カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

似た言葉「有識」と「有職」

2014年10月31日 06時42分54秒 | その他

普通に考えると

有識者(ゆうしきしゃ)とは

知識のある者、という意味

無識者(むしきしゃ)とは

そんな言葉があるかどうかは別として、知識のない者、という意味

なのでしょう。しかし無識者は「無意識者」を連想させるので、

  • 有識者とは「意識的に」何かを述べる者、つまり理性的に何かを述べる者。
  • 無識者とは「無意識で」何かを述べる者、つまり感情のおもむくままに何かを述べる者

なのか(笑)。

理性的な男性感情的な女性多数の例外ありという説が昔からあります。

理性的なのがいつも正しいとは言えないどころか、間違った理性も無数にみられます。

同様に、感情的なのがいつも間違っているとは言えないどころか、的を射た感情も無数に見られます。

今から述べるのは、あくまでも一般論なのでした(笑)。

昨日や昨年言ったことを

今日も言うとは限らないのが女性であり、これが多くの男性を悩ませているのは衆知の通りです(笑)。しかし昨日や昨年は確かにそう思ったけれども、今日は確かにそうでないと思う、という言い分もあります。

一方、筋を通そうとして

ウソっぽく見えることを並べる男性に悩まされるのが女性なのも、これまた衆知の通り(笑)。しかし昨日や昨年と同じことを今日言うことが、筋を通す理性的な生き方である、という言い分も見られます。

そもそも、「一本の筋道」をウソっぽく見るのが女性であり、女性は短期の正しい判断力のほうを重視しているのかも知れません。

しかし何ら普遍的なものに関心を寄せない女性を、筋道がわからない人間だ、ととらえる男性は、より長期の普遍性を重視しているのかも知れません。


要は、何をウソと捉えるか、という判断力の問題でしょうか。

揺れ動く短期の判断をウソっぽくとらえるか、あり得ない普遍性をウソっぽくとらえるか。


一方では、人間はそもそもウソをつけるほど高度な知性をもっているわけで

ウソを付けないのは人間として高度ではない未開の野蛮人である、とみる人〔中国人や朝鮮半島人に多い〕もいます(大笑)。

だからこそ、「平気でバレバレのウソをついたり偽造・捏造に走るのをよしとしない日本的な考え方」も生まれてくるのでした(笑)。

昨今の言動を見ていると

まちがいなく中国・韓国は、感情のおもむくままの言動を尊重しており、ウソをつき人をだますことに快感を追い求める民族なのかも知れません。

たしかに、ウソに塗り固められた人が、人間として高度なのかも知れませんが、同時にそれが人間として信頼性を大きく欠くのが、これまた不思議ですね(大笑)。

歴史的に見て、中国では、しばしば政変があり

おびただしい殺戮が繰り返されてきたため、庶民にとって普遍性が重要な目標とはならず、その影響をもろに受けやすい朝鮮半島でも似た傾向が見られます。

自然科学とは、たとえ100年程度の短期とは言え、従事する人たちがこの普遍性を目指す分野であり、日本をのぞくアジアの中国や朝鮮半島で自然科学系でのめざましい発展が見られないのは、偶然ではなさそうです。


話を有識に戻すと・・・・、似た言葉として「有職(ゆうそく)」というのがあります。 

ゆうそく【有職】

〔有識(ユウシキ)の変化〕 朝廷・武家の官制や行事の慣行に関する知識。また、それに明るい人の称。

用例・作例 ―故実 

ゆうしょく【有職】

1 〔無職と違って〕なんらかの職業についていること。
2  ⇒ゆうそく

Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997

この辞書によれば、

有職(ゆうそく)とは有識(ゆうしき)から転じた言葉らしく、行儀作法や故事に関する物知りのことなのでしょう。

現在の諸問題をどうやって解決するかが最大の問題だとするなら

  • その糸口の一つに過ぎない歴史的事実〔それさえ勝者の記録であり真偽不明なのが多い〕に詳しいだけだと、単に知識として歴史を語るだけで、時代の変り目では問題解決にほとんど寄与できない。これが識者(有識者)の宿命なのかも知れませんね。ただし時代が落ち着いている場合には、識者(有識者)たちの力が発揮されるかも知れません。
  • 現在の難問を解決するには、有識者とともに無識者も集まって糸口を見いだす方向のほうが、より正しいのでしょう。

やはり上で述べた無意識と有意識を捨て去ることはできないようです。

 


日米の野球が同時に終了〔最後の表更新〕

2014年10月31日 05時39分35秒 | スポーツ

日米それぞれの頂上決戦が終わったので更新しました。これが同表最後の更新。


日本シリーズでは

1-0で福岡がリードした9回表の阪神最後の攻撃、1アウト満塁で十分盛り上がったようです。

  • 打席の阪神西岡へ投げた福岡投手サファテの初球がショートバウンドするも、捕手の細川は後ろへそらさずにうまく捕球。
  • しかしこの捕球後、細川が何の勘違いか、左打席にいた西岡の左足(細川から見たら手前)を指さしました。しかし西岡の両足は打席内にあり別に守備妨害ではなく、西岡はバットを振らなかったけれども、むしろ捕手の細川が打撃を妨害しかねない動きでした。
  • 詳しく見ると、ワンバウンドの球を細川がなんとか捕球。その直後に細川の体が西岡の左足へ触れたため西岡は左足を少し上げた。この直後に捕手細川が西岡の左足を指さして守備妨害を訴えたのですが、西岡が上げた足が自分の体に触れたため守備妨害だと直感したのでしょうか。しかしその後、守備妨害を訴え続けなかったため、守備妨害ではなかったと細川が判断したらしい。
  • このあと西岡が1塁ゴロを打ち、受けた1塁手がまずホームへ送球して2アウト、その直後、打者走者である西岡が3フィートラインより内側(内野フィールド)に両足を入れたまま1塁へ駆け込んだため、実際には捕手からの送球が西岡に当たりセーフに見えたものの、西岡の守備妨害(走塁違反)で3アウト、試合終了、福岡の優勝、とあっけなく終わりました。
  • ここがおもしろく、西岡が打撃妨害されかけたあとで、守備妨害でアウトになったのです。とにかくあっと言う間に盛上がりが終わってしまったという印象です。

MLBでは

サンフランシスコ・ジャイアンツの左腕投手、バムガーナー〔あるいは、バンガーナー〕が活躍しました。

2014年度のバムガーナー(Bumgarner 196cm)は、勝星で18勝(MLB4位)、防御率2.98(MLB21位)、その後のシリーズでセントルイスに2勝、ワールド・シリーズでも2勝と好投しMVP受賞。

かつてのランディ・ジョンソン(208cm)を思わせる投球で、大きく変化する球もまぜて、完璧に投げきった、という印象でした。

田中将大が前半で13勝したあと故障しなかったら、この18勝を超えたか、あるいはドジャースのカーショウ(MLB最多21勝3敗 防御率1.77)にどれだけ近づいたかと想像させます。

 

てこのあとの野球は、当ブログ「いよいよプロ野球」で述べたような日程の日米野球〔MLB選抜が来日して試合をする〕を昇華すれば、無事終わることになります。

しかし来日するMLB選抜選手の中に、優勝したサンフランシスコ・ジャイアンツの選手は見あたらず、カンザスシティ・ロイヤルズの3人とその他の球団から選ばれた選手だけでした。