カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

熊本地震の震度

2016年04月30日 07時03分32秒 | 事件・事故・災害

2016/04/14に始まって、なかなかおさまらない熊本の地震は、ある意味ではほかの大震災よりも「怖い」意味をもっているようです。

  • とてつもなく大きい揺れが1度だけある
  • かなり大きい揺れが半月以上も続く

どちらも、恐怖には違いありません。


熊本と大分で地震活動続く 震度1以上870回超:NHK2016年4月24日

震度1以上870回超=熊本・大分、注意呼び掛け-気象庁:時事通信2016/04/24


熊本地震を震度別にみると

震度1というのは、寝ている場合や動いている時などには気がつかないかも知れませんが、静かにしていると「ゴトン」とするので気づくことがあります。それが10日で870回ということは、1日で87回、つまり1時間に3回(震度1)です。

さらに震度3というと、寝ていても気づく人が多いと思われる大きさで、起きているなら身構えるほど。住宅構造によれば相当揺れるかも知れません。熊本では1時間に1回(震度3)です。

そして震度4というと、古い家ならかなり揺れて身の危険を感じますが、これが10日で76回というと、3時間で1回(震度4)です。相当おびえてしまうことがわかります。

もうこれ以上は言わないことにしますが震度5以上がこの10日間で10回以上もあったのです。

松代群発地震というのがありました。

現在の長野市で5年以上の長期に渡って続いた地震も又、悲惨でした。

震源 松代(まつしろ:現在の長野市)近く

期間 1965/8/3~1971/1/31ごろ(5年半に及ぶ)

震度別〔約2000日間も揺れました〕

震度1 52826回〔1時間1回ほど
震度2   4956回〔1日に2回ほど〕
震度3    413回〔5日に1回ほど〕
震度4     48回〔1ヶ月1回ほど
震度5      9回〔1年に2回ほど〕

出典〔Wikipedia 

当時と今とでは震度表示が若干ことなるでしょうが、長野県の人たちはとても不安だったに違いありません。

熊本地震は、発生後まだ半月ですが、もしも震度別で考えると

    • 震度1 松代<熊本  (約  3倍)
    • 震度3 松代≪熊本 (約120倍)
    • 震度4 松代熊本 (約240倍)

すでに熊本のほうが桁違いの回数を示しています。

死者数で言えば

日本ではこのほかにも多くの地震を記録しています。

  • 巨大地震は、もっとほかにあったでしょう。
  • ただし近年の群発地震の多くは海底性のようで、人の住んでいる陸地としては松代群発地震が私の記憶に残っています。

以上は、現在の熊本地震のすごさを示す一例です。

自然災害は避けられませんが、その被害を少しでも減らすのが私たちの使命であり、また復旧作業の質と速度が私たちの矜恃(きょうじ)でもあります。


米大統領予備選挙

2016年04月29日 04時52分30秒 | 海外

米大統領予備選挙がどんどん進行しておりますが、その後の撤退情報はありません。

民主党候補者

  • クリントン
  • サンダース

共和党候補者

  • トランプ
  • クルーズ
  • ケーシック
今までの流れは、自作の表によれば、次のようになっています

ただし、先日のニュースによれば

共和党では今3人が最後の争いを繰り広げていますが、危険とされる素人政治家のトランプが予想以上の健闘をしているため、生き残ってきたクルーズとケーシックが組んでトランプに対抗するらしいですね。〔末尾引用を参照して下さい〕

同じ共和党とはいえ、小さな事や大きな事で意見が分かれる候補者同士ですから、手を組むということは相当の覚悟があってのことでしょう。

微妙な今後の駆け引きがあるのでしょうが、撤退表明した候補者が、まだ生き残っている他の候補者の支持表明をすることはよくあります。自分の支持者へのお願いでもあるかのように。

  • サントラムが撤退し、ルビオ支持を表明(直後にそのルビオが撤退 サントラムやルビオの支持者は一体誰を応援するのか):2016年2月4日
  • ブッシュが撤退し、クルーズ支持を表明(クルーズは未撤退):2016.3.24
  • カーソンが撤退し、トランプ支持を表明(トランプは未撤退):2016年3月12日 

もっと難しいのは「自分にもまだ可能性がある」と考えている「未撤退者同士」が手を組み同じ党の他の「未撤退者」に対抗することで、共和党も相当ゆれていると思われます。

私の個人的な視点で言えば

もしも共和党にトランプという怪しげな人物さえ出なければ、民主党代表がクリントンになろうがサンダースになろうが、民主党政権はかなり危ない、とみておりました。

しかし、いきなり出てきたトランプが、なかなか撤退しないどころか、ひょっとすると、という「恐れ」さえ出てきて、共和党が内部分裂し始めたのを見ると、民主党のクリントンに運命が向き始めたのかも知れない、と思うようになりました。

尤も、誰が大統領になろうが、必ず反対者はいるものです。好き嫌いをむき出しにして、「その人は絶対にイヤ」という人もいますね。ただし、いやなら選挙で投票しなければいいのです。

その選挙さえまったくない国があります。それが中国でした。弾圧国家、一党独裁、人権無視、とされるゆえんです。

「中国共産党が先にできて、その党が中華人民共和国を建国した」ことをお忘れなく!

わかりやすく言えば、共産党が中国国民を支配しているのであり、中国国民が共産党を支配しているのではない、ことにご注目を!

そうすれば、どう考えるかは別として、「弾圧・一党独裁・人権無視」が大いにあり得ると思うはずです(笑)。

ただし言っておかねばならないようですが

  • もしもトランプが共和党の大統領候補になってしまったら、もう共和党はおしまいですね。
  • そしてあり得ないとは思いますが、共和党代表のトランプが民主党代表と争って、もしもトランプがアメリカの大統領になってしまえば、もうアメリカがおしまいでしょう。「おしまい」とは、内向きになると同時に、無知なまま世界の警察官を復活させる「恐怖」さえ意味しています。それを喜んでいるのは一体誰でしょうか。

とはいえ、私は無制限にイスラム教徒が難民として外国へ出るのを、好ましいと思っているわけではありません。

しかし、それ以前に

    1. なぜ中東から難民が発生したか
    2. なぜシリアが悲惨な内戦状態になったのか
    3. なぜ一神教であるイスラム教徒とキリスト教徒がこれほどにまで対立するようになったのか

から問題解決の糸口を見出したいと思うのです。

解決に長期間を要する問題ですが、日本は遠くに位置するからとはいえ「もっと難民を受け入れろ」を叫ぶだけでは何の解決にもなりません。

上の3つを、世界中の人が考えなければならないのです。

私は 

  • イスラム教を捨て、混乱があるかも知れないけれども、だれでも堂々と考えを述べることができる世の中にしようとする勇気がありますか、それとも今まで通りの、差別だらけの状態を続けますか
  • キリスト教を捨て、混乱があるかもしれないけれども、宗教対立をなくそうとする勇気がありますか、それとも自分たちだけの幸せを追い続け、相変わらずの対立を続けますか
  • 一神教を信仰する人が多いために、無駄な対立が増えてきたとは思いませんか
  • もちろん共産主義も私は、一神教だととらえており、これを捨てる勇気がありますか、それとも自分たちが一番正しいと思い続け、従来通り無駄な対立を続けますか

そう問うのでした。

無理かも知れないけれども、こうしないと、対立は永遠に続くだろうと思うからです。

トランプ旋風で、こんなことを考えてえてしまいました。

今のところ

一体誰がそれぞれの党の代表になるかさえわからない状況ですから、どちらの党が勝つのか、など私にはまったくわかりません。


トランプ氏阻止へ選挙協力 クルーズ氏とケーシック氏

米大統領選の共和党候補者指名争いで、クルーズ上院議員(45)とケーシック・オハイオ州知事(63)の両陣営は24日夜、選挙協力することで合意した。州ごとに2人のうち優位な候補に勝たせ、トランプ氏(69)の代議員総数の伸びを抑えて過半数確保を阻止するのが狙い。候補者同士の選挙協力は極めて異例で、トランプ氏は「破れかぶれだ」と批判を強めている。

クルーズ、ケーシック両陣営はトランプ氏阻止に向けて水面下で協議を重ね、24日に選挙協力で合意したとそれぞれ声明で発表した。両陣営はこれまで討論会などで互いを批判して足を引っ張り合い、州ごとの得票も割れてトランプ氏を利してきた。今回の合意がどこまで功を奏するかは未知数だ。:2016年4月26日朝日新聞



韓国の醜聞 104 中国の反韓

2016年04月28日 08時27分35秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。

韓国人は、他人と自分とを比較し、上下関係を決めたがるようで、その傾向は尋常とは言えないレベルです。

これによって必然的に、学歴・職業・地位・地域などなどで「差別」が一般化しているようです。「差別」などどこにでもある現象だ、と思っているあなた。ひょっとしたらとんでもない勘違いかも知れませんよ。

この事実に気づかない日本人が、「韓国は立派な民主国家である」と勘違いなさっているようです(笑)。

韓国人から、「差別癖・ペテン癖」を取り去ることは、和食から「かつお節だし・まぐろ節だし」を取り去る以上に、大変なのでしょう。 


FIFA汚職、イタリア紙「日韓W杯の疑惑が明らかになる」=「韓国はベスト4を盗んだ」「平昌五輪でどんなショーを見せてくれるのか」―中国ネット

2015年5月29日、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、国際サッカー連盟(FIFA)幹部の汚職問題と関連して、2002年に行われた日韓ワールドカップ(W杯)の疑惑について報じた。

2002年日韓W杯では、イタリアとスペインが“被害者”となった。決勝トーナメント1回戦で韓国と対戦したイタリア。韓国のたび重なるラフプレーがファウルと判定されなかったばかりか、逆にエースのフランチェスコ・トッティが審判を欺いたとして退場処分に。その後も、ゴールが認められないなどの疑惑の判定によって敗れた。勝ち上がった韓国が次に対戦したのはスペイン。この試合では韓国選手のオウンゴールが取り消され、スペインのモリエンテスのゴールは認められなかった。コリエレ・デロ・スポルトは、今回のFIFAの汚職問題でFBIが2010年W杯での贈収賄に言及したことに触れ、「2002年W杯についても明らかになるだろう」としている。:RecordChina 2015年5月30日


独断的で信用できない

イタリア紙が報じた内容の尻馬に乗り、やはり独断的で知られる中国ネットが、中国政府による弾圧対象ではないガス抜き分野で、安心して熱く反応します。

韓国人の「勝てば官軍」嗜好はよく知られていて、「勝つためなら平気で不法なことに手を染めるというゆがんだ国民性を形勢しています。この不法さは、金も絡み、スポーツの公平性とは相容れないものとなっていて、世界中の人が「韓国を警戒」してきました。

こんな国が、どんなこじつけで「被害者」を装い「反日」を演じても、信用する人はいないでしょう。でっち上げをそのまま信用する一部の正義の味方「反日日本人」を除けば・・・・(笑)。

2年後の2018年には

冬季五輪が韓国平昌(ピョンチャン)開かれることになっており、不正工作に「十分に注意」しなければなりません。

十分に注意」しなければならないのは、もちろん参加する被害者たる外国人が、であり、「加害者」である韓国人自身が「注意」する必要など、どこにもありません。

もし韓国人に「注意」することがあるならば、それは不正工作がバレないよう「注意する」ことだけです。

これはあたり前田のあっちゃん

今までバレバレでしたので、そういうことではいけません。もっともっと創意工夫し、ていねいに陰湿に、全知全能を傾けてわからないように、ごまかしましょう。それこそ正調韓国節です! このパクリ国も、最近ではすっかり中国にパクられてしまい、上には上があると実感しているようで、中国に逆らえない忸怩(じくじ)たる思いが蔓延しています。

あたり前田の健太

2016年度からMLBのLAD(ロサンゼルス・ドジャース)で無傷の3連勝

韓国無傷の「あっぱれ」不正3連勝とは・・・・

  • 2002年サッカーWC〔日韓共同開催〕
  • 2014年アジア競技大会〔韓国の仁川〕
  • 2015年ユニバーシアード競技大会〔韓国の光州〕

その1 その2 その3

2008年

北京オリンピック五輪開催に先だっての聖火リレーがありました。しかし五輪史上みられないほどの大混乱に陥ったのを覚えていらっしゃいますか。

韓国で行なわれたスポーツ世界大会で話題沸騰する不正工作とあわせ、なぜ中国人・韓国人にこれほどの不信感が生まれるのでしょう。

それでも、あまり

韓国に対する批判が大きくならないのには、別の理由がありそうです。いわなくてもお分かりですね(笑)。

ただいまFIFAの不祥事があり

捜査が進んでいると思われるので、その結果によっては、韓国の不祥事が白日の下にさらされるかも知れません。これはパナマ文書とは別の問題です。

場合によって

  • 韓国は2018年サッカーWCロシア大会への参加ができなくなるかも。
  • そもそもロシアが、薬物隠蔽工作が原因で、国際大会の開催権を失う恐れもあります。もし開催されたとしても、一部の人や国によるボイコットがあるかも知れず、また場所を変えてロシア以外の別の国で実施される可能性、なども排除できません。

しかしそれ以上に後味が悪かったのが、2014年のソチ冬季五輪

感じ悪いですね。まるでソチ冬季五輪の終了を待っていたかのように、突然ロシアがウクライナ領クリミア半島を武力併合したのですから。

この事件の前〔ソチ五輪開催前〕にロシアを巡ってジャーナリストの追放合戦がありました。ウクライナ領クリミア半島占領の大きなきっかけになったのかも知れません。

  • ロシアが仏人ジャーナリストを追放〔2012/02/25〕 
  • ロシアが米人ジャーナリストを追放〔2014/01/15

言うまでもなく、ロシア側に問題があったからだと思われますが、ロシアとしては当然のように「上記の通り報復措置をとった」だけなんです。

中国とロシアは似たもの同士で、

自らの言動が原因で何かが起ったのに、ブツブツ文句を言いながら、せい一杯の不満と自己の正当性を訴え、自動的に報復措置をとるだけでした。

この両国には「真相の解明」など、あり得ませんね(笑)。何か問題が発生したときに、まだ事実がはっきりしていない段階なのに、「調査する」ではなく「関与を否定する」声明を出すことから、両国の本質がよくお分かりでしょう。

中国からみると

朴槿恵〔パク・クネ〕が限りなく中国に接近していることを知ってはいても、「だましにかけては韓国よりも先進国」の中国としては、韓国を信用しておらず、疑いをもっているようです。

韓国内での中国人差別に対してかなり敏感になっているようですが、中国共産党にとって利益となれば何でもする、という姿勢には変りがありません。そんな「ちいさな」ことは棚上げし、中国朝鮮省を画定するために日夜奮闘することのほうが大切なんです。独裁国家らしい単一価値観ですね。

見た目ほど、韓国と中国とは、うまくいっていない、ということです。

私の個人的な見解ですが、

中国・韓国の間を引き裂こうなどと考えたこともありません。いくら両国が日米を引き裂こうと画策している、としてでもです。

ただ韓国が中国へ近づき過ぎて「中国朝鮮省」が確定してしまえば、いまよりも、もっともっと「悲惨」な事態に陥りますが、それでいいんですね、と問うているだけです。

自らが選択した道なのですから、「悲惨」ではなく「本来のあるべき姿」に違いなく、やむを得ませんか・・・・(笑)。

韓国が、①長年培ってきた二元論にとらわれ、②旧両班が実権を握っている限り、それこそ永遠にケンカ・内戦が絶えないことでしょう。

ただし

韓国内での中国批判」は比較的少ないようで、あの口汚い韓国人が「穏やか」に口に出す程度に抑えていますが、サッカーの韓中対戦が迫ると、やはりいくら隠しても隠し切れないことがあるようです。〔2014年4月24日「韓国は自分勝手」=中国メディア

そして、韓国で、中国批判が少ない分

その鬱憤(うっぷん)が「反日」へまわっております。そうです、「反日」は中国・韓国両国で共通「テーマ」だったのでしたね

そう、両国では「反日」こそ安心できる「たのしい」共通テーマであり、これこそが為政者による国策だったのです。両国では、もちろん国策である「反日」と異なる見解など許されません。多様性を欠く中国・朝鮮半島地帯は、こうして永遠に変わることがないのでした。

「世界中の国・民族が対等だ」なんてあり得ないのが、この国の人たちの基本的な考え方でして、「日本」ごときは、自分より「格下」でなければなりません。そしてそれは、自ら堂々と実践している「差別」よりもさらにひどい「深刻すぎる低レベル思想」なのでした。

それも、これも、すべて言論の統制が原因ですね。

  • 中国では、不都合が起ればいつでもテレビ放送を遮断する用意をしていること〔「未熟」な国民に中国共産党と異なる見解が伝わると「かわいそう」だからですか(笑)〕
  • 中国・韓国為政者による初等教育段階からの国策で思い通りに歴史をねつ造し洗脳していること

などが、広く知られています。

なぜ言論を統制しなければならないか、ですが

それは国民が「無知」であり「未熟」であり、為政者が一番「賢い」からなんでしょう。そうしないと統制がとれないからでもあります。

中国・韓国は

日米を離反させようとします。

一方アメリカは

中韓を離反させようとします。

日本としては

中国・韓国の薄汚い実体をこれ以上看過できず、中韓を離反させたいところですが、そうもいかず、ようやく「韓国は重要な隣国」にとどめ「価値観を共有する」の文言を取り去り、中国に対しても「沖縄」などを例外として、少し距離を置きつつあります。

韓国としては

この両方の「離反作戦」に参加しています。中韓を離反させようとする試みを断固拒否し、必死で日米を離反させなければなりません。

自らの賤しい選択にもかかわらず、アメリカが韓国に少しでも批判的なことを言うと、「アメリカは日本の味方をした」と叫び、「それなら中国へなびくぞ」と「脅している」つもりなんです。

何とかアメリカを自分の支持者にさせたいようですが、それがかなわぬ事を知り、中国に接近しつつあります。あぁ、こわい怖い、小学生! 


韓国人はしばしば闘争的だと言われる。確かに激しい気性をもっているのはその通りだが、その反面では、力のある者や目上の者に対してきわめて従順な心を示すところがある。権力に服従することは恥辱ではなく美徳だという教育を素直に受け入れる素地が、伝統的な生活倫理によって出来上がっているのである。

したがって、韓国人は他の外国人のように、観光ビザが切れてもそのまま不法に居座って滞在しようとはまず考えない。お金とエネルギーを駆使しても、なんとか合法的な滞在の条件を得ようとするのだ。そこにブローカーがつけいるのである。 :P.62 呉善花「スカートの風」角川文庫

形だけでもいいから、合法を装うのですが、このあたりが、平気で法を無視する中国や東南アジアの一部の人たちとは違う、とする韓国人の矜恃(きょうじ:自負・プライド)というところでしょうか。どんなペテンでもだましでもいいから、合法ぶりたがるところなど、いかにも実質を伴わない民主主義国風味と言えます。

話は飛びますが、在日韓国人で日本国籍を取ろうとしないまま相変わらず「反日」を唱えながらも母国から軽蔑され続けているという複雑な環境下にいる人たちは、日本国籍を取得した済州島出身の呉善花などが「鼻につく」のでしょうか、根拠薄弱なまま、ひたすら口汚く罵る(ののしる)言葉だけを連呼しております。いかにも朝鮮半島人らしいところですね。軽蔑言葉は、日本語よりも遥かに韓国語に豊富らしいので、日本語だと余計に「連呼」に聞こえてきます。


スポーツの話に戻って、中国・韓国・ロシアでは、なぜこうも不正が多いのでしょうか。

皆様は、どうお考えですか。

どこの国にもあることなので、大したことはない、ですか!


洪水

2016年04月27日 09時59分19秒 | 科学(気象)

気候が不順ですね。4ヶ月前の当ブログ「最低気温(2015年12月08日)」でも

  • 鬼怒川の決壊〔2015年〕
  • アメリカ東南部での1000年に1回の大洪水〔2015年〕
  • イギリス北部での、洪水〔2015年〕や、1000年に1回の大洪水〔2009年〕
  • ロシア北西部での暴風雨〔2015年〕

をご紹介しました。

しかし、その後も各地で洪水が絶えません。

せいぜい200年程度の観測程度とはいえ、やはり「異常気象」なんでしょうか。

こういうときに出てくるのが、「だからこそ原発を」という推進派の意見。

かれらの主張にも一定の意義があるように見えますが、核分裂反応の応用はもともと「兵器」開発を目的としており、人体への影響など顧みられないまま、発電に応用したのが問題の出発点でした。

そして発電結果として生じ続ける極めて有害な物質を、地中深く埋めるなど、厳重に何千年も保管しなければならないのは、どう考えても危険すぎると私は思うのです。

危険物質が出ない核反応〔分裂や融合〕応用の発電手法が生まれたらいいんですがね。

最近の洪水ニュースですが

  • 洪水対策として、ロシア空軍が国内で洪水の原因になっている氷塊を空爆〔2016年4月19日〕・・・・雪どけ期に発生した氷塊が雪どけ水の流れを邪魔して、決壊・洪水を引き起こすらしいので、これを破壊する目的らしい
  • 米ヒューストンで洪水、7人死亡 多数が救助待ち〔2016年04月20日

そして地震も続きます。

  • 東北沖太平洋
  • ネパール
  • 熊本
  • エクアドル

簡単に「異常気象」と言いますが

確かに各国で産業が発達して、膨大な「地球環境の破壊」を引き起こしてきたのでしょう。

発展途上国の悩み:

  • 先進国が、環境破壊を恐れるあまり環境保護と称して様々な製造を制限しようとしているが、これは我々の経済発展を阻害する
  • 環境破壊によるしわ寄せは、先進国にも見られるが、我々の国にもそれ以上の深刻な影響を与えている

結局は

様々な汚染(大気・海洋・河川)、ゲリラ豪雨・突発的な暴風とこれに伴う深刻な洪水。

各国が権益を増やそうとすると必ず発生する対立ですから、軍事力強化を含む「発展」と環境保護のバランスをどうとらえるか

でしょうか。

発展<環境保護 を望む先進国〔既得権を保持したい〕

環境保護<発展 を望む途上国〔むしろ発展を望むか〕

どちらにも言い分がありますが、どう調整してゆくべきか、難しい問題です。

環境保護を考えながら発展させるしかないのですが、これの実現が、なかなか難しいようです。

これに関するサイトとして、次のようなものがみられます。

環境保全と経済発展はいかにして両立可能か 

経済成長と環境保護のどちらを優先すべきか


川柳ブーム

2016年04月26日 06時55分12秒 | 笑い

「川柳〔せんりゅう〕」ブームらしいですね。

かつて漫才一世を風靡〔いっせいをふうび〕していたころ

私は、当時あまり流行っていなかった「落語」に軽く興味をもち始めました。今でも「軽く」には違いありませんが、そのチリも積もり積もって「小山」になってきたようです(笑)。

当時人気の漫才ならば、誰でも簡単に触れることができたのですが、人気がない落語の場合、相当努力をしなければ触れることさえできない状態でした。

例えば寄席が終わって客が帰ってからの「落語会」などで、もちろん帰りは相当遅くなってしまいますが、入場料金は相当安く当時50円ほど、今の価格だと500円程度でしょうか。

ただし1~2時間という限られた時間が、若手の修行の場所になっていたのでしょうが、今おもいかえすと、その方が良かったのかも知れませんね。寄席だと同じ若手の修行の場でありながら1人あたり10分~15分とはいえ、昼から一日中拘束される上に、そこそこの料金をとられるのですから。

私が「ドツキ漫才」はもちろんのこと「しゃべくり漫才」にも懐疑的だったにもかかわらず、なぜか漫才ブームはその後、長く続きました。

その漫才ですが

最近では多彩な才能をもった人が、まず漫才師としてデビューし、その後に各種の才能を発揮して、いろいろな分野で活躍し始めているようです。それも、引き続いて漫才を続ける人やら、ほとんど漫才から足を洗って新しい分野で活躍する人など、多彩です。

つまり漫才をデビューの「登竜門」と考え、その後、漫才を土台として次なる高みへ踏み出す人が増えてきたのでしょうか。

落語家も同じですが、結構うるさい師弟関係や修行の慣行もある分、しっかりした人も多く一定の年齢以上になると、通常は漫才師より信頼性が高くなるようです。

近年の川柳について

結構なブームなんですが、多くの作品に自虐」的な傾向が見られるのが、やや気になるというところ。自虐ネタがあってもいいとは思いますが、自虐でなければいけないとなると、これはやや心配になってきます。他人を批判することに慎重なあまり自虐に走る、のが唯一の方向なら、これはまずい。

むしろ他虐」的な社会諷刺にこそ川柳の原点があります。

自虐ネタがその時代を象徴しているという価値はあるでしょうが、原点を忘れないようにしたいものです。

とはいえ私は、川柳が何を語ろうとも

日本語の基本的な「五七五」形式を守っていて、「字余り」はあくまでも例外であるのに好感をもっています。

「川柳」には直接の関係がありませんが

落語家とされているらしい故三遊亭円生門下の川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう:1931- )なる人物がいます。寄席で軍歌を歌っているらしく80歳を超えても元気で声が大きくハキハキしているのはいいとはしても、拍手を要求するなどの芸風から私は、落語家ではなく漫談家と位置付けています。それでいいんです、漫談風でも。故立川談志も、けっしてマトモな落語家ではありませんでしたね(笑)。

一方、昔からあるのが「俳句」

私も、それほど興味はありませんでしたが、その歴史を知ろうとしたことなら、あります。

文学としての俳句の歴史はおもしろいのですが、成立後やがて、五七五の形式から逸脱し始め、それが「前衛的」「本来の姿」とするのがどうも引っかかり、作為的な季語にも違和感があり、あまりのめり込まなかったようです。

また短すぎて説明がないと意味がわからない、という欠点もあります。

いや説明など不要な秀作もある、という人もいらっしゃいますが、そんな秀作でも、「説明があるからこそ、説明がなくてもいいように思うのでしょう(笑)。

「世界一短い文学」だとして英語などの外国語でも俳句が流行ったものでしたが、はいお好きにどうぞ、という程度です。 

さらにさかのぼると、連歌とか和歌という分野がありました。

こちらは五七五ではなく、さらに長い五七五七七が基本になっています。

俳句の場合、誰がどこで、どういう状況で読んだかを聞かないと、なかなかわかりにくいことが多いのですが、こちらは長いのでそんなことはないだろう、と思うのが普通です。

ところが実際にはそうでないことも多く、和歌では使用する言葉が古くなってしまい説明されないとわからないことが多いと同時に、「詞書き(ことばがき)」を知らないとその意味がさっぱりわからないこともありますし、場合によっては、詞書きを読んでも意味がまったくわからないことも(笑)。前提となる「作者についての知識」がないと、わからないことがあるのでした。

和歌の場合、無数の作品が残っていて、玉石混淆(ぎょくせきこんこう)というところ。少しかじった方ならよくお分かりでしょうが、著名な歌集(勅撰和歌集ほか)でも、ピンとこない歌がほとんどです。

庶民の和歌がほとんどないのも気になります。また時代が経過すると、当時の「常識」やら「時代背景」を知らないと、なぜ「秀歌」なのかさえわからないこともあります。

これは、歴史をありのままに知ることの大切さを示しています。どこかの国に見られるように「現在の視点だけ」で歴史を判断することの愚を戒めていますね。

客観性の意味さえわからないようでは、先学を知ることができないのでした。

不遡及(ふそきゅう)の原則、といえばどこの国を指しているか、もうお分かりですね(笑)。

和歌によって、何百年も前の庶民の姿がさっぱり見えなくても、当時の貴族の生活が微かに伝わってくるだけで貴重だとも言えます。もしこれがなければ、過去のことが何も分らなくなってしまっていた、とさえ思われます。

室町時代やもっと古い平安時代の建築も各地に残っていますが、しょせんは金持ち階級だけの名残だろうという声もあります

しかし当時の庶民の建築などまず残っておらず、いま残っている再建も含めた建築物から、かすかではありますが当時の貴族階級の様子が伝わってくることだけでも、貴重だと思うのです。

個人的なことになりますが、文芸書で所有しているのは山家集・記紀・聖書の解説書など、またネット上で公開されている勅撰歌集など40以上を保管しており、その他の膨大な情報(60万行/50MB 以上)とともに、いつでも検索できる状態です。

これがあるから、当ブログが成り立っているとも言えます(笑)。

そうですね

どうしても前提知識が必要な歌舞伎・オペラ・和歌・俳句とちがい、川柳や落語では何の前提も必要なく、誰でも気軽に聞け、しかも中にはいろいろ考えさせられるのもみられ、受け手によって様々な面を見せる多様性が好ましいと思われます。

思いついた「川柳」のサイトをご紹介しておきます。

いつも言っていることですが、ご紹介したからと言って、私がそこを全面的に支持しているというわけではありませんので、ご了解下さい。

 


世界歴代の地震

2016年04月25日 05時56分55秒 | 事件・事故・災害

九州で余震が多すぎるのが気になり、雨が降るなど最悪の環境で過ごされる皆様を案じています。

かつての地震をざっとふり返ってみました。 


  • 1707年宝永地震(ほうえいじしん) 推定M8.7

これは300年も前のことですが、この地震の49日後には、今のところ富士山としては最後となっている富士山噴火(宝永大噴火)が起り、江戸の街中に火山灰が降下し日中でも薄暗くなったようです。

第5代将軍徳川綱吉~第6徳川家宣〔在位:1709-1712〕へ移ろうかという時代で、新井白石が江戸城で就任前の家宣(いえのぶ:当時はまだ綱豊)へ進講していた頃のできごとでした。

  • 1960年チリ地震 M9.52016年現在史上最大規模

一気に時代が下り、56年前に地震史上最も大きかった地震がおこり、 死者数は、チリ近くで約1,700人以上。太平洋を伝播した津波が22時間後に日本で4~5mに達し、142人が犠牲になっています。

  • 1995年兵庫県南部地震 M7.3 死者6,434人 

これは21年前に人口密集地帯を襲った直下型地震で、長田(ながた)地区で火災が発生し阪神高速道路が麻雀牌のように傾き淡路島で発生したむき出しの断層映像を記憶している人も多いでしょう。

  • 2011年東北地方太平洋沖地震 M9.0 死者18,000人〔日本史上最大規模

これも広域にわたる地震でして世界第4位のエネルギーだったようです。私も房総半島最南端でこの地震を経験していますが、当地では被害がなかったはずです。

2~3分の長期にわたり揺れていた記憶があります。しかし震源地からの距離として変わらないはずの房総半島最南端と東京では、相当被害が違っていたようです。これは伝播先の地下岩盤構造によって揺れ方に大きな違いが出るためで、東京近辺では、住宅地の被害や鉄道運休などの被害が大きかったようです。

そう、なぜか房総半島最南端は、いい意味でも悪い意味でも、自然災害が極めて少ない「陸の孤島」とされています。

  • 2015年ネパール地震 M8.0前後 死者約8500人

本日ちょうど1年になりますが、2015年4月25日に発生していて、かなり大きかったようなので、その後の復旧がどうなっているか心配です。

  • 2016年熊本地震 M7.3 死者今のところ約50人
11日前の2016年4月14日に発生し、更に大きい余震もあり住民の皆さんが不安の毎日を過ごしています。その範囲が、熊本から大分にまで広がり、桜島や阿蘇の噴火につながるのではないか、と心配しています。
自宅の崩壊が怖いため、近くに駐車した車内で過ごす人も多く、体を動かさないためエコノミークラス症候群〔静脈血栓塞栓症(そくせんしょう)〕で死者が出ているとの報道も。つらいことですが避難所となっている場所での生活が続きそうです。
一刻も早く、既存の住宅を利用した避難住宅を提供するか、仮設住宅を新規建設しなければなりません。幸い季節は春に向かっているため、梅雨になるまでの2ヶ月のうちに何とか達成してください。

2016/04/24現在、まだ激甚災害の指定がなされていないようで、全体の把握ができていないのか、それとも何かを計算中なのか、国会審議が必要なのかわかりませんが、一刻も早く激甚災害法に基づいて復旧すべきだと思います。
↑ 2016/04/25激甚災害に指定決定。
  • 2016年エクアドル地震 M7.8 死者約500人
2016年4月16日に、遠い中米エクアドルで発生。熊本地震の直後だけに、記憶は薄いかも知れません。行方不明者が2000人以上いるようで、これも広域ですから死者数は更に増え、復旧には相当長い年月を要するだろうとされています。

どの程度信頼性があるのか分りませんが、参考にしたのは次のサイトです。
こちらでは、1位にチリ地震が、4位に東北地方太平洋沖地震が、入っています。

九州での地震については、その規模の大きさ・発生地域の広さ・人口などを考えると、復旧までに相当長くかかりそうですが、はやく元の生活を取り戻せるよう全国民が協力しなければなりません。

私には何もできませんが、遠くここ石垣島から
  • いくらか震災窃盗犯が出るでしょうが、日本人の特徴を発揮して乗り切って下さい
  • 最悪の窮地に負けることなく、冷静に耐えて下さい
  • 何が必要か、遠慮なく、どんどん発言してください
  • 助け合いの精神を存分にだして、これが日本だと世界に発信してください
  • がんばって、復興してください
とにかく、熱く見守っております

熊本地震とオスプレイ

2016年04月24日 07時22分23秒 | 事件・事故・災害

地震から10日も経過したのに、まだ余震におびえる九州

日本人ならば「なぜもっとはやく対応しないのか」と怒る人もいますが、その素早い対応に驚くアジア人もいます。

今回の話題は「オスプレイ」。

自然災害が起ったときに在日米軍が救援物資輸送などで動き始めます。

なぜ外国の軍隊が日本にあるのか、についてはここでは触れないこととして、米軍基地ではヘリコプターに取って代わろうとするほど増えてきたらしいオスプレイ。

ただしその安全性に疑問があるため、様々な意見が出ています。

  • どさくさに紛れてオスプレイを導入し、日本人を麻痺させようとする極右安倍政権の正体をあらわした。←まるで韓国政府か中国政府みたい。自分と異なる意見を皆「極右」として軽蔑するのも「麻痺」した常套手段ですね。
  • なぜ災害時に物資輸送で協力する米軍をオスプレイで批判するのか。被災地が喜んでいるのに反対運動をするとは組織の利益しか考えないパーフォーマンスだ。←なんでもはんた~いを極端に嫌う姿勢ですね。
などなどかまびすしいものです。

私は
非常事態に近い時に、足を引っ張るようなことを言わないのがよろしいか、と考えています。この機会に自分の組織の利益を図ろうとする言動には、反感を覚えます。
そんな情緒的な反対は、「不可解に偉そうな内政干渉を続ける韓国や中国に任せておこう」ではありませんか(笑)。自分たち韓国や中国が内政に干渉されると、えげつない反応を示すのに、平気で他国に干渉するとは「自分が見えていないな」としみじみ述懐します。そんなレベルなんですかね。

参考サイト
さて皆様は、
  • こういう非常事態でも「オスプレイは反対」、と主張しますか
  • 「米軍の支援ありがとう、たまたまオスプレイだった」のでやむを得ない、と思いますか
  • 「なぜ自衛隊のヘリコプターを使わないのか」、と思いますか
それとも他の御意見をもっていますか。

七冠王

2016年04月23日 03時19分50秒 | 将棋

囲碁界での7冠王:

井山裕太〔1989/5/24- 〕が先日2016年4月20日に十段位を獲得して囲碁界では初の七冠王(26歳)になりました。〔産経 2016.4.20

将棋界での7冠王:

羽生善治〔1970/9/27- 〕が20年前の1996年2月14日に王将位を獲得して将棋界で初の七冠王(25歳)になっています。将棋界では20年も前にあったんですね。

20年前と現在、時代が代わっても将棋・囲碁で7冠を達成した人が、25歳~26歳だったというのも、何かを暗示しています。

羽生善治〔1970- 当時25歳〕が七冠王になった20年前に

将棋界では佐藤康光〔1969- 当時27歳〕・森下卓〔1966- 当時30歳〕など若手の台頭がめざましかったものでしたが、囲碁界では趙治勲〔当時40歳〕・加藤正夫当時49歳・依田紀基当時30歳・王立誠当時38歳など比較的年齢が高い人たちが多かったのです。

もっと前には、年配の大山らの全盛時代らしい「将棋には人生経験が必要だ」という言葉が飛びかっていたものですが、中原~谷川のあと、羽生の登場で一変しました。人生経験とは関係がない、純粋な論理の世界になりました。必ずしも年配の人が有利ではない、と証明されたようです。

しかし20年前の当時、将棋界のことをよく知らない囲碁棋士の中には、将棋界が若手に占領されているのをみて将棋というものは、それほど簡単なゲームなんだ」と豪語する人が出て、馬鹿にされたものです。

現在、これが逆転したかに見える将棋界と囲碁界ですね。

つまり将棋界では年配になり始めた羽生らの依然としての独占状態と、囲碁界が若手に占領されているのをみて囲碁というものは、それほど簡単なゲームなんだ」などと、私は決して言わないのでした(笑)。

野球の世界でも見られるように

いろいろな分野で、なぜか特定の期間に優れた人たちが集中するもので、将棋や囲碁の世界も、きっと同じことが起ったのでしょう。

かつては世界をリードしていたけれども

今では徐々に声を聞かなくなってきた日本の分野としては、囲碁・卓球・体操・女子バレー・柔道などがありますね。

それぞれの世界ルールの問題もあるでしょうが、才能が地域によって開花する時期が異なることも否定できないようです。

世界をリードしていたとは言えない例として

世界順位で20位くらいだったはずの男子サッカーも、今では50位台をうろついています。 


最後に、日本では囲碁界と将棋界が各新聞社と、どう提携しているかをご紹介したいと思います。年度は設立の年です。 


囲碁棋戦 年度   主催紙 


棋聖戦  1976年 読売新聞社
名人戦  1974年 朝日新聞社
本因坊戦 1939年 毎日新聞社
王座戦  1952年 日本経済新聞社
天元戦  1975年 新聞三社連合
碁聖戦  1975年 新聞囲碁連盟
十段戦  1961年 産経新聞社  


将棋棋戦 年度   主催紙


竜王戦   1988年 読売新聞〔旧の十段戦〕
名人戦   1935年 朝日新聞社毎日新聞社
王位戦   1960年 新聞三社連合
王座戦   1953年 日本経済新聞社
棋王戦   1974年 共同通信社
王将戦   1951年 スポニチ社・毎日新聞社 
棋聖戦   1962年 産経新聞社 


これを見ていると、おもしろいことに気づきますね。

  • 将棋と囲碁では、それぞれ固有の棋戦名、囲碁では本因坊・天元・碁聖、将棋では竜王・王位・王将がありますが、同じ棋戦名、名人戦・棋聖・十段(将棋では竜王へ発展的解消)もあります。
  • 日経は、将棋と囲碁の両方で同じ「王座戦」を主催
  • 読売は、囲碁で「棋聖戦」、将棋で「十段戦(今の竜王戦)」ですが、産経は囲碁で「十段戦」、将棋で「棋聖戦」、を主催しています。ちょうど囲碁と将棋では、逆の名称ですね。
  • 朝日は囲碁将棋とも「名人戦」を主催〔将棋の名人戦は毎日と共催〕
  • 一番古いのは将棋が「名人戦」、囲碁が「本因坊戦」で、共に毎日が主催〔将棋名人戦は朝日との共催〕
時代が進むにつれて

棋戦の数が増えるのは結構なことですが、トップの棋士も限られており、タイトルをもっていると毎年挑戦者を迎えて多くの場合七番勝負をするのですから、7つくらいが体力の限界でしょう。
七番勝負ですから、毎週1回対局するとして、4連勝すれば7タイトルの場合4×7=28週(/1年52週)ですが、すべて最終7局にまでもつれた場合7×7=49(/1年52週)ですから、その他の順位戦やファンサービス行事などを考えると、若い頃でも7つ位が限界なのかも知れません。

それぞれ機能を分化し、参加する棋戦と参加しない棋戦という暗黙の了解あるいはそういう制度になれば、もっと増えて構わないでしょう。
ただし、収入と同時に別の尊重すべき魅力が付け加わるならば、20歳台でもっと多くのタイトルを手にする人が現われるかも知れません。

また昔の大山時代に、もしも7タイトルがあれば、きっと大山が独占して七冠王になっていただろう、と言う人も、いました。仮定の話ですから何とも言えませんが、それなりの発言価値はありそうです。

なお「序列」に関して
  • 日本ではそれほど儒教に毒されているとは言えませんが、中国・韓国では宗教以前の社会規範のようになってしまうほど儒教に毒されているようです。儒教では、改善を禁じ、今の身分に甘んじることを要求しており、支配者にとってはとても都合のいい制度ですね(笑)。もちろん逆に言えば、これが「社会の発展・改善」の障害となっており、差別を温存させております。
  • ただし棋戦には賞金金額というのがあり、この金額で「序列」を決めているようで、主催紙がこれをうまく使っているのか、それとも将棋連盟や日本棋院などが狡猾にこれを利用しているのかわかりません。
  • こちらを参考にして下さい。
  • 私の個人的な見方では、読売の突出が気になりますが・・・・・・。

熊本地震と活断層、そして「前科」

2016年04月22日 09時07分37秒 | 事件・事故・災害

地震が起れば、必ず出てくるのが「活断層

原発の近くを活断層が通っているなどで、大きな話題になります。 

これについて、いつも私が疑問に思うことがあります。

活断層」とは、

かつて地震が発生してできた「断層」のことでしょうから、将来もここから地震が起ることが十分考えられ、日本各地で活断層を発見しようとし、研究が続いているのは当然だとも思います。

断層でも活断層でも、まだ見つかっていないものもたくさんあるでしょう。

しかし地震は必ず「活断層」で発生するものではないでしょう。

地震が起って、今までなかったところに、新しく断層ができることもあるのでした。

人間の犯罪にたとえるなら、「活断層」とは「前科」。

普通の人よりも前科のある人のほうが「犯罪をおこす率」(後者の場合「再犯率」)が高いとは言え、犯罪を起こしてしまったけれども、罪を償い、心を入れ替えて普通の人よりももっともっと遵法意識が高い人もいます。

1回犯罪をおこせばもう再起できないのではなく、「心から邪悪な心を入れ替えて復活できる」世の中の方がいいのに決まっています。

しかしながら、そうは言っても

2年前の2014年の韓国統一地方選挙で3952人の当選者のうち前科者が35.9%の1418人だった〔2014年06月08日韓国中央日報〕とは、いくら韓国社会で、ケンカ対立が多く腹いせの「訴訟国家」ゆえ犯罪麻痺しているのだとしても、驚いてしまいます。中には最高9回の前科者が4人もいるとのことです。

そんな人たちが、国民のためにまともな議員活動をするのかどうか、疑問をもってしまいます。それに関する追跡調査がありますか?

なにしろ大統領さえ、任期の途中で「過激すぎた」弾圧ゆえに母国を捨て他国へ亡命せざるを得なかったり、任期終了後になって、任期中の不正強権に関して捜査を受け、起訴され死刑判決(後に恩赦)、自殺する、などなどあわれな末路をたどることが多い国ですから「やむを得ない」のかも。

もちろん「やむを得ない」とは、その後の、不可解で一方的な主観に基づく感情の発露を見て「こりゃ、やむを得ない」と思うのと同じ意味で・・・・・・。 


韓国、国会議員選挙の候補者の4割が前科あり!

 なぜ、韓国ではここまで政治家の倫理性に対する信頼が低いのだろうか。4月13日に行われる予定の韓国第20代国会議員選挙の予備候補者たちの面々を見てみると、その理由が透けて見える。2016.02.24 キム・ボヨン(Boyung kim)/韓国弁護士 

これは先週行なわれた韓国総選挙候補者についての記事だと思われます。

ただし韓国の政権は、30年ほど前まで軍事政権であり、違法デモで逮捕された「前科」も入っているようですから、これを幾分考慮するとしても、恐喝や殺人未遂による前科者が含まれているようですから、その倫理観を疑ってしまいます。これは韓国人のみならず、誰が考えても同じことでしょう。

しかし韓国社会には、そういう立候補を、平然ではないでしょうが、許容する雰囲気があるようで、いわば有権者を小馬鹿にした立候補を認めているようで、なぜかこれに疑問を感じてしまうのです。


全国で確認された活断層は、およそ2000にのぼります。ところが、活断層が確認されていない地域で地震が相次ぎます。 

活断層を調べるだけで地震を予測することには、限界があるのです。地震学の常識をくつがえすマントルの動き NHK総合 2016/04/03 


ここでも「地震予測には、活断層を調べるだけでは限界がある」としています。

ただし、これは言っておかねばなりませんが

犯罪予防のため、と称して、政府が一般人を監視するような息苦しい世の中にすることは、ぜったいにしてはいけない、と私は考えています。

同時多発テロのあとのアメリカの監視社会をみていると、納得していただけると思います。

その上で、人生復活が認められるのはいいとしても、前科9犯の人が立候補するというのが、韓国での

  1. 法体系に矛盾がある、からか
  2. 捜査が思いつきだ、からか
  3. 立候補する人の倫理観に問題がある、からか

どれに該当するのか分りませんが、ちょっと考えさせられます。

尤も「1.法体系の矛盾」に関しては、法の「不遡及(ふそきゅう)の原則」などまったく無視しているような国ですから、これまたやむを得ないのかも知れません。

「不遡の原則」とは、遡って法を適用しない「原則」のことで、たとえば、徳川家の子孫が今いるとして、江戸時代の暴政はけしからんとして「現在の徳川家の子孫の財産を没収する」などの暴挙を許さないという原則のことです。

こんなのを許せば、常に現在の政権が過去の政権を罰し始め、まるで中国で王朝が変わったときに、前王朝の関係者を皆殺しにしたのと、何ら変わらないことになるでしょう。それを民主化風味の韓国がマネをしているわけでした(笑)。

そんな国ですから、前科9犯の人でさえ立候補しているのをみて、「これはやむを得ないかな」と述懐したわけです(笑)。 


今回は、熊本地震から活断層、そして韓国の国会議員の前科の話にまで広がってしまいまして、まことにもうしわけごぜーませんでした。

私は話題を提供したのであり、これらのことをどうとらえるかは、相変わらず皆様のお考え次第です、と申し上げておきます(笑)。


ギリシャの醜聞 20

2016年04月21日 03時43分03秒 | 海外

2015年にあれほど騒がれたギリシャの財政問題とEU離脱問題。しかしその後、シリアへの大量の空爆、およびそれに付随して想像を絶するほどの難民が発生してEUへ押し寄せてきました。ギリシャの問題など、後回しにしなければならないほどになったのです。

あと2ヶ月後に実施される予定のイギリスの「国民投票(EU離脱に賛成か反対か)」によれば、再びギリシャ問題に焦点が当てられるかも知れません。

かつて財政問題は、ギリシャの内政問題だったのでしょうが、EUに加盟したからには、権利を主張するだけでなく、何らかの義務もあるはず。果たしてこの国が腐敗体質をなくせるのかどうか、見ものです。


 2010年の春、ギリシャの財政危機に端を発した信用不安は、ユーロ圏、さらにはヨーロッパ全体の金融システムを揺るがしました。

EU諸国は、ギリシャの財政破綻を回避するため、緊急融資をおこないました。巨額の金融支援を受けたギリシャ政府は、それと引き替えに、トロイカと呼ばれる3つの機関、すなわちIMF(国際通過基金)、ヨーロッパ中央銀行、そしてヨーロッパ委員会の元で監視・指導されることになったのです。

トロイカを構成するのは、選挙で選ばれたわけではない官僚です。そうした官僚たちが、国家を変えうる強力な権限を握っているので、かれらはどの国の議会に対しても説明する義務をおっていません。:ハラルド・シューマン(ジャーナリスト)ギリシャの財政緊縮 NHKBS1 2016/01/08 


私たちが、トロイカ機関 

  1. IMF(国際通貨基金)
  2. ヨーロッパ中央銀行
  3. ヨーロッパ委員会

について知らなければならないと分かり始めましたが、もちろんそれは「南国ギリシャの放漫経営を許容する」ことには、なりません

つまりギリシャの財政問題は

  1. ギリシャの放漫経営
  2. トロイカ制度を合法的に利用して利益を上げようとしたEU加盟国の金融機関

の両方に問題があった、と言えます。

法的な欠陥があったのかも知れず、決してギリシャだけの問題でもなく、またギリシャには非がなくトロイカシステムだけに問題がある、のでもありませんでした。

言うまでもありませんが

いくら迂遠だとは言え、注意深くさえあれば、独裁体制より遥かに好ましいのが「民主制度」。

この民主制度にも各地・各国で多様な形式が見られるものの、いずれも「選挙で為政者を選ぶ」という共通点があります。

このトロイカで働き、国の重要な決定に携わる人たちが

  • 官僚であり
  • 選挙で選ばれたわけではなく
  • 責任など取らなくてもいい

のであり、こういう人たちにギリシャなどの財政問題を任せておいていいか、という基本的な問題が残っています。

確かに国の財政問題は難しいのですが

  • はたしてトロイカが各国の財政問題を解決できたか
  • はたして、IMF政策が経済成長を達成させ得たのか
  • そもそもこれらの組織の決定で、当該国の債務を減らせたのか
など手に負えない問題を引き受けたものの
  • 静かに抑えるだけ
  • 国内不安を悪化させ
  • 治安を悪くさせ
  • 失業者を増大させた
のではないか、という反省もまた、必要なんでしょう。

まるでグローバル化が理想のように囃し立てて

  • 利益を貪る国際企業に注意
  • IMFから融資を受けた国々がなぜ末路あわれになったのか
要するに、借金をしてはならない、ということを意味するのでしょうか。

融資した側は、踏み倒しの例もあるため、用意周到に、合法的に利益を上げられるよう、利用するものです。

ひょっとしたら、「公開の株式で資金を集める」というシステムは、経営者に透明性があり責任感のある経営を目標とさせる意図があったとしても、実際には「従業員や顧客よりも株式所有者の顔色をうかがう」システムになり得るのでしょう。
この結果、短期の利益を目指す経営に走り、結局は企業を潰してしまうのでした。株主は、また別の企業にのりかえたらいいだけの事で、その時にできるだけ損失が大きくならないように工作することは当然のことです。

ある国で
  • そこへの投資に占める海外の割合
  • 大企業だけが生き残り、大切な中小企業が廃れていないかどうか
  • 経済成長できているか

いままでIMFの支援を受けた国々が、その後どういうことになったかを知っておくのは、きっと大切なことなんでしょう。

MF融資を受けた途上国が、何故貧困から抜け出せなくなるのか 2012/10/21

世界を不幸にするIMF H15.02.16

2013年のイタリア財政赤字、EU上限超過の公算=IMF 2013年 09月 28日

韓国経済の破綻とIMF 

IMFが支援した国で、はたしてまともに復興できた国があるかどうか、調べて見る必要があります。

この点で、マレーシアや、無借金経営のトヨタ、が参考になるのでは、と思われます。

今回の題名は「ギリシャの醜聞10」でしたが、この問題を通じて、私たちがまだまだIMFについて知らないことが多すぎることが、分ってきました。

同時にまた、

この金融・経済関係ほど、関係者の主張することが大きく違う分野もない、ように思われます。

テレビ番組に出演する人たちが、自分こそ真実を語っているという派閥の信仰の下に、全然異なることを平気で述べ合っています。

これが自由な言論であると思っていらっしゃる方がいますが、はたしてそうなんでしょうか(笑)。

日本のマスメディアは

海外の何かを批判するということができません。ひたすら日本政府に異論を述べるだけです。

私たちは、日本・海外を問わず、マスメディアが「何を報道しないか」に注目しなければならないようですね。

「何を報道するか」に気を取られ過ぎるよう洗脳されているのに気づくためには、これまた相当な知識と決意が必要なのでした。


中国に関する醜聞 103

2016年04月20日 14時34分29秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。

  • ISが、自分勝手」にイスラム国設立を宣言したものの、誰も認めていません。
  • 中国が、南沙諸島で自分勝手」に領土宣言をして埋め立てを強行しましたが、誰も認めていません。
  • ロシアが、自分「勝手に」武力併合したのがウクライナ領クリミア半島でしたが、誰も認めていません。

そして

  • IS(イスラミック・ステート)が中国でテロを起こすという懸念があります。下段(※)で詳しく述べました。
  • そうです、勝手」同士は対立する運命にあるのでした。
  • 中露は国境を接しており、戦火の後で一部の国境線を画定したようですが、棚上げしただけであり最終決着ではなさそうです。ロシアも不可解千万ですが、それ以上に不可解億兆?で豹変するのが中国。この両者が「物事を慎重に検討せずに一方的に主張するだけ」という独裁を続ける限り、常に両者は一触即発状態なのです。

ISのやり方は、誰が見ても残虐に過ぎ、宗教を騙る(かたる)邪悪な暴力団であり、決して認められませんが

(※)各国の空爆によってシリア・イラクを追われたISが、中央アジアを経て、西部でイスラム教徒を極端に弾圧している中国共産党に対して、イスラム教徒への弾圧に反対することを口実として中国西部でテロを起こす可能性が十分にあると思われます。


中国の横暴を抑えられるのはアメリカだけでしょうが

そのアメリカが今、内向きになりつつあるようです。自国の事で精一杯とも言えますが、ようやく国内の矛盾に目を向け始めた、ということです。

この致命的な矛盾は昔からあったのですが、常に外部に敵を作って、これを表面化させないことに成功していました。

共和党の横暴が嫌われて民主党になったのを逆手にとって、アメリカに代わって覇権を狙っているのが、あの凶暴な中国共産党。

さて、少し古いところから、見てみましょうか。 


批判は「非建設的」=米長官演説に猛反発-中国当局者

【シンガポール時事】カーター米国防長官が30日、アジア安全保障会議での演説で南シナ海における中国の岩礁埋め立て活動を非難したことに対し、会議に出席した中国軍事科学院の趙小卓・世界軍事部研究員(人民解放軍上級大佐)は

「あなたの批判は事実無根で、建設的ではない」

と強く反発した。趙氏は、長官が懸念を示した航行の自由の維持について「自由が影響を受けたことはなく、南シナ海では全く問題になっていない」と主張。

「中国が強く自制してきたことから、地域は過去数十年にわたり平和で安定していた」

「中国の活動は正当かつ妥当で、理にかなっている」

とたたみかけ、米軍の監視活動などを「軍事的威嚇」と逆に指摘した。時事ドットコム (2015/05/30-12:00) 


自分の言動に大いなる自信をもっているのが中国で

それをそっくり真似ているのが北朝鮮と韓国。中国も朝鮮半島も、ともに自分をヨイショしない相手を、徹底的に見下して攻撃したがります。

なぜか自分の方が上であり、相手をだますことにかけては、歴史が古い漢人は賢明であると、うぬぼれています。

さてさて、『孫子の兵法』は、「現代人に何かヒントを与える」書物なのか、それとも単なる「だましのテクニック集」なのか。皆様がご判断くださいませ。

ところで上記引用の中で趙小卓が言っていることは、

ちんぷんかん、現状をまったく理解できていない空論というところ(笑)。

「(中国の行動によって航行の)自由が影響を受けたことはなく、南シナ海では全く問題になっていない」に至っては、言語道断というべきでしょうか、限られた情報しか得ていない人の組織にヨイショするだけの空論でしょうか。

この発言は、中国共産党がどれだけ攻撃的な言葉で相手を威嚇しようとも「まったく気にする必要はない」といっているようなものですね(笑)。

それほど自分の主張に価値がないように見せかけて、裏では何をするか分らない、これが中国人の本質でした。

「威嚇すれば相手は必ず屈服する」と信じているのが小学生レベルとされるゆえんです。

「世界は中国共産党に従うべきだ」という、この自惚れをなくすには一体どうすればいいのでしょうね。

中国が

「勝手に領土宣言」し「勝手に埋め立てる」など「自分で非建設的」な言動を重ねておきながら、これを相手が警戒すると「相手が非建設的」と非難するのが、正調中国共産党節!

自分のことを棚に上げて他人を攻撃する」というのは人の話をじっくり聞くという「マトモ」な人にはできない芸当ですね。 


南沙埋め立ては「軍事目的」…中国軍幹部が明言 

【シンガポール=池田慶太】中国軍の孫建国副総参謀長は31日、シンガポールで開かれていたアジア安全保障会議で講演し、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で中国が進める岩礁の埋め立てについて、「完全に主権の範囲内であり、合法で道理にかなったものだ」と主張した。 

 米国のカーター国防長官が30日に要求した埋め立ての即時中止に応じない考えを示したものだ。 

 孫氏はさらに、中国が埋め立てによって建設を進める「人工島」は「軍事防衛の需要を満たすため」と説明した。習近平(シージンピン)政権として、島の建設が軍事目的であることを改めて認めた。:読売新聞 2015年5月31日(日)20時26分配信 


 南シナ海埋め立て「主権の範囲」 中国、軍事利用も明言 

 中国軍の孫建国・副総参謀長(海軍上将)は5月31日、シンガポールで演説し、中国が南シナ海で進める岩礁埋め立てや施設建設について「中国の主権の範囲内の問題だ」などと述べ、中止しない方針を表明した。埋め立ての目的については「軍事防衛の必要を満たすため」とし、軍事利用を含むことを明確に認めた。:朝日新聞 2015年5月31日20時31分  


ナイショで埋め立てを進め

発覚すると一転して「主権の範囲」とし既に中国の領土であるという前提を持ち出し主権の範囲内だと、開き直ります。

  • そもそも「内証で埋め立てる」ことが違法であり
  • そもそも一方的な「中国の領土であるという前提」が間違っている

のであって、なぜ周辺国と話し合うことなく、一方的に突っ走るのでしょう。

そうです

独裁政権には「話し合う」という選択肢はないのです(笑)。

次から次へと、ウソをウソで塗り固める極悪集団中国共産党は、これからどのような道筋をたどるのでしょうか。

いよいよ中国も、ロシアなみに経済制裁の対象になってゆくと思われます。

アメリカが注意深く領土問題に触れないまま「自由航行を妨げる」と非難すると、中国は「通行は自由である」としながら「侵入者」を軍事的に威嚇して追い出そうとするなど、中国の対応はその場しのぎの矛盾だらけといえ、信頼性などまったくない、と言えます。

中国共産党は困り果てて

攻めるは守るなり、とばかり「相手側のダブル・スタンダード」を非難するのですが、なんのことはない、中国共産党の一派が、外国ではその国の保証のもと自由に振る舞いながら、自国中国へやってくる外国人に対しては厳しい取材制限をするなど、「自分のダブル・スタンダードを棚に上げ、知らないふりをする」始末(笑)。

要するに、中国共産党が発言すること全てが偽りに満ち満ちているということで、誰にも信用されてはいない、のでした。


中国の「抗日戦争勝利」式典に憤る米国の元政府高官

プロパガンダそのもの、米国と同盟国への政治的戦争と非難

 同論文は「中国の歴史の扱いも精査されるべきだ」という見出しで、中国共産党政権が9月3日に開催する「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」記念式典を批判していた。

同式典は

「中国のプロパガンダそのものであり、中国が勝利した経緯の正確な描写が欠けている。それは私たちへの侮辱であり、反対すべきだ。中国による歴史の改ざんを許容してはならない」

という。:2015.9.3(木) 古森 義久 


今ごろになってアメリカの元高官が

「中国の歴史改ざんを許容してはならない」とは遅すぎるとも思いますが、気が付いたときが一番早いともいえ、目を見開いたときが一番大切なんでしょう。 


中国、南沙に機関砲配備 西沙には対空ミサイル 

 中国が、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に地上から航空機を狙う対空機関砲を複数配備していることが17日、複数の情報筋の証言で明らかになった。また、西沙(パラセル)諸島に地対空ミサイルを配備したことも判明しており、中国が南シナ海の軍事拠点化を着々と進めている実態が浮き彫りとなっている。 

 南沙をめぐっては、ベトナムやフィリピンなどと領有権争いがあることを中国は認めている。習近平(シーチンピン)国家主席は昨年9月のオバマ米大統領との共同会見で、「軍事化の意図はない」との考えを明らかにしていた。対空機関砲の配備など軍事化がどの程度進んでいるのかが焦点となる。 

 地対空ミサイルが配備されたのは、西沙の永興島(ウッディ島)。米FOXニュースが入手した民間の衛星写真には、海岸線に少なくとも8基の地対空ミサイル発射台とレーダーシステムが配置されているのが写っている。FOXは、配備されたのはHQ9(紅旗9)と呼ばれる、射程約200キロのミサイルシステムだとしている。米軍が西沙にイージス艦を派遣する「航行の自由作戦」や、米戦略爆撃機B52の飛行に対する対抗措置とみられる。:朝日新聞 2016年2月18日01時45分 


2015年5月には

中国の孫建国・副総参謀長が、埋め立ての目的を「軍事拠点」と明言していたのに、

4ヶ月後の2015年9月に

アメリカを訪れた習近平がオバマに「軍事化の意図はない」偽りの声明を出しながら、今では「完全に軍事拠点化」しているのです。

このようなウソ八百八橋の中国声明を、誰が信じるというのでしょうか(笑)。

韓国と中国には、共通点がありますね。

  • 「日韓基本条約がなかった」ことにしたい韓国政府と
  • 「文化大革命・天安門事件がなかった」ことにしたい中国共産党政府

どちらも自国為政者に「不都合」なものは、なかったことにしたいのです。

しかし歴史は消せません。その解釈が変遷するだけなんです。

私は、そういう弾圧国家にさえ、幸(さち)あれと祈らずにはいられません。 ←そんな国に幸(さち)などあるはずはない、と確信しながらも(笑)。


ユングの「外向型人間」

2016年04月19日 05時29分00秒 | アジア

東アジアには

北朝鮮中国の暴走、さらにはその中国へすりよりバランス」と称する目的で反日反米を唱えた結果として観性を失った韓国があり、まったく予断を許さない地域となり

一方ヨーロッパでは

EU加入離脱、難民増、外国によるシリア空爆などの大混乱、テロ対策、などが山積し解決の糸口さえ見えず

アメリカでも

トランプをめぐり低レベルの大統領予備選挙が続く

など、不穏な時代になってきました。

こんな時には

少し時代を遡って賢者の主張に耳を貸してみるのも、いいでしょう。

今回の引用は、すべて、ユング著「心理的類型」世界の名著 続14 中央公論社からです。 

ユングの説を信用するかどうか。これは依然としてあなたの考え方一つにかかっています。

私の立場は

  • 多くの人が賛成していることに対して、あるいは
  • 多くの人が反対していることに対して

自分なりの「それとは異なる別の意見」があった時、決してそれを隠したりしない

というものです。

  • 多くの人が賛成すれば、「そうだそうだ」と賛同し〔自分ではそうでないと思っていても
  • 多くの人が反対すれば、「そうだそうだ」と叫ぶ〔自分ではそうでないと思っていても

のが普通ですが、もし「そうではない」と思ったら堂々と「そうではないと思う」と言う、ただそれだけです。

この場合、必ずしもどこかの党に見られるような

「何でも反対する」

「あらゆる屁理屈をあみだして反対する」

のではないことにご配慮頂ければ幸いです。

とはいえ、なんとなくいやな人間のように見えますが

日常生活でいつもこれを守っているわけではないので、ご心配は無用です(笑)。

私にとって多くの場合、多くの人と同じなのですから! 


型の人間:自分自身の内部で何か絶対的な要因といったものに出会うなどというのは、思いもよらないことである。そのようなものは外側にしか存在しない、と思いこんでいるからである。〔ユング〕 


シリア為政者にとっては、

シリアという国をどうすればいいかではなく、とにかく為政者の地位を存続させるためには、抵抗勢力をたたかねばなりませんが、その相手がどんどん増えて手に負えなくなったため、ロシアという外部に解決を委ねこれが原因となって、それでなくても見えない先が、まったく見通せなくなりました。

シリア為政者にとっての絶対的な要因とは、けっして自分自身の内部にあるのではなく、外部である反政府勢力やロシアだったのです。

一方、反政府勢力にも多種あり、その反政府勢力同士が無益な戦いを続けながら、それぞれが外部に依存して現状を打破しようとし、犠牲者を増やしています。

こうなると、シリアでは誰のために何の目的で戦っているのかが分らなくなり、シリアのため、ではなく、しょせんは「自分が所属する部族の安寧」を求める程度の目標しか設定できなくなり、シリア混迷の根本原因になってしまったのでしょう。

微かな希望としては、これら内戦状態となっている政府系と多種の反政府系で共通の敵となっていると思われるIS(イスラミック・ステート)を排撃することでは、なんとか合意できそうです。

IS以外のその他について、何らかの合意があったという話は、残念ながら聞いていません。

しかし、これでさえ何らかの第一歩なんでしょうか。

そうすると

シリアの人々はつくづく「外部に依存する外型人間」なんだなと思われてきます。

いやシリアに限らず、欧米人たちは、いいも悪いも、複雑な宗教関係を忖度(そんたく)し、自らの内部に依存せずに「主に外部に呼応する型人間」なんでしょう。

一方、典型的な内向型は

  • ロシア(旧ソ連)
  • 中国

外部要因に端を発する内的な衝動に大きく依存して行動するタイプですね。

かれらは、多くの場合、外部の人には不可解さと不信感を与えながら、それでも自分の信じた道を歩もうとします。いつも犠牲者を装い、これへの反発が土台となっているのも共通した強迫観念ですね。

「外向的」な人間、「内向的」な人間

人には、この両面がありこういう分類だけで人を理解できるとは思っていません。もし言えるならば、外的要因内的要因のどちらの方をより重要と考えるか、ということでしょうか。

きっとこの微妙な違いによって、無数の人に分類できるのでしょう。


外向型の人間:順応できるが、適応ができない。その時どきの条件に歩調をあわせてただなんの摩擦もなしに歩いていく、というだけでは適応できないから。〔ユング〕  


順応できるが適応できない」のには、例がたくさんありそうで、納得できることです。

  • 弱肉強食とされるものの、強者のみが生き残るわけではなく、環境に順応できるかどうかが分かれ目なんでしょう。たとえ強者であっても、環境に順応できなければ、滅びるしかないのですね。
  • この場合、外向型人間が強者というわけでもなく、内向型人間が弱者というわけでもありません。強者にも内向型と外向型の両方があるし、弱者にも内向型と外向型の両方があります。
  • 今の地球を支配しているのは、人間のように見えて、実は無数に存在している「微小生物」なのかも知れませんね。

そして徹底的に「順応」できた結果が「適応」できたということなのでしょう。

広辞苑第六版をみると・・・・・・

順応:

生物に同一刺激が持続的に与えられる時、これに応じて、生理作用、特に感覚作用が適切に変化する現象。目の明暗順応の類。

 適応: 

①その状況によくかなうこと。ふさわしいこと。あてはまること。

②生物の形態・習性などの形質が、その環境で生活・繁殖するのに適合していること。主に遺伝的な変化についていうが、そうでないものがあり、狭義には後者を順応と呼んで区別することがある。応化。 

よく分りませんが、環境に合わせることを「順応」、さらに深まって繁殖にまで至れば「適応」なんでしょうか。 


外向型の人間:格別頻繁にかかる神経症は、ヒステリーである。〔ユング〕  


上でシリアの人たちが外向型の人間だと言いましたが

外部の反応に依存しすぎると、ヒステリーという神経症になりやすいのかも知れません。

内向型人間の場合、しばしば発生する「内的要因に反すること」は許せず、特別「ヒステリー」なるものは存在しないが、これを為政者が利用することはある?←常時「ヒステリー」か?

自分たちの国を自分たちで何とかしようというのではなく、平気で難民を生むような混乱を起こし、また国内事情を見捨てて難民となり整然と歩いてドイツやイギリスを目指す。これが中東の「富裕層」なんでしょう。

もちろん中東の「超富裕層」は、すでに相当の資産と共に母国を離れているでしょう。

自分勝手な見方かも知れませんが、私はそこに不気味さを感じてしまいます。なぜ故郷に踏みとどまって「いい国にしよう」と思わないのか、なぜ「改善」を目指さないのか、と。

案の定、マケドニア国境が封鎖され難民はそこに停留せざるを得なくなり、またギリシャからトルコへ強制送還され、さらに一部は母国へ強制送還されるようになって、難民同士、また難民と当地の間で、暴力沙汰が見られるようになりました。

心配ですが、外向型人間のヒステリー症状が出始めたのでしょうか。 


女性は、自分で感じることのできないものを、意識的に考えることができない。 

女性は、感情が許す範囲内では、非常によく考えることができるのだが、感情をかき乱す結果を生み出すかも知れないような結論は、どんなに理屈にかなったものでも即座に拒否する。〔ユング〕  


シリアなどの中東地域

  • しょせんは勝手に引かれた国境線なので「自分たちの国を自分たちでよくする、なんてことは考えられない」ことなのか。
  • この地域では、なぜ「まともな統治者が出ないのか」あるいは、なぜ「まともな統治者が出ないような風土になってしまったのか」
  • なぜ平然と自国民を虐殺してまで為政者であり続けなければならないのか。←アジアでも見られますが
  • なぜ自分の感情をかき乱すような「自分たちの国作り」をあきらめ、さっさと難民化し国外へ脱出したのか。

私には、分らないことばかりでした。  


理性は詭弁でなければせんさく癖になり、道徳は退屈な説教好きか見え透いた偽善に変わり、宗教はばかげた迷信に姿をかえ・・・・

型の人間が常に主として客体から自分の方へやってくるものに依存しているのに対して、内向型の人間は主として外的印象がつくり出す主観的状況をよりどころとしている。〔ユング〕  


「いいところ」と「わるいところ」

理性にも、道徳にも、宗教にも、それぞれ長所がありますが、必ず欠点というものがあり、それが原因で大きな問題を引き起こすことがあります。

つまり

  • 美しい理性を強調しすぎるととんでもない落とし穴に落ちるかも知れず
  • 退屈な道徳に縛られっぱなしだと、改善・改良のできない現状維持が永遠に続き
  • 宗教に押さえつけられたままだと、必ず敵を想定しなければならない  

視野を広くもち、あまり真剣になり過ぎずに、死守しようとせず、ほどほどに、しかし一生懸命に、考えたいものです。

皆様はどうお考えですか。


北朝鮮の醜聞14 亡命

2016年04月18日 05時55分24秒 | アジア

もう論外だ、と見放した人が多いと思われる朝鮮民主主義人民共和国。「民主主義」とか「人民」などが存在しない国に限って、国名に「民主主義」とか「人民」がつく大きな矛盾にも気が付きますね。


「亡命」とは何か、広辞苑第六版はこう述べています。

亡命

①戸籍を脱して逃げうせること。

②政治上の原因で本国を脱出して他国に身を寄せること。

またWikipediaでは「亡命」をこう概括しています。

亡命(ぼうめい)とは、主に政治的な事情により政治家や軍人、スパイなどが他国に逃れることを意味する。また、亡命してきた志士・名士を亡命客と呼ぶ。

最近では、北朝鮮から他国へ「亡命」したという話をよく聞きます。広辞苑の定義では、きっと「脱北」も広義では「亡命」なんでしょう。 


 "最も階級が高い脱北"大佐が韓国に亡命 

北朝鮮の軍の高官が去年、韓国に亡命していたことがわかった。韓国の聯合ニュースは、北朝鮮の軍人としてはこれまでで最もランクの高い亡命事案だと伝えている。日本テレビ系(NNN) 2016年4月11日

  • 中国では、文化大革命・天安門事件などで大量に同胞の賢人たちを虐殺し
  • 韓国では憲法や初等教育での「客観性を封じた洗脳」により同胞の賢人たちによる異論を排除し
  • 北朝鮮からは無数の賢人が亡命・脱北し、そのまま中国に密入国したままか、または韓国へ亡命

よって、現在の中国・韓国・北朝鮮の指導者の立場には「賢人」が不在で、皆「カス」なんでしょうか、そう思わせる言動が伝わってきます(笑)。なぜ同胞の「賢人」たちが抹殺されてしまうのでしょう。

今回の北朝鮮軍人である大佐の亡命を伝える聯合ニュースでは、本人の氏名はもちろんのこと、韓国統一省が「大佐の亡命は事実だが、具体的なことは話せない」としているらしいですね。

韓国当局は通常

他の誰も信用しない「根拠のない信仰」でもって発言することが多いのですが、亡命者を利用したい意図があるためか、決して詳しく言おうとしていません。しばらくして「役に立たない」と判断するか「もう利用しきった」と判断すれば、たちまちにして、放り出すのですが、亡命者も亡命者、「高く売る」ことを考えて、虚虚実実のかけひきが見られます。

もしも堂々と公表すれば黄長(ファン・ジャンヨプ)のような末路を迎えてしまう、と危機感をもっているのでしょう。

互いに威嚇しあざむき合うのは、この地域の人の得意とするところです。

意地悪な見方をするなら

ふだん見られる韓国政府の公式声明は「心にもないことを表現」したものであって、そこには何ら真実が含まれておらず、むしろ今回のように「詳しくは言えない」という声明の方が分りやすく、より利用したがっていることを暗示していると言えます。


 「韓国が拉致」と非難=海外食堂従業員の集団亡命-北朝鮮

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮赤十字会中央委員会報道官は12日、談話を出し、北朝鮮が中国で運営するレストランの従業員13人が韓国に亡命したことについて、「南朝鮮かいらい(韓国)の情報員による前代未聞の集団的な誘引拉致行為だ」と非難し、謝罪と送還、関与した者の引き渡しを求めた。朝鮮中央通信が伝えた。:時事通信 2016/04/12

中国にある北朝鮮レストランの従業員13人が、最近の中国の北朝鮮に対する「仕打ち」に我慢できず、韓国へ亡命したようです。

北朝鮮は「集団的な拉致」だとしており、あり得ないとは分っていながら、韓国政府の「謝罪、拉致者の送還」を求めたとのこと。

最近では北朝鮮から中国への脱北者を、中国が北朝鮮へ強制送還するようになっているようですが、それに「ならった」のでしょうか(笑)。秘密を漏らすような脱出者を絶対に許さない独裁政権らしさと言えます。

世界各国から

無数の人においしい話」を持ちかけて強制連行・拉致してきて、嫌がるのを決して帰さなかった北朝鮮としては、今回亡命した自国の店員も「おいしい話」にだまされて強制連行され、当人たちが帰りたがっているはず、と考えることにしています。

が、もちろんのこと、誰もそんな「うそに決まっている」北朝鮮の言い分を信じません。

    • もう母国には帰りたくないとする北朝鮮からの亡命者たち
    • 母国に平穏が訪れたら帰りたいとするシリアから排出されている「裕福な難民」たち

はたしてこの両者に、どんな違いがあるのでしょうか。

いままで

この北朝鮮のレストランを中国共産党幹部たちが利用してきたけれども、利用が禁じられ採算がとれなくなったからでしょうか。

それとも、腐敗撲滅の表明をしたからには、意外な幸運が訪れた、とばかり自然に出入りしないようになって、店の赤字が続き、本国から厳しく追究されたというのが実体なのかも知れません。

いずれにしても中国としては、「国連の制裁決議に従う」そぶりを見せなければなりません。

最後に、その他の「亡命者」を探してみましょうか。 


黄長(ファン・ジャンヨプ、1923-2010)北朝鮮→韓国 亡命

金日成~金正日時代に北朝鮮チュチェ思想(主体思想)を提唱した人物で、1997年韓国へ亡命。焦った金正日は金大中(韓国大統領在任:1998-2003)をだまし黄長を無力化するのに成功しましたが、黄長の利用価値がなくなると、一転して韓国敵視へ戻りました。 


李承晩(1875-1965 大統領在任 1948-1960)韓国→米 亡命

李承晩は、

誰が見てもひどすぎる独裁者でしたが、それでも冷戦時代を巧みに泳ぎ、韓国の初代大統領になりました。しかし反対デモと衝突が重なり、耐えきれずに米へ亡命

このころから、韓国大統領の「末路哀れ」な伝統が生まれました。

大統領の任期終了後、亡命・死刑判決・取り調べ・自殺などなど、お粗末な人ばかりでした。

日本では、「韓国の大統領が変われば反日がいくぶん緩和されるのでは」と期待することなどあり得ないと考える人が増えています(笑)。

いや事実と異なって

「期待させる」論調で国民を誤った方向に導く日本のマスメディアに、問題の根源があるのかも知れませんね。

北朝鮮の首脳も、シーア派のように血筋を大切にしており、日本の鎌倉幕府の将軍3代がいずれも暗殺と見られる怪しい死に方をしたのと同様に、いよいよ3代で終わりでしょうか。

私は、むしろその後の体制のほうに興味があります。鎌倉幕府の場合、将軍に代わって北条執権が実権を握ったようですが、果たして北朝鮮の場合、親中派によるクーデターが起るのかどうか。

それとも、朝鮮半島にはまともな人物が出にくい仕組みができあがっていて、分断したままのほうに利益を見出したアメリカと中国の望み通りに推移する、のでしょうか。 


ダライ・ラマ14世(1935-  在位1940年- ) チベット→インドへ亡命

チベットが中国共産党にだまされて武力併合され、身の危険を感じたダライ・ラマは、ヒマラヤを超えてインドへ亡命しました。 


ソルジェニーツィン(1918-2008) 1974年ソ連→西独→スイス→米国 亡命

ソ連崩壊後にロシアになると1994年に帰国 


こう見てくると、ご紹介した人に偏りがあるせいでしょうが、ソ連・中国・朝鮮半島に関連した人が多いですね。それだけ独裁国家・共産国家では弾圧が激しいのでしょうし、また弾圧を許す風土があるのでしょう。

私たちは、

  • こういうような体たらくとは言え、アジアに偏見をもってはいけませんが
  • いくらロシアや中国や朝鮮半島が歴史を恣意的に捏造しようとも

歴史を客観的に見つめ続ける必要がありそうです。


地震と噴火

2016年04月17日 13時41分36秒 | 事件・事故・災害

2016/04/14 からの地震が

熊本から大分にまで広がり、九州の人たちは不安な毎日を過ごしていらっしゃることでしょう。

震度3以上の地震が1時間に数回と増えた上に、震源地が中央構造線にほぼ沿って大分まで広がりました。

ここで思い出すのが、昨年2015年頃に火山噴火が多かったことです。当ブログ「近年の火山噴火」でも述べましたが、

  • 口永良部島
  • 桜島連山の硫黄山
  • 阿蘇山の中岳
  • 木曽の御嶽山
  • 浅間山
などがありました。そこで、

この活発な火山活動と今回の九州の地震に、関連があるのか

という疑問があります。

近年の巨大地震といえば

兵庫県南部(M7.3) 東北地方太平洋沖(M9)

の2つが代表ですが

東海沖~関東沖

の可能性を忘れてはいけません。

そういえば

少し前〔2007年〕でしたが、今のところ最後の噴火となっている富士山噴火300年というのを思い出します。幸いなことに、今のところその再噴火の兆候は見られませんが、油断できません。

富士山の噴火

  • 宝永地震 1707年10月28日 この49日後に
  • 宝永噴火 1707年12月16日

「宝永噴火」については、新井白石〔1657-1725〕の記述を思い出します。 


宝永4年(1707年)11月23日午後参上せよと仰せがあった。昨夜地震があり、この日の正午ごろ雷が鳴った。家を出るとき、雪が降っているように見えるので、よく見ると、白い灰が降っているのである。

・・・・殿は本丸に出られ、やがて御前に参上すると、空がはなはだしく暗いので、あかりをつけて進講をした

・・・・「この日、富士山が噴火して焼けたためだ」ということが伝わった。

:P.96 新井白石「折りたく柴の記」中央公論社 


富士山が噴火した1707年は

麻疹(はしか)で病死する直前だった5代将軍徳川綱吉〔1646-1709、在位1680-1709〕の時代でした。

当時、新井白石〔1657-1725〕は、次期6代将軍になる学問好きな徳川家宣〔当時は綱豊、在位1709-1712〕へ定期的に進講しており、その頃の記述だと思われます。

白石が「昨夜地震」としているのは、富士山の噴火の前日に地震があったことを意味しています。

新井白石は、将軍2代〔1709-1716〕にわたるとは言え、短い7年間の職務を終え、8代将軍吉宗になって解任されましたが、この時代とは思えないほどの叡智を発揮したようです。 


宝永地震の余震と宝永火口付近直下の浅い地震活動が続く中、11月22日(12月15日)の夜から富士山の山麓一帯ではマグニチュード 4から5程度の比較的強めの地震が数十回起こった23日(16日)の10時頃、富士山の南東斜面から白い雲のようなものが湧き上がり急速に大きくなっていった。噴火の始まりである。富士山の東斜面には高温の軽石が大量に降下し家屋を焼き田畑を埋め尽くした。夕暮れには噴煙の中に火柱が見え、火山雷による稲妻が空を飛び交うのが目撃された。〔Wikipedia 


私が、なぜ熊本地震が多すぎることを心配したかといえば、このことを思い出したからです。

宝永地震の48日目の夜「M4~M5の地震が数十回」あり、その翌日、つまり宝永地震から49日目になって「富士山の宝永噴火」がありました。

新井白石の記述

  • が降っているように見えるので、よく見ると、白い灰が降っている
  • 空がはなはだしく暗いので、あかりをつけて進講をした

は印象に残りますね。

言うまでもありませんが、私は多すぎる熊本近辺での地震から

  • 「大規模な桜島の噴火
  • 「大規模な阿蘇山の噴火

を恐れています。火山や地震の専門家ならば

この地震と噴火に関しては、よっぽどデータを集めて証拠をもっていても、確信に至らなければ「可能性がある」としか言えませんが、気楽な「非専門家」としては「~を恐れています」と言えます。

つまり、300年前の話であり、富士山に関係する、という極端な例とは言え、

東海沖の巨大地震〔宝永地震〕から

48日目に地震多発

49日目に富士山が噴火

が注意を引くことでした。 

熊本地震の南側にある鹿児島の桜島(サクラじま)が

サクラの北上にあわせて大噴火するなど御免蒙りたいところですが、これだけは十分に想定しておく必要があります。

桜島が噴火すると、大量の火山灰で周辺の海の地盤が沈下するらしいのですが、102年前の1914年(大正3年)の大噴火以来、鹿児島湾近辺ではじょじょにマグマがたまり地盤が上がりつつあるとのことで、100年後の2014年度には大正大噴火時に近いほど地盤が上がっていると報告されています。〔「特報フロンティア」2015/02/06 19:30 NHK総合

いつ噴火してもおかしくない例が、ここにもみられたのです。

まとめておきますと、あり得ないとは思いながら、もしもかりに、富士山の例通り「巨大地震の49日後あたり」に火山が巨大噴火すると仮定するならば 

2016年5月~6月ごろに

阿蘇山の大噴火

桜島の大噴火

が懸念されます。「懸念」で終わればいいのですが・・・・・・。

熊本では

熊本城の石垣が部分的に崩れ、阿蘇大橋が落ち、数多くの家屋が震動で破壊され、火災が発生し、山崩れ土砂崩れで道路や家屋が破壊されるなど、まるで1995年の阪神淡路震災が再現しているようで、テレビ映像を見ていられないほどです。

みなさまも人ごととは思わず、真剣に今お住まいの場所で発生するかもしれない自然災害に備えるよう、おねげーしますだ。 


いつも見られますが

自然災害に打ちひしがれている日本人を「天罰が下った」と喝采することが「人間として理にかなった正しいことだ」と信じている人がいます。

もしそんな人がいたとしても、「何かに洗脳された人には、その程度の下劣な喜びしかない」と考え、「言わせておけばいい」と無視し、決して「復讐してやる」などと同一の低レベルに落ちることなく復旧を急ぎましょう!

そういう下劣な喜びをもった人たちだからこそ、ネパールの地震災害の救助に行った時「ヒンドゥー教を信じているからこんな地震災害にあった」とあり得ないような恥ずかしい発言をして、地元の人から徹底的に嫌われ、もう来なくてもいい、と馬鹿にされたのでした。

なんとまたこの人たちに「似つかわしい」発言なんでしょう。

こんな人たちと、決して同じレベルに陥ってはいけません。

それでいいのです。 




南米エクアドルの地震

2016年04月17日 12時26分46秒 | 事件・事故・災害

南米のエクアドルで地震が発生。

発生時刻:2016-04-17 08:58:37(日本時間)
地震規模:M7.8
震源深さ:27km
地震出典:こちら
発生場所:下図

 

こちらも相当おおきい地震のようですね。

発生場所は、

陸地とはいえ海岸ギリギリなので、太平洋を伝って今夜日本へ津波が押し寄せるかも知れず、注意したいものです。