残念ながら今回の「世界一(その2)」は、前回の「世界一」のような高貴?なものではなく、引用した6件のうち、3件が韓国関係、2件が中国関係になってしまいました(笑)。
それでも、何かを理解する、ヒントを与えてくれるかも知れません。
では始めましょうか・・・・
仁義と道徳を説くことにかけては、中国人は世界一だ。また聡明さと才能、判断力も、中国人は人後に落ちない。しかし、いったん自分の利益にかかわることになると、そんなものはみんなどこかへ消し飛んでしまう。:P.135 柏楊(ポーヤン)著「醜い中国人」光文社
弁舌逞しく、たからかに歌いあげるのが中国人。白髪三千丈とか南京30万人虐殺はもとより、南シナ海や東シナ海が中国固有の領土だとするなど、すべてが誇張か偽りですね。
逆に、文化大革命で中国共産党が自国民1000万人虐殺という数値は、過小評価されているのかもしれません。。
しかも話が自分の利益に関係すると「聡明さと才能、判断力」が消え去ってしまい、たちまち人後に落ちる。
これは私の経験で言えば、大阪人にもあてはまります。もちろんこの種の話は限定的であり、そうでない大阪人もいることを名誉のために言っておき、それでも敢えて言うのですが・・・・
大阪人には中国人に似た「現実主義者らしいガラの悪さ」という特徴があり、ふつうの状態では、意外性があり楽しく飽きない人たちなのですが、自分にからんだ損得の話に及ぶや突然、別人になり人格が変わってしまいます。別人28号とはこのことでしょう(笑)。
持ち家比率の国家別データ 1位
アイルランド(71%)以下オーストラリア、カナダ、アメリカと続き、第5位が日本で、60%、しかし富山は86%で、これはアイルランドの上で世界一になる。:竹村健一「世相を斬る」 1986
少し古いテレビ番組からの引用ですが、「こういう雑な主張で世間をだます人やテレビ番組がある」という見本として紹介します。
誰が考えてもそうですが、アイルランドの国家平均が71%だというのは、アイルランド国内には、これ以上の地域もあれば以下のもあり、その意味で国家の「平均」なのでしょう。ですから、アイルランド国の平均と、それより低い日本国の中で大きい値を示している富山地域を比較をしても、まったく意味がないのです。
これは、富山県とこれより低い他の県を比較したときに、富山県平均よりも高い村があるかもしれない、のと同じことです。
もし比較するなら、同じレベルで数値を比較する、それが常道であり、竹村はこれを逸脱していると言わざるを得ません。
たとえば2014/08/24現在のプロ野球パ・リーグでいえば、チーム打率1位はソフトバンク0.285、最下位6位は日本ハム0.248ですが、個人打率をみると、ソフトバンクの今宮は0.240。これを「チーム打率首位のソフトバンクに所属する今宮の打率は、チーム打率最下位の日本ハムの0.248より低い」などと言うのに似て、言葉多くして意味がない、のでした(笑)。
韓国人が、外国人に向かってさかんに自慢する台詞は数多くある。
「ウリ・ナラ(わが国)は数千年の間、同化されなかった偉大なる民族特性がある」
「ウリ・ナラの空は世界一澄んでいる」
「ウリ(われわれ)は文化国民であり、世界有数の頭のよさを誇る民族である」
まるで幼稚園の園児が自慢話をするかのように、韓国人がこのようなセリフを繰り返すたびに、外国人たちは「また例のやつか!」と頭をしかめて呆れ返る。:P.29 金文学/金明学「韓国民に告ぐ!」祥伝社文庫
まぁ、こう自らを奮い立たせて世界有数の~であるとしなければ、あまりにも惨めな地域となるからでしょう。卑賤な庶民が汗をかくのであり、高貴な人間が「汗をかくことは恥」、何も努力しないでも元々自分たちの能力は高いのだ、と信じ込みたいことに起因しています。
これは「ものづくり」を尊び、それに従事する人を高く評価する人が多い日本とはまったく異なっていると気付きます。
韓国人の「ウリ・ナラ」信仰には、劣等感の裏返しが見られ
現実を見ようとしない信仰の姿勢から発せられたのが「日本は歴史に学べ」で、自分たちがさっぱり歴史を知らず、歴史を正しく解明しようとする意志・国民性もなく、よって歴史から学ぶことの意義も理解できない。
つまり他国に対して尊大な姿勢で「歴史に学べ」という資格さえないのが韓国人なのですね。
ひたすら儒教精神にのっとって、都合のいいところばかりをつまみ食いして、それで歴史がわかったと思い込んでいるだけなのでしょうね。
こういうときに、「負け犬の遠吠え」という古い諺を引用しなくても、その意味は分りますね。とにかく汗を出して働くことを蔑視している限り、この国は「世界有数の国」にはなり得ないでしょう。
これは、かつての儒教のもっとも悪い後遺症のひとつ。
中国が1位で、本家よりも高度に礼節を重んじる朝鮮半島が2位、そしえ海の向こうでちゃらちゃらしていて儒教の恩恵が及んでいない野蛮な日本やフィリピンなどの国々が3流国以下で並んでいる。
従ってそういう野蛮な日本人がアジアで最大の経済発展するのはけしからんこと。日本人は、きっと裏で悪いことをしているのではないか、いやそのはずだ、絶対にそうだ・・・・・・。根性の悪い人たちは、自分以外の人たちがうまくやっていると、自分以上に根性が悪いからそうなったのだ、とみたがるものらしい(笑)。
もし日本人が、朝鮮半島には、いまでもそう固く信じている「あはれな人たち」が多くいることを理解できるならば、この地域に住む幼稚な人たちの言動を理解できるというものです。ただし無視して何も言わないでいると、あぶないですよ。
いっとき韓国経済が中国経済を凌駕したことがあり、そのころ韓国人ビジネスマンたちが主要な中国各地で「中国人を軽蔑する」事件を数多く起こして、中国内で嫌韓ムードが蔓延しました。このできごとを思い出すと、やはり「うたかたの韓国の繁栄」だったのですね(笑)。
流れ行く 水に玉なす うたかたの
あはれあだなる この世なりけり (西行法師)
「かつての栄光」を経験し、凋落しつつある韓国が、いま朴槿恵(パク・クネ)を筆頭として中国に限りなく接近しているというのは、政府レベルの話。
中国が韓国を丸め込めようとしていると警戒している韓国人と、反日共闘で中国に接近するのをよしとする韓国人、これらが混在しているのが現在の韓国。
5年後になれば、反対に中国から限りなく遠ざかりつつあるかも知れません。そんな風に激しく左右に揺れ動くのが、朝鮮半島の本質です。
また差別したがるのは韓国人特有の国民性であり、
- 韓国から華僑が撤退したのは、もともと韓国人にみられた中国人差別に起因する
- ロス暴動で韓国人商店が多数襲われたのは、もともと韓国人にみられた黒人差別に起因する
- ベトナム戦争時に米軍兵よりも韓国軍兵が残虐だったのは、もともと韓国人にみられたベトナム人差別に起因する
- 何かにつけて日本蔑視を繰り返すのは、もともと韓国人にみられた日本人差別に起因する
- そして韓国人たちが、在日韓国人たちさえ馬鹿にするのは、もともと韓国人にみられた同胞差別・同民族差別・地域差別に起因する
と言えます。
国連人種差別撤廃委員会が、
日本での対韓国人「ヘイトスピーチ」を憂えているのはいいとして、それ以上に憂えるべき韓国人の差別意識に触れないならば、これはかたよりすぎた発言であり、国連でロビー活動に奔走する韓国政府の影が、チラチラと見えてきますし、米国社会のいびつな談合癒着の「ロビー活動」の実態を憂えるしだいです。
この委員会のヘイトスピーチを憂える感性は、中国共産党が日本の軍国主義化を憂える感性と同じで、そもそもの発生原因への言及がみられません。
韓国人の差別主義に言及することなく、日本でのヘイトスピーチ禁止の法律を提案しているのでは、国連そのものが、日本を文明国と認め、韓国をそこに至っていない未熟な後進国・封建国家とみなしている、と受け止めている、とみなされてもやむを得ません。
未熟な後進国だから何を言っても許される、とも思いませんが、日本人が対立を避けようとするあまり、あまり発言をしてこなかったのですが、その裏をかいた悪質な言動には、毅然とした発言を継続する必要があります。それが現在の、対中国・対韓国へのあるべき発言姿勢でしょう。
国連人種差別撤廃委員会が事務的に、仕事として、何かを訴えるだけならば、その意義は半減してしまうことでしょう。
一方では、日本人は何を言われてもほとんど反論しないから、言われた内容が事実だから反論できないのだろう、と国連に受け取られる危険があることも、日本人としては十分に理解しなければなりません。
以下の引用文にも、韓国人の差別傾向が記述されています。
全世界で唯一華僑が成功できなかった国が韓国であり、それは韓国人がどれほど冷遇・蔑視してきたかの証左だろう。華僑には、いくら金があっても50坪以上の店舗と20坪以上の土地を持たせないように規制して、中華料理店の厨房長の他には就職も昇進もできないようにした。・・・・
韓国の華僑は、冷遇と差別に耐えきれず、荷物をまとめて散り散りばらばらに台湾やアメリカへと逃げていった。・・・・
韓国人は何かにつけて日本人は外国人を差別すると言って憤ったりするが、率直に言って彼らにはそのように憤慨する資格すらないと思う。たしかに日本には在日韓国・朝鮮人差別問題は厳然として存在する。しかしながら韓国よりはよほどましだ。つまり韓国人が華僑に対してとった態度のように接したとすれば、日本から在日韓国・朝鮮人はもちろんのこと、在日中国人もそのほとんどが散り散りになって、必ず韓国や台湾やアメリカに脱出するはずである。ところが日本には、いまだにわれわれの同胞が約70万人も暮らしていて、華僑も約20万人が住んでいる。
中国と日本でわたしは何度も韓国で暮らしていた華僑に会ったことがあるが、彼らはみな一様に「韓国人のようにあくどい奴らはいない」と憤った。韓国人のように外国人を極端に冷遇・蔑視して奴隷のように扱う国は、世界中どこを探してもないだろう。実際のところ大韓民国という国はただ外国人ばかりを冷遇する国ではなく、外国人とのハーフがもっとも暮らしにくい国であり、障害者たちがまさしく「病身(ビョンシン)」の名で蔑まれる国であり、また「世界一の孤児輸出国」でもある。 :P.137-139 金文学/金明学「韓国民に告ぐ!」祥伝社文庫
著者の金文学は中国で朝鮮族として生まれ、今では日本在住で日本国籍を得ているとのこと。金明学については資料がありません。
日本人はあまりにも韓国を知らなさすぎる、からこそ、こういう人たちの発言が大切なのでしょう。しかし韓国人たちは、秘密をバラした、というので、反感をもっています。既に日本国籍を得ている済州島出身の呉善花(おそんふぁ)が墓参で韓国へ入国しようとして「売国奴」だとして入国を一時拒否されたことが、それをものがたっています。韓国人とは、そんな程度の国民なのでしょう。
韓国人には一般に、高度な教育を受けたことだけで、その聡明さを信じて疑おうとはしない「教育信仰」が根強い。
いずれにしても、(金正日)が韓国ではとうてい受けられない、「朝鮮民族国家のリーダー」たるにふさわしい人物となる教育を、幼少期からしっかりと叩き込まれた唯一の朝鮮人が金正日だということになる。ここはとても重要なところである。仮に今、「南北統一の大統領選挙が行われたとしたら、多分金正日が選ばれるだろう」と韓国でいわれるのも、その資格を最も備えているのは彼だという感覚が韓国人のなかにかなりあるからである。とくに人気があるのは、金正日の対米姿勢である。‥‥
世界一の大国アメリカに対して一歩も退かない態度をとってい。:P.39-40 呉善花「反日・親北をやめられない韓国の暴走」小学館文庫
韓国の、高度な「学歴依存症」であり、あはれな科挙(かきょ)制度の「後遺症」と言えます。コンピュータがこれだけ発展した時代なのに、まだ、「人がどれだけ多く暗記しているか」程度でしか人を判断できないと、こんなことになってしまいます。
当時の故金正日がなぜアメリカを敵視しているかについての考察なしに、金正日をドンキホーテのように立派だとする韓国人。しょせんは、弾圧政権・暴力的な独裁のもとで、ぶつぶつ文句を言いながらも小さく幸せに暮らしたいのが朝鮮半島人なのでしょうか。
あれほど堂々たる優秀な民族が、「小日本」からの謝罪がないことで傷つくくらい脆弱とは思いません。‥‥‥‥
むしろ、日本の「日の丸」のデザインのワンピースを着たといって、自国の若い女優に人糞を投げるくらい強情きわまる心理を持つのが中国人です。「過去の侵略と野蛮、残酷な行為に対して、日本は謝罪すべし!」と叫びつづける中国人は、このような「謝罪」を無制限に主張し、日本の「悪のイメージを広く固定させることによって、自らの「善」のイメージをアピールし、道徳的優位を押しつけようとしているのです。
正直に言って、心の中では中国人は、誰も日本の謝罪なんか気にしていないはずです。半世紀以上も前に起こった戦争だし、いまさら「申し訳ない」といった類の「謝罪」を日本人からされても、何の役にも立たないと思うのが普通だと思います。
「謝罪」カードの本当の狙いは、どこにあるのでしょうか。まず、中国人の強硬な「謝罪」カードには、日本に対する甘えが隠されているのです。「日本人は近代化して世界一、二の裕福な国家だ。だからお前たちは、われわれ被害者にお詫びし、もっと物的、金銭的補償をしてくれなければならないし、精神的にも慰めてくれなければいけない」という被害者、弱者の意識が深層心理の中にあります。つまり中国の謝罪要求は、先進国日本への一種のねたみであると同時にねだりでもあります。
「小日本」と蔑視する大国の中国人が、日本人に子供のようにおねだりをするのは、情けないことです。恥としか思えません。中国人とはこんなものです。
「礼を大事にし、孔孟の儒教的大人的、道徳的高尚」を叫びながらも、実利のためには礼儀道徳をも平気で捨て去ることが可能なのです。 :P.97-98 金文学「中国人による中国人大批判」
中国の問題点としては、もう数多すぎて、まとめきれませんが・・・・
- まずは中国共産党がなくなること。こうでもしなければ、「人権」などという意味さえありません。党が崩壊すれば、党が建国した中華人民共和国は当然消え去り、新しい国家が誕生し、その国家が「政権交代可能な党」をつくることでしょう。まずはそこから始めましょう。よりいい人が、よりましな党が、国家を運営するという、通常の状態に戻すことです。しかしながら、中国共産党が続く限り、これはあり得ません。中国共産党がいう「アジアにはアジアのやりかたがある」はあたりまえのことです。しかし現実のあの中国共産党の「弾圧・癒着・人権無視・軍事優先」が「アジアのやり方」だと認めるわけにはまいりません。
- 中国での教育制度を整えましょう。そこでは「栄光の中国」視点ではなく、もっと公平な「学問としての歴史」が必要です。
- もうこの時代、誰も中国を占領しようなどとは考えていません。なのに、その危険を過大にあおって、外国を敵視する中国共産党という政党が中国という国家を建国・運営しております。国家が弾圧によって教育を支配・指導していると、こんなレベルに陥ってしまいます。最悪なことに今の中国では、国民が、国家全体の問題に関与できないという最低の状況を作り出しています。国民が自分たちのリーダーを選ぶ選挙、というのはこのように価値あることなのです。一部の中国共産党末端へ入党した人たちだけが中国国家運営に携わることができる、こういうシステムそのものへの懐疑心が、限りなく大きく残っております。
中国共産党は、孔子・孟子の都合のいいところだけを盗み取って、国民弾圧の材料としております。
中国国民は、「ひどい中国共産党政権」さえ狡猾に利用しようとするあまり、実際には存在しない中国の高度な道徳を誉めたたえて中国共産党にヨイショし、これを食い物にし、ウソの上塗りをして、自分の利益をはかるのでした。
中国では、まともな国家を建設したいと願っている人もいますが、このように国家を利用して利益を得ようとする人たちの密告・裏切りによって、たびたび弾圧の対象となってしまうようです。
この結果残るのは、弾圧国家と、この弾圧を利用して金儲けしようとする連中だけ。まともな知識人は、全て粛正され、弾圧され、処刑されてしまうのでしょう。これが恐ろしい裏切り国家の実態と言えます。
文化大革命とは、金文学が言うとおり、たしかに文化大破壊革命だったようです。