしまいそう」な醜聞や「自分と異なる意見を醜聞」とする醜聞。日本にも看過できない醜聞がありそうですよ。 

ここでは、「公には」多様性がなく、「公には」言論の自由さえみられない沖縄が、その点で中国・韓国そっくりであることを述べています。 

しかし私は、そんな「異論を認めようとしないで大勢に従おうとしている」上に「思考を停止している」と言われたら激昂する沖縄県民にさえ、幸あれと祈らずにはいられません。なぜならば今、私は沖縄に住んでいるからです(笑)。


「中国には言わず、米には主張する」石垣市長が沖縄知事批判

【石垣】尖閣諸島で中国公船が領海侵犯を繰り返している問題で、石垣市の中山義隆市長は16日の市議会で「翁長雄志知事は中国のトップに会っても何も発言せず、アメリカでは米軍基地問題をドンドン訴えている」などと知事の対応を批判した。崎枝純夫市議の質問に関連して答弁した。 

崎枝氏は自衛隊配備や辺野古移設、尖閣諸島などの問題に触れ、翁長知事を支援する立場で質問。

中山市長は、知事が経済交流促進を目的に4月に中国で李克強首相らと面談したことを挙げ「翁長知事はマスコミに『領土問題は一地方自治体の長が言うべきでない』と述べた。私は大変憤った」と指摘。

「中国の公船が沖縄の行政区域で領海侵犯を繰り返す中、中国トップに会えても何も発言しない。片方の国に言わず、アメリカでは基地問題を言う。那覇市長だったらいいが、沖縄県知事だ」と語気を強めて批判した。:沖縄タイムス 2015年6月17日(水)10時56分配信 


1年も前に、石垣市長の中山がこう主張。

公平に見てこちらの筋道が通っているようです。

沖縄県知事の翁長は

那覇市長ならまだいいかも知れませんが、沖縄県知事ならば、これだけ中国の横暴が多発しているにもかかわらず

  • 中国訪問時に  「中国の横暴に何も言えず」
  • アメリカ訪問時に「米軍基地反対を強調する」

というアンバランスを見せつけており、まず知事として失格と言っていいでしょう。

それでも言いたいのでしょうが、それを「バランス感覚がない」と指摘しています。

「バランス感覚など必要ない」なら、独善的に過ぎ、一部の支持を背景にした「独裁」を目指す思考でしかありません。

それでも熱狂的に支持されていると「錯覚して」、我が道を進む翁長。そして、それに拍車を掛けるのが、沖縄のメディアで、まるで韓国そっくりです。

沖縄県外の人は、それが沖縄人の総意だ、と思わないようお願いします(笑)。

本当の民主主義ならば、過半数を得たほうは、過半数を得なかった人たちの主張もいくらか加味して政策を推進するものですが、沖縄県には微塵もみられません(笑)。

翁長雄志は大江健三郎と同様

中国共産党を異質とみているはずですが、実際に訪中時に中国共産党から手篤くもてなされると、「頭をなでなでしてもらったと感じ、何も言えなくなる」のでしょう。

どこかがおかしいと思います。

同じニュースを琉球新報で検索しましたが、見られませんでしたので、これは沖縄タイムス独自のニュースなんでしょう。

まだよくわかっておりませんが

私は、「琉球新報」と「沖縄タイムス」を同じように見てきましたが、これらのニュースに見られるように、琉球新報と沖縄タイムスには微妙な違いがある、ように思い始めています。

なにしろ、かつては、沖縄では朝日新聞さえ右翼新聞に見えてくる、という声もあったほどです(笑)。

東京都知事が

2人連続して「不祥事で途中辞任」し、来週2016年7月31日(日曜)に選挙があるそうで21名が立候補〔←すぐにリンク切れになるはず〕。

私には都知事選挙での選挙権がありませんが、連続不祥事で知事を辞任させたのは、ある意味では「言論の自由の勝利」なんでしょう。

沖縄では、しかしながら残念なことに

2大紙が片方に偏向して言論を方向付けているため、東京のような事態は、あり得ません。これは断言できます。それができるように成長するのはいつのことでしょうか?

いうまでもなく、自分が主張する方向と同じ知事を、沖縄のメディアが批判するはずがない、と言えます。これは永遠に続きそうな全体主義的な特徴です。

対米従属をやめよと言う人が、対中従属をやめられない。いとをかし!

もしも対中従属を見直す人が対米従属を見直すならば、それは信頼に値します。しかし

  • 対米べったりの人が対中べったりの人を非難する
  • 対中べったりの人が対米べったりの人を非難する

これらは「目くそ鼻くそを笑う」の類でして、それぞれの言い分はわかりますが、そんな人たちに信頼性を見出すことは難しそうです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


怨霊(おんりょう)

2016年07月26日 09時05分03秒 | 社会

夏向き?の

こわ~い「怨霊(おんりょう)」のお噂をば一席聴いていただき、「おあと」と交代させていただきます。←どこかで聴いたようなセリフ 

とはいえ現代の「怨霊」には、昔のような怖さは、見られません。

しかし日本でも、昔

  • 権力に振り回されないために政敵を滅ぼさねばならなかったようです。やられる前にやる、という、まるで現在の「アメリカ銃社会」のようです。
  • 上では、「滅ぼす」という無難な言葉を使いましたが、当時の人々は、感情のもつれが大きく対立した場合、不法な手段を用いて身を守り、それでもって出世したのでしょう。
  • いわば、自分の身を守るために銃を携帯するのですが、それが銃乱射事件を誘発している、ようなものです。
  • その不条理な恨みを描いた話なら、講談や落語にたくさん残っております。
  • 考えてみると、5花街の近くとは言わず、街中に「寺」がある京都。男性もたしかに不可解な運命を強いられたことでしょうが、「駆け込み寺」の意味もあり華やかな所作振る舞いの裏でどれだけ多くの女性が理不尽な仕打ちを受けたか分らない、という面からも京都の寺を理解できそうですね。
  • 寺院などには、増え続ける皇族や為政者たちの落胤(らくいん:おとしだね)を受け入れる役割もあったでしょうが、それさえほんの一部であり、多くは悲惨な運命をたどったであろうことは、想像に難くないところです。
  • 怨霊を鎮めようとしたので一番有名なのが、菅原道真を神として祀った北野天満宮ですね。天変地異・自然災害が続発すると、これは「無実のまま左遷され没した人の怨霊のしわざにちがいない」とされたのでしょう。


今谷: 井沢説に乗っかりますと、特に平安時代には、350年間、死刑制度がなかった怨霊を恐れるあまり、どんな重罪人でも、殺さずに島流しにした。それが公家社会に定着したわけです。保元の乱(1156年)後、武家が登場してから死刑は復活しますが、公家の社会では人を殺してはいかんということになっていた。室町・江戸時代でも人を殺した公家は勅勘(ちょっかん)、つまり御所の出入り差止めということで……こういう観念は朝廷公家社会、つまり京都にずっとあったと思います。

半藤: 古代天皇の時、やたらに殺し合って怨霊が跋扈(ばっこ)いたしまして。

井沢: そうです。跋扈ですね(笑)。

半藤: これを非常に恐れ、平安時代に怨霊説が日本人の中に定着した。

:P.55-57 井沢元彦「激論 歴史の嘘と真実」祥伝社黄金文庫(対談集) 


日本でも古代など

権力争いゆえでしょうか、親子・兄弟などの肉親同士に限らずおぞましい殺りくが無数に見られました。そういう記録が残っているだけでもすごいことで、国によっては、武力で政権を奪うと、前政権のほとんど全ての関係者が斬殺され、文物が破壊され、書類も焼却されたようです。よって残っている歴史著述の多くは、勝者に都合のいいものでした。

それを嫌った一時期、日本の貴族社会ではしばらく死刑がみられなかったのでしょう。これは、いいも悪いも、「怨霊」を恐れたものと思われます。

怨霊思想 末法思想 


歴史家の間では、長岡京を捨てて平安遷都を敢行したのは怨霊によるものだといわれているが、私はまさにそのとおりだと思う。

長岡京は正式には延暦三年(784)に造営されたが、事件は翌四年(785)9月に起こった。長岡京造営の中心的人物藤原種継(たねつぐ)が暗殺されたのである。

記録によって若干の違いがあるものの、事件のあらましはこうだ。

桓武天皇が平城京に出向いていた留守のある夜、種継が松明を持って長岡京を見回っていたところ、何者かによって弓矢で射殺されたのである。

当然、しかけたのは、長岡京造営に反対する大伴家を中核とした反藤原勢力であった。ところが、この謀略に、桓武天皇の弟(正確にいうと、桓武天皇の同母弟)の早良(さわら)親王が加わっていたということになり、桓武天皇は早良親王を廃太子し、長岡京の乙訓(おとくにでら)寺に幽閉したが、早良親王は無実を訴え、淡路に流される途中、自ら食を絶って死んでしまった。

実はその直後に桓武天皇の周辺の要人が次から次へと亡くなっていき、占ってもらったところ、それは早良親王の怨霊の崇(たた)りだということになり、結局桓武天皇は長岡京を捨てて、平安遷都に踏み切ったといわれている。

この怨霊説は、今の時点で考えれば不思議にも思えるが、怨霊は当時の時代状況では絶対的なものとして受け止められたに違いない。

もちろん真相は詳(つまび)らかではないが、桓武天皇の生い立ちとその生き方に迫る中で見えてくるものから長岡京の謎に迫るのがいちばんだと思う。: P.99-106 谷川彰秀「京都奈良『駅名』の謎」祥伝社黄金ブック


定説に至っているのかどうか分りませんが

  • 短い長岡京時代から平安遷都をさせたのが、怨霊だったとしています。
  • 一見はなやかにみえる平安時代ですが、その仕組みの矛盾が徐々にみられ、「末法思想」に集約されていったのでしょうか。
  • これは、権力志向のおぞましい貴族社会から武力でものごとを解決しようとする無慈悲(どこかの国がよく使いますね)な武家社会への過渡期に見られた「無常観」が支配したからと思われます。

当時としては怨霊思想」が、殺りくを思いとどまらせる一定のブレーキの役割を果たしていたのかも知れません。

とにかく当時の「怨霊」は、「思想」だったのでしょう。

それは、迷信の裏に潜む数々の虚偽・腐敗が暴(あば)かれてきたことを知る現代人には、想像できないほどです。

こうなったのも、為政者が恣意的に禁止できない、一定の「言論の自由」が保証されたからだった、と考えていいのです。


怨霊といえば

崇徳院を避けて通ることはできません。当時の与野党へ顔がきいた出家後の西行が、そこで出てきます。いわば、混乱の時代だったゆえに、この人の活動も認められていた、と言えます。

西行は、23歳の時、突然鳥羽院に願い出て、出家。世を捨てます。その時の心のうちをよんだ歌です。

惜しむとて 惜しまれぬべき この世かは 
身を捨ててこそ 身をも助けめ(西行)

私がこの世に執着したところで、世の中のほうは私などを惜しむことはないだろう。だからこそ私は身を捨てることで、執着で苦しむ自分を救ってやるのだ。・・・・・・

紀伊半島の山々を巡り、修験道にも会い、衣食住も構わず、宗教者として研鑽を積みました。エリート武士の地位を捨てた西行は、一歩引いた目でこの戦乱の世をみつめていきました。・・・・・・

待賢門院は、西行の仕えた鳥羽院の妃でしたが、院は別の女性を寵愛。待賢門院は、やがて出家します。・・・・・・

不遇に落ちた人の中で西行がもっともきにかけていたのが和歌に造詣がふかかった崇徳院です。崇徳院は、鳥羽院と待賢門院の子。しかし父鳥羽院からはうとまれ、弟後白河天皇が後継者に指名されました。やがて崇徳院は保元元年(1156年)7月、後白河天皇へ戦いを挑みました。保元の乱です。しかし結果は、惨敗、乱勃発の翌日には京の仁和寺に逃れ出家しました。

絶望の淵になった崇徳院。そのもとを月夜ひそかに訪ねた人物がいました。西行です。西行は寺の僧侶に1首の和歌を託します。

かかる世に 影も変らずすむ月を 
見る我が身さえ 恨めしきかな(西行)

あなたさまの身を案じているのに、いつもと変らず済んでいる月を、美しいと認めてしまう。そん自分がわれながらうらめしい限り。

敗者となった崇徳院を見限らず、むしろ悲しみに共感する和歌を送ったのです。・・・・・・

西行が讃岐へわたり、崇徳院の墓の前で歌う。なくなった人が怨霊となって害を及ぼす時代

よしや君 昔の玉の 床とても 
かからん後は 何にかはせん(西行)

陛下、もうやめませんか。崩御された今となっては、たとえ昔のままの玉座にあられたとしても、それが何になりましょうか。

古から和歌には鎮魂の霊があると信じられていました。保元物語には、西行の歌によって崇徳院の怨霊は鎮まったと記されています。

知恵泉「西行の人脈力」NHK総合 2014/10/21


詳しく述べる場所ではないので、略しますが

配流先でなくなった崇徳の怨霊を鎮めたのが西行だったようです。ここには当時の人たちの後白河に対する反発さえ感じられます。


京都では・・・・・・次のような別の歌詞が存在する。

京の京の大仏さんは天火で焼けてな
三十三間堂が焼け残った
アーリヤドンドンドン コリヤドンドンドンうしろの正面どなた

・・・・・・この歌詞の「京の大仏さん」が、前述(118ページ)した、秀吉を豊国廟に葬るために造られた方広寺大仏殿を指すことはいうまでもない。大仏殿は1600年に建立され三十三間堂を取り込んだ大伽藍を誇っていたが、1798年(寛政10)に落雷によって焼失した。この歌詞がその事件をうたったものであることは明らかだ。

1800年頃より「かごめ」の歌が流行しはじめ、続々と史料に記録されはじめるのである。つまり、「かごめ」の歌は秀吉の豊国廟について歌ったものではないだろうか。 :P.134-135 宮元健次「日光東照宮 隠された真実」祥伝社黄金文庫


京都の人々にとっても、豊臣秀吉が大人気であったことは想像に難くない。また、その秀吉の墓が徳川によってあばかれたことを、京都の人々は悲痛な気持ちで見ていたことは『京童』や『東海道名所記』など多数の史料が物語っている。

そこであの北野神社の祭神で怨霊と化した菅原道真について「行きはよいよい帰りはこわい」と童歌にうたったように、豊国廟の悲劇についても、秘かに童歌に託したのではないだろうか。 :P.136 宮元健次「日光東照宮 隠された真実」祥伝社黄金文庫


時代は下って、秀吉~徳川幕府の時代になりました。

幸か不幸か、戦乱に明け暮れる京都でしたが、近年はそれからまぬかれたようで、「京都では、先の大戦というと、応仁の乱(1467-1477)のことを指す」という話も聞きます。

そして豊臣家を滅ぼした徳川幕府が、その怨霊を恐れ、徹底的に痕跡を消そうとしたのでしょうか。

  • 現在でも高野山の「奥の院」に、豊臣家ほか多くの敵対する戦国武将たちの墓所がみられ、宗派を超えた空海の教えを暗示しています。
  • 奈良・大阪・京都ではなく、なぜあんな辺鄙(へんぴ)な場所に墓所を作ったのか、と考えてみる価値がありそうです。

とにかくここでは

定説となっていることだけが歴史ではない、と申し上げています。もし余裕があれば、定説を覆す試みにも挑戦してみたいものです。

複雑な現在の「国際関係」では、先がどうなるのか分らないという面があり、変えることができない事実の積み重ねである「歴史」とは意味が違うことを、よく理解しているつもりです。

しかし、定説となっている解釈に洗脳される心配があるという点では、現代の国際社会も、過去の歴史も、同じでしょう。

定説には、大切な一面があるものの、やがてその定説が私たちを悩ませる」とは、つらい現実です。

かつての怨霊と、現在の妖怪では、意味も違うんでしょう。現在では、どちらかというと「かわいい」妖怪を描き楽しむことが多いのに対して、昔の怨霊とは、いい悪いは別として、それはそれはこわ~い存在だったようです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


うらみ節?

2016年07月26日 07時58分39秒 | 笑い

「どうしてくれる」、と言われても、素直に「すみません」とは言えませんが、「飲めと言われて、素直に飲んだ」とも言います(笑)。

さて今回は、ぐっと趣を変えて「恨み節」を集めてみました! 


こんな私に誰がした

少し前のテレビドラマでしたが、内容は別として、この題名だけは覚えている、という人もいらっしゃるでしょう。

題名だけで言えば

  • いつも「自分には責任がない」、悪いのは「ほかの人たち」。
  • そんな人がいますね。ワタシは「ウソ偽り」なく「正しく」振る舞ったのであり、そんなワタシを巧みに利用した、「ほかの人たち」が憎い。
  • 確かに「そのときは、そう思った」のでしょうが、一貫性がないと、こんな言い訳を続けることになります。
  • うぬぼれ、自己陶酔、視野狭窄症(しやきょうさくしょう)、被害者ぶる人、がこれに該当します。

もしその人にそれほど大きな問題がないなら、使われている言語体系そのものに構造的な欠陥があるのでは、と疑うこともできます。

もとの十九にしておくれ

いまさら離縁というならば もとの十九にしておくれ

元々は沖縄の歌曲ですが、田端義夫などが歌ってました。実にこっけいな歌詞ですね!

矢切の渡し(やぎりのわたし)

つれて、逃げてよ~ でお馴染みです。

私は最初、耳でこの曲名を聞いたとき、てっきり「夜霧(やぎり)の私」だと思ってました。「夜霧(よぎり)よ今夜もありがとう」が念頭にあったのでしょうか。

笑って許して

歌手は和田アキ子、作詞がその悪友、いや阿久悠(あくゆう)でした。

ムチャクチャなことを言っておきながら「笑って許して」とのたまう人を、あなたは許すことができますか(笑)。

うらみ・ます

中島みゆきの、こわ~い歌も、ご紹介しておきます。

あなた死んでもいいですか

都はるみ「北の宿から」の3番歌詞も、こわ~いですね。 


無数にある怨霊(おんりょう)節は、平安末期のみならず現代にもしっかり根付いているようです。お~こゎ!

怨霊については、別途、当ブログにて取りあげます。


ソフトボール

2016年07月26日 00時00分20秒 | スポーツ

この夏の女子ソフトボールに関しては、次のようになっています。

  • 米WC(アメリカ)・・・・・・終了

1位 日本
2位 アメリカ
3位 オーストラリア

  • 世界選手権(カナダ)・・・・・・終了

1位 アメリカ
2位 日本
3位 カナダ 

  • 日本杯(高崎)・・・・・・2016/09/02-04 予定  

ソフトボールに関しては

スポンサー契約の関係か、試合状況がさっぱり報道されず、インターネット・サイトで遅れた結果を知るだけです。

日本が対戦した準決勝と決勝も、結果がわかった上でBSジャパンで録画放送されていました。

それでもBSジャパンが録画放送に踏み切ったのには、それなりの意義があった、と言えます。

特に 2016/07/25(月) 放送の決勝について言えば(いずれも日本時間)

  • 2016/07/25 10:00 試合開始
  • 2016/07/25 12:56 BSジャパンで録画放送開始

という状況でした。契約の関係でしょうが

12:56 BSジャパンで録画放送が開始された時点で、すでに結果が出ていたはずですが、インターネットでもまだわからない状態でした。

しばらく録画放送を視聴していましたが、1回表アメリカに4点も奪われてしまい、これは危ないと思っていたら、案の定、途中からインターネットでアメリカが勝って優勝したことが分かり、録画は続けましたが、眠くなり寝てしまいました(笑)。

夕方に目覚めた時に報道結果通り日本が負けていました。

やはり、サンマ「目黒」に限りスポーツ中継は「生」に限るのですね(笑)。

↑落語に精通していないと「目黒」の意味は不明? 


ソフトボールでは、このあと

  • 日本杯      ・・・・・・2016/09/02-04 高崎
  • アジア選手権・・・・・・2016/12/09-15 タイ

が予定されているとのことです。〔日本ソフトボール協会

当ブログで述べた「予定並びに結果」に関しては、こちらをどうぞ。

ソフトボールを含め総合的に言えば、これからのスポーツ(国際)大会の予定は次のようになっています。 

  • リオデジャネイロ五輪 ・・・・・・2016/08/05-21 ブラジル国
  • 高校野球             ・・・・・・2016/08/07-21 甲子園(国際ではない)
  • ソフト日本杯         ・・・・・・2016/09/02-04 高崎
  • 女子野球WC         ・・・・・・2016/09/03-11 韓国
  • ソフト・アジア選手権 ・・・・・・2016/12/09-15 タイ国

3つが女子ですが、なかなか忙しい夏になりそうですね。

とくに9月の試合(高崎・韓国)が台風時期なので心配!

正確な日程については、それぞれのサイトを御覧下さい。 


なお関心がある方は少ないと思われますが、将棋界2016年のこれからは

▲将棋棋聖戦(5番勝負)・・・・・・08月01日 第5戦(最終局)

現在、羽生善治王位2-2永瀬拓矢の間で接戦が続いており、来週には結果がでます。なおこれは1日制度の勝負です。

なお上記リンクは、最終局を終えた後、いつの間にか切れるはずです。

▲将棋王位戦(7番勝負)・・・・・・07月27日-28日(第2局)

現在、木村一基1-0羽生善治王位で、始まったばかりですが、今年の春に羽生善治が佐藤天彦に名人位を奪われたのに関連して、今年がいよいよ羽生時代の終焉を象徴する時期なのかと、外野としては興味深いところです。

明後日から始まりますが、これは2日制度の勝負で、1日目の最後に「封じ手」があります。

このリンクも、最終局を終えた後、いつの間にか切れるはずです。

なかなか、忙しいですね!


ロシアの醜聞24 リオ五輪参加は?

2016年07月25日 12時00分46秒 | 海外

いよいよ間近に迫ったリオデジャネイロ(ブラジル)五輪。

期間は 2016/08/05-21 ですが、ロシア選手の参加が焦点になっています。既にロシア陸上競技の選手は1人を除いて参加が認められませんでした。


プーチン・ロシア大統領、「IOCと協力」=独自の反ドーピング委提案

大統領は「反ドーピングの独立委員会を設置するようロシア・オリンピック委員会(ROC)に提案する」と表明。その独立委トップにスミルノフIOC委員(ロシア)を指名するとともに、外国の医学・法学専門家をメンバーに招き、透明性を高めたい考えを示した。 (時事 2016/07/22-23:48)  

これはIOCの決定(2016/07/24)前に出された表明で、なんとか全体の参加禁止にならないようにとの演技に過ぎないだろうと思われます。 


ロシアのリオ五輪参加、競技ごとに判断 IOC決定

日経2016/7/25 1:23  

IOCの判断が出ましたが

ロシアチーム全体のリオ五輪参加に関して判断せず、各競技団体に任せたらしいですね。ただし厳しい条件付き(過去1度も違反で失格になっていない選手)で参加を認めたようです。

またパラリンピックに関しては8月に結論をだすとのこと。

これに対しては、2通りの意見があり

    1. ロシア国内のドーピング疑惑がこれだけ明かになっており、ロシア国内の関係者が多数不審死していてプーチン政権がかかわった殺害ではないかとされているのに、なぜ全体を参加不許可にしなかったのか、というもの。
    2. 連帯責任ではなく、一部のドーピング隠蔽者だけを罰すればいいのだから当然だ、というもの。プーチンがIOCに協力すると表明したのが効果的な演技となって競技団体ごとの判断になったのかどうか、です。

さて 2016/08/05 開会式を迎えるリオ五輪

一部予選は開会式より前に始まります。もう10日前ですから、各競技団体が、すばやく該当ロシア選手のドーピング履歴を調べ五輪参加が可能かどうか判断できるかどうかですね。

ロシアを出発し、ブラジル入りしてから参加できないことが判明する人も出てくるでしょう。

NHKが報道していたことですが、一部疑問をもちました。

「ロシアのメダル数が多いので、ロシアが不参加になれば競技のレベルが下がる」としていますが、薬物でメダルをとったりレベルを向上させていたのであり、「薬物が競技全体のレベル向上に寄与した」と受け取られかねないことを言うべきではない

と思いました。

IOC全体としては一段落ですが、各競技団体が忙しくなり、果たして間に合うのかどうか、心配です。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞121 反共と反日

2016年07月25日 06時18分35秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。

いつも両極端に振れるのが韓国。中国で使われるのも入れると・・・・・・

反日(はんにち)、嫌日(けんにち)・憎日(ぞうにち)・抗日(こうにち)・侮日(ぶにち)・仇日きゅうにち排日(はいにち)・卑日(ひにち)・蔑日(べつにち)

さらには定着していないものまでを含めると

毀日・制日・用日(ようにち) 

などもあるらしく、どんな意味なのかはわかりませんが、きっと悪口なんでしょうね(笑)。

まさに百花繚乱ではないかとするかたもいらっしゃいますが

それは味付けの問題で、すべてこれらは「敵」の類語でして、例によって、敵か味方か、白黒をはっきりさせなければ気が済まない朝鮮半島人の矜恃(きょうじ)なんでしょう。


韓国の2大「国是」と言えば


でどちらにも」がついているのが興味深いところです。

二者択一なんですね。

  • この国では中間色があり得ず、必ずどちらか一方に振り切れるのが特徴です。どんなことについても、感情的・直情的に、大声を上げて叫ばねばなりません。
  • どちらとも言えない人は「軟弱な人間」とさげすまれるため、全ての人が、どちらかを表明しなければなりません。
  • ただし「反共」は揺れ動いており、連続した大統領時代金大中1998-2003/盧武鉉2003-2008〕には対北朝鮮で意欲的な太陽政策がみられたものです。しかしいつのまにかそれもすっかり影を潜めてしまい「空白の10年間」だったようですが、雨降って地固まるの時期と言えるのですか?
  • その点「反日」は、もう立派な「伝統」です。これだけ他国を軽蔑する風潮が長期に渡っているのは、珍しいことですね。

そういえば

  • 朝鮮戦争(1950-1953)から50年以上も経過したのに、隣国・同族同士が、終戦状態ではなく、なぜまだ休戦状態なのか
  • 日ロ(日ソ)関係は、第2次大戦から50年以上も経過したのに、なぜまだ日ソ共同宣言(1956年)の状態なのか

似てますが、特に前者では、まだ「休戦状態」というのが、危ういところです。

敵か味方か、白か黒か、赤か青か、はっきりさせなければ気が済みません。国旗にもそれがあらわれていますか?

 

韓国では、日常的にケンカばかりがあるらしく、相手の話など「聞く価値がない」とばかりさえぎってまでしゃべり続けますが、さえぎるそのおしゃべりに「聞く価値がない」とは、あ~ぁ無情!

とにかく、中間が存在しない、ということは

  1. 異なる見方を認めず
  2. 客観性を排除し
  3. 一色を欲する思考

ということでした。なんのことはない

反共」といいながら、まるで「共産主義的な独裁」を好んでいるのですね(笑)。

これで「反共」が偽りではないか、という疑いが生じました。自分が求めていることを「国是として形式的に嫌っている」実体を、だれも信用しないでしょう。

『一番好きなことが、一番嫌いなこと』となる好見本ですね。

さて残るは「反日」。

やっかいですが、これも同じように、一番嫌いなんでしょうが、それは、一番好きだからかも(笑)。

こう見てくると、韓族の不思議さが見えてきます。


2015年6月11日、人民網によると、日本と韓国のメディアが行った2つの世論調査で、共に日韓の国民の互いに対する信頼度が非常に低いという結果になった。 

9日、韓国日報と読売新聞が共同で行った世論調査の結果が発表され、韓国人の85%、日本人の73%が相手を信用できないと回答した。また、日韓関係を「最悪」と回答したのは韓国人が89.4%、日本人が85%だった。相手の国に親近感を覚える人の割合は、日本人が32%、韓国人が19.8%だった。両国の未来については、「変わらない」と答えた人は韓国人では56%、日本人では65%となった。

韓国日報はこれについて、「韓国人の日本に対する不信感は調査を開始してから21年で最低となった。反日感情が最も高まった1年だった」と分析。「両国の問題が国民感情にも影響した。特に、安倍首相が4月に行った米議会演説で両者の認識の差が浮き彫りとなった」としている。

1日に発表された中央日報と日本経済新聞の共同世論調査でも同じような結果が示された。「戦後70年の安倍談話には、植民地支配と侵略の歴史について反省と謝罪の文言を使用すべきだと思いますか?」の問いに、「使用すべき」と答えたのは韓国人が93%、日本人は39%だった。このほか、相手の国を信用できないと答えたのは韓国人が85%、日本人が73%だった。:Record China 2015年6月12日(金)5時5分配信 


韓国では、自分には責任がなく、いつも相手(この場合は日本のこと)に責任がある、という幼児的な発想が主流を占めているようです。

韓国では「歴史問題を政治問題化したのが日本だ」と言っていますが、実は

  • 「韓国が、歴史問題を政治問題化した」と考えていたのが、都合が悪くなったため、「責任を相手に転嫁」した
  • 好きな政治論争が「日本嫌い」という共通の結論をもたらした

と思われ、いつもの手順だという感じがします。 


日韓協定で解決済の問題覆す韓国 この国とは協定結べない…

韓国では元徴用工やその遺族が、戦時中に徴用した企業の流れを汲む日本企業を相手に、賠償請求訴訟を乱発している。 

 しかし、元徴用工に対する補償問題は日韓請求権協定で解決済みである。50年前、日本が韓国に対し、無償3億ドル・有償2億ドルの計5億ドル、さらに民間融資として3億ドルの経済支援をする代わりに、韓国は個人・法人の請求権を放棄するという協定が結ばれた。協定の第2条1項では請求権に関する問題が「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」と明記されている。:NEWS ポストセブン 2015年7月5日  


国と国で条約を結んだのに

その内容を国民に知らせず、賠償金を経済発展のために使っておきながら、「我々は知らされていなかった」「独裁政権が結んだ条約は無効だ」、よって慰安婦や戦前のことに対して賠償を要求する権利がある、とする韓国。

あ~ぁ、一体どういう国なんでしょう。

もうこんな国と、どんな条約・合意・約束も、できませんね。いつでも事後になってくつがえし、法の不遡及の原則を認めず、「条約」「法律」の意味がわかっていないと思われる国。

国の体裁を整えていないところなど、中国そっくりでした。

THAADミサイルで韓国は

  • アメリカからは長い間、強要され、ようやく配備を決定
  • 中国からは強硬に非難されていますが、これぞ、正調韓国節
  • 韓国国内では、どこに地上配備するかで大きくもめており、沖縄の米軍基地反対運動とだぶって見えてきます。どちらも「中国には触れずに、存在そのものに反対」しています。中国の横暴に触れてしまうと『反対』の切っ先がにぶると考えているようです。

今ごろ気づいたとは遅すぎますが、その「遅すぎ」の原因を中国から教わったのに、いまや中国から恫喝されているのは、やむを得ないことなんでしょう。

韓国の繰り出す次の一手はなにか。

そうです、またまた「中国べったら漬け」が見られることでしょう!

その内容がどんなものかは、勉強不足でわかりませんが、多分、経済的な内容であり、それが「中国の怒り」を鎮めるのに効果があるかは微妙なところでして、どうなるかわかりません。


「私たちは親日をしなければ」。

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の妹、槿令(クンリョン)氏のこうした発言が韓国で大バッシングを浴びた。

日本のインターネット番組に出演し、靖国神社参拝や慰安婦問題について日本を擁護する主張を連発したからだ。韓国でタブーとされる「親日」という言葉をあえて使い、批判覚悟で発言した真意はどこにあったのか。:産経ニュース 2015.8.22  


現職の韓国大統領・朴槿恵の妹朴槿令パク・クルリョン

日本のネットのインタビューに応じて、韓国世論の「反日」とはまったく異なった発言をしています。こういう異論があるのがごく自然であり、一色に染まるのを美しく思うのが怖いですね。

父である元大統領朴正煕が日韓の国交を正常化させ、日本の援助で「韓国経済が発展した」と発言して、韓国世論から反発され、大丈夫かなと案じる程でした。


 「韓国守る必要なし」トランプ氏に喝采送る米有権者、かつて「敵前逃亡」した韓国軍に“根深い"不信:産経新聞 2016.4.25 16:00  


朝鮮戦争(1950-1953)時の

韓国軍や李承晩の姿勢が、セウォル号事件時の船長などの姿勢に通じるところがあり、例の問題児トランプでさえ、韓国を見放しているようです。

李承晩は

  • 単なる独裁者だったようで、実のところ朝鮮戦争(1950-1953)の停戦を望んでおらず、アメリカを利用して朝鮮半島の全体を支配下に置きたかっただけなんでしょうか。
  • 国民から見放され、1960年5月29日には母国韓国からアメリカのハワイへ亡命するしかありませんでした。そういえばその後、フィリピンの大統領マルコスも1986年2月25日にハワイへ亡命しましたね。

アメリカでは今年11月に

トランプ(共和党)かクリントン(民主党)のどちらかが大統領になるようです。

もしもトランプになると日本を含めた世界中に影響が出るでしょうが、最も大きい影響は何と言っても、朝鮮半島と中国でしょう。

この際、韓国は、きっぱりと瀬戸際外交をやめて、中国朝鮮省を明確にしてはいかがでしょうか。その場合、南北朝鮮ともに「中国朝鮮省」となります。←あり得ませんか? 


ジャパンコンプレックス 

韓国の新聞に時々掲載される世論調査を見ると、「もっとも嫌いな国」と「もっとも見習いたい国」がともに日本となっている。これは私たち韓国人の2重性を象徴している。:P.220 柳 舜夏(ユ・スンハ)「韓国人の癇癪・日本人の微笑み」小学館 2015年01月27日初版第2刷発行  


著者は

韓国人の反日は事実上の慕日だとしていますが、それでなくても「昼は反日、夜は親日」という2重性をもっているようです。

いろいろな事情があるのでしょうが、悩ましき民族なんでしょうから、そのような不可思議な言動を繰り返しているのでしょうか。きっと「こんな私に誰がした」と言いそう(笑)。 


韓国から、「反日」をなくせと叫んでも、中国共産党が存続する限り、それは無理でしょう。

韓国に、「客観性を」と叫んでも、この先100年の間に達成することは無理でしょう。

  1. 資本主義が腐敗しても自由がある限り修正可能
  2. 共産主義が腐敗しても弾圧がある限り存続可能
さて韓国がどちらを選ぶかですが
  • 韓国には、そもそも自由がないので資本主義が腐敗しても修正不可能ですから、隣の弾圧中国のように 2. を選ぶしかないのでしょうか。
  • つまり、中国共産党と運命共同体となり、黄海で心中するのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。

中国に関する醜聞 121 威嚇

2016年07月24日 09時48分46秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。

うぬぼれ・尊大さ、ゆえでしょうか・・・・・・

  • 威嚇」をすれば、「相手は必ず恐れて後ずさりするもの」と勘違いしているのが毎度お馴染みの落語的な中国ですが、「バカにされる」という選択肢を除外しているのでしょうか。
  • 威嚇」は、「自分の弱みを隠そうとする表現手段」なのでしょう、少なくとも中国語では。
  • 論理を重んじれば重んじるほど矛盾が表面化しますが、言論弾圧・報道規制でその矛盾を隠せると信じているのが中国共産党。
  • いまどき「威嚇して有利にことを運ぼうとする」のは、中国・ロシアしかありません。
  • 逆に言えば「うぬぼれ」という弱点を克服する目的で「威嚇」を多用するのは、中国語という言語の「構造的な問題」なのかも知れません。どなたか中国語に詳しいかたが論じるのを期待しております。

ただし日本人の場合、ある言語を客観的に学ぶことは難しいようです。

ある言語を学ぶことは、「自分の判断力さえその言語に沿ったものでなければならない」と考える人が多いからです。きっと「自分なりの考えをもつことは間違ったこと」なのでしょう。

ここでは近年の中国関連ニュースから2つの「威嚇」を御覧いただきましょう。 


中国在住の中国人がノーベル賞を受けるのは、自然科学系も含めて劉氏が初。その授賞決定は、経済大国として国際社会での存在感を増す中国に対し、民主化と人権改善を強く促したものだ。ノルウェーでの報道によると、中国政府は、劉氏ら反体制派への授与が「中国とノルウェーの関係に影響を及ぼす」と委員会側に事前に圧力をかけていたとされる。今後、中国の猛烈な反発を招くのは必至だ。2010-10-08 Hatena ブログ(Diary) 


中国のあまりにもひどすぎる「威嚇・脅し・脅迫」

これは今(2016年)から6年ほど前、中国の一党独裁と弾圧を非難する世界の論調があり、ノーベル平和賞を中国獄中にいた劉暁波 (りゅう ぎょうは)に決めようとした頃の話です。

こんな時、中国共産党が「(これが決まれば)中国と(ノーベル平和賞を決める)ノルウェーの関係に影響を及ぼす」と威嚇したのは、いかにも独善的なせりふでした。

もしも中国語に言語上の問題があるとするなら、本人が意識することはないでしょうが、「いつも自分が正しく、他者が間違っている」という信念が何ともいえない「もののあわれ」を醸し出しています(笑)。

中国共産党は、これを伝えるCNNやNHKのテレビ放送を、一時遮断しました。

そうなんです、信じられないでしょうが、中国では「日常的」に中国共産党政府に不都合なことを、決して中国庶民には知らせないという報道規制があり、愚民政治を続けています。

異論を決して許さない、もし異論があれば、拘束・逮捕・投獄・処刑する、と威嚇しております。

こういうことをしているから、進歩がないのですね。

  • 尤も昔から儒教は「改善や改良」を推奨しないことで支配者たちから広く支持を集めてきました。そんなことを認めると政権の矛盾が知れ渡ってしまい、王朝の崩壊につながってしまうからですね。
  • もちろん共産党政権になっても、崩壊は絶対に避けなければならず、この傾向をしっかり温存しています。

中国社会は、地獄ですね!

そして、ある種の人たちにとっては、心地よい世界なのかも!


 【シンガポール=吉村英輝】フィリピンのヤサイ外相は19日、南シナ海問題に関する2国間協議を中国の王毅外相から持ちかけられたが、仲裁裁判所の裁定を無視する」ことが前提条件だったため拒否したと明らかにした。地元テレビのインタビューに答えた。 

 ヤサイ氏は、先週に行われたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議へ出席するため訪れたモンゴルで、王毅氏と対談。「フィリピンの憲法や国益、国際法のルールにそぐわない」と、裁定を無視した二国間協議の提案を拒否したとした。 

 王毅氏からは「仲裁裁定に言及しそれに沿った議論をするなら、(両国は)敵対することになるだろう」と圧力を受けたという。:産経新聞 2016.7.19 20:32更新 


またも出ました「さんかくやろう(三角野郎:八木節)」

いや、またも出ました威嚇の中国・・・・・・

自分が、参加して堂々と反論しなかったのに、その仲裁裁判所の判断を伝える外国のニュースが流れるや、NHKテレビを4回合計約2分間「遮断」(もっと柔らかい「中断」と表現するところあり)したらしい。

裁判を「無視」するなら、その結果を伝えるニュースなどどうでもいいだろう、と思うのは素人!

「無視」しながらも、弾圧支配の一角が崩れるのではないかと恐れているのが中国共産党とわかれば、これは誰にもわかりやすく伝わることでしょう(笑)。

いつものように、幕があき、中国共産党による報道規制が始まったのでした。

言語道断なのは、中国共産党が

  1. 世界中が中国を支持しているというニセ情報を流しながら
  2. 「仲裁裁判所が中国の主張を却下した」旨伝えるNHKニュースを中国北京で遮断したこと 〔NHK総合ニュース9 2016/07/13〕 
  3. シンガポールでのアジア安全保障会議でも米国防長官カーターの演説を伝えるNHKニュースを中国国内で遮断したこと

こういう

「正直さ」「誠実さ」のかけらもない報道統制・弾圧国家が、日本のすぐ近くに、江戸時代ではなく「現代」にも存在している、という事実を真剣に考えたほうがよろしいでしょう。

また、こんな「報道」がなされないと、中国共産党の言動は「不可解」なまま放置されることでしょうが、報道されて知ってしまったなら、また別の判断を下す人が多いことでしょう。

心配なのは

このように「事実を知らされずに、中国共産党に都合のいいような宣伝文句であおられ」た中国人が、洗脳目的の「あきらかに間違った報道」をそのまま信用して軽率な行動に走る

のではないか、ということです。

それでも

中国人もバカではないから、「事実を理解している」

と擁護しますか? 

中国では

報道検閲をしていて、違反すれば重大な犯罪として検挙・解雇・閉鎖・拘束・収監されるという事実を知っているのに、「事実を理解している」と信じ、それでも「黙っているほうが安全」だと考えていますか?

いやすでに中国人は

中国共産党政府がねつ造した「ニセ情報」に洗脳されて、直情的に無謀な行動を起こしてきました。恐れていたことは、すでに始まっていたのでした。

ですから「中国人は、事実を知っていたはず」とは買いかぶりではないか、と思うのです。 


中国の主張を認めないと

  • ノーベル平和賞に関係してノルウェーと中国との関係が
  • 南沙諸島・西沙諸島関係でフィリピンと中国との関係が

悪化するだろう、となりふり構わず威嚇する中国共産党。

こんな前代未聞の「自己中心的」な国が現在も存在していることを、もっと深刻に受け止めるほうがよろしいかと思います。


ここでは

  • 中国共産党という国の仕組みに、構造的な問題がある
  • 中国語という言語に、構造的な問題がある

という疑惑を指摘しております。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞120 「張本勲」論

2016年07月23日 06時11分46秒 | スポーツ

張本勲について

  1. 堂々と暴力を肯定・・・・・・いまどき嫌われる
  2. うぬぼれ甚だしい・・・・・・いまどき笑われる
  3. 無知を恥じない ・・・・・・いまどき不思議

さらに

  • 昔の「破廉恥な張本の言動」を記憶している人には「違和感」
  • 出演しているコメンテイターは、ただニヤニヤ

など、日本人が嫌がる「これら体質」を何らかの意図があって巧妙に利用しているのがTBSサンデーモーニング御意見番スポーツなのでしょうか。

1~3 は近年の中国人にもそのまま該当し、仲裁裁判所がフィリピンの訴えを受領して、2016/07/12に「中国の法的根拠を否定」する判断を示しても、中国は仲裁裁判そのものを無視・欠席し、より悪質になっているようです。

その元凶(げんきょう)が、TSBなのか関口なのかは、私には不明です。ただし「長くやっていると問題が蓄積される」とは言えそうです。

サンデーモーニングの張本勲に反感をもつコメント

張本を好感するコメント

「功罪」の「罪」のほうが大きいのでしょうか、見られないことはないものの、極端に少ないですね。

とはいえ、きっとあるはずですので、皆様も探してみてください。そう少ない方が真実なのかも(笑)。

ところで

  • こちら(Wikipedia)によれば、張本勲は日本(広島市)生まれで国籍は韓国。様々な理由があり日本国籍を選ばなかったのでしょうが、在日韓国人は、母国韓国へ墓参りに出かけると徹底的に差別・軽蔑され、日本でもまたその①強引さ②うぬぼれが原因で敬遠されがちです。人によっては③周囲の迷惑を無視して発するニンニク臭さも、敬遠の一つとして挙げることでしょう。でも、そのこと自体が、ニンニク多用の「臭いを感じないグループ」だけとの付き合いを示唆しています。どこへ行っても仲間が集まり、ケンカごしで異臭を放つのでしょうか(笑)。
  • この反動かも知れませんが、張本がサンデーモーニングでまれに「日本人でも言えないほど日本政府にヨイショする」ことがあります。これは反日問題などで韓国人が韓国政府にヨイショする姿勢を惹起(じゃっき)させます。
  • 日本人に嫌われることを平気で述べ続けている理由が、何となく納得できます。いいも悪いも、朝鮮半島を直系のルーツとするからには、周囲に配慮する日本風ではなくて、敵を作ってもいいから明確に言うほうが自然でしょう。
  • けんか腰でしゃべっているように見えますが、それは韓国ではふつうの光景。韓国は訴訟大国と言われていますが、実際の起訴率が極めて低いところから考えて、単に感情的に訴えただけでは起訴に至るはずがなく、ただただ弁護士稼業が潤う社会構成なんでしょうか。張本の言動から、いいも悪いも、韓国の何かがみえてきませんか。
  • 時代遅れで問題発言も多い張本を、なぜTBSが使い続けているのか、私にはわかりませんが、それがTBSの「流儀」なんでしょう。

それにしても

若い頃のガラの悪かった張本勲を知っている人なら、今になって道徳家ぶるその姿に「それはないだろう」と思うことでしょう(笑)。

張本勲の若い頃は、比較するのもどうかとは思いますが、かつての「無頼の伊良部(ぶらいのいらぶ:これは回文)」より遥かにひどいもので、今のダルビッシュや中田翔とは、まったく違います(笑)。

とはいえ私たちは

  • 人の今を、その若い頃の言動で判断するという愚を犯してはいけません。その後、改心して「普通の男の子」になっているかも知れないからです。
  • ただし余りにも若い頃の印象が強すぎて、その後の姿との乖離(かいり)が大き過ぎると、それはない、という違和感が残ってしまうだけなんです。

さてさて、皆様はどう思われますか。