病院広報(はとはあと)評価支援情報

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認知症の予防も担うコミュニケーションとは

2018-07-21 15:05:40 | はとはあと最新情報
認知症の予防においてもコミュニケーションは重要なファクターである。先ごろ目にした週刊誌の記事には、友人や気心の知れた仲間たちとのお喋りは、認知症の有効な予防策になるいう話がでていて納得だった。人は高齢になるにつれ自宅に籠りがちになり、人とのコミュニケーションの場や時間が少なくなる。社会とのつながりが希薄になると、この「社会脳」の働きが低下していく傾向がある。話し相手の言わんとすることも適切に把握した対応ができなくなり、社会との関係に配慮した会話ができなくなるというのだ。

なんでもない日常のコミュニケーションには、意味・言葉のやりとりだけでなく、声ぶりや言葉の強弱、タイミングなどによって様々な表情にして伝えていくことを考えると、人にとってコミュニケーションというのは、なんと凄いことかと理解するしかない。しかも、意味の伝達は、大きく要素に分けて分析できるが、さらに驚きとすら言えるのが、感情のやりとりや印象による感覚の伝達である。これらの多くは不確かな軌跡や光陰によって描かれることもあるが、私たちは、それらを高尚なものとして受け入れようとする。

人間は「社会脳」を使ってさまざまな世界を創造しようとしている。事の大小や数量の過多ではなく、コミュニケーションの質的創造であるといえるかもしれない。人が伸び伸びと安心して頼れるコミュニケーション環境などはどうだろう。あるいは生と死の世界を何往復ものシミュレーション可能で、一人で何人もの人生を実感するなども面白いと思う。だが、人間の本質は、「楽あれば苦あり」という天から仕組みにある。「社会脳」のプラットホームに入るときは、決して迷わないよいうに祈りの心を忘れてはならない。

健全な社会脳を維持して、楽しかった人生の旅を思い出にするには、心地よいコミュニケーションに努めるべきである。心地よいとは、丁度よいということである。丁度よいとは自分への配慮は確保できたし、他者への配慮をいま少し可能にすることができそう、という自覚と満足である。コミュニケーションはそのためにある。言った言わないは子どもの喧嘩。マスコミも反省が必要だが、もうひとつ、コミュニケーション・ゲームには100点はないだろう。常に上位を目指し、笑顔で生きるところにその意味があることをお忘れなく。mitameya

写真は、京都市中京区の御池通柳馬場交差点界隈


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